寝ても覚めても母のことを想い、毎日何度も「お母さん…」と口に出している。


読んで私は涙が止まらなかった。
東京に居る妹も同じらしい。
LINEでそんな悲しい気持ちを二人で分かち合っている。
それでも妹は「姉ちゃんが1番お母さんに寄り添ってくれたから感謝してる」と言ってくれる。
それゆえに私の母ロスが心配なのだとも。
今週末、妹は私を労ってくれるために東京から来るらしい。
そしてホテルを予約してくれたようだ。
私からすればそこはほぼ地元のホテルなので旅行にはならないが、10年以上ホテルなんて泊まったこともないから、まずは気分を変えてリフレッシュさせてくれるのだと思う。
「たくさんお母さんのこととかいろんなお喋りをして過ごそうね、カラオケにも行こう、美味しい物も食べよう、ああ早く土曜日が来ないかなあ」と、妹は私より楽しみにしている様子。
ここはありがたく妹の世話になろうと思う。
たぶん私達のことだから、泣くわ笑うわ大変なことになるだろう。
不謹慎な話だが、火葬の時のこと。
その瞬間、私と妹は堰を切ったように堪えていた感情が溢れて「お母さあん!」と泣いたのだが、
私達以上に泣いた人物がいた。
母の親子ほど年の離れた1番上の兄の娘、私にとっては年の離れた80歳手前のいとこである。
私と妹が、「お母さーん」と泣きながら呼んだのと被るかのように、そのいとこが目の前に出て来て、
「おばちゃーん!おばちゃーん!なんで行ってしまうのー!行かないでー!」
と、泣き叫びながらそしてそのまま崩れ落ちてわんわん泣いた。
「え…」と私は思わずびっくりして固まりそうになったのだが、どうやら妹もそうだったらしい。
それでも私達以上にこんなに泣いてくれるなんてありがたかった。
とはいえ、その後のお葬式では飽きたのか隣の席の人と小声でお喋りをしていて、その変わりようは私と妹の間で笑い話になっている。
笑い話だなんて全く以て不謹慎だが、母もそれくらい笑って許してくれるはず。
許してくれるといえば…
先日私は母が居た施設の部屋の片付けをして来た。
久しぶりに部屋のドアを開けた瞬間、切なさが胸にこみ上げて泣きそうになった。

当たり前だけど、母が居ない。
いつもなら、「お母さん来たよ~」と言いながら入ると、車椅子に座って居る母がそこに居て頷いてくれた。
私は涙が出るのを堪えながら次々に荷物をまとめた。
すると母がまだ書くことが出来ていた時のひと言日記が出て来た。
何気にページを開いたそこに私の名前があった。
(名前が出てしまうけど今日のブログだけ…)

読んで私は涙が止まらなかった。
よく母は私だけにイライラをぶつけてきた。だから私も母が病気なのについ怒ってしまうこともあった。
私こそ本当にごめんなさい!
今も思い出して泣いてしまう。
どうすればいいんだろう。
母に会いたい
そしてもっと優しくしたい
時間を戻したい
追記
明日、派遣会社から紹介された職場を見学して来る。前回の飲食店から打って変わって、久しぶりにまた福祉の方に。