ヒロキの憎たらしい言葉

2018年05月22日 | 日記
昨日から新しい職員が入った。

看護師の資格を持つ62歳。

施設には医療介助が必要な子達も来ているので、それは看護師さんしかできない。

今までも看護師さんが一人居たが、今月いっぱいで辞めるらしい。

それで新しく62歳の看護師さんが入ることになった。

62歳のベテラン看護師さん、新しい職員、古いけど新しい職員。

やっと私より年上の職員さんができて、なんだかホッとした。


ところでそんな昨日のこと。

6年生のケンタくんの宿題を見て、そのあと下の階におやつの準備に子供達と行く時、

「あ、今日から下の階に新しい職員さんが来てるから、あまり大騒ぎしないでちゃんとあいさつしようね」

と言った。するとケンタくんが、

「どんな人?」

と聞くと、すかさずヒロキが、

「ケンタくんの好みじゃないことは確かだよ。ババアだから」

とババアのところを強調して言いやがった。

「私もババアだけどね」

とヒロキに言うと、

「あら~たかぽんさん、そうでしたっけ?俺と同じぐらいかと思ってましたよ~」

と、今度は人を小バカにするような冗談を言ってきやがった。

「あー、そうだった、私はたまに歳を間違うから~」

と同じ口調で冗談で返しておいたが内心ムカーッ!


ヒロキよ、世の中の全ババアを敵に回す発言は慎めよ。

アンタもいずれジジイになるんだから。

覚えていやがれっ。





サキちゃん

2018年05月22日 | 日記
息子はジャンケンで負けて、学生委員会に入っている。

昨日は委員会活動の日だった。

委員会の日は夜9時まで活動がある。

昨日、仕事から帰り、その時間に合わせて夕飯の支度をしていた。

すると息子から電話がきた。

「今日は委員会のサキって人とラーメン食べていくからゴハンはいらないよ」

え。

なんと。

ゴハンはいらないよ、のとこではない。

ラーメンってとこでもない。

一緒に食べていく「サキ」に私の気持ちが注目。

サキちゃん!

中学校も高校も、息子に女の子の影はなかった。

女の子と食べに行くなんて!

おお!いよいよ息子も若者らしく、大学生ライフが華やいでいくのだ。

女の子と夜にラーメンデートだなんて。

ムフフ

なんだか母は嬉しい。

息子よ、

プッ…

あの息子が…

ヒュー

ふふふ

いろいろ二人でラーメンを食べてる様子を想像しながら、焼いてしまってた二人分のアジを食べる母。

そして、また息子から電話。

今ラーメン屋を出るんだけど、○○まで歩いてるから迎えに来てちょうだい。

夜になるとなかなかちょうどいいバスも電車もないので、しょっちゅう私が車で迎えに行っている。

めんどくさいがちょっとウキウキ気分の母。

そして息子を見つけ、車に拾った。

そうしてなるべくさりげない口調で聞きだす母。

「サキちゃんて子、どこの出身の子なの?」

「サキちゃん?」

「うん」

「サキちゃんったって、サキって男だよ。ヤマザキっていってアダ名がサキ」

「え・・」

「愛媛から来てるらしいよ」

「へー、そーなんだー、そんな遠いところからー」


サキ…紛らわしいアダ名のサキ、サキくん。


サキちゃんは幻と消えた夜であった。


あー、でもサキくん。はるばる四国からようこそ。