老婆と少女に幸せあれ

姑が今週半ば、最初に入院した病院に転院することになった。

その前日に、やっと私は主治医から病状を聞けることにもなった。

救急で入院して3週間。

姑よ、よく頑張った。

しばしまだ入院は続くけど、リハビリ中心の入院。退院まではもうひと息。

だけど、退院したらどうしたものか。

ケアマネさんとよく話し合って今後のことを決めよう。

残り少ない姑の人生、少しでも幸せで居てもらいたい。



そんな中、私は先週末から仕事に復帰した。

復帰したその日、いきなりちょっぴり遠出のおでかけだった。

いつぞや、私があれこれ準備万端でいながら置いてきぼりになった公園。

まったく準備してない身の時に限って私が引率。

ちょっとさぁ、聞いてないよ。

とも言えず行って来た。

今回は、日焼け止めも虫刺されスプレーも水遊びに使うタオルもツバの広い帽子も無いおばちゃん。

フッ、人生なんてこんなもんさ。

公園に着き、Mちゃんを乗せた車椅子を押していると、

「あ、クローバー。たかぽんさん、四つ葉のクローバー見つけてー」

とせがんできた。

私はMちゃんを抱え、クローバーが咲いてる場所に座らせ、二人で四つ葉のクローバーを探した。

こんな時期でもクローバーて元気に咲いてるんだ。

四つ葉のクローバー、あるかなあ。

Mちゃんを喜ばせたくて這いつくばって必死にさがすおばちゃん。

四つん這いの苦労婆。

そーしーてー！

あったのだ、あったのだよ！四つ葉のクローバー！

Mちゃんに手を添えさせ記念撮影。




生まれながらに障害を持って頑張ってるMちゃん。


幸せになるんだよ。