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チャオ・ダル・マーレ  CIAO dal MARE    (旧キッチン・マーレ)

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ベルリン・その1

2019-08-15 | グルメ色な日記

プラハを出発した列車は、エルベ川沿いを北上しながら一路ベルリンへ。国境を越えると車掌も代わり、チェコ語からドイツ語に。英語アナウンスは全くなくて、どこを走っているのやら全く分からず。ドレスデン経由が分かっただけ。ま、成田空港で買ったガイドブックを私がしょっぱなの機内に忘れて、地図もなかったせいですが。。

そしたら思い出したようにM子が、「そういえば、昔インドでも私達地図持ってなくて、駅にいた白人バックパッカーの男の子にちょっと地図見せて!ってあんた言って取り上げたじゃん。あの時はびっくりしたよ〜」って。「ウッソ〜!」私は全然覚えてない。30年以上前の、1ヶ月インド放浪の旅でした。

川沿いには別荘や、遊覧船がたくさん停泊している観光地らしい小さな村があったり、ダムがあったり。4時間ほどの列車の旅も景色を楽しめた。

プラハ駅での遅延もあり、結局ベルリンのホテルにたどり着くまで7時間近くかかってしまった。荷をほどき、キオスク(コンビニ)に入ってこのビールの山を見て、わぁ!ドイツに来た!と思った。

初めてのベルリンは、私が知っている他のドイツの街とは全く違った。東ドイツ側だった East Berlin にホテルがあったため、社会主義国時代を色濃く残した団地、ナチスが軍事パレードや集会用に建設したような大通りや広場があるエリアにまず足を踏み入れたからだろうか。同じ東欧でもプラハのような色彩や美しさはあまりなく、「共産主義・社会主義」を色濃く感じさせるちょっと寒々しい街並みだった。実際、街の1/4は空襲で焼きつくされたらしい。

ベルリンが東西に分裂していた時に東ベルリンの中心だったアレクサンダー広場 Alexanderplatz には、世界時計とテレビ塔。

そして堂々とユニクロ↑があった。

この広場を見下ろすように、デパート、ガレリア・カウフホーフ Galeria Kaufhof 建っている。ベルリンでは、デパートのカフェテリア(セルフ・サービスのレストラン)はオススメ、との情報で、翌日のランチはまずそこを目指した。

ケーキも美味しそう!料理を見ながらぐるぐる歩き回っても、目移りしてなかなか決まらない。

ロール・キャベツは、ミンチを肉で巻いてからキャベツで巻いてあった。見かけほどこってりでなく、とても美味しかった。

周りの写真を撮りたかったけれど、隣のテーブルにロシアン・マフィアのような、ガタイの大きな強面のお兄さん達が6~7人がっついていたので、遠慮してしまった。

ベルリンは、ヨーロッパではロンドンについで人口が多い都市だそう。そして、国内だけでなく海外からの移住者がとても多いらしい。他所者やどんな芸術文化にも寛大な街で、居心地が良いのだろうか。かなりアバンギャルドな街だと思った。

ホテルのすぐ近くの広場は、ビア・レストランだらけ。

ベルリンの紋章は黒い熊、ベルリン・ベア(↑提灯や↓ビール)。ビアグラスにもある「Made In Berlin」という言葉もよく使用される。ドイツ製ではなく、DDR(東ドイツ)から派生した独立した都市国家の製品、というような意味合いがあるのかな。

ビールは実に種類が多く、選ぶのにも迷う。↓この醸造所直営店など、メニューをじっくり見ると同じ醸造所で製造されたものが13種類ぐらいあった。

ホテルを出てちょっと一杯、帰る前にちょっと一杯。

そして、英国と同じく、ドイツもジャガイモが本当に美味しい。

そして宿泊した小さなホテルの屋上にもバーがあり、絶景の夕焼けに遭遇できた。ため息をつきながらここではジンを。。夜9時にようやく夕日が沈んでいく。