チャオ・ダル・マーレ  CIAO dal MARE    (旧キッチン・マーレ)

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地産地消の週末

2015-10-21 | グルメ色な日記

先日紹介した東遊園地の土曜のファーマーズマーケット eat local kobe。小さいながらもなかなか雰囲気のよい空間を演出している。朝9時〜正午までの短時間だけれど結構な人出で、外国人の姿も多い。

出店者は毎回少しずつ違っていて、初回の原とうふの厚揚げはとても美味しかったからまた買いたいと思うのに、再会できていない。

北区や西区で頑張っている若い農家さんたちが、普段あまり目にしない西洋野菜を並べている。 ここで買った野菜を使ってフェタチーズの入った greek salad を作って先日のワイン教室で出したら、野菜が美味しい!と評判だった。残念なことに写真残してなかったな〜

三回目の先週は、鈴蘭台で自家採取/販売しているいなだ養蜂園さんがミツバチとともに出店していて、アカシア、さくら、栗、森の蜂蜜など、味の薄いものから順に味見をさせてくれた。さくらのハチミツなんて初めて食べた。確かに、桜の香りがふわ〜と口の中に広がる。

この夏初めてできたんだけど、なんの花だか分からないから百花蜜と名付けたんです、っていうなかなかクセのあるハチミツと、元町 caldo のパン、ロデヴを購入。家に帰ってから、スライスしてトーストしたパンに生チーズとハチミツを塗ってみたら、美味しくて、いくらでも食べれてしまった。

そしてこの日の朝ごはん担当はフレンチのアノニムさん!期待していただけあって美味しかった!
でももう少し量がほしかったな。材料費が高いのは分かるけど・・

翌日の日曜日も汗ばむほどの秋晴れ。昼前に突然、太刀魚がたくさん釣れたから食べにおいで!って例のヨットマン、Iさんからの嬉しいお誘い。用事と用事の間に3時間空いてたから、電車に乗って須磨のマリーナまで駆けつけた。この原動力は食い意地以外のなにものでもないね。

メンバーは元々彼を紹介してくKちゃんと私の3人だけ。遅れて行ったものだから、冷蔵庫から出番を待っていた太刀魚の刺し身と炙りがすぐに登場した。炙りにすだちを搾り、少しだけわさびと醬油をつけていただく。これが最高に美味しかった!口の中でとろける甘〜い炙りを先に食べてしまったら、刺し身はごめんなさい、一切れでいいです、って贅沢なことになってしまう。

塩焼きも食べる?もちろん!

Iさんがクーラーボックスから取り出したのはなんとも巨大な太刀魚!胴回り(魚にこんな言い方するのか知らないけど)20cmはあるんじゃない?3時間前に釣った超新鮮なものを豪快にさばき、塩焼きにしてくれた。

ピカピカに磨かれたコンロにアルミホイルも敷かずに網で焼く、なんてこと主婦はしないよね。「掃除が大変やん!」って言ったら、「すぐに掃除したらいいだけやんか、僕掃除好きやねん。綺麗になった時の達成感がたまらない!」って返事が返ってきた。おみそれしました。
リースリングを飲みながら、とっても幸せな日曜の昼下がり。
今回も食い逃げで失礼しました。またいつでも誘ってくださいね〜 ごちそうさま!

サンマだ!カボチャだ!秋だ!

2015-10-09 | 料理教室顛末記

キラキラ光るサンマが店頭に並び、カボチャやさつまいも、栗が美味しい秋になりました。二ヶ月ぶりのレッスン、今回は私が今食べたい!と思ったアジアンでまとめてみました。

  • 茄子のナムル
  • ベトナム風さんまの唐揚
  • 海鮮と野菜のチヂミ
  • シンガポール風焼きビーフン
  • 鶏つくねのスープ
  • パンプキン・プリン

茄子のナムルとチヂミは韓国料理と言いたいけれど、このナムルはニンニクは使わず、生姜、そして大葉を散らしたのでちょっと和風でもあるかな。いつもながら手がかからない料理法の一つ目は、竹串でスパスパ穴をあけた茄子をラップで包み、電子レンジでチンをして蒸す技。皮もむかず、手でさいていきます。

説明していなかったから丁寧に皮をむいてしまってたクラスもあり、失礼しました。「焼き茄子があるから日本人は皮をむくのよ」と言われてしまった。そう、和食は手間がとってもかかるのよね。

すりごまや酢、醬油を基本にした調味料に茄子がまだ温かいうちに投入、手のひらでよーくもみあわせてほら、もう出来上がり。

旬の食材を使う時は、前の年はそれで何を作ったけ、って思い出しては時の流れの早さに恐れおののくのです。昨年はシチリア料理の一品でサンマのパスタをしたな〜なんて思い出しながら、昨年よりも高めのサンマを買いに行きました。今年はやはり捕獲量が少ないのか、下手すると売り切れているんだよね。

サンマは骨のところまで包丁を入れて頭を切り落としながらひっぱると、内臓がすっと抜けます。筒状に切り、片栗粉をまぶしてカラッと固めに揚げると、尾の部分以外は骨ごと食べれちゃいます。

ベトナムの魚醤はヌクマム、タイの魚醤はナンプラー。どちらもカタクチイワシを発酵させたものだけど、ヌクマムの方が色も濃く香りもきつい。どちらを使ってもらってもよいので、手に入るもので。みんなのリクエストで教室ではナンプラーベースにしました。ま、南蛮漬けのようなものだけど、ニンニクのすりおろしも入ったこのピリ辛ドレッシングは病みつきになるのよね。

まだまだため息が出るほど野菜が高い!で、今回は水菜、みょうが、玉ねぎ、かいわれや空芯菜の新芽などを使いましたが、なんでもOKです。野菜の上に魚を載せると、思い切り野菜が食べれちゃいます。

チヂミの生地には小麦粉、卵だけでなくすりおろしたジャガイモも加えると、モチモチとして適度に柔らかく、とても美味しくなります。シーフードだけでなく人参、玉ねぎ、ニラも大量に入った栄養たっぷりのこのチヂミ、冷凍シーフードは先にゴマ油で炒めておくと臭みが取れ、味も良くなります。

タレが美味しい〜って感激して下さりありがとう。すりごま、ニンニク、長ネギが隠し味で入っているからね。

「シンガポール風焼きビーフン知っている人は〜?」。豊中のマキちゃんが知ってるって挙手したから、どこで食べた?どんなんだった?って聞いたら、「シンガポールの空港で。でもあんまり覚えてない・・」って。

実はカレー味なのです。そもそもシンガポール料理っていうものはないわけで、周りの国や移民、マレーシア、インド、中国、インドネシアの料理が混ざり合っています。一昔前のNYのように、人種のるつぼならぬ料理のるつぼですね。

で、このカレー味の焼きビーフンはアメリカの中華料理店のメニューには必ずあり、私はたまにとても食べたくなるのです。神戸でもメニューにあるお店が数軒。

ニンニク、生姜、唐辛子、カレー粉を油で炒めてから、順に食材を炒めていきます。カレー粉は夏前にレッスンで作ったカレー味のツナ・サンドイッチと同様、インド産のものを使って下さい。

さあ、これからは世界中の中華料理店で Singapore Rice Noodles とメニューにあったら、カレー味のビーフンだ!って分かるね。

ここ何年か我が家でハマっている美味しい鶏つくねのレシピをみんなとシェアしたいと思い、スープはこれを応用することに。ヘルシーで安い鶏の胸肉も、えのきを入れたらものすごく柔らかく、食感も少し軟骨っぽくなったりしてとても美味しくなります。もともとは和食のつくね鍋用のレシピですが、今回はみりんを抜いておろし生姜をたくさん加えてみました。大根と人参を加え、鶏ガラスープでシンプルな塩味にしました。寒くなってきたら、つくね鍋に是非応用してみてねー(逆応用ですが)。

すっかり日本にも定着してしまったハロウィーン。カボチャが主役になる季節です。手がかからない料理法第二弾は、カボチャを電子レンジで蒸すだけじゃなくて、カラメルソースも電子レンジでチンして作ります。お鍋が汚れないからこれは重宝しますよ。出来立てを熱湯少々でゆるめて型に流し入れるけれど、この時に火傷しないように注意して下さいね。

出来上がりが滑らかになるよう、カボチャをちゃんと裏ごしするのは面倒な人は、ミキサーを使ってね。

 

食通の友達が、自宅近く、垂水区霞ヶ丘にものすごく美味しいケーキ屋さんができたのよ、と先日話していました。それを一緒に聞いていたノブちゃんが、早速買ってきてくれました。

元イタリアンのシェフだったオーナーは、東京の有機野菜スイーツ店ポタジェにもいたそうで、野菜を使ったケーキが並んでいるそうです。屋号もフランス語で農業、という意味の「Agricole アグリコール」。中央奥のチョコケーキには確かにゴボウが入っていました。ウン、でも別にゴボウを入れる必要はないんじゃないか?と思ってしまいました。辛辣な批評で失礼。他のケーキは全部美味しかったですよ。

そして最強の豊中教室のおやつ!一体みんなどれだけ遊びに行ってたの??