チャオ・ダル・マーレ  CIAO dal MARE    (旧キッチン・マーレ)

Eat Well・Drink Well・Live Well
美味しく食べ、楽しく飲み、素敵に生きよう!

New Forest その1

2010-07-30 | グルメ色な日記
旅行中友人と娘のMac2台を5人で取り合いしながら使っているのだが、宿のWiFiの調子が悪い上になぜかMacではこのブログに写真挿入することがほぼ不可能。1枚挿入に10分もかかったりして、アップする気も失せる。というのが頻繁に更新できていない理由。

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ボーンマスから車で40分ほど行くと、イギリス最小の国立公園ニュー?フォーレストがある。野生の馬がいることで有名なのだが、林の中だけでなく道路や民家の軒先にまで出てきて草をはんでいる。馬の看板の下では、放牧されてる牛までが憩っていたり。鹿の保護地区もあったり林の中を馬に乗って散歩したり、子供には最高の遊び場だ。


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滞在した村 Lyndhurst リンドハーストの教会には、不思議の国のアリスの作者ルイス?キャロルがモデルにしたアリスのお墓がある。国立公園内には、16,17世紀頃からの可愛らしい藁葺き屋根の民家があちこちに点在している。散策の休憩に strawberry mess (めちゃくちゃ苺)というデザートを見つけた。苺を、砕いたメレンゲと生クリームに混ぜ込んで固めただけ、でもなんとも良い味。


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17世紀から営業している村のパブで夕食。グルメなチャレンジャーはやはり鹿肉料理に挑戦、私は牛ステーキをフォアグラのパテを塗って、パイ皮に包んで焼いたイギリス料理、ビーフ?ウェリントン。小さな村のレストランにしておくにはもったいないくらい美味しかった。






ボーンマス到着

2010-07-22 | グルメ色な日記
灼熱の香港から一転、イギリスは15度という寒さ。しまった、真夏の服しか持って来なかったよ。洋服買わなきゃどうしようもない。

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長女の住むイギリス南海岸の町ボーンマス Bournemouth は、学生町と老人の避寒地として有名。町は崖の上にあり、その下は延々と11キロも砂浜が続く。


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娘がバイトしている日本レストラン、日本イン。優しいオーナー夫婦はファンキーで、スタッフは素敵な日本人のお姉さん達。みんなに大事にされ、彼女は幸せ者だ。


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チップスは、イギリスではフレンチフライのこと。日本やアメリカとはジャガイモが全く違うんだね。出来上がったチップスはまっ黄色だし、甘みがありしっとりとしていてとても美味しい。パンではなくジャガイモが主食の国だから、改良を重ねたジャガイモが何種類もある。フィッシュ&チップスに添えてあったグリンピースもとても新鮮だった。ファーマーズマーケットで見つけたこのイモ。ジャケットポテトという料理用だけど、この大きさ!


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トルコ?地中海料理屋で出て来た meze メゼプレートは、これで一人前、8種類もの前菜がのっていた。ゲテモノ食いの友人(自称グルメなチャレンジャー)が頼んだ羊のレバー炒め。一体何頭分なんだ?美味しかったけど、量が多すぎだよ。


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屋根のない2階建てバスに乗って、スワネージ Swanage という港町へ行った。羊が遊ぶ丘陵を超え、フェリーにバスごと乗り込み、湾の向こう岸まで。なんだか江ノ島みたいだ。ムール貝のクリームソース、エビのガーリックバター焼き、魚のスープ。イギリス料理がまずいと思ったら大間違いだよ。


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スワネージから蒸気機関車に乗り、イギリス南部最古の城跡コーフキャッスル Corfe Castle へ。1000年もの昔に槍を持った見張り番が立っていた塔のてっぺんからは、どこまでものどかな田園風景が続く。





Hong Kong

2010-07-22 | グルメ色な日記
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香港は半端じゃない暑さと湿気だった。うだるような暑さの中、レストランの看板猫は気持ちよくお昼寝中。


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目指した飲茶レストラン逸東軒 Yat Tung Heen には、閉店15分前に滑り込みセーフ。おつまみに、シラウオの唐揚げとピーナッツがチリソースとともに出て来た。上品な味付けの飲茶は最高に美味しかった。


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高級スーパーのフルーツ売り場で新鮮なジュースを見つけた。ドリアンの腐臭を嗅ぎながら、ドラゴンフルーツジュースに初挑戦。綺麗な紫色、でもちょっと生臭かったな~


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ロンドン行きの飛行機に搭乗する前にも、空港の小龍包レストランで腹ごしらえ。うまい!でも逸東軒の方が数段上だね。




7月7日の地中海料理

2010-07-13 | 料理教室顛末記

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100707_110601_2地中海 ‐ Mediterrranean(メディテラニアン)と聞いても、一体どこ?って思う人が多いのでは?世界地図を広げ地中海に面した国を挙げてみると、右上から左回りに大きな国だけでもトルコ、ギリシャ、イタリア、フランス、スペイン、モロッコ、アルジェリア、エジプト、イスラエル、レバノン、シリア、となります。つまり、中近東、ヨーロッパ、北アフリカが混在している地域。ということで、地中海料理なんてひとくくりにできないのが現実なのですが、まぁギリシャや南欧の料理に中近東のエッセンスが加わったもの、と思って下さい。

先月に続いてまたまた色彩豊かな野菜たちの登場です。

  • 前菜三種 ‐ ツァジキ、フマス、なすびとパプリカのディップ&ピタパン
  • カラマリ ‐ ヒイカの唐揚げ
  • ガスパチョ
  • ポーク・ケバブ
  • ティラミス

ギリシャの前菜 meze に必ず登場するツァジキとフマス。きゅうりとヨーグルトのディップ、ツアジキのレシピの訂正です:少し濃度が固かったので、きゅうりは2本に減らして下さい。

ひよこ豆はイタリアではガルバンゾgarbanzo と呼ばれ、サラダやミネストローネによく使われます。このひよこ豆を煮たものにレモン汁、ニンニク、タヒーニ tahini と呼ばれる練りゴマ、オリーブ油などをよく混ぜたものがフマス hummus です。hummus は、アメリカの大手スーパーの総菜売り場には必ずある、ベジタリアン大御用達のディップ。ローストしてピューレしたなすびのディップ、ババガヌッシュ babaganoush というものが中近東にはあるのですが、これは見た目もフマスも似ているので、今回は少しアレンジして粗めにつぶし、パプリカを混ぜてみました。三品とも、ちぎったピタパンにつけながらギリシャの白ワインレッツイナで流し込むと、最高!また、ツァジキは肉料理の付け合わせや、ピタパンサンドなどのドレッシングとしても重宝します。今回の料理は全品にニンニクを使っているので、ニンニクつぶし器 garilic crusher があると便利ですね。アメリカから共同購入したキッチン・マーレの皆さんは、是非活用してね~。

25の時に初めてヨーロッパに行って以来、なぜだか30までに地中海を2回(貨物船と豪華客船)クルーズし、沿岸国はほぼ制覇しちゃいました。昔は逞しかった!そんな国々で食べた美味しいものを一緒くたににして地中海料理と呼べるのは、私にとってはとっても便利でうれしいことです。イスラエルのバーでは、どこでもつまみとして山盛のオリーブが出てきます。その味を知って以来オリーブファンになってしまった私にとって、日本のデメリットの一つは、おいしいオリーブが手に入らないことです。ならば自分でマリネしようと、オリーブを漬けこんでいます。この日は、冷蔵庫にあった自家製グリーンオリーブのマリネも参加しました。

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100707_142201_2イタリア語の‘イカ’が語源の唐揚料理、カラマリ calamari は、欧米のレストランでは前菜として置いているところが結構あります。日本でイカリングというとスルメイカだけど、欧米では、小さな‘ヒイカ’を使います。レッスン前日の買出しの時に新鮮なヒイカを見つけ、小躍りしちゃいました。面倒だけど、内臓がほとんどないので、足を引き抜き口から上を切り捨て、あとは輪切りにするだけ。カイエンやパプリカを混ぜた小麦粉あるいは上新粉をまぶして揚げるといいですよ。皆さん初めて食べられて、とっても柔らかいのにびっくりしたでしょ。うちの娘達も大好物のカラマリ、典型的な地中海料理の一つです。

100707_120801 ガスパチョ gaspacho はスペインの伝統的なトマトの冷スープ。熟したトマトがあり余った 時にでも作って下さいね。この日はきゅうり、紫玉ねぎ、セロリなどを加えましたが、パプリカやズッキーニなど、生で食べられる夏野菜ならなんでも加えてOKです。ミキサーで好きな粗さにつぶせば出来上がり。火を通さない分、野菜の新鮮さが味の決め手になります。ピッチャーに入れてサーブすると、また雰囲気が出ますよ。

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トルコ料理というとケバブ kebab が有名ですが、元々はペルシャ辺りの料理だったようです。串焼きはシシケバブ、屑肉を塊にして回転させながら焼き、削ぎ切りにしたドネルケバブは最近日本でも流行ってますね。実はギリシャにもスフラキ souvlaki という同じような料理がありますが、こちらはマリネにレモンなど柑橘類を使います。対してケバブは玉ねぎのおろし汁とクミンが主体。ニンニクとオリーブ油が入るところはどちらも同じです。スフラキは先回作ったメキシコ風ステーキのマリネに似ているので、今回はトルコ味にしました。最近ではご当地トルコでも高価なラム肉に取って代わってポーク・ケバブが主流のようです。玉ねぎやチェリートマト、パプリカなどと一緒に鉄串に刺して、今年の夏はケバブ・バーベキュー?

Hana_s_15th_birthday_2010_047_6イタリアンデザート、ティラミスに挑戦しました。火を使わないティラミスは意外と簡単に作れます。マスカルポーネチーズの味はメーカーによってコクが大分違い、この日のチーズはかなりあっさり目でしたね。ただ、冷蔵庫に半日ぐらいは入れておかないと、柔らかくて切り分けられない!お土産用に分割もむずかしく、じゃんけんで負けた人達は余ったフィンガービスケットのサヴォイアルディで我慢してもらいましたが、みんなどうしてあんなに大喜びだったの?そっちの方が良かった、ってことかなぁ?

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あと数日でイギリスに出発します。最初のお楽しみは、経由地の香港。散策をしておいしい飲茶が食べられるように、わざと乗継は10時間後にしましたへへ。最後に香港を訪れてから20年以上経ちます。どんなに変わっているんでしょう。旅の後半はベルギーとオランダに行く予定ですが、イギリスも10年ぶり、その他は20年ぶりという再発見の旅になりそうです。時間を見つけてはブログアップしたいと思っていますので、旅のこぼれ話、待っててね~!では皆さん、暑さにめげずに、Have a great summer!