チャオ・ダル・マーレ  CIAO dal MARE    (旧キッチン・マーレ)

Eat Well・Drink Well・Live Well
美味しく食べ、楽しく飲み、素敵に生きよう!

fortnum & mason, エトセトラ

2013-08-28 | グルメ色な日記

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フォートナム&メイソンFortnum & Mason を紅茶専門店だと思っている日本人が多い。でも実は各種食料品、キッチン/ダイニング用品、香水、男性専科と、扱っている商品は少ないが列記とした百貨店なのだ。バッキンガム宮殿の執事だったフォートナム氏とメイソン氏が、引退した後、1707年に食料雑貨店として創業、王室御用達の店としては老舗中の老舗だ。

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ピカデリーにある店はショー・ウィンドウだけでなく建物のデコレーションも数か月おきに変わり、毎回楽しませてくれる。ドアマンや男性専科の階の店員などは燕尾服を着ていて、入口の一つには背広にネクタイ姿のジェントルマンな靴磨きがいたりする。

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店内のデコレーションも本当に奇麗で、いつも目の保養をさせてもらっている。小さな店だがレストランやアイスクリーム・パーラーなど5店もあり、お腹の空き具合と時間帯で色々と選べる。もちろんここのアフタヌーン・ティーは週末は予約がなくては入れない。

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一階は主力の紅茶やジャム、ビスケット、デザート類。でもコーヒーももちろん売っている。地階には肉、魚コーナーもあり、高そうに見えるけれど意外とそれほどでもない。ソーセージを二本買って、2ポンド(約300円)もしなくて申し訳なかったこともある。そしてこれが美味しかったんだ。試食や試飲もよくしていて、先日はシャンパンを何種類も味見させてもらった。父の日に合わせたとかで、前回はサントリーの日本人営業マンが山崎ウィスキーを売っていたから、ついつい世間話をしてしまった。山崎は高級ウィスキーとして、スコッチの国でも評判良いそうだ。

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スモーク・サーモンがアートに見える。種類も色々あり、左の鮮やかな赤色のものはビーツで着色している。左にあるのはウナギのスモーク。

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四種類の鳥の卵のセットなんていかが?

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イギリスには、新築の建物や家はあんまりない。ほとんどの建物や家は築数百年、内部を改装に改装を重ねて使っている。中には老朽化してカビ臭くて勘弁してよ、っていうものもあったりするが、時代の重みをものともせずに古ぼけてしまっていない、現代に通じる美しいものがたくさんある。フォートナム&メイソンのこの階段もその一つだ。

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足場を組んだ工事中の建物を市内ではどんなによく目にすることか。天候のよい今の季節は特に多くて、銀座のような目抜き通りでもこの通り。でもこっちじゃ、これもアートにしちゃうんだな。

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そしてまた、古い倉庫群を取り壊してビルを新築する建築ラッシュでもあるロンドン。犬も歩けば足場かクレーンにあたる、ってぐらいに多い。

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ロンドンタクシーが黒色だったのは昔のこと?今じゃ側面の広告だけでなく、車体全部がキャンパスになっている可愛いタクシーがたくさん走っている。国が衰退してもアートは健在なイギリス。そして特にロンドンは、とっても目を楽しませてくれる。ここじゃ、シャネルのタクシーもあり、だよ。

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キッチン・グッズ

2013-08-16 | グルメ色な日記

日本は記録的な猛暑だそうだけど、みんな元気?

ロンドンは観測史上(それが350年という半端じゃない年数!)6番目に暑い日、34℃になった日が一日あった。クーラーはもちろん、扇風機もないから室内はほんとに暑くて、「日本より暑い!」と二女。ところがその後はずっと20℃前半、太陽が出ないと寒くて、「ロンドン寒すぎ~日本に早く帰りたい!」とぼやいていた彼女も、ファッション大のサマー・コースで沢山の刺激と教えを受け、なかなか良い作品をいくつか完成させて帰って行った。
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太陽が出ると、近くのパブも夕方は人で一杯。「アメリカ人のデブは横に広がってるけど、イギリス人のデブはお腹が前につき出てるから、こっちの方がきれいね」と以前日本から来たMちゃんが面白いこと言ってた。要するに男女ともすごいビール腹、ってことなんだけど。英国民の6 割が肥満、って昨日もニュースで言ってた。。。それってすごいよな。
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今回は、イギリスで見つけたキッチングッズを紹介しようと思う。まずは、前述のMちゃんも買って帰った、四角い一口寿司を作る道具、rice cube。イギリスでは、駅中にもくるくる寿司があるぐらい寿司が大衆化している。おっと、今気づいたけど、rice だから寿司飯を使う必要はないんだ。

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キッチン・グッズでもないけど、パブで手渡していたワインクーラー。テラスでもガーデンでも、どこでも持って行って~ってかんじ。

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Selfridges セルフリッジズ、というロンドン最大の売り場面積をもつお洒落なデパートがある。ここの地階はホーム&キッチン関係の売り場で、面白いものがたくさんある。イギリスの家電は色とりどり可愛い。電圧が同じなら買って帰るのに、っていつも思う。トースターと電気ケトルはイギリスの家庭での必需品トップ2。

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キッチン・グッズを眺めると、アボカド用、ガーリック用のものがたくさんある。要するに手を汚したくないんだな。

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ポーチド・エッグを作る道具も多い。

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右の泡だて器は、平べったくもなり、二通りに使える。左のスパチュラ(フライ返し)は、五通りに使えるとか。

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これは珍しい、右はインゲン豆を縦半分にカットする道具らしい。めんどくさそう~!

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ハーブ用のハサミ。刃が何枚もある。私も前に買ったけど、感想は、あんまりな~。
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なんだか怪しげな、実験室みたいななコーナーがエスカレーター横にあった。木樽にはウィスキーやブランデー、陶器のつぼにはオリーブ油やビネガー、ガラス容器には色々なリキュール。なるほど、好きなものを好きな容器に入れてもらって、小粋なプレゼントにできるんだ。

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Img_2436_2昨年もブログに載せたから、今年も娘達からもらったBirthday Flower をのせようかな。やる気のない、どうしようもない花屋だったから、自分達で選ぶしかなかったとか。

誕生日の日は、電車に乗ってロンドン郊外の林、Ashridgeアッシュリッジにウォーキングに行った。長女が林道を間違ってくれたおかげで、20km は歩く羽目になり、忘れられない誕生日になった。疲れた身体を引きずり、夕食に入ったイタリアン・レストランで出てきたアーモンド・ケーキには、元気をもらったよ。

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