チャオ・ダル・マーレ  CIAO dal MARE    (旧キッチン・マーレ)

Eat Well・Drink Well・Live Well
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ARIZONA

2014-06-25 | グルメ色な日記

アリゾナ州のセドナに友人が引っ越した。州北東部には広大にナバホ?インディアン居留地が広かっているのだが、そこで開かれるナバホ?ラグのオークションに行ってみたいから一緒にドライブ旅行しない?って誘われ、ホイホイと行ってきた。
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セドナは安室奈美恵とロンブーのあつしがお忍び旅行に行って以来パワースポットとして日本でも有名になったが、赤土の岩山の美しさは圧巻、感激ものだ。写真じゃ全くその雄大さと美しさが伝わらないのだけど、まあご覧ください。

↑上はサンダーマウンテン、ディズニーランドの有名ジェットコースターはこの山がモデルなんだって。

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Vortexヴォルテックスとは大地から放出される巨大エネルギーの渦巻きのこと。アメリカン?インディアンの聖地だったセドナには四大ヴォルテックス(岩山)があり、自己責任で上まで登ることができる。転落死した人も、下りれなくなってヘリコプターで救助された人もいるそうな。6月は1年で一番暑いらしく、朝8時を過ぎると気温は40℃近くになるので岩登りは早朝にしかできなかった。岩山の上で寝っころがっていると、小さいことなんかどうでもいいやって思えてくる。ヴォルテックスの真上に生えている木は、このように枝が大きく渦巻いている↑。

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岩山に建てられた教会、chapel of holy cross 。ここはヴォルテックスではないが、感じる人はものすごいエネルギーを感じるそうだ。

ここからの展望も最高。セレブの別荘も丸見え。

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↓街の中心地をセドナではダウンタウンではなく、アップタウンと呼ぶ。レストランではエアコン代わりに冷たい霧の水が吹く。

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Navajo Nation ナバホ居留地(ナバホ国)はアリゾナ州北東部とユタ州、ニューメキシコ州にまたがった広大なエリアで、ニューメキシコとの州境にその首都、Window Rockウィンドー?ロックがある。そこに宿を取り、セドナから車で4時間砂漠を走り抜けた。延々と続くこのような荒野の景色↓。最初はワクワクしたが、退屈を通り越してそのうちに焦燥感。一人だったら耐えられないドライブだ。

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ガソリンスタンドが唯一村で賑わってる所、というようなホピ族の居留地を通り抜け、ナバホ国の旗(左端)がはためくウィンドー?ロックに到着。セドナよりも気温は低いが、砂漠の乾燥した風がきつい。街の名前の由来になったのはこの窓岩、window rock。

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ちょっと近場を回るだけでも毎日3~400キロ走った。アリゾナといえば北部のグランド?キャニオンが有名だが、他にもたくさんキャニオン、渓谷がある。数千年前の先住民族の住居跡や壁画が残っている Canyon de Chelly キャニオン?デ?シェイの中をインディアンのガイドと一緒にジープで回った。電気も水道も通っていないこの峡谷の中に土地を持つインディアンの中には、好んで家を建てて現在も住んでいる人もいる。

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ホテルから50メートルほど東がもうニューメキシコ州。Gallupギャラップという街はホピ、ズーニー、ナバホなどの部族が宝石やクラフトを持ち寄った交易の街だったそうで、trading post という商店が今でもたくさん並んでいる。trading postは質屋の役目もあり、質流れの宝石も多く並ぶ。

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こちらは普通の商店↓。カウボーイ?グッズだらけ。

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シカゴからサンタモニカを結んだ幹線道路、ルート66が走っていた街ギャラップには、西部劇のロケ中にジョン?ウェイン、キャサリン?ヘップバーン、カーク?ダグラスなど多くの往年の映画俳優やクルーが滞在したEl Rancho Hotel エル?ランチョ?ホテルがある。古き良き時代のホテルのロビーは昔のまま。インディアンの装飾物であふれていてとても美しい。婦人トイレの横の壁は俳優達のプロマイド。

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ウィンドー?ロックで泊まったホテル↓。

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その隣のショッピングセンターの駐車場では毎日フリーマーケット、車のトランクで店を開くいわゆる boots sale ブーツセールをやっていた。といっても場内はスカスカ。風が強い日は出店数がますます減少。古着や日用品が多い中、ハンドメイドのアクセサリーを売る店の商品は、ギフトショップにはない個性的な品々ばかりで目移りする。アリゾナはトルコ石で有名。↓たくさん買わせてもらったこのインディアンのおじちゃんは、K-pop の Big Bangが大好きなんだって。こんな所でそんな名前を聞くなんてビックリ!

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ナバホ?ラグ?オークションを目指して150キロ走るはずが目印がなんにもない道、迷ってプラス100キロのロス。疲れたな~。地元の小学校の体育館で月に一度開催されるオークションには、周辺のインディアン女性達が織ったラグを持ち込んでくる(↓後ろに並んでいる人達)。そして買うのはギャラリーを経営しているような白人達。アジア人なんてまず来ないんだろうな。とても珍しがられた。オークション前には作品を手に取って吟味できる。

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今回の旅で美味しいものを食べるウェイトはゼロに近かった。アメリカの荒野でグルメなものにありつけるわけもなく、はなっから期待していなかった。そしてその通り、ハンバーガーとメキシコ料理の毎日だった。でもナバホ居留地でのホテルの朝食では食べたことないものをトライできたけれど。

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↑右は fry breadフライ?ブレッド。中が空洞の揚げパン。これにハチミツや砂糖をかけて食べる。ラグ?オークション会場の外の屋台では、これにフランクフルトをはさんだホットドッグならぬ piggy in a blanket(毛布に入った豚ちゃん)を食べた。

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↓ブルー?コーンのパンケーキ。これは美味しかった。トウモロコシや小麦粉が主食のインディアンの人々は、粉物を家でたくさん消費するのだろう、スーパーでは他のアメリカでは見たことのない形、でっかい布袋に入れられた小麦粉が並んでいた。

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↓メキシコ料理のクレープのような皮、トルティーヤもここではものすごく分厚いものになっていた。それにハム、グリーン?チリ、パプリカを混ぜ入れて焼いたスクランブルエッグがはさんである。

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↓オートミールと同様にコーンミールにも牛乳や砂糖をかけて食べる。

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↑ウィンドー?ロックの地元のハンバーガー店。こんなに毎日粗食だったのになんでやせなかったんだろ。夕食は何食べてたっけ?ほとんどコーンチップスとサルサだったような気がする。要するに炭水化物の食べ過ぎと車の乗り過ぎってことか。

毎夕こんな景色を見ながら↓、夕食のことよりも無事にホテルに戻れるようひたすらドライブしていた。

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↓こちらはセドナで食べたハンバーガー。ピクルスかと思ったら、グリーン?チリの細切りフライだった。初めて食べる味。

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セドナではEl Portal という12部屋しかない古いホテルにも朝食を食べに行ったっけ。ここは米国の小さなホテル部門で賞をもらっているだけあって、雰囲気もよく、味も良かった。フレンチトーストと、メキシカンが漂うオムレツ。

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↓セドナに戻る途中の砂漠の砂嵐。給油のために車外に出るのに勇気がいった。

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そしてセドナ最後のサンセット。なんて緑の多い街かと、帰って来て感動した。人間って勝手なもんだね。

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灼熱の太陽と乾燥した砂漠の風でお肌はボロボロ。帰国して、日本の程よい湿気がなんて嬉しかったことか。ナイトクリームを分厚く塗り、蒸しタオルで顔を押さえるといいよ!というUちゃんのアドバイスに従ってしばらく養生。なんとか元に戻った。

アメリカはでっかい!を痛感した旅。今までの旅とは趣が違って実に面白かった。ただ、砂漠とキャニオンは当分いいかな。


洋食@明石

2014-06-06 | 料理教室顛末記

猛暑が去ったと思ったら大雨と風、そして入梅。身体がついていかなくて、体調管理がなかなか大変ですよね。

5月30日のメニュー:

  • クラム?チャウダー
  • 三種の豆のサラダとシトラスドレッシング
  • チキン?パルメザン
  • カッペリーニのニンニク、ハーブ、パルメザン和え
  • レモン?ケーキ

夏の爽やか料理の続きです。ところがこの日はなぜかほとんど写真を撮っていなかくてガックリ。。

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クラム?チャウダー、美味しいレシピを見つけました。キッチン?マーレで意外とまだ作っていなくて初登場です。日本でおなじみのクリームスタイルはボストンが発祥の地、ニューイングランド?クラムチャウダー、トマト味のものはマンハッタン?クラムチャウダーと呼ばれています。今回はニューイングランドスタイル。ブイヨンは全く入れていなくてもしっかりとアサリのおいしい味が出ます。ベーコン、セロリ、玉ねぎ、ジャガイモ、と具沢山。かわいい魚のクラッカーを見つけたので(スペイン製)泳いでもらいました。アサリがまだ出回っている間に是非一度作ってみてね。

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citrus シトラスとは柑橘類のこと。緑色の豆類と柑橘類のドレッシングのコラボです。豆は何でもOK、この日はいんげん、スナップえんどう、グリンピースの三種類を使いました。柑橘類も何でもOK、今回はオレンジとルビー色のグレープフルーツにし、フレッシュミントも加えました。果汁が出てドレッシングがしゃばしゃばになるのが気になるならば、ヨーグルトを混ぜ入れてもまた一味違って美味しいですよ。

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イタリア料理では柔らかい子牛をよく使います。チキンの胸肉を代わりに使ったチキン?パルメザン、固い胸肉も美味しく仕上がります。2~3枚にそいだ胸肉を叩いてうすくのばし、マリネに漬けました。ここが本場イタリアのレシピのアレンジかな。ディジョン?マスタードを使ったからちょっとフレンチ風。マリネしたあとパン粉とおろしたパルメザン、溶かしバターを混ぜた衣をまぶし、230℃のオーブンで焼きます。毎度毎度のことだけど、教室のオーブンは使いこなせてなくて失礼~!二段で焼くと無理があるってこと、肝に銘じておきます。火力が足りなくてなかなか焦げ目がつかなかったですね。二回目からのチキンは一段ずつ焼いたから大成功!

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みんなが帰ってからお掃除していたら、ありゃ~オーブンの中に美味しそうなのが残っていたよ~!せっかくのお土産だったのにだーれも覚えていなかったのね。で、こういう時は同じマンションに住んでいる人が得をするってわけで、ヤブちゃんが全部引き取りにきました。ついでですが、いつも美味しいアールグレイ?ティーを差し入れてくれるヨシミちゃん、どうもありがとう!

チキンパルメザンにかけるソースは基本のトマトソース。とても簡単だから作り置きして色々なものに使ってください。

付け合わせにはライスかパスタが合います。今回はニンニクとハーブ味のパスタ。パルメザンも加えると、このパスタだけでも一品として成立します。今回はメインのチキンにパルメザンがしっかり使われているので省きました。そうめんのように細いカッペリーニ、英語名 angel hair 天使の髪、ゆで時間がとっても短いから気をつけて固めにゆで、さっと水洗いしてください。もちろん、トマトソースを絡めながら食べても美味しい!

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前回のデザートの時も言ったように、レモンづいている私です。そしてこれは究極のレモン?ケーキと言っても過言ではないと思うほど簡単でめちゃくちゃ美味しい!そう思ったでしょ?イギリスの伝統的なケーキ、lemon drizzle cake が本当の名前。drizzle 名詞だと霧雨、動詞だと少々かける、といった意味。出来上がったケーキがまだ熱いうちにトップ、サイドにナイフの先やフォークで何カ所も突き刺して穴をあけ、粉砂糖とレモン果汁で作ったレモン?シロップをケーキにまんべんなくしみ込ませていく過程が drizzle lemon syrup ってこと。この過程に時間がかかるだけで、あんなにも美味しいケーキが出来上がるから、頑張って作ってね。

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そしてみなさんからのお土産。

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ユリちゃんからは、稲美町「松葉堂」の水ようかんとおちょぼ。そしてパリのチョコレートマスターズ世界大会で優勝したというチョコレート職人、水野直巳のお店、福知山「マウンテン」のチョコレートはそらちさんから。岡山のデパートだと並ばずに買えるのよ、ってえっちゃんからは「かきたねキッチン」の色んな味の柿の種。こちらは写真がなくてごめんね。みなさんごちそうさま!いつものことだけど、明石教室では神戸より西の情報が満載で、未知との遭遇っぽくていいわ~

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そしてここ最近、素敵なエプロンのプレゼントが続きました。娘と犬にモデルになってもらって撮影。そらちさん、みえちゃん、どうもありがとうね。ありがたく使わせていただきます!

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次回のレッスン日です:

  • 6月27日 (金)  明石教室
  • 6月30日 (月)  三宮教室
  • 7月3日 (木)  豊中教室


スペイン料理@神戸&豊中

2014-06-01 | 料理教室顛末記

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気候が良くなって昼休みの公園は屋外でランチを楽しむ人がたくさん、って思っていたら急に真夏日続きで外に出れないほど暑くなってしまいました。一体どうなってるんでしょう。京都は今日35℃だったそうです。

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タパスを教えてほしい、ってリクエストがあったので、メインを魚介パエリヤにして、簡単でおいしいタパスを四品、そしてデザートはレモンのプディング。初夏の爽やかメニューを考えました。
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5月21日神戸教室、22日の豊中教室メニュー:

  • 生ハムとオレンジのサラダ
  • タコのガリシア風
  • きのこのアヒージョ
  • トルティーヤ、スペイン風オムレツ
  • 魚介のパエリヤ
  • レモンのプディング

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オレンジは皮をゼスターでリボン状にむいて香りづけと飾りの両方に使い、オレンジの実と果汁はグリーンオリーブと玉ねぎのみじん切りとともにドレッシングとして使い、生ハムの上にのせました。今回はグリーンとともにサラダにしましたが、カナッペのトッピングとしてメルバ?トーストの上にのせても彩りもきれいで映えますよ。

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ガリシア州はスペインの北西端、ポルトガルに接し、大西洋に面したエリアです。州都のサンティアゴ?デ?コンポステーラはキリスト教の聖地の一つで、ヨーロッパ各地から巡礼者は、バスクを通過して荒野を徒歩や自転車で何週間もかけてここを目指す、ってことは以前バスクに行った時に知った。聖地の方向を示した道路標識もよく見かけたっけ。

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で、この辺りの伝統料理の一つがpulpo gallego。本来はゆでたジャガイモをスライスし、その上に柔らかくゆでたタコの薄切りをのせてパプリカをかけたものです。でもロンドンのタパスレストランの多くは、ジャガイモもタコもぶつ切りにして炒めてパプリカと塩で味付けしたものを出す所が多く、こちらの方が私は美味しいと思うのでこちらを紹介しました。日本でパプリカ?スパイスといったら一種類しか手に入らないのだけど、本場では甘口や辛口があり、これらを混ぜて使います。ちょうどハンガリー土産に甘口スモーク?パプリカをもらっていたので、今回はこれを使いました(なぜか日本語で甘口と書いてある)。刺激はなく、香りが勝ち美味しくできましたね。辛くしたい時はカイエンペッパーを使うといいですよ。そうそうごめんなさい、レシピはガシアになっていました。

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最近タパスを出す店が日本でも増えてきて、やったらアヒージョやスペイン風オムレツに遭遇します。アヒージョとはニンニク風味、という意味。たっぷりのオリーブオイルに弱火でゆっくりとニンニクと唐辛子の味をつけます。具材は海老、イカ、タコ、牡蠣、きのこ、となんでもあり。私が30年前に初めてアヒージョを口にした時は、具材は正統派、うなぎの稚魚でした。炒めるのではなく、ぬる~いお風呂にゆっくりと入れてあげてるって感じで作ってください。余ったオイルはパンにつけたり、パスタに使ったりもできますよ。今回はエリンギ、しめじ、椎茸を使いましたが、もちろんどんなキノコでもOK。写真上、豊中教室ではパセリのみじん切りを最後に加えるの、忘れてたね~。

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トルティーヤっていうと春巻きのように巻いて食べるメキシコ料理の皮でもあるのですが、元々はスペインのオムレツのことです。プレーンのものはジャガイモと玉ねぎが入ります。このトルティーヤの味の決め手は飴色玉ねぎ。どれだけ飴色にしたかで、オムレツの甘味が全く違ってきます。しかし、今出回っているのは水分の多い新玉ねぎ!水分がどんどんと出てくるのでなかなか飴色になんてなってくれない。前日に2時間近くかけて仕込んでおいたのだけど、やっとできたと思ったら想像以上に量が激減していて、あ~あ。またまた作り足しましたが、結局直径20cmの小さなフライパン用に卵6個、なのに玉ねぎ大3個半も使ったかな~。スライスしたものを一度冷凍すると玉ねぎの細胞壁が破壊されて短時間で飴色になるので、時間がある時はお試しください。

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そして底の分厚いフライパンに卵を流し込み、時々ゆらしながらじっくりと弱火で20分ぐらいかけて焼きます。今は分厚いテフロンのフライパンもあるから随分とラクチン、焦げ付くこともなく焼けます。キッシュのように分厚いオムレツが完成した時は歓声!(悲しいほどオジンギャグ...)だったよね。その辺のイタリアンの前菜に出てくるオムレツとは比較にならないくらい美味しかったでしょ。

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魚介パエリアのお米には無洗米を使うのが最適。国産ムール貝がちょうど手に入ったので、それにあさり、イカ、有頭海老。今回は煮くずれる魚は入れずに、鶏もも肉で味にコクを出しました。ブイヨンなんて一切入っていないのにとても味の良いパエリアができましたね。

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ここ数ヶ月、私の中ではレモンが流行りで、やたらとレモンのデザートを作っています。ちまたでは調味料として塩レモンなるものが流行っているそうですが、それはまだ試したことないので近いうちに。

イギリスのデザートは見栄えよりホームメイドを強調したようなものが多いようです。パン屋やケーキ屋に並ぶデザートは不格好で、私にも作れるやん!ていつも思ってしまう。目を奪われるような美しいものはあまりありません。今回のレモンのプディングは、イギリスの有名シェフ、ジェイミー?オリバーのレシピを少し改良しました。イギリスの学校給食を改善し、カジュアルな料理を提供し続けている彼の料理教室にも数回行きましたが、手取り足取りで誰にでも作れる簡単料理は料金も良心的でなかなか楽しいクラスでした。ジェイミーの妹が大好きだというこのデザート、英語名は lemon curdy pudding といいます。イギリス英語でプディングというとスプーンで食べるケーキを指し、日本のプリンとは違うものです。そしてcurdカードとは、凝乳、っいう意味。豆腐のことは英語で bean curd というように。

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だからこのデザートは、底の方はカスタードクリームのようで、その上はスポンジケーキ、というのかスフレのような。とにかくガラスのパイレックス?ボウルで作ると外側からも層が見えていちいち説明しなくてもいい!というのが利点です。取り分ける前の写真がなくて残念。いつものように超簡単で美味しいデザートの出来上がり!

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そしてお土産が一杯だった豊中教室。ハワイのクッキー、オーストラリアのティーバック型コーヒー、フランスのオリーブ?ペースト、タペナードetc... ごちそうさまでした!