LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

メルセデス・ベンツ190E 2.3-16(コーギー)

2009年10月10日 11時35分28秒 | ミニチュアカー入手
メルセデス・ベンツ190Eのコレクションに、また1台加わりました。
コーギーの2.3-16。ヤフーオークションで入手しました。

箱付きの美品で、ほぼ新品同様。ホコリの付着も全く無く、非常に良いコンディションです。箱には1986とありますが、2.3-16の実車が登場したのは1983年で、コーギーのミニカーが出たのも割とすぐだったような記憶があります。パッケージのデザインから見て、おそらく初版ではないでしょう。

コーギーは80年代に一時、メインシリーズのスケールを、それまでの標準スケール1/43から、ふた回りくらい大きい中途半端なサイズに拡大したことがあります。ミニカーが不振だった時代で、値段はそのままサイズを大きくすることでお得感を出そうとしたんだと思いますが、かえってオモチャっぽくなってしまって、旧来からのコレクターには総スカンでした。
正確なスケールはパッケージにもシャシーにも表記が無いので判りませんが、ミニカーの全長は120ミリほどなので、1/37というところでしょう。以前に入手したCURSORと比べると、わずかに小さい、という感じです。

この時期のコーギー製品は、全モデル共通のプラ製ホイール/タイヤを履いていて、繊細さに欠けるザックリした作りなのに加えて、このサイズのせいもあり、現在でもヴィンテージ・ミニカーのコレクターにはあまり好まれていないようです。今回の落札価格も1000円という安さで、競り合いも全く無しでした。

パッと見の印象はイマイチですが、よく見るとプロポーションは案外悪くないんですよ。そこは痩せても枯れても老舗のコーギーです。ヘッドライトとコーナーマーカーが別パーツだったり(なぜかマーカーはクリアレッドですけど)、テールライトにもクリアレッドのパーツを使っていたり、老舗の意地を感じる作りです。可動部は前ドアだけで、チリがピッタリと合っているのも、さすがコーギー。
最近のミニカーに比べるとキャストの仕上げや塗装がラフなのは、当時のミニカーはみんなこうだったので、まあ致し方ない所です。
シャシーはプラですが、ボディが肉厚なのか、ズッシリとした重量があるのが手に心地良いです。

コーギーからは、これとは別に16Vじゃないノーマルの190Eも出ていて、双方にロードカーとレースカー仕様があります。多分シャシーやインテリアは共通で、ボディの金型だけが別なんではないかと。
また、1/35近辺のサイズの190Eは、マッチボックス・スーパーキングとNZGからも16Vが出ています。どれも欲しいぞ。まだまだコレクションのタネは尽きマジ。

それにしても、今回の出品者は反応が速かったですねえ。ヤフーかんたん決済の手続きをしたのが昨日で、今日すでにブツが手元にきている。オークション出品者のお手本のような対応の良さでした。



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