フィアット６００Ｄ（８）

シートの色ではちょっと迷ったんですが、結局は最初のプラン通り、赤白になりました。

フィアット600のシートはビニールレザーとファブリックがあって、色も黒だのグレーだのグリーンだのアイボリーだの、いろいろあるみたいなんですが、最終型の黒いシート以外は、肩の部分はたいてい白になっているようです。白と赤のコントラストというのはいかにも60年代っぽくて、魅力的ですよね。
グレーのボディに赤のシートという組み合わせは実際にあるようです。年式的な整合性までは判りませんけど。

ボディがシックなグレーですから、インテリアもシックな色合いにして、全身枯れた感じで統一するのも大いにアリだと思うんですが、基本私はミーハー派手好み。外が地味なら中は派手に、という欲求をおさえきれませんでした。

シートの縁取りの白い部分は、実物はパイピング縁になっています。エンジン配線用の極細コードを接着するとか、プラ板でモールドを作って塗り分けるとか、モールド無しで塗装だけでやっつけるとか、ハナから無視するとか、色々な対処法がありますが、今回は最もお手軽と思われる方法を試してみました。

最近シートベルトの材料にも使ってるお気に入りの素材なんですが、プラスの製本テープ（紙タイプ）。あれを細く切って貼ってみたのです。無論、丸棒にはなってないので、それだけ見るといまいちリアリティは無いんですけど、結局はガラス越しにしか見えないわけですから。縁がスパッと白くなってりゃOKかな、と思いまして。

この後、ドア内張り＆リアシート脇のトリムパネル自作、という大物が待っております。シートをお手軽に逃げた分、そっちにエネルギーを注ぎたいと思います。