LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

メルセデス・ベンツ190E(ポリスティル)

2010年01月15日 11時29分55秒 | ミニチュアカー入手
今年一発目のヤフー・オークション落札は、1/25のダイキャスト・ミニカーです。

実物がキレイになってからというもの、190Eコレクション熱は全く冷めず、ますます発熱状態。最近じゃもうミニカーそのものの出来はどーでもイイと言いますか、とりあえず190Eっぽいカタチをしててくれれば、それだけで愛おしい。
かなり重症患者なアチキですよ。

今回手に入れたのは、80年代のポリスティル製190E。今回、赤とガンメタの2台が同じ出品者さんから出てたんですが、2台は要らないので、こっちにしました。前から持ってるブラーゴもガンメタなので、並べてみたら面白いかな、と。

実車のデビュー直後にリリースされたものと思われ、当然前期型サッコ無しです。
いかにも当時っぽいザックリとした出来で、最近の目の肥えたミニカーマニアには相手にされなさそうな玩具めいた雰囲気ですが、当時の尺度ではこれって結構「出来の良いミニカー」の範疇に入ってたはずです。

1/24近辺の190Eは、ブラーゴがよく知られてますが(私も持ってます)、あれよりは若干出来が良いかと。キュッと引き締まったポロポーションで、グリーンハウスと下半身のバランスもこっちの方が良さげ。ルーフエンドの折り目は無視されてますが、まあしょうがないですね。
ホイールは実物とはちょっと違うカタチをしてますが、一応似せようとした意図は感じられます。タイヤはゴム製ですが、パターンが妙にゴツい。

↓肝心のお顔は、グリルがちょっと似てないのと、ヘッドライトの天地が不足気味、あとバンパーちょっと出っ張り過ぎ。でも決定的なミスをしてるわけじゃないので、まあ許せる範囲でしょう。
古いミニカーを蒐集してると、心が広くなります。



テールライトはちゃんとクリアパーツ。赤1色だけど。
車名ロゴと手裏剣はひと繋がりのシールで、キチッとずれたり曲がったりせずに貼ってあります。ブラーゴよりも仕事が丁寧だ。



25年くらい前のミニカーですが、保存状態は非常に良好です。キズや塗装の剥がれもほぼ皆無だし、メッキもきれいな輝きを保ってます。届いてすぐに分解して内部のホコリをエアで払いましたが、その必要も無いくらいにキレイでした。箱もバッチリ美品の、いわゆるミント状態。

1/24って、プラモデルだと標準スケールだけど、ミニカーだと1/18と1/43に挟まれて、中途半端なスケールで今ひとつ人気無い。そのせいか、競り合いも無くスタート価格の2000円で落とすことが出来ました。相場よりはかなりはリーズナブルだと思います。出品者様に感謝!



ポリスティルは1960年代に創業したイタリアの老舗ミニカーメーカーで、元々はポリトーイというブランド名でしたが、1970年代に英国のパリトーイと紛らわしい、というので社名を変更しています。1980年代末に総合玩具メーカー・トンカの傘下に入り、93年にはブランドが消滅しています。今回のブツはパッケージにトンカのロゴがないので、ポリスティル時代末期の作という事になりますね。

トンカ・ポリスティル時代にも190Eは作られていて、多分その方が出回ってる数も多いと思うんですよ。絶版ミニカーショップとかでもよく見かけますから。
金型は同一なんですが、トンカ版は妙なデザインのホイールを履いてて、タイヤは太すぎてボディからハミ出してます。
おまけに、決定的なミスをやらかしてるんですよね。ポリスティル時代には省略されていたドアミラーが追加されたのは良いんですが、なぜかドア窓前端の三角部じゃなく、その下のドアパネルから生えちゃってる。トンカめ、なんて余計なことを(笑)。

それで、旧いポリスティル版の方を探していたんですが、これがなかなか見つからん。たまにイベントとかで見つけても、不当に高かったたり、状態が良くなかったり。探し始めて3年あまり、ようやく入手出来ました。
現在、ジオシティーズに置いてある190Eのサイトを、googleに引っ越しさせている最中なので、近々190Eミニカー・コレクションのページも作り直す予定です。


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