「古事記・字源」物語
『六書』・・・占星術・・・古事記・・・
↓↑
「きっと昔の物語の作者は
過去の現実的な出来事を
環境、状況、人物の
設定を変えて後々の人々に
知ってもらいたかったんだろうな」
「そうよね。
直接的に語ると
時の政治権力の弾圧を受けるから」
「何時の時代でもそうだな」
「思想、表現の自由を
護るって大変なことなのよね」
「特に『表現の自由』だな。
個人が頭の中で何を考えても
弾圧されることはないのは自明だが
場合によっては
その思想が
現実的な行動に移され、実行され
既存の秩序を壊そうとすれば
弾圧されるし
規制されるのは当然だ」
「・・・難しいわね」
「ある思想、考え方が
対象化され
オブジェとして創作、創造される
あるいは
文字、絵画、音楽、演劇、映像
に表現されることは
『自由』であることが護られるベキだ。
個人の頭の中にある
思想、想像、妄想は
誰かに護られなくても
いつでも自由だが
その『表現の自由』
特に『行動の自由』となると
相手との関係性に於ける
『秩序の枠内での自由』
であることを踏まえざるを得ない」
「日本人の自由って
その関係性を踏まえていないのよね」
「ああ、妄想、想像に於ける
『殺人』は自由だが
その
『実行』としての
『殺人』が自由であるはずがないからな。
『汝、人を殺すなかれ』
が原点だ」
「ナンジ、ヒトを殺すなかれ・・・
汝(スナワチ)
ヒトをアヤメルこと、ナカレ、だわ!
・・・
スナの女のサトシ」
「まさに
壱与と張政の立場の諭しだ。
だが、社会的な事件を観ると
何か、映画、TVドラマ、漫画、小説や物語と
現実的な
自分個人が
他の人々と関係し
生活している空間の境界線が不鮮明で
曖昧にされてしまっている」
「現実空間
と
妄想空間が曖昧に重なっているのよね」
「そして
最近、起きた湾岸戦争や世界各地の国家間の戦争が
日常のTV映像に不断に映し流されて
観る人々の理性や感覚をマヒさせていることだ。
砲撃や爆撃、ミサイルの発射と
その標的になっている建築物の破壊や
一般市民が爆発で
粉々に吹き飛ばされて殺されていく様子が
リアルタイムで目に飛び込んでくるが
観る人々には実感が気薄で
戦争映画のヒトコマだと
逆に錯覚させてしまっている」
「しかも
ミサイル爆撃している兵士自身
高空から爆撃している空軍の兵士自身も
ボタンを押すだけ」
「人殺しなんて云う感覚なんて
あるはずもないのは当然だ」
「ゲームと錯覚しているに違いないんだわ」
「たぶんな。
爆撃されている人々が
自分と同じ生きて痛みを感じる存在であることを
忘れているに違いない」
「・・・おじさん、
『自由』の『自』って
己(オノレ)で
私(ヨコシマ)
自(ミズ)カラ
自(オノズ)カラ
自然(ヒトリデニ)
・・・カラ、マタ
・・・ヨリスル
用(モチ)イル
以(モ)ッテだわ・・・」
自・・・オノレ、ミズカラ、オノズカラ
小野例 水 空 将の洲珂羅
小野戻
斧 令
将の霊 御津家等 (韓・唐)
ヒトリデニ、カラ、マタ、ヨリスル
日酉 出貳 韓 又 予李素琉
妃砦 邇 諌 真侘 因理摺琉
モチイル、モッテ
模置居留 物 手
勿地夷瑠 母津手
「『由』はユウで
夕、有、邑、尤、猷、酉、熊、又。
よみは
ユ、ユウ、ユイ
ヨシ、モトズク、ヘル(経る)
ノットル、マネル
『由来(イワレ)』
『ヒコバエ』は木の切株から生えた芽、
ユク、ミチ
『ちょうど・・・のようだ』
『なお・・・ごとし』
とよむわ。
象形は
ブドウをコシて
カスを取るカゴ、だわ」
「まさに
ジユウは字に融けている
字の佑け、時の雄、土岐の邑。
ブドウは
武の道を漉・古史・古詩・古志て
粕はコメのシロで
掛る素を採る
駕篭、篭は
クワエルに
ウマはタケのリュウ、あるいはタツ。
そして
過誤、加護、カのゴだな。
それに
尤は
『尢(オウ)』に
『ゝ(イン・シルシ)』だ。
『尢(オウ)』は
アシナエとよみ
セムシ、髄の曲がった短小な人物・・・
隋の曲(ヨコシマ)の
曲者(クセモノ)だ。
オウはアシナのエ
王は足名のエだ」
「『アシナエ』は
ヤマトタケルの御子。
阿は死なず治、だわ。
足名、椎名の兄」
「ユカちゃん、
『尢(オウ)』を調べてくれないか」
「ええ、・・・
『尢(オウ)』は
曲がる=枉
(オウ・ユガム・シイタゲル・コトサラニ
ムダニ・ムナシク・イタ)
の意味で、木の王だわ。
枉駕は人の来訪。
枉屈は貴人の来訪。
枉死は横死で非業の死。
枉道は正道をまげる。
回り道をするだわ」
「セイドウをマゲルは・・・
青銅を曲げるだゾッ!・・・
銅鐸を破壊することなら
祭器、祭祁の変換で
支配者の交替じゃないのか。
銅鏡・・・
カガミは屈むで
銅鏡の前で拝礼し
コシを曲げることだ・・・
古詩、古史、古志を曲げることだな。
腰に巻くのはオビ・・・
とにかく、鋳物師で
イモのシの王だ」
「・・・尨(ボウ・モウ・ム)は
ムク犬、混じる、乱れるで
イヌのアト、ケバ。
『兀』は尢の俗形・・・
これはギリシャ文字の
『л=Л(パイ)』だわね」
「!、こりゃあ凄いぞ!
Л(パイ)は円周率で
円周の長さの
直径に対する比率で
3・1416倍だ・・・
参、テン、壱、四、壱、六=武のバイ」
「3・1416倍・・・
スゴイッ・・・
ほんとうなのかしら!?・・・
Л(パイ)の円周率で
『兀』は尢の俗形で
Л(パイ)だなんてッ」
「うーん・・・
だが、円周率だぞ。
円を周る率=律、立、葎、栗、李津だ」
「リツは
エンをマワル、ソツ。
率=ソツ
=卒、卆、祖津、姐津、礎津、素津
蘇都、鼠津、子津
=音津。
猿は秋を率いる
尤(ユウ)、尢(オウ)
の
寅(イン・とら)」
「オト、オツ、イツの津だ。
Л(パイ)はギリシャ文字・・・
第十六番目」
Α Β Γ Δ Ε Ζ Η Θ
Ι Κ Λ Μ Ν Ξ Ο Π
Ρ Σ Τ Υ Φ Χ Ψ Ω
α β γ δ ε ζ η θ
ι κ λ μ ν ξ ο π
ρ σ τ υ φ χ ψ ω
「Δ(デルタ)は
女性で、四番目だ。
三角形は女、ワレ目で女性器・・・
デるタだ。出る横島!・・・
Лは・・・
ロシア文字で・・・
十三番目・・・だな」
АБВГДЕЁЖЗИЙК
Л
М НОПРСТУФХЦЧ
Ш ЩЪЫЬЭЮЯ
а б в г д е ё ж з и й к
л
м н о п р с т у ф х ц ч
ш щ ъ ы ь э ю я
「ギリシャ文字のアルファベット、
それ自体の
個々の一文字に
意味が懸けられている可能性が大きいわね」
「・・・ありそうだな」
「十六、四、十三・・・
『兀』は尢の俗形で、Л(パイ)」
「パイの同音異字は敗で
カイの夂=オクレル
=将は玖・琥の麗の婁
=夊=スイニョウ=水女ウ。
杯は
キのフ=訃=阜=府。
輩は我輩のハイ」
「我、車にあらず・・・
兀は一の儿はアシで、ヒトだわ。
兒(ゲイ)は
児(ジ・ニ・ゲイ)の旧字体だわ。
ゲイは鯨、藝、迎じゃないの・・・
女の子を
嬰(エイ)、
ミドリゴと云うのに対する男の子。
児はモノの名に添える
『接尾語(セツビゴ)』で
蜂児(ホウジ)は
ハチのコ
梨児(リジ)は
ナシのコ、の例・・・」
「接の尾の語か、それで、尤は?」
「・・・尤は
コトナル、カケハナレタ、ハナハダシイ
スグレル、アヤシイ、トガメル
トリワケ、モットモ
トガメル、ウラミ
タダシ
トハイエだわ」
「トリのワケだ・・・
日本語に一音ずつ変換すれば
『ヤマタイ国』
と
『壬申の乱』
の事情だな」
「そう。尤(ユウ)・・・
イヌの印は金印・・・考えすぎかしら」
「尤は
『蚩尤(シユウ)』の尤で
中国の
『黄帝・軒轅』の臣下で
黄帝に反旗を翻し
霧の中で戦った人物だ。
そして
星(ホシ)の名前だな」
「ホシの名前は
カンで甲だわ。
自由
ヨコシマは磐余(イワレ)で
鬼の姫の里の
歌舞から栄えた女
と言うことだわ」
「ミズカラの水と
オノレの土の弟の己じゃあ
混乱するのは当り前だ。
だが自ずから存在するものが
水と土、木と火、金だ」
「五行の原点なのね」
「そう言うことだな。
『古事記』は故事の記で
『一音』の漢字
そして過去の倭(ワ)の出来事は
『漢籍』の故事で知れ、だ」
「まさに、だわね。
・・・じゃあ、おじさん、
未来の出来事に関する
記録はあるのかしら?」
「未来に関しては
『緯書』だろう」
「『緯書』なの・・・
遺書、医書だわ・・・
遺し書き
医=巫の書なのね」
「なるほど
医書は、移所だな」
「委の渚よね」
「これは既にみたが
経書の対である裏の書だ。
だが
緯象は天文のことだ・・・
ユカちゃん
まえに
『六書』を漢和辞典で調べたかな?」
「『六書』!、前に調べなかったかしら」
「『六書』の項を漢和辞典で調べてみれば
『緯書』が
どんな知識と技術で
記されているかがわかるはずだ」
「『六書』・・・
エート・・・
漢字の
構成と応用に関する六種の法、だわ・・・
形象、指事、会意、形声、転注、仮借。
そうか、ここに
『文字霊振り』
のすべてがあるのね。
『古事記』
ではこれら
六っの漢字自体にも
重要な言葉を懸けているわけなんだわ・・・
この辞典の付録
『漢字について』をみよ、だわ。
それに
漢代の六種の書体で
古文、奇字、篆書、隷書、繆篆、虫書
とあるわ・・・」
↓↑
六書・・・形象、指事、会意、形声、転注、仮借
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
武所 継承 指示 介意 警醒 典註 呵責
景勝 支持 怪異 形勢 天沖 掛尺
軽傷 師事 皆意 経世 填註 化釈
軽症 私事 開意 形成 点註 蝦昔
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
古文、奇字、篆書、 隷書、繆篆、虫書
↓↑
「天武の所は
ケイショウ、シジ、カイイ、ケイセイ
テンチュウ、カシャク
をみよ、だな。しかも
『日本書紀・古事記』
に記されている
古文、奇字、篆書、隷書、繆篆、虫書は
すべて、天武天皇に関することだ」
「スゴォーイわ・・・
虫書・・・
虫で、動物の総称。
羽虫は鳥。
毛虫は獣。
甲虫は亀。
鱗虫は龍のようにウロコの動物。
裸虫は人類
とある。
虫書は秦の八体書の一。
虫の喰ったあとが
篆(テン)書(ショ)
のようにみえるもの、とあるわ」
「テンショは天=海部の処の、添書で、顛書だ」
「それに
『虫臂鼠肝(チュウヒソカン)』
は形、性質の微細なモノ。
無用のモノ(荘子・大宋師)とある」
「尾西で、尾の西。美妻は微細。
無用は武の用で
宗史、早史、草史、桑史
嫂史、草紙、双史、相史
鼠の丑、蘇の牛
ソウシは宋史だ。
まさに
『大宋史』をみよ、だナッ。
宋はウキで、雨期だ。
宋を漢和辞典で調べてくれないか」
「宋・・・おじさん、まさに、ソウだわ・・・」
宋
国名。
春秋時代の国。殷の宗族、微子啓が周から封ぜられた国。
今の河南省商邱(ショウキュウ)県の地。
三十二代続き
斉に滅ぼされた(BC286)
南朝時代
南朝の
劉裕(リュウユウ)が建国(AD420)。
建康に都し、
八代59年続き
斉に滅ぼされた。
趙匡胤が建国(AD960)。
卞(ベン)
今の河南省開封県に都し、
第十代
高宗の時
金に圧迫されて
臨安、今の淅江省・杭県に移った。
合計、十八代、320年続き
1279年
元に滅ぼされた。
「・・・宗史は前に検討したわよね。
元の
『托古托』の
四百九拾六卷の歴史書ということを」
「そうだったな」
「とにかく
緯書(イショ)は未来記で、予言書なのね」
「ああ、もしかしたら
周の
姜太公の
『乾坤萬年歌』が
『古事記』
の下敷になって懸けられているかも、な」
「内容はどうなの?」
「わからん、読んでいないんだ。
単なる周の姜太公のタイトル
『乾坤萬年歌』の字面からさ」
「・・・
『乾坤一擲(ケンコンイッテキ)』
は天下を賭、のるかそるかの大勝負をすること。
『一擲(イッテキ)、賭、乾坤』
は
一の主の八の西の大の邑
貝の者
天と地、陽と陰、日と月
男と女、戌亥と未申、北西と南西だわ」
「博打、博奕(バクチ)の
テキヤって
この漢字からなんだ。
博地は博多の勝負だ。
乾坤が初めの敵対だ」
「博地は十のモッパラで、センだわ・・・
モズハラの府子の船の戦いだわ」
「海戦だ。次に格好の著作が
橋本敬造氏の
『中国占星術の世界』
と云う本なんだが
ここから
『古事記』に関連させて
その記述された言葉を抜粋していくから
ユカちゃんは例のごとく
『文字霊』を振って行ってくれないか」
「わかった、やってみるわ」
「それでは先ず、『詩経』からだ・・・」
『詩経・玄鳥編』・・・
天は燕に命じて飛び降りさせ、殷の国を生じさせた。
『詩経・殷武編』・・・
天は諸侯達に命じて禹の功績の及ぶ世界に
彼らの都をつくるようにさせた。
「詩経(シキョウ)は
市況で、市の況で
イチのイワンヤ
一(ハジメ)は水の兄。
示教で、示の教で
シメスのオシエ。
二を示すは
小=ショウで
将、章、承、姓、鍬、椒・・・
おじさん、
森鴎外の『山椒大夫』って
物語で何を言いたいのか
解らなかったけれども
『安厨』
と
『逗子王』が見えてきたわ」
「まさに
『森鴎外』って名前もだな。
明治の軍人で
文筆業の彼のペンネーム
きっとこれは
『ヤマタイ国』にこだわっているな・・・
小説のタイトルが
『阿倍一族』
『高瀬舟』
『舞姫だ』」
「コダワッテいるワよッ、そうとしか思えないわねッ」
「明治の文人、知識人は
きっと
混乱する時代の中で
古代の秘密を覗いたに違いないな。
夏目漱石、芥川竜之介、田山花袋
坪内逍遥、幸田露伴、永井荷風
高山樗牛
樋口一葉
与謝野明子
等のペンネ-ムと作品のタイトル」
「ペンネーム!・・・
まさに重なっているわ。
・・・そうよ、
古代王朝の秘密の何か
きっと
宮廷の御禁制の本を読んで知ったんだわ」
「・・・あるいは、これらの文人の系譜は
古代から
『古事記』の
秘密を何等かの形で
知らされてきた人々かも知れないな・・・
反体制的な立場」
「きっと、そうに違いないわッ・・・
それで
『玄鳥編』は
黒い鳥で
烏(カラス)で
カラスの編、変・・・
天は燕に命じて飛び降りさせ
殷の国を生じさせた・・・
『倭はもと燕に属す』
で
アマはツバクロメのイノチ、
ツバ・メは
鍔(ツバ・唾)=鰐(ワニ・倭児)
=顎(アゴ・阿児)
=嶽(タケ・長家)
=学(マナブ・真名の武)
=額(ヌカ・糠)
ヒタイの女の命だわ」
「トビ・・・
円を描いて飛ぶ美しさは鳶(トビ)
拓本の美しさは塗美
満月の美しさは兎美
砥石で研いだ刃物の美しさは砥美
女の医師の美しさは
嫉妬の妬美(トビ)。
オリ・・・は
折、澱、居り、織り、下り、降りで
登美の折り挿せる
インのクニは寅(イン)
すなわち
虎の国だわ」
「額(ヌカダ)の女の命・・・
額(ヒタイ)の大王だ。
登美彦は虎だな・・・
すると
虎の敗退、後退、交替で、天武天皇の交代だ」
「『殷武編』は
寅(トラ)の武の編・・・
天武の編纂は
諸侯達=渚の好、后、熊、甲
工達に命じて
禹の功績=勇夫の関
の
及ぶ=将呼ぶ、世界=夜の境に
彼らの
都=斗をつくるようにさせた、だわ」
「なるほど・・・
額田王
大海部皇子は淀んで
沈澱、鎮伝で
鎮魂の伝えは
枕(マクラ)の傳えだな・・・
次は・・・」
↓↑
天命・・・
・・・『春秋左氏伝』
・・・喜公23年
晋の公子
重耳
の興隆
↓↑
「これは、言うまでもなく、海女の御子と
『春秋左氏伝(シュンジュウサシデン)』
筍に従うは
妃の多くの
李(リ)=キのコ=吏。
紀行=帰港=寄稿=基稿、起工で
匠(タクミ)の起こりで、鬼の、工=巫。
・・・喜公23年は
持統天皇
弐を拾う
参の年=牛=主。
晋の公子は
日並皇子で
日下の王が
重なる従事、住持、十字で
充=中=廿の児の
交流=拘留=勾留だわ」
「23が
『日本書紀・卷第廿参』なら
舒明天皇だな。
皇位継承問題で混乱している。
結局
田村皇子が
舒明天皇となっただろう?」
「そうね
後々の重要な人物が
舒明天皇と
宝皇女から
生まれているわね」
「天智天皇、天武天皇、間人皇女。
母親は違うけれど
蘇我の娘の
法提郎媛が生んだ
古人皇子だ」
「でも
23年なら
推古天皇23年(西暦615年)じゃないかしら。
犬上御田鍬の帰朝だわ。
そして
西暦618年に
隋の滅亡だもの」
「確かに犬上御田鍬も名前からして怪しい人物だな。
次は・・・」
『国語・晋語』・・・
重耳=文公
北方の
狄に亡命十二年
斉の国に向かうとき
五鹿の地を通過するときに
農夫に食物を求めたところ
農夫は土の塊を手に取って文公に渡した。
彼は怒って農夫を鞭で打とうとした。
それを
子犯が諌めた。
『いま
歳星=木星は十二次の寿星にあり
十一年後に
鶉尾になったときに
この地を手に入れることになるのが
天の道である』
と。
「国語(コクゴ)は
古の句の後で
クニのカタリ。
晋語(シンゴ)は
新、申、真の語
辰の後は
巳
申の後は
酉
臣の子は
日並武だわ。
『晋=晉=一+人+人+一+日=すすむ』は
一+ム+ム+一+日で
晋(晉・シン)
紀元前11世紀~紀元前376年)
は
現在の中国山西省に
西周代
春秋時代に存在した国家
始めは
唐と呼ばれ
後に
晉=晋・・・並=ならぶ
=奈良部・奈羅府・楢椈?
国姓は
姫
首府は翼
後に
曲沃の分家が
翼の宗家に取って代わって
名を改め
絳と呼ばれるようになった
・・・
ム(ヨコシマ)が
二つの一に挟まれて
それを日が載せている漢字だわ。
よみは
ススむ、オサエる、
ツツシム、アキ、クニ、ユキ」
「なるほど、ヨコシマを囲む二のヒだな」
「しかも、これは日本古代国家の象徴的な漢字だわ。
故事的に漢字を調べれば、先ず、
『晋=晉』は
周の成王の弟
叔虞(シュクグ)の封ぜられた国。
山西省太原地方を中心とした春秋時代の大国で
後に
韓国
魏国
趙国
の三国に分かれた」
「タイ王の乙
卆=夙=縮=粛
祝はネの兄で
イワのウだな」
「そして
司馬懿の孫
司馬炎が三国の魏をついで建てた国。
後に長安に遷都。
四帝
52年で前趙に滅ぼされた。
西晋、前晋とも呼ばれれる」
「シバイの尊
シバの園
御津国の祇をついだ建の国。
長のウの女は闇。
始の帝、五の拾の弐。
全の長に滅ぼされた」
「そして
司馬懿の曾孫
司馬睿が西晋をついで建てた国。
建康を都とし
十一帝、104年で
帝位を宋に譲る。
東晋、後晋とも呼ばれる」
「シバイの草(クサカンムリのハヤイ)の尊
シバの永の精神。
建の康=夜須の宮子
壱の拾の壱の帝
壱の百の四=死、
桑に柚の子の留る」
「五代の時
石敬唐が後唐を滅ぼして建てた国。
後晋と呼ばれる」
「吾=阿=乙の城、土岐
イワのウヤマイのカラ
埜の治の空(アキ)を滅ぼした」
「そして
山西省の別称。
易の六十四卦
坤下離上
地上に明るさの出る象
だわ」
「日の勿、武は重なる中の史の懸。
南西のヒのツのジ、去る、『トリ』。
一の卜の下
シタ=舌=ノの古
シモ=死の母、里をハナレ
卜の一
上=ウエ=卯の江=飢え=植え
カミ=神=紙=髪=祇
ジョウ=丈=娘だな」
「キュウシュウを去った
壱与と
天武の懸かりよね」
「ああ。次は・・」
天と人間の対応・・・
『荀子・天論』・・・人の行為の結果
天とタオ(道)
↓↑
「これは
天の
『荀子・天論』
と
『道(タオ)』
は海女のクサのクのヒ
貼の蕗の武=奴だわ」
「田尾の名前は道なんだ。そして・・・」
↓↑
『淮南子・天文訓』
・・・四季は天の役人
太陽、月は天の使者
星々は天の時間
虹や彗星は忌むべき天の前兆
東方は生産、耕作の長官(田)
南方は軍事の長官(司馬)
西方は裁判の長官(理)
北方は土木工事の長官(司空)
中央は都の長官
↓↑
「殉難の子、天武、奴の君。
始期、志木は海女の屋久の人。
カラスとウサは
海士、海部、阿倍、尼の支社。
干しは
海女の時岐、土岐の干、卷。
虹はニジの七色
中のムのタクミで、巫。
彗星は
スイセイで
水の干しの政
水干は巫
スキがナラブ
針の鼠と
猪の頭で
禁中の
蘇我、委の子のアのタのマ。
イムベキは
己の心
キのココロは
武のサキのキザシ」
「なるほど」
「アツマのカタは清算で
水の主は月=獅子=嗣子
宍は卯の武。
コウサクで
工の作、交の錯、幸の作、鋼の索で
長の官は伝。
ミナミのカタは郡児で
君の都の司馬。
ニシのカタは
歳晩の長の官、王の里。
キタのカタは
土と木の公の示で
アキのツカサ。
中の王は宮子=宮古
ト=砥は
石の氏の一だわ」
「なるほど・・・」
↓↑
『観賞授時』
・・・周代以後天文現象の意味を知り
政治的支配権力を強める
帝王学とは暦の作成である
殷代は甲骨卜占
甲骨の割れ目で吉凶を判断
↓↑
「干渉、勧奨、感傷、完勝で
嬬、呪のトキ。
寅の代、恍惚=硬骨、僕のウラナイ
倭の霊の女」
「次は・・・」
↓↑
『礼記・曲礼編』
・・・天子は犠牲を天と地に捧げて祭る
季節に
東西南北の四方神を祭る祭事は
戦国時代以前
五行説確立以前
↓↑
「『礼記・曲礼編』のレイキは
霊気、冷気で
レイのキは蛎、零、禮の霊が戻る例は
『古事記』のキワメ。
キョクレイは
旭戻、局令、極=皇極の例で
曲(ヨコシマ)の励」
「皇極天皇か・・・次は」
↓↑
『礼記・礼運編』
・・・孔子が
万物の神を合祀する
十二月の臘祭に賓客として招かれ
上代の夏、殷、周
三代の治世を偲んだ
孔子は
冬至の時に
南の郊外に於て上帝を祭り
夏至の時に
都の杜に於て地の神を祭り
地の恵みに感謝することを教えた
↓↑
「戻る紀は齢の運だわ」
「なるほど」
↓↑
『礼記・祭法』
・・・太陽、月、星、山川を
祭る祭法に於て
天を祭るに
泰壇を設け
柴を積み
牲とともに焚きあげ
地を祭るに
泰折に供物
牲には
赤の子牛を埋める
四時を祭るときに
泰昭と云う祭場に
少牢=羊と豚を埋め
寒暑を司る神を祭るのに
坎壇を設けた。
王宮=日壇
夜明=月壇
幽榮=星壇
の祭壇
上代の
帝告が
日月星辰の星座
宿の配列を体系化
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「サイホウは布を縫う裁縫で
ナの巾、糸に逢う
マツリのノリは間の柘の里、海の苔」
「サイホウは西方で
酉は鶏だな。
とにかく
七夕姫の木花之佐久夜姫だ」
『周礼・春官』
・・・太宗伯、天王大帝の星祭り
「実柴=牛を柴に載せて祭る儀式」
「司中=文晶星」
「司命=三台星」
「風師=箕星」
「雨師=畢星」
を祭る職務(春官)
『春官』・・・「馮相氏」は天体観測、天文の秩序
「保章氏」は天文の変化の観測
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「タイのレイは張るの干
シュンカンは瞬間で
メのマバタキだわ。
筍の甘は竹の旬で
旬は十日で
壱の拾のヒ
甘は海女で
海部で、阿倍だわ」
「ミのシバは丑(ウシ)でチュウ。
チュウは中
注は水の主
沖は水の中・冲は氷の中
柱は木の主
肘は月の尊
酎は鶏の尊
駐は馬の主
鋳は金の呪
厨はガンダレのマメの尊
昼はヒのル
虫は那賀のム(ヨコシマ)
紐は伊都の牛(ゴ)
宙は宇宙のチュウ
忠は那賀の臣
註は言葉の主、ゴンの主で
『日本書紀』
の註の意だわ」
「なるほど、そのとおりだな」
「『馮相氏』はまさに
ヒのバ、キのメの氏。
天体観測は海部の人がモトで
甘(アマ)の足(タリ)。
海部の文の秩序だわ。
『保章氏』は
タモツのアキラの氏
海部の文の変化の観測。
カンソクで、諌の束は卷の則(ノリ)だわ。
保障ならばヒトは
クチのキ
阜(オカ)の立つ日の壱の拾」
「日の立の十なら日立が重なる、だ。
音も日立だな。
常陸は上陸で
ウのエのムのツだ。
小名彦が中国と言う説は違うな。
九州か日本の東北だ」
「まさにだわ」
ーーーーー
・・・???・・・
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