≪読む前に注意≫
この物語はフィクションです。
実際に存在する団体名、役職名などは一切関係ありません。
描写に関してあえて端折ってる部分がありますが
そこは想像で保管してください。
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短編:『死亡フラグ村』
とある山村で事件が起こった!
まるで何かに取りつかれるように連続的におこる殺人事件!
村の人々は恐れて一つの集会場に集まった
が、なんと犯人は村人の中にいるかもしれないという
情報が村長によって言い放たれた。
誰が犯人なのやらわからず、すでにこの集会場に忍び込んでるかもしれない。
村人たちの精神は常軌を逸した。
もともとこの村は精神的に弱い人間達が多く
小さなショックでも心臓麻痺で死んでしまうほど
こういう特殊な条件下では死亡事例が多かった。
「俺、この事件が終わったらこいつ(恋人の写真を見ながら)と結婚するんだ」
いきなり写真を見つめながらビリーが死んだ。
どうやら犯人はやはりこの集会場に忍び込んだようだ。
「ゴーストだと!?んなもんこの世に存在しやしねえんだよ!」
ビリーが殺された後、宗教家のバーバが叫んだで死んだ。
窓枠に手を触れた瞬間、階段から転げ落ちて死んだようだ。
「うわあ!殺人鬼と一緒の部屋にいられるかよ!!俺は自分の部屋に帰るぜ!!!」
バーバが殺されたところで飛行機のパイロットだったジョンが部屋に帰った。
数分後、沈黙するジョンの部屋を見に行った数人が彼の死体を発見した。
「ここは俺に任せて、お前は先を急げ! なーに、すぐにでも追いつくからさ・・・。行け!」
ジョンの死に気が動転した床屋のポピンスは何かに駆られるように
村人を外へ誘導させて自分だけが集会場に残って無駄に死んだ。
「帰ったら、みんなで一緒にうまい酒でも飲もう」
山道を歩く過程で、酒屋のフレッドが陽気に自分だけの酒を出して
スキットルを飲んで酔ったとたんに山から転げ落ちて死んだ。
「俺達、お似合いのカップルだよな?」
「そうね、帰ったら高いダイヤモンドの指輪かってよね」
逃げる最中に告白などしてたディランとブレンダが
抱き合っているところの岩が急に落ちて足を滑らせて死んだ。
「大丈夫、俺なら死なねえから先いってろ! 」
狩猟動物用の罠にかかって足を怪我したマイクが村人達に叫んだ。
次の瞬間大岩がマイクの体にかぶさるように落ちてきて死んだ。
「で、出口だ!!さっさとこんなとこからオサラバしようぜ!!」
ジェイジェイが山道の終わりが見えたのか皆に陽気に振舞うが
ジェイジェイの向かった先は高圧電流が流れておりジェイジェイは死んだ。
「様子を見てくる。お前たちは残れ」
よせばいいのに村長の息子のアドルフがジェイジェイを追っていった
もちろん、ジェイジェイと供に高圧電流に触れて死んだ。
「イヤァ!私は死にたくないの!こないで!!!」
アドルフの死に、山をこだまさせるジャンヌの声が聞こえた。
しかし狼の群れに声を聞かれて、ジャンヌは食い殺された。
「俺一人ならここを突破できる!」
「だから先に行っててくれ!」
「必ず脱出してみせる。」
「無事に逃げられたら二人で静かな場所で暮らそう。」
ウェイン、アルフ、ウッド、ラインの仲良し四人組が狼の群れに飛び込んだ。
狼は去ったが、全員仲良く食い殺された。
「みろジャック!こいつはここまでの人間だ! 」
ジャックの恋人のメイが泣き出して動かなかったためアントニーが侮辱した。
アントニーはジャックの手斧にかかって死んだ。
「貴様何故生きている!?完全に倒したはず・・・」
ジャックはそういうと、息を引き取ったはずのアントニーを見た。
彼の目はまるで野獣のような口と爪でジャックを引き裂いた。
「いいかここを動くなよ。5分たってもおれがここに来なかったら、ここから逃げるんだ。」
アントニーの豹変振りを見ていたジャックの友人メリックが
アントニーの後を追った。…そしてジャックの後も追った。
「お、お前・・・まさか・・・・うわあああああああああああああああああ」
メリックの弟マリックがカードで遊んでいるところに
アントニーの毒牙が再び襲い掛かる!猟銃で抵抗したがマリックは死んだ。
「ちくしょう、遭難しちまった。とりあえず今日はこの山小屋で一晩過ごそう」
登山家のナッシュは一足早く村人をつれて山小屋に入った。
しかし、ナッシュが入ると山小屋が爆発してナッシュは非業の死を遂げた。
「勇者達は逃げ出した!しかしまわり込まれてしまった!」
お得意のRPGの台詞を使いながらヘレンは、文字通り
死に際のアントニーの毒牙に回り込まれて死んだ。
「お前はもう死んでいる・・・」
北斗七星の横の星が見えたショックでバレリーは死んだ。
「明日テストだけど何にも勉強してないや。」
のんきなこといってた農家の息子ギリアムは
来週の通信簿返却の事を思うと精神的に辛すぎて死んだ。
「おい!動けよ!動けって!!」
ギリアムの友人のボブは死んだフリじゃないかと思ってギリアムを起こすが
ボブも来週の通信簿のことを思い出して死んだ。
「私はソ連に亡命する」
険しい山道を帰りはじめたビレースコフは
国際政治の荒波の中にいる自分を想像して死んだ。
「謀ったなシャア」
ガルマは山道を登りながら気持ち的に
ホワイトベースにガウで突っ込んで死んだ。
「おまえともっと早く会いたかったよ。」
最期の台詞をメリッサに吐きながらピーターは
山道を車椅子を押されながら老衰で死んだ。
「帰ってきたら豪勢な夕飯を奢れよ!」
小太りのコスギが山道を登る途中で心筋梗塞で死んだ。
「お、俺はただ幸せになりたかっただけなのにーー!!!!うわぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁああああああああああああ」
御曹司だったはずのインペラは金持ちを夢見たあげくに
実は金持ちだったという己の不運を嘆いて山道から落ちて死んだ。
「ねんがんのアイスソードを手に入れたぞ!」
わけのわからないことをいいながら剣を片手に
聖戦士のガラハドは夜盗に撲殺された。
「ブ、ブレーキが利かない!!!!」
電動車椅子のブレーキが壊れて、山道をすべりだいにして
老人マッサーカーが転落して死んだ。
「皆で一緒に帰ろう・・・・」
「絶対、みんなで帰ってこような!」
村長と村一番の長老のブラウがそういうと傷口に毒虫の毒が回り込んで
泡を吹きながらその場に倒れて死んだ。
「ビートマニアをしていて、ギャラリーに話しかけ始める」
盤の数の多さに死んだ。
「悪い、ちょっと先に行っててくれ…寄りたい所があるんだ」
スティーブは村人達と離れてなんとはなしに寄り道をすると、
その山道の外れにいた、いたちの群れに襲われて死んだ。
「ここがお前の墓場だ!」
ついに犯人か!?とっさに飛び出したエディーは散弾銃で
村人を狙おうとしたが、とっさに銃が暴発して死んだ。
「バイバイみんな!」
いきなり地雷を踏んでモールが死んだ。
「ヒャッハー!!ここは通さねぇぜ!!!」
「待て、話せば分かる。」
「問答無用!」
エディーの仲間のバンとモクが悪徳商人のマックスを撃ち殺した
だが、その後分け前の問題で争いが起きて二人とも銃を撃って死んだ。
「ん? おい、そこにだれかいるのか!」
山の頂上につくころには村人はすでに4人になっていたが
頂上にたどり着いた時、何かを発見したブランディは
何者かにナイフを突きつけられて死んだ。
「ばからしい俺は帰るぞ…つり橋が…切られてる………電話線も切られていた」
ライフラインの全てをたたれてゲイリーは死んだ。
「わかったのよ…この事件の犯人が!でも今は言えない…明日またここに来てくれるかしら?」
明日まで待てなかったのでヨーコは死んだ。
「でも私、本当にお兄ちゃんのことがすきだったよ!」
ヨーコの友人のメアリーは自分が犯人であると告白すると最後に残った
ヨーコの恋人のシェイドに向かって叫んだ。
「1・2・3で振り向いてズドンだ。1・2・・・・」
シェイドはなぜかメアリーと西部劇さながらの早うち大会を行った。
ズドン
「おめーならやると思ってたさ。」
メアリーのマグナムに撃たれてジェイドは死んだ。
「なぁ…俺たち、もっと別の出会い方をしてたら親友になれたかなぁ?」
ジェイドの最期の言葉を聞いてメアリーは銃を口に含み自殺した…。
村人は全滅した…
短編:『死亡フラグ村』完
=====あとがき====
二作目、もし死亡フラグだらけだったらを予想して書いてたけど
やっぱりストーリーにするのは難しいや。
参考にしたのはこの記事。
http://news4vip.livedoor.biz/archives/50503800.html
今から仮眠をとろうとおもいます・・・。