kirekoの末路

すこし気をぬくと、すぐ更新をおこたるブロガーたちにおくる

今日はサバゲー

2007年12月16日 08時52分02秒 | サバゲー
この俺こそがサバゲーの王子だということを貴様等にわからせてやる@kirekoです。


>やる気だけは最高潮に

ダビスタでいう厩舎の調教トレーナーが言う「気合がのって絶好調です」に近い体調でサバゲー当日を迎えられた。罰ゲームボックスもつくったし、プリキュア5のゆるい作画もみたし、これは勝利フラグだな!いつまでも俺がのうのうと坦々してるとおもうなよ!覚悟しやがれ!

いまさらだけどプリキュア5の黄色の名乗り台詞の「はじけるレモンの香り」がツボにはまってしまった。

佐世保散弾銃事件のせいで・・

2007年12月15日 19時15分43秒 | 末路話
散弾銃なんて使う一人の馬鹿のせいでなんという悲劇だ!被害にあわれた無関係な人達の家族や、恐怖におびえさせられた佐世保市民達に対して、この犯人は死ぬよりも重い重罰が必要だと思ったが・・・結末は・・・くそう。ああ、サバゲー@kirekoです。


>佐世保散弾銃事件

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20071215AT3K1500915122007.html

ちくしょう、恨みで無関係な人や子どもを殺傷して、逃げて
神様どうにかしてくださいって教会にかけこんで
社会に迷惑をかけまくったあげく自分で逃げをうち敷地内で自殺とか、
まったくもって被害者がうかばれない・・・!

明日はサバゲーだけどー

2007年12月15日 18時59分11秒 | 我流ロボットデザイン
佐世保の乱射事件のせいで厳戒態勢かよ・・・@kirekoです。


>むしゃくしゃしたのでロボットの色塗って設定考えた







・独立、自立思考型巨大ロボット 河和羅王(ガワラオー)
身長24、7m
体重101、9t

ロボット工学の天才、オガワラー博士が生み出した暴走する悪のロボット
『ビッグオガワラー』に対抗するために、富士山系の地下にある
防衛軍極東支部で秘密裏に作られていた戦闘ロボット。
大気中の水素を取り込み、太陽光と水で精製した特殊な物質と混ぜ、爆発するエネルギーを一度縮退圧縮し、再び炉熱で燃焼させることによって、巨大なロボットを自在に動かすことのできる莫大なエネルギーを生み出す通称オガワラージェネレーターを装備しており、これによりガワラオーは太陽と水素と水さえあれば、理論的には半永久的に起動が出来るという恐ろしいロボットなのだ。

駆動系は電気信号を受けて、そのパターンで形を変えるオガワラー式人工筋肉駆動機構、通称ガワラーマッスルを全身に装着。高反応の人工筋肉と高度な演算処理システムをフル稼働させることにより、二足歩行のバランスは人間のそれと同等、むしろそれ以上を実現させている。

装甲は対弾性と対衝性に優れる金属ガワラーメタルを裏、対熱光線兵器に一定の抗体遮断能力があり、柔軟性に富むガワラリウムを表に含めた複合装甲ガワラメタリウムを使用。厚さ0、1mmのガワラメタリウム板を1㎡に2000枚使用し、まさに鉄壁と言えるほどの防御力を持っている。
この装甲材の適用により、自立思考型ロボットであるガワラオー唯一の機動終了手段である『ガワラー統制システム(内部演算機含む電気発信密集機構)にエラーを起こさせる、ガワラーマッスルシリンダー(各所電気信号反応回路)の遮断』に必要な、人工筋肉を傷つけることは既存の光線爆炎兵器や炎熱実弾兵器では難しく、めったな攻撃方法では傷一つつけることもできない。

武装は、胸部装甲周辺に砲塔の無い直線固定式の砲、5000枚の鋼鉄を6秒で溶解液化蒸発させる熱光線を広域に発射するブラストビームキャノンを二門装備。
その他武装として、本体エネルギー支給式盾型携帯攻撃装備であるガワラオーシールド内部に金属を溶解切断する緑色焦熱杭ビームパイルを1基、直立推進式パワーブースターを利用して発射するアンカーパイルショット機構を2基装備。
その他携帯する反物質共振機構(アンチマテリアルバイブレーション)が組み込まれた大型剣『ガワラオーソード』を装備、緑色焦熱杭ビームパイルと併用することにより複合金属ガワラメタリウムを切り裂く事が唯一可能となる。

パイロットが内部、外部の操作をすることによって起こるアクシデントを回避するために、本機では操作部を全て排除し独立の判断回路である電子脳と、行動の善悪を形成する『良心回路』を適用、これにより単一命令を受けて自由に行動する、自立思考型を採用している。

しかし、電子脳を入れる直前に回避不能のアクシデントがおこり、脳内部の良心回路がパージ、その他、運動機器以外の多くの判断思考回路の部分と電子脳の一部が破壊されてしまい、第二の暴走ロボットとなってしまった。




吉良殿、お覚悟めされい!

2007年12月14日 19時42分50秒 | 末路話
赤穂浪士討ち入りの日の朝は、とても寒かった。まさに「御肉通」@kirekoです。


>ほう、殿中で刀に手をかけおったな!それをどうするつもりじゃ?どうするつもりじゃと聞いておるっ!



http://www.nicovideo.jp/watch/sm1713066




そんなやつらにはゼロ距離で放つ流星ミサイルマイト!これならどんな敵も一発だぜフゥーハハァー!


流星人間ゾーンのお父さん役はウルトラセブンのキリヤマ隊長。
しかしゲストキャラが豪華だなぁ・・・

英雄百傑人物列伝(仮)

2007年12月13日 20時56分56秒 | 『英雄百傑』設定
架空大河小説『英雄百傑』に登場する人物の列伝(あらすじ)設定集。
現在進んでいる第一回~第三十四回までに登場した人物と国の歴史、
これから出るであろう関連の重要人物の設定を
コーエー三国志パラメーター付き列伝風にまとめてみる。


■楽花郡盛草村義勇軍

・ミレム 信暦182年~
統率83 武力72 知力70 政治66 魅力86

関州京東郡世谷(ヨコク)の平民の生まれ。親を早くに亡くし、親戚を頼ったが、生来の天邪鬼、悪戯好きが祟って、どの家からも嫌われ、裸一貫で人を騙して金をとったり、無銭飲食をしながら彷徨い歩く札付きの小悪党。
小手先の口八丁手八丁で人を騙すが、ついに街の牢にぶち込まれる。
しかしそこで出会った囚われの豪傑、スワトと出会い、逃げ出した盛草村でポウロに出会い、刺激されて義勇軍を設立した。黄州四谷郡の鏃門橋の戦いでは、ミケイの策とポウロの進言で、100人の決死隊を率いて城壁を登り、焼き討ちを仕掛け、運悪くも猛将ズビッグ隊とでくわしたが、酒に酔った勢いで、猛将ズビッグを後ろからなで斬りにし、平然とその場で眠りこけた。
その後も賊軍の征伐で活躍し、500人の兵を預かる将となり、妖元山の戦いでは、ポウロの進言により敵本陣を奪取し、敵兵に囲まれ危機に陥るも、功名に見せられたミレムは機知を働かせ、兵に火を焚かせ大軍に見せかけ、陣頭に立って戦い鼓舞し、本陣を守りきった。
その後、都で宰相パシオンと論戦を繰り広げ帝郡忠三位の位を得た。
器が小さく、矮小な人物と思われたが、スワトやポウロを口説かせたことや、場面場面で見せる、その豪放さと際立った才覚を見るに、計り知れない大器を感じさせる。


・スワト 信暦181年~
統率54 武力120 知力18 政治13 魅力65

関州京東郡文興(ブンコウ)の生まれ。身の丈7尺(2m強)の大男。
真っ正直な性格で、深い部分で考え込むことを嫌い、全てにおいて無頓着なところがあり、よくポウロに嫌味を言われている。
10尺(3m)もの鉄製の大薙刀を軽々と振るう類まれなる屈強な力や、驚くべき身体能力を持ち、鉄の牢柵を破ったり、武装した番兵数十人を素手だけでのしたり、頂天教軍の猛将ズビッグの大斧を軽々と受け流し手玉にとり、ルブー率いる賊兵300を怒りの余りに一人で全滅させるほど強い、まさに希代の豪傑。
大熊のような風貌から粗暴と思われてしまう一面があるが、スワト自身は礼儀にも正しく、忠節と君臣の間柄を最も崇高なものだと思っている。
そのことから、妖元山の戦いで、窮地に陥ったキレイ軍を救おうと援軍使者として訪れ死をもって忠節を説くタクエンを助け、官軍として仲間意識の持てないジャデリンをその場で一喝している。
余りに個人武力に優れているためか、周りをあまり見ないところがあり、兵にあわせた行動をとるのが苦手で、集団と集団で戦うといったことは不得意。

かつては、英雄ガムダを支えた名高い武人スオウの家系だったが、ガムダが官職をとらなかったため、同じように官職をとらなかった。頑なにそれを貫いたため家は没落し、スワト自身も我牛山(ガギュウサン)にひっそりと暮らしていた。
しかし、頂天教による天下の乱れを予見したスワトは、駆けること三日三晩、南郡に向かい太守に直訴したが受け入れられず、頭に血が昇ったスワトは思わず太守を殴ってしまい京東郡の牢に幽閉された。スワトはそこで、世を救ってくれる英雄が世に出てくることを願い、その時が来るまで牢で静かに待っていた。


・ポウロ 信暦179年~
統率69 武力21 知力75 政治81 魅力74

関州楽花郡盛草村の豪商の生まれ。
育ちの良さと社交性があったため、人から愛される事に長けたが、常に上を目指したがる性分で、功名心の強い男。
幼少の頃から政治書、法書を読み漁り、その聡明さを買われ、将来は国の律法家として目をかけられていたが、一生を一律法家として終わりたくないという、功名心の強さが災いして、官吏試験も受けずに村に残り、史書や法書を漁る毎日を送っていた。
そんな時、牢から逃げ出したミレム達と出会い、気運を見るにこれ幸いと一念発起して、財を投げ打って義勇軍を募り、官軍に仲間入りすると賊軍征伐にあたった。
大富豪の息子の割には肝が据わっており、進言や献策も周りを見ずに軽々と放ち、史書や政書に詳しいことから知性も高く、弁論にも優れ、妖元山の戦いの際には、ミケイの手紙で相手の心理を見抜いたり、文面を読んで奥を知ることなど、その知性の高さを披露した。初陣の恐怖に慄くミレムに蒸留酒を特効薬と称して飲ませ、鼓舞させる機転などは、ミレムが頼りにする知恵の懐刀である事の証拠である。
だが、功名心が強いため大局を見据えられず、褒賞のためには、主君であるミレムをも危険に晒してしまうことのような失敗も多い。


■『信』帝国軍

■南軍八騎督

・ジャデリン 信暦167年~
統率86 武力95 知力57 政治38 魅力52

大陸の南部。黄州官軍の将。南軍八騎督の一人にして総括者。獅子将軍。
獅子をモチーフとした兜と、黒い甲冑を身につける猛将で、戦に出れば勇猛果敢、自らの危険を顧みないことから「将軍は獅子体言の如く」と将兵達に一目置かれる存在。元々は皇帝に組する譜代の重臣ジャボウの息子だったが、元来の戦好きがたたってか、帝府で政治を行う官吏を蹴り、自ら治安の優れない南部地方へと迎い、その実力を発揮して度々賊征伐へ迎い、輝かしい功績を打ちたてると、7代皇帝ホウケンから『獅子将軍』の名で呼ばれる。後に帝国の南部地方で優秀な人材を自ら尋ね集め、南軍八騎督という将軍直轄の役職を作ると、ミケイなどの優秀な将軍を取り立てた。少々、粗暴で気性の荒い部分があるが、将兵達の進言を良く取り入れることから、その信任が厚いことを見受けられる。妖元山の戦いにおいては三方から押し寄せる伏兵に物怖じせず、陣形を立て直すと敵へ猛然と突撃し、単騎駆けを行い、賊将クピン、イエロを討ち取った。


・ミケイ 信暦182年~
統率92 武力51 知力89 政治?? 魅力98

黄州官軍の将、南軍八騎督の一人、忠郡信三位。
元々は黄州の書庫を預かる文弱の徒であったが、南部の賊征伐の際に郡太守から推挙され、その素晴らしい兵の統率法や奥深い策知に優れる聡明さをジャデリンが買い、優秀な将の証、南軍八騎督とした。
平素から白い生地に黒い線の入った衣服を纏い、美しい白銀の甲冑に、一際細い華奢な体と剣を携え、美しい星をあしらった装飾が施された兜を被り、戦場において見事な兵法と策知を見せる、その容姿端麗さや、知友兼備の行いを見せる将軍であることから『併華(ヘイケ)将軍』の異名をもつ。


■関州京東郡

・キレイ 信暦180年~
統率95 武力70 知力94 政治88 魅力27

関州京東郡太守キレツの息子。赤い甲冑の天下の恐将、忠郡信一位。
幼き頃は生粋の悪戯者で、破天荒なことばかりしてきたため、郡一の愚者と呼ばれ、弟のキイや、父キレツを困らせたが、15の時、元服した際にキレツの臣として宮城へ参内するや否や、キレツの前で、逆臣の名前を高らかに叫び、声をあげ、その臣の前にいくと郡の金や武器を横領し、賊へ横流ししていたその臣の罪を読み上げ、自ら引っ立て、裁判にかけ、その一族を根絶やしにした。
キレツやキイが驚く間もなく、その時、郡内の村々を秘密裏に牛耳っていた地方の悪代官や、たちの悪い盗賊団や、他人を貶め讒言(嘘をついて相手を貶める)を繰り返すような奸臣を見つけては、残忍な公開処刑をしたり、釜にいれて煮殺したり、大穴をほって生き埋めにするなど、人々が見て恐ろしく思うほどの非道な行為をし、どのような身分であれ厳しく処罰した。
この処刑方法や、法の処罰が普通に比べて情け容赦なく厳しかったため、非道ぶりを見た帝国の人々から『天下の恐将』の名で呼ばれるようになる。
そんな噂からキレイが指揮訓練する兵達は、恐怖感と規律で纏め上げられ、戦うことを恐れない兵は、実数以上の勇猛さと士気を持ち、キレイ自身の兵法、兵を鼓舞させる巧みな心理を動かす行為と相まって、キレイの率いる兵は抜群の力を持っている。
しかし、兵法や戦略眼に長けるキレイだが、その余りの若さのためか自論に絶対の自信を持ち、決めれば曲がる事は無い非常の頑固さであるため、ときどきタクエンや家臣と激突し、そのたびにオウセイに諌められることもしばしば。
汰馬城七日合戦では、策を用いて見事に五倍の兵力差をはねかえし大勝利を物にしている。


・オウセイ 信暦180年~
統率81 武力113 知力58 政治60 魅力76

関州京東郡太守キレツの臣。
騎馬戦にあっては州随一の名も高く、8尺ほどの双尖刀(上下に太刀のある槍)を持って、生まれて今まで馬上での一騎打ちでは負けた事のない猛将である。
人に好かれる豪胆さと質実剛健を兼ね備えた生き方は、将兵関わらず人気があり
彼の部下や指揮する兵は、死をも恐れない義をもった兵が多く、妖元山の戦いでは守るオウセイと大将キレイのために、多くの部下達が絶体絶命の危機を前に突撃し斬り死にした。体格は恵まれては居ないが、威風堂々とした立派なヒゲを持ち風格はキレツ軍の中でも輝かしいものがある。君主キレツの元で頭角を現し、キレイと同郷で幼馴染だったことからキレイが最も信頼する将軍であり、キレイやタクエンの策知の元、黄州、阪州の頂天教攻略にも一役買った。
汰馬城七日合戦では、汰馬河南岸からの敵陣の攻め手になるも、ジケイの死守に押され雨のような矢を人の盾と槍で避けながら、弱気になる重装歩兵隊を鼓舞してジケイの陣を攻めた。
腕力だけではなく周知の礼節に尊び、機知も優れ、才能の余り突出しがちのキレイを良く諌め、臣と臣の和を守ることが大事だと考えて行動している。
キレイに心酔し、心から臣従する将軍の一人。


・タクエン 信暦177年~
統率50 武力20 知力97 政治91 魅力62

関州京東郡太守キレツの臣。参謀従事。
軍略、智謀、どれも際立った才略と策知を見せることから、キレツからも信任の厚いことから、キレイのお目付け役をおっている参謀格。元々は京東郡の名士の家の生まれだったが、自分の才能と、その志を遂げる君を求めてキレツ軍へ出仕した。
ミケイやキレイのように自分から先頭に立って戦をするのは得意ではないが、その戦略眼は実に的確で妖元山の戦い以降は、目付けのキレイでさえ一目おいている。しかし、タクエンは物事において慎重にあるべきと思い、大局を見据えた策を進言することから、しばしば速攻を望むキレイと衝突することも多い。


・ゲユマ 信暦175年~
統率87 武力92 知力68 政治23 魅力65

関州京東郡太守キレツの臣。関州一の弓取りの名を持つ猛将。
弓を張り、矢を操っては天下に右になるもの無しとまで言われた弓の名手で、汰馬河七日合戦では、襲い掛かるトウゲン騎馬隊を前に、陣で味方兵を潜ませ近づいたところで弓を乱射、続く汰馬城内から出陣したキレイ隊、ミレム隊と協力して進撃すると、思わぬところで被害をおった敵は大混乱をおこし、見事敵の勢いをそぎ押しなおす事に成功した。そして、敵味方入り乱れる乱戦の最中、小弓をもって突撃してくる敵の将トウゲンを見事一矢で討ち取り、キレイ軍の士気を盛り上げた。


・ドルア 信暦182年~
統率84 武力80 知力40 政治53 魅力56

関州京東郡太守キレツの臣。
キレツ官軍に仕官すると、メキメキと手腕を発揮し、腕力、兵の統率、どれをとっても将としてまかりなると判断されたが、元々の身分が平民ということもあり、名声も官職も無かったことから、長く兵糧を管理する役目を負わされていた。
そのことに文句を言わず、粛々と真面目に勤め上げたことから、後にキレイ官軍の兵糧総督に抜擢され、その才を見抜いたタクエンの策知によって、500人の兵を見事に統率してみせた。


・エスディ 信暦156年~
統率70 武力63 知力81 政治69 魅力76

関州京東郡太守キレツの臣。京東郡食料総督。
25年間に及び、キレツの右腕として活躍、癇癪持ちのキレツのよい諌め役で、キレツから絶大な信頼を得ており、老いてもなお一郡の食料総督の地位に任じられている。戦よりも数字や算術に強く、一を聞くだけで三の答えを用意するほど聡明であったという。


・キイ 信暦181年~
統率64 武力42 知力74 政治83 魅力89

関州京東郡太守キレツの息子。キレイの弟。
温和で、優しい性格の持ち主で、タクエンやその他の郡臣にも好かれている将で、苛烈な兄キレイより戦の面で才は劣っているが、持って生まれた人徳の才能をもっており、人々からは比べて同じ親の子とは思えないと言われるほどである。
兄キレイの行動に、いつも頭を悩ませている一人だが、キレイのことは誰よりも良く知っており、また一番理解をしている一人である。

・クエセル 信暦176年~
統率45 武力89 知力7 政治3 魅力46

キレイに傭兵として雇われた汰馬河水域と森林地帯に住む野盗賊の長。
身の丈6尺(約180cm)、その類まれなる筋骨隆々の肉体を持ち、殺した獣の皮を中身を全部くりぬいて兜や甲冑にし、血なまぐさい匂いをふりまきながら、勇猛果敢な自慢の野賊団と、その腕力を頼みにして人々から金をせしめ、斧を片手に地域を荒らしまくったが、ジケイを捕らえた功により、キレイから野賊集団ごと重用されるようになる。

■その他官軍の将達

・チョウデン 信暦168年~
統率83 武力98 知力52 政治45 魅力70

・メルビ 信暦163年~
統率93 武力80 知力91 政治72 魅力67

・ヒゴウ 信暦177年~
統率33 武力12 知力70 政治75 魅力60




■頂天教軍

・アカシラ 信暦156年~202年
統率95 武力31 知力95 政治84 魅力75

頂天教の教祖。阪州の賊頭であったが時期をみて挙兵。
巧みな兵術と、不平不満を抱く官軍の将の調略(抱き込み)によって
官軍に対して大規模な反乱、頂天教の乱を起こした。
長く戦乱に加わってなかった官軍兵を次々に飲み込んでいき
北、西、南の郡で同時多発的に蜂起させ抵抗を進めていった。
賊であるにもかかわらず、心理学や天地文科学に精通しており、
避雷針を使った落雷戦法や、山に道を作り不意をつく奇襲戦法や、
黒い甲冑を揃えて敵の心理を煽る心理戦法を行い、それを妖術のように見せた。
202年、妖元山の戦いで捕らえられ、帝都信京で処刑される。


・レツド 信暦171年~202年
統率72 武力52 知力63 政治12 魅力70

頂天教軍の将。赤い甲冑をつけ、賊出身ながら統率に優れたことから
アカシラの部下の将を取りまとめ、妖元山の守備兵を総督する役目をおっていた。
キレイ官軍が妖元山を攻めた時は、ブラツクと共にアカシラの命によって
伏兵部隊を預かり、混乱するキレイ官軍を散々に痛めつけた。
しかし、救援に来たジャデリン官軍を抜け道を使い三方の伏兵で攻めたが
ジャデリンの獅子奮迅の働きにより、頂天教の将クピン、イエロを
討ち取られたのを見て退却。
その後、ブラツクと共にミレムが死守する妖元山本陣を囲ったが、
攻めあがってきたジャデリン本隊に後ろを攻められ捕らえられた。


・ブラツク 信暦168年~202年
統率50 武力70 知力32 政治23 魅力53

頂天教軍の将。
元農民で頂天教を崇拝し、よく付き従ってアカシラに尽くしたため
目をかけられ、その武の才を見込まれ武将となった。
黒い甲冑を身に付け、黒で統括された兵を操りアカシラの命で妖元山に入った
キレイ官軍を奇襲し、落雷戦法と心理作戦で一度は官軍を撃退するが、
その後、本陣攻めの最中に進軍してきたジャデリンに斬られる。


・ルブー 信暦182年~202年
統率53 武力55 知力25 政治4 魅力85

頂天教軍の将。長身細身、顔造りの美しい美男子。
賊出身で、いつも青い甲冑をつけてアカシラに従軍し戦果を挙げる。
妖元山の戦いでは、林道に隠れ、伏兵部隊として兵を預かるが
逃げる足軽隊を皆殺しにしたため、スワトの逆鱗にふれ
修羅と化したスワトにまたたくまに詰め寄られ、一合で斬られる。


・イエロ 信暦175年~202年
統率51 武力78 知力18 政治16 魅力18

頂天教軍の将。
平素から黄色に染めた甲冑をつけて、頂天教の反乱に参加する。
武に優れる将で、妖元山の戦いでは三方からの伏兵部隊の一翼を担って
ジャデリンの官軍を攻めたが、獅子奮迅のジャデリンの突撃により
クピンと組んで刀を交えるも、馬上の一撃であえなく突き殺された。


・クピン 信暦174年~202年
統率46 武力79 知力15 政治29 魅力72

頂天教軍の将。
滲んだ桃色の甲冑をつけて、頂天教の反乱に参加する。
イエロと共に武に優れた将だったが、ジャデリンの突撃を防げず
イエロと共にジャデリンと何合か打ち合うも適わず、ジャデリンの槍をうけて
馬上から突き落とされ絶命した。


・アガル 信暦162年~202年
統率69 武力75 知力39 政治44 魅力50

頂天教の将。
元々は大重郡の官軍城守りの武将だったが、信帝国に反旗を翻し
兵を続々と集めていた頂天教に城を明け渡した。
官軍が阪州に進軍した時には大重郡の候武城、清城、円城を守っていたが
キレイ官軍一万と戦い、その初戦の敗北の後、清城の頂天教の兵をまとめ
円城で篭城していたが、キレイの兵糧攻めにより兵の士気が下がり
キレイ官軍の城攻めの際、オウセイと一騎打ちをするもただの一合で斬られた。

・エウッジ 信暦172年~
統率90 武力70 知力83 政治59 魅力49 

・ズビッグ 信暦173年~
統率73 武力89 知力39 政治12 魅力56




放出

2007年12月13日 17時08分36秒 | 末路話
ば、ばかな区民税が大幅に@kirekoです。


>わしの宝物庫の一部が焼け落ちたが、これは誰の仕業か!

今年度一回も区民税払ってなかったんで督促がきて、じゃあ払いますと電話で確認したら11万程度請求された。とりあえず先年度との額の差にびびったが、これも国の大事、税は国の力じゃ。払わねばいかん。払わねば。


↓↓以下、税務課に電話し確認した最後のシーン。


係「納期は12月末日、あっ1月の4日までですねー」

俺「はい、大変申し訳ありませんでした。では今年度分全部一括で納めさせていただきますので、お願いします

係「は、はい。ありがとうございました」

ガチャン




さいごの せりふ くらい 
見栄を はっても いいじゃない のうぜいだもの。 きれこ



というわけで区民税を納税してきました。
しかし申告してないものもあるのに、なぜこんなに焦げ付いたのか・・?
わからないけど、払うものは払ってしまえ理論でした。
現金ニコニコ払いの私はもちろんキャッシュで全額払うさ!
バチンとね!

ホリディストーリーは突然に・・・

2007年12月12日 16時50分04秒 | 末路話
あの日あの時あの場所で休日をと・ら・な・かっ・た・らー、ぼくらーはいつまでもー連日出勤のーままー@kirekoです。


>ホリディは突然に終わるのさ
小田和正のアルバムベストがランキング1位らしいっすね
いやほんと老いて枯れない才能というのは羨ましいです
赤い鳥の人をバックコーラスに使うあたり小田くんスゴーイ


こういうのがパンピーの話なのかだぜ?


>小鹿は○○ビ、象は○○ボ

というわけでサバゲーが差し迫ってるわけですが
昨日、ゲリラ氏との会話では、やばいよ、すっごくお祭り騒ぎで見た目重視だよ!
みたいな話をしてました。うーんピラティス(笑)

同時進行でスカイプもやってたんですが
みんな小学校の頃、二年に一回くらい演劇というか
学芸会やった口ですかね?
役名がなんとも今考えると恥ずかしかったり
ものすごくメルヘンだったりと、いやあ今思えばほんとに懐かしい。
ドリム御大がご幼少のみぎりにおやりになられた
大ボスお化けキノコ「○○○○」という役名を聞いて
思わず失礼だと思ったんですけどそこは文字会のド責めキャラkirekoの才能を生かし執拗に責め立てました。(スネオ的な意味で)

ちなみに自分は八月の精(厚かましい重鎮キャラ)でした。

やってて役名を思い出して、その時の黒歴史演劇ビデオみたいなものがあると
聞いて、それは聞かねば男が廃るとかキャッキャ言ってて楽しかったです。
でも ミュージカルの類は 疲れます。


あとそれの派生で、小、中、高で思い入れのあった教科書
という話題になって、「超悲しいルロイ修道士の話」「BL魯迅」
「漢詩の時は超がんばれる」「舞姫は俺の嫁」
などなど(脚色)色々と思い入れのある話をしてました。

一番良かったのは「小学校の頃、音楽の時間には音楽の教科書以外に別冊で歌詞本のようなものがついていた」ということをガンダム氏が体験していたことです。
このえもいわれぬ一体感は歳の差が離れてれば離れてるほど
いいものだと思いました。

しかし古今東西甘いものでガンダム氏がエッグマンでクリーム(笑)脳だったのは
すべからく彼に全自動卵割り機を買ってやらねば!でした。

しかし、だいぞうじいさんとガンを知らなかったのは
何気にショックがでかかった。

実年齢23、精神年齢7歳のkirekoが
なんか20歳以下の人たちに、ちょっとジェネレーションギャップを
感じてしまったのでしたことだったとさ。

声優の高山みなみと漫画家の青山剛昌が離婚

2007年12月11日 17時39分32秒 | 末路話
まて声優離婚次々発覚だとして、次くるとしたらNKWKKかmnmOmーだな@kirekoです。


>高山みなみ(コナン役)と青山剛昌(ヤイバの時のテンション)が離婚

http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2007/12/10/09.html

うん、衝撃の事実だね。
これでコナン終了フラグと、声優&TWO=MIXの
高山みなみが帰ってきそうなわくわく感!BAN!BAN!DANZEN!

でも、これは、なんだろう。連鎖的に起きるとするならば、声優周辺をかぎまわってる奴がいるってこと・・?ってことは二度あることは三度あるって、まさかそんなお門違いのレベルじゃねーことになるんじゃねえのか!?


漫画家と声優の離婚が騒がれる今ってなんか不思議。
昔はアンパンマンとシャアだって結婚してたんだぞ!

■わからない人用にWIKI
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%A0%E7%94%B0%E7%A7%80%E4%B8%80

属性の理解が出来るかどうか

2007年12月11日 01時50分44秒 | 末路話
ロンリーロンリーロンリーロリー危ないーロ(ン)リータァ(イム)!@歌がわからない人はお父さんに聞いてみましょうkirekoです。


>まさかの崩壊

メイド萌えに関して異論を書こうとしたら
いきなりグーブログ様にデリートされてしまった。
ちくしょう、こうなったら、俺様の真の力を見せてやるぜ!


>メイド萌えって何?

:昨日あった事件
ある街を歩いていたら、あっち側からゴスロリ+フレンチメイド集団が歩いてきた。

:遭遇した感想
昔のように毛嫌いするわけでもなく、何か、せつねしょっぱい。うん。


これは絶賛、価値観の問題で片付けられると思うんですが
メイド萌えって結局、奉仕服従の関係の最終発展系である
自分へ絶対服従する、他人の精神支配が良いんですかね?
それともただ単にデザイン的なもの?流行?荒廃?
変身願望のその後にある、羞恥心による現実逃避の手段?
これは破滅的思考の表れ・・?


と、妄想するうちにものごっつストレスたまってきたので
結論は「理解できない」、IFとWHYで考えるのはやめよう
ということになりました。


>いかん!このままでは全メイドファンから一挙敵視され・・・!


http://www.youtube.com/watch?v=WXnJibP6c2Y


メイド関連の疑問を書いていたら、なぜかアニメの大王が頭に浮かんできた。そしてyoutubeで探した。10回ループしてた。何を言ってるかわからないと思うが、言ってる俺もわからなかった。超魔術とか超スピードとか、そんなチャチなもんじゃねえ!!もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ!


深く考えるな・・・!感じろってことか!!

帰ってきたキモメカシリーズ

2007年12月10日 18時32分37秒 | 我流ロボットデザイン
キャハハきもーい!キモメカが許されるのは小学生までだよね!@kirekoです。


>帰ってきたキモメカ

というわけで人間の心の闇に住むといわれる
キモいけどかわいいなんてことはありえないメカ:通称キモメカを
久々に心のパッショネスのままに描いてみたぜ!



生物的感覚をいれようとすると、どうも毒模様&蛮族仕様な感じがして
手が槍の下じゃなくて持ちにくい頭のほうを持っちゃって槍なのにぶったたくのが
かわいく見えない硬派なキモメカのジャスティスなのさ!
着色時間?はっ!そんなものは6分ですませたぜ!

食品偽装が騒がれてますが

2007年12月09日 17時07分39秒 | 末路話
生産者の良心、マスコミの倫理、消費者へのマッチポンプ、いったい何をしたいのか結局のところ、全てがスケープゴートなのでは?@kirekoです。


>マックのサラダ改竄問題でテレ朝が改竄

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/071208/biz0712080010000-n1.htm

マック直営店以外のフランチャイズ店で起こった
サラダの製造年月日が改竄されてた問題で、テレ朝がインタビュアーを改竄。
マックのCEOは直営店以外だというのに謝罪、
いっぽう倫理とかそういううるさい場所にいるのにテレ朝は
古館アナウンサーが謝罪しただけ。

これをどう思うのかは個人の勝手かもしれないけどね。
結局のところ、テレビ電波を伝わって押し付けの倫理を振りかざす割には
責任感の無さが顕著に現れすぎじゃないかって思うんですよね。
自分のミスを棚にあげて、言論の自由を振りかざすなんて滑稽ですよね。
秩序の崩壊を訴えかけてる所が、崩壊の幇助をしてるのって滑稽ですよね。
スクープ、大スクープってよ!
お前ら埋蔵金掘り当てたのはわかったから、掘った穴を塞げっていうんだよ!

消費者はマスコミの言いなり、販売者は問題をひたかくし
マスコミは他人のミスは暴いても、自分のミスは知らん振り。
どっかの新聞屋の老害さんが、国政に口を出しちゃう時代…
やっぱり国家が言論統制しなきゃいけないと思うんですよ、
まあ、逆にマスコミと消費者の虚弱性のそれを手玉にとって、
国家有益たる行動が出来る、有能な戦略性のある政治家が国内に居ないって
悲しい現実もありますけどね。

宮崎県知事が兵役制度必要みたいなこと言ってましたけど、
団体行動の経験と危機感が不足している現代人、つまり今の時代こそ、
過激なハートマン先任軍曹みたいな人が必要なんじゃないかなと。
繁華街をふらふらしてる、なんともいいがたい人間を見ると、
世情を引き締める意味でも、今の日本に言論罰則に関する民法改正と
兵役制度の設置は、ありかなーと思いますよ。

権力に対しての権力の暴走と威嚇。
日本人がいくら外見をかえて外国人の物真似をしても、
いつまでたっても真のグローバルとナショナリズムは理解できないよな。

ということは
=国益の歪がある特定の国以外は付き合わず、基本的には鎖国の精神でOK?

それが理由に外国と戦争なら、肉を斬らせて骨を断つ!
100の難敵あたるも致し方あるまい!





さて、これが結局の所、外交バランス感覚の崩壊という奴なんだぜ?
是は是、非は非、これを見通せる手腕を見せるにはアメリカ並の国力と
国民の名誉欲を扇情した団結が必要なんだろうな。

初音ミクを描いてみたよ!

2007年12月08日 16時24分51秒 | 我流ロボットデザイン
意外と難しいね、てへっ★@kirekoです。


>何かと話題だった初音ミクを描いてみた

流行が冷め切らぬうちに、なんとか初音ミクを描いてみたかったんだ
いつまでも男臭いメカや空想の域を超えれないロボットばっか描いてたんじゃ
しかたないしね(まあミクもメカっていえばメカだが)

ここは心機一転!
まさに今話題の初音ミクを描こうと思ってさいを動かした!
もちろん芸術派模倣から始まる!という言葉もあって
まずは模写するための素材探しをしよう!

そして今回の素材になってくれる参考画像はこれにきめた!

http://www.15citron.com/ichigo/illust/rin105.jpg
(作者サイトさん、無断でギャラリーからリンクしてしまってすいません、問題があればすぐけします)


うむ!実にわかりやすく!




そして実に萌えという素材を実にちりばめているではないか!拙者感服いたしましたぞ!絵描き様のサイトには頭があがりませぬ!


よーし、これを模倣して描くぞ!


ミクだ!ミクだ!ミクだ!春だ!一番!ドラえもん祭り!
ミクっていっても決して未来戦隊タイムレンジャーのOPを
歌っている人ではないぞ!十分二注意シタマエ!(ライト博士






(作業開始)

…うん、そうだな、やはりサブカテゴリー化から始めないと…


















(作業中盤)

…あれ、ミクってインカムマイクなんだ。へえ、結構複雑な素材だな






















(作業終盤)
やはり音波攻撃を得意とするキャラクターは、ボエーッ!って感じだな!















そして、ついに完成したkirekoバージョン、初音ミク
アップロードの時、まさに、緊張の一瞬、そして投稿…
みよ!これが俺流の初音ミクだーーーー!























「みっくみっくにしてやるぞ。このクズやろうが!」




CVはもちろん、シュワちゃんの吹き替えで有名な玄田さんです。
ヤマハボーカロイド第142弾、玄田ミク誕生の瞬間であった!

そいつはないぜジョーォ

2007年12月07日 07時19分22秒 | サバゲー
以下、宣伝文句をつらつらと@kirekoです。


>おまえら俺の歌をきけーい

寒風吹きすさび、毎日は寒すぎておなか壊しちゃってキレそうなんですが…

さて、寒い中念願であった武器庫を叩き潰し、この俺の野望を達成するから、お前ら、川原で、俺と、握手。※訳『サバゲーやりたい人は、サバゲー掲示板で詳細を見てね♪』



ちなみに再来週のテレ東の午後のロードショーは名作映画エイリアンシリーズ!

第三十四回『陥落陣至 神速猛兵 北奥羽の四天王、緊急集結す』

2007年12月06日 20時10分58秒 | 架空大河小説『英雄百傑』
英雄百傑
第三十四回『陥落陣至 神速猛兵 北奥羽の四天王、緊急集結す』



月下の九門楼の後、翌日からキレイの軍は慌しく動き始めた。
凛然たる平野に並び立った赤い甲冑でそろえた精鋭軍団、
オウセイ、ゲユマ率いる1千が駆け、敵が占拠している原小騨郡に向かった。

敵将のランホウが死ぬ前に喋った情報を元に、キレイが即座に号令し
敵の攻め手の最前線、小高い丘と森林に囲まれた場所に密かに隠された
武器兵糧を蓄える四小瀬(ヨコゼ)の兵糧庫を襲撃したのだ。

前方のトウゲン軍団が敗れた事を知らない兵糧庫の守備兵達は
猛将達の急襲に大混乱を起こし敗退、四小瀬の兵糧庫は陥落した。
二将は兵糧と攻めの腱地を確保すると、キレイに言われたように
原小騨郡の前方の守りの腱、織坪(オリツボ)城、織涸(オリゴ)城に
味方の使者を装い、トウゲン軍団を救出するように打電する。

その後、救出の兵3千を城から出した二城の隙を突くように
オウセイは織坪城へ、ゲユマは織涸城へと雷の如く進撃、急襲し
守備兵を降伏させると、二城を乗っ取ってしまった。
二城の守将は知らずに進軍を進めたが、前へ迫る守陣に存在する
キレイ率いる軍団を見て、これは適わぬと思って帰還しようとするが、
後方の二城を取られたことに気づき、降伏した。

守りの腱、攻めの腱を失った郡を統括していた太守は官軍強しと降伏し、
キレイ軍団は新たに5千の郡兵を加え、関州解放へと疲れを知らぬように
隣郡の河金郡へ勢いを任せて進撃すると、敵は不意を突かれたこともあり、
守りを任されていた四天王ステアの守将達は混乱狼狽し、それぞれ敗退した。


一方、もう一つの策を持って軍を任された官軍隊のミレム軍団は、
ポウロ、ヒゴウの説得により味方となった、敵の降将リョスウを連れ、
元ランホウの兵達2千を吸収し、汰馬に守備兵5百を残し
勇猛果敢な野賊のクエセルと1千の野賊兵団も兵に加え、
オウセイ軍団に遅れること2日後、合わせて3千5百の兵を引き連れて
汰馬平野から北上し、敵の兵站を攻撃するために城茨郡へ進軍した。

京東郡の銅羽城を攻める四天王ステアの別働隊の攻め手を背にしながらも、
城茨の兵站の要である示銚(シチョウ)の兵站道を襲撃したミレム軍団は、
豪傑スワトや、元敵将であり情報を持っていたリョスウの活躍もあり、
確実に敵軍の兵站部隊の動きを捉え、敵の兵糧輸送路を完全断つことに成功。
その道を進む四天王軍の兵站部隊の全てを妨害、強奪し、
銅羽城の攻め手に行くはずの兵糧をことごとく遮断し奪い取った。

これにより堅城である銅羽城を攻めていた、四天王ステアの別働軍1万4千は
攻めあぐねていた上に兵糧を絶たれ、想像を絶するほど苦しんだ。
毎日運ばれてきていたはずの莫大な輸送物資と、その多勢を武器に進軍し、
速攻に臨んできた四天王ステアの兵達は、武器や食料といった輸送物資が
届かないという不測の事態に不安を覚え、それぞれが兵糧の略奪や脱走を始めた。

輸送路が遮断されて数日もすると、大軍であった1万4千の兵は、
その兵数を5千ほどまでに激減させ、すぐに壊滅的な兵糧不足に陥った。
兵糧不足となり、兵士の士気や意気は下がる一方、進退窮まり、
退くも攻めるも出来なくなった四天王ステアの配下の大将ラコウは、
起死回生の玉砕覚悟で兵を銅羽城へ進め、決戦を持ち込んだ。

ラコウは士気の低下する兵を良く鼓舞し、その猛々しいほどの勇将ぶりで
キイ率いる6千の官軍兵を相手に奮戦したが、守将の一人、参謀のタクエンが
勇猛の郡将ドルアとガンリョに命令し、ドルアはラコウの本陣を奪取し、
ガンリョは部隊をひきつける時間を稼ぐために、ラコウ自身と40合を超える
激烈な討ち合いをすると、タクエンの策のため、わざと負けたようにして逃げ
ラコウを誘い出し、兵が少なくなったところで反転しラコウを討ち取った。

こうして四天王ステアの別働隊を見事に押し返したキイ軍団とミレム軍団は
その兵力を加え共同戦線を張り、その力を一挙に強力して城茨郡を攻め
意気の下がる敵兵をなぎ倒し、見事に一郡の平定に成功したのである。


この間、実に日数にして14日。まさに電光石火の早業であった。


楽花郡を攻めていた四天王ステアの本隊2万6千が、この事を知ったのは
すでに遅れる事6月の半ば、塩漬けにされたジケイの首を見て敗北を悟り
自分達の輸送路を断たれる前に、後方2郡に渡る大退却を敢行した。
関州国境の要害、山塞である英明山の武赤関にたどり着く頃には
ステアの兵は関州攻略時の5万が見る影もなく、2万ほどに激減していた。


高家四天王速攻のステアの軍、続々と敗れる!の報は各郡に知らされ、
ホウゲキ率いる攻め手の高家四天王の面々を少しながらも動揺させた。
府甲州に対して睨みをきかせていた四天王のキュウジュウ、ソンプト率いる
3万の兵は、何れも国境を背にして関州の山塞である英名山の武青関へと後退。

この大後退に北清奥羽州の国境でチョウデン、メルビを相手に
勝ち押していたホウゲキは焦りを感じ、領地の守りを家臣に任せると
四天王を呼び出し、関州英名山の裏手、大仙(ダイゼン)郡の要地、
大仙城へと自ら赴き、四天王を集結させたのだった。


大仙郡 大仙城 王宮

王宮は、壁に豪華絢爛な金と銀の装飾がなされ、床には大理石が敷かれ
歴代皇帝達の祖先の誉れを喜ぶよう、ほこり一つ、傷一つ無く
どれも高貴な珠のように磨かれ、猛将を彫って細工したガラスの窓からは
外から差し込む、夏の盛りの太陽光を眩く反射させた。
王宮に広がる、国一番と誇れる職人達によって作られた物品の数々は、
荘厳壮麗、その富貴まさに極まる都の王宮に負けじとも劣らない
見事な作りのものばかりであった。

しかし大仙城の王宮は、その豪華絢爛さをよそに、
凍る冬の冷厳の寒所と思うほど、恐ろしい緊張感に包まれていた。
常勝無敗、絶対無後退を信念に置くホウゲキの家臣、高家四天王が
それぞれ事情は違うとはいえ、初めて敗れ、その軍を下げたのだ。
事は隠す事も出来ぬ事実であり、誰もが言わずとも知りえた報せを
口耳に立て発言もできぬこと、それは家臣の心の縛りとなった。

集まった家臣の顔はどれも優れず、青ざめ、驚くべき緊張感に
立っている事すらもままならない文官、武官も多かったが、
流石に玉座の周りに威風堂々と立つ四天王の面々は、
どの顔もグラつくことなく平然とし、主君であるホウゲキが来るのを
今か今かと待っていた。

ダッ!

そこへ、ホウゲキ臣下の近衛兵がゆるりと駆け込む。

「帝国士王侯!忠北権佐(先帝からの贈名)!大信忠従丞勝将軍ホウゲキ様の御成りーッ!」

ザッ…!

近衛兵の声と供に、ずらりと並んだ一同諸将は握り手を合わせ中央で組み、
今からホウゲキの通るべき赤絨毯の道に体を傾け、どの将も足を揃え、
頭を下げ、深深と礼をした。

ザッザッ…

ジリジリと照りつけ始めた夏の強い日差しに影ができる。
眩いばかりの太陽を己の後光とし、皇帝の親戚たる者の姿が露になる。
前後の金の枝垂れと、12の宝石をちりばめた冠をかぶり
その上下の群青の礼服に身を包み、身体を引き締める黒い玉帯の横、
懐挿しには一振りの長い宝剣の入った漆の黒光りの鞘を携え。
着衣そのものに風格があり、その長身に冠の隙間から見える
整った丸顔、髪とヒゲ、他の威圧ともいえるその貫禄は、
まさに東海の虎と呼ばれるホウゲキ、それを例えるに余りあるものだった。

玉座に座るホウゲキは、手を家臣の前ですっと差し伸べると、
熱く照らす日差しのせいか、顔からしたり伝う汗の噴出す家臣たちは
一同に顔をあげ、ホウゲキに向かって再び直立不動の姿勢で礼をした。

「高家四天王、及び家臣の者たち、苦労である。こたびの緊急招集は他でもない、我が北清奥羽州の猛兵を用いれば、信帝国の兵など弱兵ばかりと思っていたが、思わぬ強兵の存在があったようではないか。のう、大神風将軍ステアよ」

口を開いたホウゲキは、玉座の下にいる男、
長身、獅子のような顔を巻くように育ったヒゲ、
肉筋骨、そのどれも隆々と盛り上がり、身体の大きさもさることながら
伸びている長い手足が特徴的な、濃い褐色の鎧を着たステアに目をやり、
問いかけた。

「関州平定軍の後退の理由ば申し開きたき儀はあれど、言い訳を言うほど落ちてはおりもはん。この後退には、四天王どのお方にも罪はなぐ、不明は、おいどんが全て受ける覚悟でゴワス。殿がおいどんに死を賜るも無理なき処断でゴワス」

「ふ、流石は四天王の一人、その覚悟さえあればよい。戦の勝つも負けるも兵家の常。負けを恥じて死すより、勝つことにその恨みを雪げばよい」

「ははっ、おいに特別のお計らい、ご主君のお心使い、恐悦の至極にありもうす」

ゴクリ…

王宮に篭った熱は、ピンと張った緊張感と重なり、
将達に生唾を飲ませるほど喉の渇きを訴えた。
上官の生死を分ける緊張の一瞬、見事に終結したことに四天王達以外の将兵は
ホッと胸をなでおろした。

「それでは軍儀と参ろうか、敵はすでに目の前の英明山へと迫る勢い。これを駆逐し、我らに勝利を得させるような策、腹案あるもの、臆することなく発言をいたせ」

「オホホ、殿。アチキにお任せくださればこの戦、間抜けなステア将軍のような苦戦などせず、楽勝の内に終わらせてみせますわよ」

「おまん!なんちゅっとる!!おいを侮辱するつもりでゴワスか!」

ステアの横に居た細身の低い背の男。
深紫の甲冑に身を包み、麝香の匂いと香水の入り交ざった
特殊な匂いを放ちながら、艶かしくも怪しげな細い体のラインに
男でありながら女々しい口調で喋るそれは、四天王の一人ソンプトであった。

「ほう、大知謀将軍ソンプト。いつもながら早い進言、歓心するが、不明とは言えステアの軍を打ち破り、数も増える官軍に対抗する策があるか?」

「オホホ、敵の浮き足立つ心理を利用してやるまでのこと…。ただ、この策は他言にもれること厳禁…あとで全容をお教えいたしましょう…」

「それは楽しみであるな。では他に策のあるものはおるか…」

サッ…

「フフッ、殿。ソンプトに策あれば、この私、キュウジュウにも策がございます」

やり取りは次の順にまわり、ソンプトの対岸に控える
眩い黄色の甲冑をつけた優男、四天王キュウジュウが声をあげる。

「ほほう、大守衛将軍キュウジュウか。おぬしの策はなんであるか?」

「私の策は守って勝つ戦です。敵が纏いを解き、痺れをきらすその時まで、英明山の二関に立てこもれば、この戦など簡単なものでしょうな、フフッ。我が軍団に兵1万くだされば勝てるでしょうね…フフッ」

「ふっ。おぬしがそういうのだから、見事に成功するであろうのう…」

不適な笑いを何度も浮きあげるキュウジュウ。
敵兵の多勢を知っていながら、小数の兵を持って守るという、
その守る事にかけて、不気味なほどのキュウジュウの自信は、
将達をいつも驚かせる。
しかし、どんな状況でもキュウジュウは、
毎度の戦に対して守って無敗の事実があった。

「それでは武青関にキュウジュウ軍団と兵1万を送ろう。期待しておるぞ将軍」

「フフッ、このキュウジュウにおまかせあれ…絶対の勝利を送りましょう」

ホウゲキは、眼前の絶対の自信に満ちたキュウジュウの顔を見て
自身の軍の未だ余裕な事を確認し、その不思議な安心感をかみ締めた。


「さて…他に腹案を申すものはおらぬようか…?のう、高家四天王大烈炎将軍コブキよ。何か言うべき事はないか?」

ホウゲキは手を差し伸べ、下座第一番手に存在する寡黙な男を見て言った。
黒色の衣と白色の甲冑に身を包んだ、豪気溢れる男がそこにいた。
おそらく、他の四天王の中で言えば、それほど強そうにも見えず
特徴もそれほどない男だが、その男にはえもいわれぬ覇気があった。

能力の極みを持つ高家四天王中、その実、中でも武に関して最強と謳われた将軍。
今まで戦に出て負けた事のない無双の男、別名『常勝将軍』の名前を持つ
烈火のコブキ、その人であった。

コブキは立ち上がり、ホウゲキを見ると一言だけ呟いた。


「殿よ、…俺は…敵を見て、敵を蹴散らす。ただ、それだけだ…」


低い声でただそれだけ呟くと、コブキはその席を離れた。
コブキの甲冑の背中からたれる黒い戦包には、
鬼神をかたどったような赤色の糸の刺繍がなされていた。


「ふふ、我が配下ながら恐ろしい男よ。言葉に思わず冷や汗がでたわ…」

座を離れるコブキを見て、ホウゲキ以下、誰もが心に
緊張感と焦燥感の窮みを味わっていた。
彼が去ると、夏のジリジリとした陽光によって暖められた熱風が
玉座に、壁に、座に、鎧に、人に、王宮の全ての物を通し吹き抜けていった。


…翌日、高家四天王の軍団は、各々の兵を進めた。
四天王はそれぞれ思惑を持ちながら進み、夏の陽光が山の裾野の草花を照らし、
兵は数をなして炎天下の中を進むと、山には肌を焼く焔の如き熱風が吹いた。

第三十三回『光芒如水 梟雄裁決 九門楼、月下の後始末』

2007年12月05日 17時13分14秒 | 架空大河小説『英雄百傑』
英雄百傑
第三十三回『光芒如水 梟雄裁決 九門楼、月下の後始末』



汰馬平野での合戦が終わりを迎える頃、あたりはすでに夜になり
朝夕を駆けた官軍の将兵達は、疲れを顔に出しながらも、勝利を
たがいの口々で耳々で言い合い、聞き合った。

空に上がった満月は少々雲に隠れてはいたが、汰馬平野を明るく照らし、
帰る将兵の目下には、露に濡れた草花に月光が反射し、
自分達が帰ろうとする方向へ、美しい光点の道筋を作り上げていた。

月光に踊る美しい草花を見ながら、将達は合戦を振り返った。
勝利を信じて戦った兵達の胸には、何か熱いものがこみ上げる。
そして、脳裏に浮かぶ勝利の喜びを再びかみ締めながら、
自分達の死守した汰馬城の城内へと、一歩一歩、
各々、その足を自慢げに踏みしめ駆け込んでいった。

汰馬城の高い外壁と重たい門を潜り抜け、官軍の将兵が帰ってくる。
戦の勝利に湧きかえる城下では、もうすでに暗闇の帳が降りかかった
夜中であるというのに、どの者も手を将に掲げ、口々にもてはやした。
人々は城下に煌々と灯りを点し、戦に勝った英雄達の帰還を皆喜んだ。


京東郡 汰馬城 九門楼

沸き立つ汰馬城内の中で、宮城の近くに九門楼という場所がある。
東西南北に広がる、重厚感のある黒色で出来た九つの鉄門が特徴的な
簡易裁判所のような場所であるが、質素ながらも内部の造りがよく出来ており
場所も広く、特別な宴会などの時には、好んでよく使われる場所であった。

この九門はそれぞれに勝負生死興亡を表す意味が書いてあり、
門のそれに準えて、この楼には特定のしきたりがあった。
祝いの日には町々にそのめでたさが伝わるよう九門が全てを開け放たれ、
不幸があった日には不幸を外に出さぬように九門が全て閉じられるというもので、
今日はもちろん戦に勝利した事を祝い、九門は全て開け放たれていた。

あたりに光る松明の光、月下に集まる将兵の姿がそこにはあった。
合戦に勝利したキレイやその将達が、行賞の申し出や
その裁決を取るために、それぞれ当てられた座に座り駆けつけていたのだ。

「将兵達の頑張りにより、我が郡は守りを固める事が出来た。まずは祝杯である、各々方、手に杯を持たれよ、乾杯だ!」

「「「乾杯!!」」」

首座に座ったキレイの掛け声にあわせて、それぞれが持った器を
将兵達は一気に口に運び、勝利の美酒をグビグビと飲み干す。
一杯の盃(さかずき)の美味さを緊張感を解くことなく、かみ締める将兵達。
これは宴の始まりではなく、勝利の後に通例的に行われる儀式であった。

「こたびの一杯の盃の重さ、実に感慨深く。各々、若輩であるこのキレイの采配を良く聞き、命を良く守ってくれた。この勝利は私の策ではなく、皆がその力の優れたるを発揮したからに相違ない。特に敵を挑発で誘い出し、叩きに叩いたミレム将軍旗下の将達の頑張りは、実に天晴れである」

「過大な評価ありがとうござる。しかし、これもキレイ将軍の采配のおかげです。ご謙遜なされますな。私がもしキレイ将軍の立場なら、豪傑のスワトも、知者のポウロ、ヒゴウも上手く扱えず、ただただ賊軍に怯えていたでしょう」

「はっはっは、あのような大軍勢を動かすような挑発の文句を作る貴公が、賊に怯えるなどとは到底思えぬがなァ…?」

「いやいやあれは私の考えた文句ではございませぬ。対陣中の兵達にどのようにすれば相手が怒気に触れて悶絶するか、その罵倒の台詞を一夜二夜と寝る間も惜しんで聞き、一言一句間違えないように必死の覚悟で習った付け焼刃の文句でござる。今思えば、あれは賊兵との戦よりも難しく、苦しい物にござりましたなぁ」

「賊兵との戦いより苦労したと申すか、これはこれは実に大儀でござったな」


「「「ハッハッハッハッ!」」」


おとぼけ顔のミレムのちょっとした冗談に、付き合うキレイ。
これには緊張感を保っていた猛将たちの顔にも、薄っすらと余裕が見える
笑い皺が増え、そのうちに大小の笑い声が飛び出すのは必然であった。
恐将のキレイも将兵達の笑いにつられ、口元を少し緩ませて、
頭に手をやってうつむくそぶりを見せ、ミレムの冗談を笑った。

キレイは楼内の将兵達の笑いが止むのを待って、今度はゲユマに目線と手をやり、その功績を歓喜の篭った暖かい声で褒め称える。

「ミレム将軍に負けるとも劣らず功績を挙げ、特に頑張った郡将のゲユマも、私の予想の範疇を超える活躍をしてくれ、実に見事であったぞ」

キレイの言葉にゲユマは前に出て腕を組んで一礼すると、
腰に挿した剣鞘を少し揺らし、誇らしげに声を上げてこう言った。

「過分なご評価、恐悦至極にございまする。そう言われると何だか、体が無性にむず痒くなりまする。私が将としてやったことなど、ただ命令を守り、ただ闇雲に眼前の敵を倒したまでのこと。真に評価されべきは、命を賭して戦い、故郷を守りたい一心で動いた我が郡の兵達にござる。私の活躍よりも兵に礼をしてくだされ」

キレイは眼前にして謙遜の言葉を浮かべるゲユマに続けてこう言った。

「相変わらず謙遜の強き男よ。それでこそ同じ君に仕える者である」

「ははっ」

「しかし、私情になるかもしれぬが、肩を並べて戦った私が言うのだ。お主の評価は過大でも、まがい物などでもなく、終始真っ当の正真正銘の功績である。誰に功を問われる事も無かろうが、その時は私がその都度証明にあたろう」

「………」

「将に能なしを貶すは当然だが、将に能ありを褒めるは不当に非ず。私が大将でなければ、今すぐ公を捨て、私情に走り、お主と盃を交わし、情を通わせ、手に手をとり、その確かめを深くするであろう…。この合戦の勝利の後に一片の悲しみが私にあるとすれば、おぬしのような将を褒めちぎることが出来ないことだ。

「………うう」

最後にキレイは感極まったのか、口調も重く深そうな低い声で、
ゲユマの上に煌々と光る月を見て、こう言った。

「…なんと、不思議な事だ。今日は華無し池無し鉄九門に月の光が良く映え眩しい。だれぞ、私の目に池をつくった者があるか」

(この鉄の九門楼は質素な造りで眩しい物もなければ、水をためて流すような大きな水池も無い。しかし今日は池が見えるように月の光が差込み、それが反射して眩しく見える。実に不思議な事だ。誰が私の目に池(浮かぶ涙)を作ったのか?)


その言葉を聞いてゲユマは心を打たれたような気がした。
自分をこのように取り立ててくれる者に、心の中で一生の忠誠を誓うのであった。

「…一介の部将である私に、キレイ様が…そのような…なんとありがたきお言葉でござろうか…ゲユマは京東…いや国一番の果報者にござる…」

再び一礼しながらうつむき下がり、うっすらと浮かべた涙を隠すゲユマを見て、
キレイは月夜の空に向かって目を見開き、口を震わせ、このゲユマという男に
一層の信用の情を浮かべた。

…パチパチ…

座に座る将兵、そのどの者も、深深と礼をしながら座に帰る
ゲユマを褒め称え、拍手を送った。


「…(あの若も、やはり情の通った人間である。一部将でありとて、あのように見事な評価をし、人を感動させる。情の通わぬ人間には出来ない行いだ。おお、なんと見事な主従の絆であろう…)」

キレイの隣に居たオウセイは、眼前で行われた一部始終を見て
その行いに、なんだか自分まで目頭が熱くなるような思いがした。

『鉄九門、月夜の楼に眩しき物あり、其は主従の情に頬を伝い出来た水池』
これは後に、君臣主従を表す将兵達の事例として
『月下の九門楼』の名で呼ばれるようになる。

…ドタドタドタッ!

将兵達が涙を流しているところに、血なまぐさい獣の皮を被った
荒くれ者達数人が駆け込んできた!

「へへっキレイ様、敵の将ランホウとジケイをお連れしやしたぜ」

バタッ!

「お約束通り、生け捕りで指一本つけていねえでさあ」

ランホウとジケイが腕や足、体のいたるところにキツイ縄をうたれて
座の中央の小石が並べられた場所にドカッと乱暴に置かれる。

「…おお、クエセルか、大儀である」

「この将の首、いくらで買ってもらえるか楽しみだぜ」

感動の渦に巻き込まれる座を乱しぶち壊すような野蛮な匂いと利己的な話。
野賊のクエセルがいかに大功を持っていても、それに良い顔をする将兵は
キレイを除いて一人も居なかった。

「うむうむ、野賊の長クエセルも郡兵でない者であるのに、敵陣を占拠せしめたことは実に大儀である。この戦が終わったら十分な褒賞をとらせよう」

「戦費もかかったし、俺達も命がけでやったんだ、前渡しの金でやれるのはここまでだぜ。また戦に借り出すとすりゃ、俺達一人頭に5金以上は欲しいねえ。なあキレイ様、俺等の働きはここの兵のざっと三倍だぜ?真っ当な取引だと思うけど、どうでえ受けるかい?」

「よし、では次の戦も頑張ってもらおうか」

「へへっ、話のわかる将軍じゃねえか。じゃあ戦の話が決まったら知らせてくれよ」

ザッ…バタバタバタ…!

まるで猿や獣のような速さで、2将を置き去りにして
血なまぐさいクエセルの軍団は帰っていった。
そこにいる誰もが、無礼と不快に顔を歪めたが、
キレイは「よいよい」と言って、これを許した。


そして、キレイはランホウとジケイに目をやった。

「………」

「わわわ私は命令されただけで…!!いいいい命ばかりは…!!たたたたた助けてくだされ…!!キレイ将軍!!」

キレイの鋭い眼前に晒され座る二人の将の為りは、互いに好対照であった。
縄目にかかっているというのに立派に胸を張り、まぶたを閉じ、静かにして口を開かず、殺してくれといわんばかりの覚悟を見せるジケイに対して、ランホウの全身は汗まみれで震え、口を開けば命乞いをする有様、その醜態は見るに耐えないものであった。

「ジケイにランホウ、お主らは皇帝陛下を蔑ろにし、反逆を起こした負将である。法によって獄門拷問にかけられ、首を斬られても文句の言えぬ負将。何か思い残す事はあるか?」

ザッ…

「ふん!人間も五十を数えて思い残すことは無い!殺せ!それとも老将のしわ首一つとれぬほど、お主は臆病者か!」

ザッ…

「え、英明なキレイ様の智勇は十二の州に伝わっておりまして、わ、わ、私のような下賎の将の上に立つ四天王など、ち、畜生以下で、ご、ござ、ござります!私は今からキレイ様のしもべになりますれば!な、なんでもいたしまする!どうか、どうか殺さないでくだされ!」

「ランホウ!この期に及んでなんということを言うのだ、この畜生武士め!ええい、貴様のような奴とくつわをならべていたとはな…この老ジケイ、死の前の一生の汚点じゃ!」

キレイは二人を見てニヤリと笑みを浮かべると、
がくがく震えるランホウのほうへ手を差し伸べ言い寄った。

「ランホウ、そちは何でもすると申したな。では四天王のこと、ホウゲキのこと、知っていることを洗いざらい喋ってもらおうか」

「ははーっ!」

ランホウは、必死にアゴを突き出し、前のめりでキレイに
自分の知りえる味方の全ての事を洗いざらい喋った。
主軍の目的はこうであるとか、莫大な兵糧の輸送元がどこにあるか、
虚弱な守りの城、配下の部将のあれこれ、このランホウの話が
尽きるまでには実に一時の時間を要した。

その間、隣の老将ジケイはランホウに祟り殺すような鬼の形相を浮かべ
口から放たれる、その言葉一つ一つに憎悪の念を抱いた。


「…わ、わたしの知っている情報は以上でござる!」

「ふむふむ、そうか…」

そういうとキレイはスッと手をあげ、隣に居たオウセイに耳打ちをする。
オウセイはキレイの言葉を聞き終えると、腕を組んで一礼し
ゲユマやミレム達を連れて、その場を立ち去った。

「うむ、実に有益な事を聞かせてもらった。実に有益だ。誰か、ランホウの縄を解いてやれ」

ザッ…

「は、はっはっ、これでわたくしめは助かるのでございますね、こ、これからはキレイ様の下で粉骨砕身の思いでがんばりまする!きたいしてくだりませ!」

ランホウはキレイの前で何度も平伏して言葉を浮かべた。
しかしキレイは、にこやかに笑うことも無く、平然とランホウに向けて
冷たくこう言った。

「誰がお主を助けたり、家臣にすると申した。お主の様な者を世間では不忠者というのだ。それを知らずにベラベラと、誰かこやつを牢にぶち込め」

「ええーっ!?そ、そんな、なんて、ひどい!」

ガッ!!

「い、いやだ!死にたくない!キレイ様!助けてくだされ!」

「黙れ!隣に座る老ジケイの気持ちも考えずにベラベラと!」

二人の屈強な衛兵に腕を持たれ、ランホウはついに頭の中で何かが吹っ切れ
眉をひそめ怒りを露にするキレイに対して、言ってはならない暴言を口にした。

「こ、この人でなし!やい畜生の将キレイ!お前こそなんという人だ!降伏したあげくに情報を喋ったこの俺を不忠だと!有益な情報を聞いておきながら、なんたる悪辣外道なやり口だ!お前は人間じゃない悪魔だ!ふんぞりかえった家畜だ!この畜生め!呪ってやる!お前を呪ってやる!」

キレイはランホウの暴言を聞くと、不快感をあらわにして
目をクワッと見開き、ランホウを睨み、低く重い口調でこういった。

「ついに弱将の本音が出たな。お主、恐将と呼ばれたこのキレイにそのような暴言を吐いて、無事に死ねると思うな。暴言を吐かねば一撃で死なせるつもりだったが、それも適わぬな。衛兵、刑場に向かう前にそやつの顔を含む全身に『人』と鋸で彫ってやり、その後に傷口に砂利を塗りこみ、熱い焼きごてを日を分けて、全身に押し付けよ。感覚が残ったまま、全ての爪を剥ぎ、痛覚の有る場所に針を打ち込み、水桶の中に死なぬように3日漬け、最後は釜茹でにして煮殺せ」

ランホウはキレイの言葉から出る刑に思わず口をポカンとあけ絶句した。

「ほらっ、さっさと歩け!」

ズズズズズ…

おそらく助からない命と思って吐いた言葉が、死を慈しみ、生を苦しみに変える
その地獄の日々の切り口になってしまったことを、衛兵に腕をつかまれ
力なく引きずられながら、ランホウは自分の生涯の最期を後悔した。

サッ

引きずられるランホウを見て、キレイはジケイに目をやり、こう言った。

「あのような愚かな味方を持ちながら、オウセイの部隊と、自分の忠義の元に互角に渡り合ったお主、老将のジケイ将軍を私は尊敬している…」

「ふんっ!お前の傀儡などにはならんぞ!忠臣は二君に仕えず!わしは四天王ステア様の懐刀と呼ばれた老将のジケイ!忠義に死すとも不義に生きぬわ!」

ジケイの立派な態度にキレイは、どこか若干のすがすがしさを覚えながら
老将に向けて、再び重い口調で最後の言葉を放った。

「そうであろうのう…。忠義に死すとも不義に生きず。良い辞世の言葉であった。武士はそうでなくてはならぬ。衛兵、この老将を今すぐに刑場に行かせ、熟練の者に首をはねさせよ。首は塩漬けにし、四天王ステアの元へ届けよ」

ガッ…

老将ジケイはキレイの言葉を黙って聞きながら、衛兵に腕をつかまれ
その場を名残惜しむように最期の仏頂面と供に言葉をキレイに投げかけた。

「礼を言うわけではないが…わしの生涯の最期の最期で喜ばしい事が一つあったとすれば、お主のような武士を知る武士に会えたことじゃ。ふふ…高家四天王ステア様は強いぞ、お主よりも数倍な!アーッハッハッ!!!」

キレイは、放たれた言葉に頷きもせず、ジケイと同じ仏頂面を浮かべ、
刑場へと向かう老いたジケイの背中を目で最期まで追った。

ヒューッ!

それと同時に風が吹き、楼の灯火が消えると、
キレイの顔半分に雲のかかった月影の暗闇が埋もれると、
静かになった暗い楼の中に一人座りながら、
何か、えもいわれぬ無常感をキレイは感じた。


「人の命が消えゆくのも、灯しの火が消えゆくのも同じ事。一陣の時代の風が吹き抜ける合間に、多くの灯火が儚く消えてゆく。我らの灯火が消え行くのが早いか、時代の風が吹き抜けるのが早いか。月よ、我ら煌々の火が消え行く、その最期の一時まで我らの生き様を見守りたまえ…」


月下に広がる鈍く鉄光りする灯火の消えた九門楼。
眼前に広がる闇と月の光を見て、キレイはポツンとつぶやいた。
運ぶ風はもう暖かく、季節は初夏の6月に入ろうとしていた。