kirekoの末路

すこし気をぬくと、すぐ更新をおこたるブロガーたちにおくる

ナゲット100円セール

2007年03月19日 11時52分29秒 | 末路話
うわあばああかああああやめろおおおお@kirekoです。


>マックナゲットが100円だったので
余りにもマックの冷凍庫が爆発してたので怒った挙句、ナゲットを思い切って10箱(一箱5ピースなので通算50個いり)買ってみた。しかし、久々に食べるためかディップするためのマスタードソースもバーベキューソースも恐ろしく甘辛く欧米風味だったことを忘れており苦戦する。飲み物を最初は無しのルールだったのだが、何かに取り付かれるようにコカコーラを買った。だが、コーラの強炭酸にやられ食道及び喉が恐ろしい激痛に見舞われた上に、溜まっていくナゲットが炭酸により増幅し、まさにkirekoの食道から胃袋、そして腸は阿鼻叫喚の地獄絵図と化したのだった。





いやーしかし最後はその場に居た人にも力を借りて
なんとか消化することが出来ました。
画像がないのですが、50個のナゲットを前にコーラ片手に
事務所でもくもくと食べる三人の絵柄はなかなか見られない構図だと思いました。


―――以下チラシ――――


さあ!君もマックナゲットに挑戦だ!
5個入り1箱100円!おいしい鶏肉を君も味わおう!
マックナゲットを50個買っても1000円!お得だね!
これで毎日ナゲット生活!25日(金)までだよ!急いで買って!!









とりあえず俺は二度と食わないけどな!!!!!!!!!

帰宅

2007年03月17日 21時19分49秒 | 末路話
トンネルを抜けたらそこはベトナムでした@kirekoです。


>都会へ帰ってきた
というわけで三日間の旅行から帰ってまいりまして
心身ともにリフレッシュして、心機一転これからの活躍にも
程よくも大きすぎずな期待がかかるkirekoの末路の進展に
ご期待ください・・・









さて、新しい銃でも買ってくるか











リフレッシュしたとたんに財布の紐が緩むのは
いつもの病気なので心配しないでください。
しいて言えば不治の筋肉痛にかかったようなものですから。


>サウンドノベル
今まで放置していた小説サウンドノベル化計画を
そろそろ実行に移すべく乗り出しているわけですが
なかなか難航してます。
わりと進まない理由にWAVE効果音素材の少なさと
原稿のサウンドノベル化で校正規整+エピソードの補填文、チャート製作、選択肢の追加など盛り込む作業など問題が山積みでして
フリーソフトで作っているんですが、コマンド表現方法など
まだまだ覚えていない部分も多く、完成には時間がかかりそうです。

とりあえず2日くらいかけて一本作ってみようかなと思ってます。


ああ、泉のように出るやる気が欲しいー

ロックマン2特集

2007年03月17日 17時46分31秒 | ロックマン


クイックマン

設定だと光速を超えられるとか超えられないとか
まさに想定外の化け物ロボット。
こいつのステージはロックマン3に通ずる
難易度の高さ!一撃貫通ビームで何度死亡したことか!しかもこいつ自体も強い!
「クイックマンに当たるな!クイックブーメランに当たれ!」は名言。
いつもは、お荷物のロックバスターが役立つ敵でもある!




エアーマン

ロックマン2で最初に倒すのは
こいつか、歯医者ことメタルマン。
今見たらすげー前衛的なデザインだなぁ
弱点武器よりロックバスター連射で倒したほうが楽かも。
避けにくいエアーシューターが武器!



ウッドマン

エアーマンの次はこいつかクラッシュマン。
バリアーギリギリからエアーシューター食らわせると
6発くらいでティウンティウン




クラッシュマン

エアーシューター瞬殺君2号
ジャンプ後の爆弾が怖いんです!
でも後半のワイリーステージでこいつの武器は
まじで大活躍するだよなぁ




フラッシュマン

クラッシュボム、メタルブレードをとったらコイツ!
ロックバスターでも慣れれば簡単撃破!
段差の高いところに逃げろ!
エアーシューターは利きません!
でも今思えば時を止める能力ってヤバイよな!



メタルマン

最強のパワーを誇るメタルブレード!
そしてメタルマン自らの弱点でもある諸刃の剣!
8方向に撃てるのと、燃費の良さは抜群!
ロックバスターはそれほど利きません!
何気にクイックブーメランが利くのよね。
でも自分の武器が弱点でしかも2発でティウンティウンって・・・。




バブルマン

天井にトゲがあるボス部屋としてなかなか
小賢しくて、しかも歩行機能が未完成で移動が
ジャンプとかいう憎めない野郎。
ロックバスターだと苦戦するけど
メタルブレードならジャンプした瞬間に
奴の死が確定する・・・。




ヒートマン

ロックバスターで戦うと、いちいち
炎の全身全霊タックルしてくる厄介な難敵!
正直バブルリード頼みで戦うしかねー!

短編『旅路』を読む前に

2007年03月17日 17時22分41秒 | 短編
多人数で短編を書こうということになり、
とりあえず、その場に居た一人ずつから短編で使う縛りワードを出して
各々一つの縛りテーマに沿った話を書くという趣旨の企画。
少々時間とテーマの難しさに出した自分でも焦りましたが
なんとかやってのけました。


『縛りワード』

「お母さんにそう教わらなかったのか?」
「帰ったら飲み物奢ってやるよ」
「こんなこともあろうかと」
「あれを見ろ」
「ありがとう・・さようなら・・」
「正直、ここまでついてくるとは思わなかったぞ」
「内緒にしてほしいことがあるんだ・・・」
「・・・もう1時だぜ。こっからは大人の時間だぜ」
「とりあえずこいつはサービスだ」
「話は分かった、ところでなんでお前がいるんだ?」

ジャンル【友 情 か ら 略 奪 愛 へ】








≪読む前に注意≫
この物語はフィクションです。
実際に存在する団体名、役職名などは一切関係ありません。
描写に関してあえて端折ってる部分がありますが
そこは想像で保管してください。





旅路-1へ


旅路 あとがき

2007年03月16日 17時18分11秒 | 短編
はい、というわけで終わりました。
最後は駆け足で終わらせました。
当初はバッドエンドよりハッピーエンドを考えてたんですが
「正直ここまでついて来るとは思ってなかったぞ」って感じで追い立てられて
全部カットしました。

「話は分かった、ところでなんでお前がいるんだ?」
的なエピソードも考えてました。


では、これにて短編終わりとさせていただきます。


ここまで読んでくれた人全てにサンクス。






≪登場人物設定≫

○『私』 高校生⇒主婦 19歳 女
嫉妬深くて支配欲の強い女。
裕福な家の三人兄弟の末娘として生まれる。
小中高と通じて親の意向で女学に通う。
ある時期に『俺』に告白し、見事に射止める。
その後、二人で生活するが・・・。

「今作一番の自由人、嫉妬に駆られた女は何するかわからない」


○『俺』 学校教師 28歳 男
女子高の教師。現代国語担当。
ここぞというところで機転が利くが素直過ぎる。
融通が利かない。頭良い銀縁の眼鏡キャラ。
あまり縛られることを望まない。

「今作一番の苦労人、帰ったら飲み物奢ってやるよ」


○『私の親友』 高校生⇒秘書課勤務 19歳 女
『私』の同級生であり親友。
やわらかい物腰と年相応の可愛らしさを持っていて
流暢な言葉使いと物怖じしない性格が売り。
なんでも受け止められる総じて器の大きさもあり
『俺』もそんなところに気を引かれたのであろうか。
物語では描かれなかったが、実は『私』と『俺』の二人が
付き合っていたのを知って、自分が好きだった『俺』を奪われ
嫉妬が湧き上がり、『俺』を付回すような
ストーカーまがいの行為を何回も行っている。
(バーに行くタイミングでいつもいるのはそのため)

「今作一番の頭脳派、実は結構狡猾な性格です」

旅路-6

2007年03月16日 17時16分52秒 | 短編
6、旅の終わり。


なぜ私たちの旅路はこうなってしまったのだろう?
永久にも感じられる時は無常にも私に解けない問題を投げかけた。

悪魔は私から貴方を奪い、私は残った『酸っぱくほろ苦くなった果実』をかみ締めた。
今までの旅路が終わる音が聞こえ、果実には涙の味がした。

でも、そんな私に再び悪魔が語りかけてきた。
「その果実を甘くする方法はあるぞ」と、
かみ締めていた涙の味のする果実は、悪魔にそそのかされ
言われるがまま憎悪と嫉妬の渦に包まれる。



・・・・・・・・・



もう、どのくらいたっただろう。
明かりがぼんやりとついているだけ。
ああ、手がこんなに汚れてしまった。
洗わなきゃ。
水道の蛇口をひねる。
冷たい水に手を触れると、みるみるうちに赤くなっていくわ。
洗面台に映る私の顔。
あれ・・・ルージュがはみでてる。
それに全身真っ赤。まるであの女みたい。



悪魔は事の後、最後に私に甘く囁いたの

「甘くない果実なんて捨ててしまえ」って

朱色に染まった携帯をスッと取り出すと

まだ青々しかった私たちの旅路が見え隠れする。

もう終わってしまった旅路なのに。

目的地も決めずに始まった当てもない旅路。私たち二人の旅路。

携帯を閉じ旅の終わりを告げる辺りに広がる光景に再び目をやる。

嫉妬と憎悪に満ちた私の口一杯に再び広がる

酸っぱくほろ苦くなった果実の最後の味を噛み締めると

赤い体を引きずりながら、迫る夜の闇へと逃げ出した。





―――――――――END――――――――――












旅路 あとがきへ

旅路-5

2007年03月16日 17時14分43秒 | 短編
⑤ 私たちの亀裂、大きな代償


私たち二人の旅路も2年が過ぎた頃、去年のあの大ゲンカの日から
帰ってきた貴方の態度は朗かにおかしかった。
妙に優しくなったというか・・・我を通さなくなったというか・・・
従順さが増したというか・・・自分を出さなくなったというか・・・

怪しいと感じた私は、貴方が入浴していることを良い事に
いつものようにコッソリ貴方の携帯を覗き込む。
「それが普通」と、さも常識のように日々貴方の自由を意識的に奪っているとはいえ
この時ばかりは流石の私も罪悪感に苛まれる。
前に大喧嘩したときの原因もこれだった。
私の些細な猜疑心と嫉妬心。
いつも勘違いなのは知っている、でもやめられない。

私の前に悪魔が現れて勧めるのだ。
甘美な匂いを漂わせながら美味しそうに成る禁断の果実を噛じれ、と。

悪魔の誘いに乗り果実を噛じる私。
しかし、私は知らなかった。
禁断の果実を噛じるということが、どれほど愚かなことであるかを。

私はメールの一文を見ると、体中の血液がグツグツと煮え滾る思いをした。
顔は赤色に染まり、世間で言う鬼のような形相に私は一瞬にして変化した。
私が世界中で一番醜い私になる時だ。

「どういうことなのよ、これは!浮気でもしてるの?!」
入浴後でまだ髪も乾いていない貴方に、メールの一文を見せて申し開きを求める私。
いつもの貴方なら不機嫌そうに反論してくるはず、そう言わせたらコッチのもの。
私は貴方の必死で弁解する姿を見て、どこか快感に似たものを感じているのかもしれない。
さあ、その言葉を早く言って、早く、私の目を一心に見つめて今すぐ言って
「違う、誤解だ、君は勘違いをしている」って。

でも、貴方は私の思う通りの台詞を言わなかった。


「ごめん」


貴方の口から放たれた言葉、それは私の中を稲妻のように高速で過って
私の何かがピシッと音を立ててヒビ割れるような思いがした。
え、ちょっと、なんで、否定してよ。
なんで、なんで、なんで、なんでなのよ!
あやまるなんておかしいじゃない。いつもの調子で反論してよ!

ピンポーン

あっけにとられていた私を尻目に玄関で呼び出しベルが成る音が聞こえた。


「・・・ッ」
玄関へと逃げるように駆け出したのは私のほうだった。
今すぐに玄関に行かずにはいられなかったのだ。
なぜなら、貴方のメールの最後に来ていた相手からのメールにはこう書いてあったから。


『今から、あなたの家に行きます』


怒りを始めとしてあらゆる感情が噴出し
ドアを開けると、そこには肩まで伸びた黒髪と赤いスーツを着こなした知っている顔が現れた。


「あなたは・・・」

「・・・お久しぶりね、学生以来かしら?」

余りにも知りすぎている顔が目の前に。私の周りの空間が歪む。
今まで一歩一歩確実に歩んでいった足跡が砂嵐で消えていく。
辺りは静寂が支配し闇が広がっていった。
私が進んでいく道も、帰るべき道も、闇に飲まれ消えていった。











旅路-6へ

旅路-4

2007年03月15日 17時10分45秒 | 短編
④ 俺たちの小さな躓き、小さな出会い

俺たち二人の旅路も1年が経った頃。
教師と生徒の間で関係を持つこと、ともすれば
お互いに一触即発の時限爆弾を抱えているようなものだが
まだ寒さ感じられる3月某日。教え子のアイツが卒業を迎えることによって
この旅路の最も危ない橋を俺たちは無事渡り終えたのだ。

そして、ひょんな事から、俺はアイツと一緒に暮らし始めた。
最初の頃は、俺も若さゆえか未知数の事物に対しての冒険心が
甘い期待感を秘めた妄想を支え、膨大に膨れ上がる妄想を試験、体験することによって
絶対上手くいくと思ってた。

・・・けど現実は違ってた。

四六時中一緒に居るってのは、どうも落ち着かない。
不自由の発生はストレスに変わる。でも舵取りさえ間違わなけりゃ
これはこれで楽しいって考えながら三ヶ月が経った。


久々の大ゲンカ。くそっ、どうして俺たちはこういう方法でしか解決できないんだろう。
どう考えても俺に非はねえ。でも、そんなこと言ったってアイツは認めないだろう。
始まりはアイツの些細な嫉妬だった。
教え子の一人から届いたどうでもいい一通のメール。
思春期も過ぎた頃の成熟へと向かいたいという背伸びがメールの文面に反映され
それがあまりにも『利きすぎた』のだ。
どうやらアイツには刺激が強すぎたらしい。


そんなこんなで猛烈な勢いで家から追い出され
俺は、まだ春遠い寒さに耐え切れず一軒の飲み屋へと足を運んだ。

静けさが包む落ち着いた店の雰囲気に俺は誘われるように
飲み屋のカウンターに座ると、きつめのカクテルを注文する。
ヒゲの生えた初老のバーテンが、俺のしょぼくれた姿に何かを察したのか
ニンマリと俺に向けて笑みを向け、カクテルを運んでくる。

「お客さん初めてだね?とりあえずこいつはサービスだ」

ニンマリと笑うバーテンに対して「お前に何がわかる」と不機嫌そうに俺が
強めのカクテルをぐいっと口から飲みこむ。

「いい夢を・・・」

バーテンが意味深な台詞を吐いて俺の前を去る。
どうやら次の客を相手にするらしい。


「・・・ふへぇ・・・」
口腔内を程よく刺激する、キツイそのカクテルを2、3杯やるうちに気分を良くした俺は
そのうち、いつの間にか隣に座っている女の客が気になった。
俺が知っている顔に良く似ている。

肩まで伸びた黒髪に赤いスーツ、黒光りする革靴とブランド物らしいバッグ、
椅子にはクリーム色のコートがかかっている。
俺より少し小さめだが女性にしてみれば身長は高いと思う。
どこかで会ったような、どこかで見知っているような気がするが
誰だかは思い出せない。でも誰かに似ている。

酔っていることを武器にするのは狡猾だが、いい手段だと知っている俺は
その女の客に失礼と思いながらジロジロ見る。

「何か私にようですか?」

女が俺に話しかけてきた。
そして俺はそのまま酒の力を借りるように、その女と話をし始めた。
幸い、俺も彼女も相手がいなかった。
他愛ない話からし始め、砕けたところでお互いの身の上話もし始めた。

「・・・へぇ・・彼女とケンカして・・・追い出されたってワケね」

「なるべくココだけの内緒にしてほしいな。男としては恥ずかしいかぎりの話だし」
行きずり同士の話は止め処なく続き、店の中での時間は無限にも感じられた。
が、楽しい時間ほど過ぎるものの早いものはない。
俺も酒に呑まれながら、薄暗い店に飾ってあった古ぼけた時計を見る事
それだけは忘れていなかった。

「あんたと会話するのは楽しいな・・・だけど、そろそろお別れのようだぜ」

「え?なんで?」
俺は目の前に置かれたカクテルをグイッと飲み干すと、女に目をやる。
いつの間にかトロンとしていた女の目からは疑問の念が噴出し
どこかびっくりしたような声がカウンターに響いた。

「あれを見ろ」
店に飾られた古ぼけた時計を指差す俺。
時計は午前1時を回ったことを示していた。

「・・・もう1時だ。ここからは大人の時間だぜ?」

「まだ老け込むようなトシじゃないでしょ?なーにおじさんみたいな台詞いってんの」
目の前の女は、俺にそう言うとグラスをクイッと回しながら
残った青色のカクテルをグイッと一気に飲み干した。

「子供は門限を守る。お母さんにそう教わらなかったのかい?」

「子供扱いしないでよ!これでも私は大人よ」
女は不機嫌そうに立ち上がると怒ったように椅子にかけてあった上着をとり
店を出て行こうとした。

「待ちなよ。携帯忘れてるぜ?」

ガシッと俺の手から携帯を奪い取り鷲掴みにすると、
女は酔いつぶれそうになっている俺に向かってこう言った。

「ありがとう・・・さようなら・・・センセイ」

俺は酔っていたのか、最後の台詞が聞き取れなかった。
俺の名前を呼んでいたのだろうか?そのまま俺はまどろみの中に堕ちていった。

目覚めたのは夜が明けて、バーテンの「お客さん、店仕舞です」という声だった。
俺はバーテンが差し出した領収書を見ると、思わず俺は目を丸くした。
・・・しまった。飲み過ぎた。


店を出ると、俺はアイツとケンカしたことも忘れて
今日が日曜日であることを素直に喜べない強烈な二日酔いが襲う
鉛のような手、足、体を押して自宅へと舞い戻った。

ガチャン。

玄関に華奢で小さく蹲っていたアイツは俺の顔を見るなり
夜中泣きはらしたのであろう顔から、再び小ぶりの雨粒を降らし
子供のように俺に抱きついてきた。

「こんなこともあろうかと・・」

俺は目の前に泣きじゃくるアイツに、ポケットからスッとハンカチを挿し出す。
・・・目の前に子供のように泣きじゃくるアイツに貰った思い出のハンカチを。
二日酔いの頭にしては上出来過ぎる用意周到さに我ながら感心しつつも
俺たち二人は再び旅路をゆっくりであるが歩き始めた。


でも、いつの間にか癖になってしまったのか。
俺は旅路で躓く度に例の飲み屋にフラフラと行くようになった。
俺が行く度、いつもそこには例の女の客が居た。
知ってる顔だと理解しているが思い出せない、いつもそこにいる
肩まで伸びた黒髪に赤いスーツ、黒光りする革靴とブランド物のバッグを持った女。

旅の小さな躓きから始まった、小さな出会い。
いつの間にか、俺はその出会いに染まっていった。









旅路-5へ

旅路-3

2007年03月15日 17時09分18秒 | 短編
③ 私たちの順調な旅路、友人の小さな告白


私たち二人の旅路も8ヶ月が立った頃。
さして関係に関して噂もたたず、旅路は日に日に順調さを増していった。
この密なる学園生活もあと少しで、解放される。
年相応の子なら、これからの進路を憂い、考えるべき時期にさしかかっているのだが
私は今も貴方を征服する事で頭が一杯で、進路どころではなかった。
幸い私の両親は放任主義で、裕福な家庭環境の事もあり
まだまだ自由にやってていい時期と、勝手にタカをくくってた部分もあった。


「ねえ・・・さん?聞いてるの?」

「え?ああ、聞いてます聞いてますとも」

日差しが強い教室の窓際。
私の横の席に陣取る、笑顔の眩しい私の親友が話しかけてくる。
物思いにふけっていた私は、恥ずかしさを隠す反面
不審に思われてはいけないと思ってとっさに他愛の無い話で返す私。

差し込む太陽の光に白い歯を光らせ、微笑みの似合う彼女との付き合いも結構長い。
お互いに付かず離れずを繰り返して、適当な距離感と適度な刺激を分け与えてくれる彼女を
私は好きだ。親友と呼べる友達の中の一人だろう。

でも、そんな親友の前でも、私は貴方の事を思って妄想にふけってしまう。
大人しかった思春期を今猛烈に体験するように、遠くなった少女の自分を埋めるように
私は貴方の事を考える。同じ空間を共有し、同じ空気を吸い、教壇に立つ貴方を。


「内緒にしてほしいことがあるんだ・・・」
「何?」
「私ね、告白しようと思ってる人が居るの」
「へぇ・・誰?」

いつも快活な彼女にしては妙に口の辺りをモゴモゴさせている。
余り興味が無さそうに親友の話を聞く私。
失礼極まりないと思って

「あのね・・・――センセイ」

キーンコーンカーンコーン

いつもの調子ではない小声で彼女が言う前に、授業開始の鐘の音が大きく響く
私は我に返ると、親友の思い人が誰なのかかも問いたださず
ばつが悪そうにそそくさとと自分の席に帰る親友の背中を見ていた。


「そっか、あの子も恋してるのかぁ」


私は小さくつぶやくと、何事も無かったように授業を受けた。
次の授業は、私の得意科目。旅の片割れ、恋し愛する貴方の授業。
太陽の差し込む教室の中で、私はまた物思いに耽っていった。

親友は、来春就職するらしい。
真っ赤なスーツを決めて、私たちの前ではにかむ親友の姿は本当に印象的だった。







旅路-4へ

旅路-2

2007年03月14日 17時07分54秒 | 短編
② 俺の場合

目的地も決めずに始まった当てもない旅路。俺たち二人の旅路。

教師と教え子という奇妙な出会いから始まった二人の関係も、もうすぐ3ヶ月を迎えようとしている。
ワガママなアイツに振り回されて、俺はいつもクタクタだ。
従順だと思われるのは勝手だが、実を言うと支配されるのはそんなに好きじゃない。
毎日メールボックスを開くごとに目に入ってくるアイツの拙く他愛もない文章。

いちいち返信するのも億劫になってきているのを感じる。
だが、なぜだか俺は返さずにはいられない。どうしてだろうと考える。
同じ旅路を行く者だから?世間の常識だから?
答えはまだ見出せない。

ただ一つだけ、アイツとの旅路で判ったことがある。
アイツに出会って間も無く気づいたことなのだが、
自身すら見知らぬ自分の一面をアイツに『だけ』さらけだしているという事実に。

それに気づかせてもらえた分、俺は幸せと考えるべきなのだろうか。
それとも不幸と考えるべきなのだろうか。
けど、まだ二人の旅路は続いている。




旅路-3へ

旅路-1

2007年03月13日 17時06分06秒 | 短編
①私の場合

目的地も決めずに始まった当てもない旅路。私たち二人の旅路。

若葉に露が溜まる寒い朝も、真っ直ぐな日差しが照りつける暑い昼も、
日が落ち窓から見える空が曇る夕暮れも、暗闇迫る深い冷たい夜も
時代が作ったボタン一つでかけられる携帯電話と、伝言箱が一杯になるほど送ったメールが示すように
共有できる時間、暇さえがあれば二人は何時でも一緒だった。

人様から言えば禁忌とされるべき私たち二人の旅路。
でも我慢なんて出来ない。私はなんて我慢のできない人間なのだろう。
キラリと光る眼鏡をかけ、小気味いいチョークの音を教室中に奏でながら
ピシッと決めたスーツで教壇に立つ貴方の背中にどうしても愛おしさ感じてしまう。
そして私は貴方と旅に立つことを決めた。
春暖かな4月の空と舞い散る桜の花びらが私たちの旅路を祝福してくれた。

旅を始めて2ヶ月が経った。
この2ヶ月間、嫉妬と独占欲が強くなった気がする。
貴方が「可愛い」と言った物全てに嫉妬し、貴方が「欲しい」と言った物全てを取り上げた。
独りよがりな私と従順な貴方の旅路は、小さな躓きの連続だったかもしれない。
様々な局面と遭遇し、その度に私たちは衝突し、仲直りを繰り返し乗り越えてきた。
協力し合えば、二人はどんな困難も解決できると信じていた。

教え子と教師。
考え方、感覚、事実に襲い掛かる世間の目。
その差は歴然としているのに、どこか似ているようで似ていない二人の旅路。
貴方は私、そして私は貴方。
私たち二人はこれからも旅を始めた事を後悔しない。
そうだと今も信じてる。





旅路-2へ

空腹に勝る調味料はない

2007年03月12日 17時39分01秒 | 末路話
おいしんぼの大原社主の台詞が腹に響く@kirekoです。


>わりとネタが・・・
わりとっていうか貯ネタ率ゼロに近いです。どうみても干ばつです。しかも病みすぎてM16の射撃シーンが収められた動画をつらつらと見るくらい末期症状でした。



しかたがないので有野課長の雄姿でも見ておきますか・・・

■ゲームセンターCX!課長オーン!

忍者龍剣伝 その1
忍者龍剣伝 その2
忍者龍剣伝 その3
忍者龍剣伝 その4
忍者龍剣伝 その5
忍者龍剣伝 その6


テクモの激難名作アクションゲーム忍者龍剣伝vs有野課長
やっぱ有野の理不尽なまでのAD投入の仕方が毎回うけんなwww

バーニンレンジャー!

2007年03月11日 15時57分25秒 | 末路話
ジャストドゥイット!ジャストバーニンレンジャー!@kirekoです。


■バーニングレンジャー歌詞

古代から受け継いだ
進化にきらめく街へダイブ
膨張し続けるデータの海泳いで

闇に影忘れても
やってくるあしたを信じて
燃え盛る炎のAngel We'll face the risk of our lives

(Sight of night I cheer to embrace a magic)
ホログラフに映った
月も 星も 太陽さえも
フェイクにすぎないけど

(Sight of night I cheer to embrace a magic)
ひとつだけの未来を
求めるのさ
真のこの世界のために

(BURNING RANGERS) 明日の青空に 
(BURNING RANGERS) 白い羽根広げ
(BURNING RANGERS) アクアマリンの空
FLY HIGH 飛び立て

(BURNING RANGERS) WE GONNA MAKE IT ALRIGHT
(BURNING RANGERS) 追い風受けて
(BURNING RANGERS) 走り続けるよ
JUST DO IT!
JUST BURNING RANGERS


大地這う霧に迷い
それでも読み取ったメッセージ
「夢のかくし場所はゆりかごの中」

子供が崩したブロックは
明日には積み上げてみせる!
燃え盛る炎のAngel We'll face the risk of our lives

(Sight of night I cheer to embrace a magic)
かすかに聞こえてきた
女神のような歌声には
涙 満ちてたけど

(Sight of night I cheer to embrace a magic)
ひとつだけの未来を
求めるのさ
真のこの世界のために

(BURNING RANGERS) 輝く星空に
(BURNING RANGERS) 願いを込めて
(BURNING RANGERS) やわらかなムーンライト
FLY HIGH 飛び立て

(BURNING RANGERS) WE GONNA MAKE IT ALRIGHT
(BURNING RANGERS) 夢を信じて
(BURNING RANGERS) 祈り続けるよ
JUST DO IT!
JUST BURNING RANGERS

~間奏の管楽器がカッコイイ所~

(BURNING RANGERS) 明日の青空に 
(BURNING RANGERS) 白い羽根広げ
(BURNING RANGERS) アクアマリンの空
FLY HIGH 飛び立て

(BURNING RANGERS) WE GONNA MAKE IT ALRIGHT
(BURNING RANGERS) 追い風受けて
(BURNING RANGERS) 走り続けるよ
JUST DO IT!
JUST BURNING RANGERS



―――――――――――――――――――――――――

セガのゲームの主題歌ですが
カッコイイ!そして熱い!熱すぎるよ!
でも難しい!難しすぎる!We'll face the risk of our livesの部分が!
この早口とイントネーションのつけ方がヤバイくらい難易度高いんですが
SAVE THE WORLDといいバーニングレンジャーといい
難易度たけえ曲多いなぁセガゲー・・・。

kireko的名作ゲームランキング

2007年03月10日 17時54分48秒 | 末路話
一つだけの未来を求めるのさ真のこの世界のためにバーニンレンジャー!@kirekoです。


>各ジャンル別kireko的名作ゲームランキング


■参考 お前らの生涯最高のゲームは?
http://news4vip.livedoor.biz/archives/50934888.html


というわけで、今まで生きてきてやってきたゲームの中で
kireko的ランキングを↓でつけていこうかと思います。


■ジャンル     ソフト名

・RPG    ロマンシング・サガ2(SFC)
kirekoがRPG至上最もはまったスクウェア製RPG。
今のサガシリーズでも受け継がれる陣形、見切り、閃きシステムを開発し
伝承法や七英雄、帝国アバロンの開拓といった一大叙情詩を
ディフォルメされたドットキャラクターで体感できる名作。
キャラクターの豊富さや良質な音楽、独特の台詞回しなどは
GB版サガからPS2版ミンサガにも今なお引き継がれている。
ラストバトルまでいってハマるゲームとしても有名。


・ARPG   フロントミッション・ガンハザード(SFC)
SFCフロントミッションシリーズ二作目のロボット操作型アクションRPG。
前作のストーリーを引き継がず、別の時代背景を持ち、
ヴァンツァーという同じ名称の機械が存在するパラレルストーリー物。
戦争物としても重厚だがサクサク進めるテンポ感、
主人公が操るヴァンツァーの軽快な操作性、そして目を見張る演出がある
良作だったが、難易度が低いことと、前回のSRPGにおける戦略などが
無くなってしまったことがイマイチファンの少ない理由。
アクションRPGとしてはやはりマリオRPGがもっとも有名だが
当時を振り返ってみると、こっちが自分の根底に存在しているように思えたので
これをチョイスした。

・SRPG   SDガンダムGジェネレーションF(PS)
バンダイGジェネシリーズPS最終作のシュミレーションRPG。
初心者でもすんなり入れる絶対的な難易度と
オリキャラ、MS辞典、開発、設計などの従来のシステムに加えて
OPやクエストデモで流れる美麗なムービーが
プレイするものを捕らえて離さない名ゲー。


・アクション  ロックマン4~新たなる野望~(FC)
カプコンが誇る名作ロックマンシリーズの4作目にあたる作品。
ラッシュ、8大ボスに加え、チャージショットや
全2面構造のコサック、ワイリーステージの追加。
独特なフォルムのシールドアタッカーなど新規雑魚キャラクターの豊富さ
背景などにも力を入れて、細かいところにアニメーションを使い始めた
名作アクションゲーム。
耳に残る名曲が多いことで有名。


・スポーツ   熱血硬派くにおくん~びっくり新記録!~(FC)
今は無きテクノスのなんでもやっちゃうくにお君シリーズの番外編。
ダウンタウンシリーズではおなじみの山田や藤堂が徒党を組んで大会を開き
各高校で代表者を出し、400mリレー、ゴルフ、水泳、幅跳び、格闘技の
五種目からなる競技を競うゲーム。
前作大運動会よりキャラ全員の個性的な技やコマンドは減ったが
システムやプログラムは、なかなか爽快で面白いゲーム。


・レース    マリオカート64(64)
言わずもがなの任天堂不朽の名作。
実はSFC時代からヨッシー使いです。


・格闘     サイキックフォース2012(DC)
TAITOの360度3D対戦ゲーム『サイキックフォース』の続編。
なんともいえない浮遊感やキャラクターのサイドストーリーが魅力で
各キャラクターの超能力技の演出も魅力。独特なシステム
バリア、ハイパーチャージ、PSYインパルス、バリアブレイクのシステムが
アーケードで人気を博した。
ちなみに現役時代レジーナで地元を暴れてました。


・パズル    スーパーぷよぷよ(SFC)
コンパイルの元祖ぷよぷよ。落ちゲーの新時代を作り出した名作。
でも会社は頓挫しちゃったなあ・・・。


・ボード    大爆笑!人生劇場~ドキドキ青春編~(SFC)
TAITOのボードゲーム人生劇場シリーズの一つ。
中学高校の6年間を自分の分身が大暴れする痛快さが魅力で
恋や仕事を繰り返し、人生経験と呼ばれる独特のパラメータを競っていき
その後のキャラクター達のエピローグを最後まで見せるという
なかなかファン喜ばせる独特の演出がいい!

  
・STG    ストライカーズ1945Ⅰ、Ⅱ(PS)
彩京のシューティングゲーム。
文字タイトルからいくとカプコンのゲームかと思われるが
アーケードで一世を風靡した名STG。アーケードでやりこみました。
味方、敵機体を問わずデザインが秀逸で、1945時代を超越した
ハイテクさ、自動スクロール+サブ武器レベルゲージによる弾幕も売り。
どこで何を使うか、やはり戦略性が問われるゲームだが
面白さを損なわない演出と、美麗なグラフィックが光る逸品。