kirekoの末路

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小説の書き方についてのコメントレス2

2008年12月03日 18時44分52秒 | メモ
直感や感情にも、実は裏づけする理由がある@kirekoです。

>コメントレス(一部蛇足もあり)

・前記事
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/0906e00fc67e3fd028146f47e21e3a87

続いてレスくれた人、ありがとうございました。
おそらく長くなるので、覚悟しながら見ちょいてくらさい。

■ちなみにkirekoが今回質問した内容
①書いている時に、これだけは注意していることはあるか。
②作品において、自分なりのポリシーがあるかないか。
③一人称と三人称、どちらが書きやすいのか。(ジャンルは不問)
④登場人物を喋らせる時、または文中の台詞を考える時、どういう気持ちで書いているか。
⑤オチを考えてから話を書き始めるか、それとも書き出してからオチを考えるか。

以下
赤字はコメントしてくれた人の話。
デフォ字は、それについてkirekoが思ったこととします。



■菜宮 雪さんの話
①同じ表現が重ならないようにすること
②とにかく、最後まで読んでもらえる作品にすること。読み手を食いつかせ、最後まで連れて行くこと。
③三人称。一人称では不自然な演出になる時がある。
④それぞれの人物になりきる。毒を盛る妻にも、盛られる方の夫にもなる。気がつくと、ひとりで、口の中でぶつぶつ言っている。俳優にでもなったつもりの状態。
⑤オチ先がほとんどだが、書いているうちに気が変り、オチあとの物もあり。


①は、凄く共感しました。
語彙の少ないkirekoが物を書く時に、どうしても一面でしか物を捉えることが出来ず、表現が重複したり、同じ言い回しを繰り返してしまうというのが、改稿作業をしている時に頻繁に見つかったりして、凹んだりします。
特に三人称物で登場人物が台詞を吐いた前後に「○○は○○に○○そうに言った」なんて表現が重なる事が多くて、毎度毎度非常に難儀しています。
②は、物を書くなら皆考える事だと思うんですけど、どうしたってそこが難しかったりしますよね。
③は、割と意外な解答でした。
菜宮さんの作品を読んでいると、描写の途中に登場人物の物思いや、その時々の反応に対する感情がポロッと出たりするんで、きっと一人称のほうが得意なのでは?と感じる事が多かったので。
気になった④に関しては、今回と前記事の灯宮さんと近いものを感じますね。
演者の気持ちになって台詞を思わず朗読してしまうというのはkirekoにもあることなので、何となく納得できるような。
⑤は「大まかに決めるものの、その時その時、書くジャンルによって変化する」という事でしょうか。やる話のネタにもよりますが、やっぱり②と関連して、何処が読者に読ませようとするメインになってくるかが重要なのかもしれませんね。


■服部匠さんの話
おそらくキレさんの疑問の発端になった人物(自称)参上。
ためらったのは、自分の技術力不足と、心意気が皆さんよりも恐ろしく低いとおもったからです。なにこのブログ猛者が集まってるの?私直ぐにオダブツしそうだよ。


たはは、バレたか。
ちょっとした疑問だったんで聞いてみたけど、意外と反響があって嬉しいなという、まさに人のふんどしで相撲をとってごはんが美味しいわけです。
気に障ったら、すいません。後でキャンディーあげるから許してね。

①解りにくい表現を避ける(ごくごく最近ですが)
②一場面でも印象に残りそうな場面を書くこと。うん。出来てるかはわかんない。
③恋愛モノ、キャラクター先行型のものは一人称だけど、二次や話自体を作りたかったものは三人称がよいらしい。


①、②は、以前スカイプ朗読会をやった時に、耳にタコが出来るぐらい散々イジメられたところでしたね。イジメた張本人が何言ってるんだって話ですが、①に関しては、以前より確実にパワーアップしていると思いますよ(メッセでも言いましたけど)。ただ、やっぱり②は読者層が見えてこないところもあったりして、まだまだかなと思ったりするところがありますがって、これは個人にメッセ宛てろって話ですねすいません。
③は以前から苦手だと言ってたので、たぶん三人称向きの人なんでしょう。
ただ、そういう人がたまに一人称を書くと、意外と面白いものが出来たりするのもまた、不思議な話。

④登場人物になりきって台詞を言っている。ハタからみたらあまりにも危険人物。
一応、物語の大きな骨子はあるんだけど、それだけをキャラに伝えて「そういう感情だったらどうしゃべる?」と聞く感じ。んで、その台詞が似合わないようだったら変更するとか、話の筋の順番を変えるとか…の調整をする。
あとはキャラに必死に聞いてみる(笑)
昔はキレさんが言っていたように「キャラクターがしゃべってくれる」だったのが、最近やっと少しづつだけど主導権をこっちが握るようになりました。
これは実は二次創作の影響が強いかもしれません。だって他人様のキャラだから、イメージ総崩れはまずいでしょう。


今回のメインテーマでもある「キャラクターが喋ってくれる」理論、個人的にほんとこれが疑問だったので、「なりきっている」など、こういう解説があるとわかりやすい気がします。
で、キャラに聞いてみるっていうのが、また「勝手に喋ってくれる」クラスの特殊スキルぽいので、なんとなくわかるような、わからんような。
脳内に登場人物が住み着いていて、質問に答えてくれるなんて、書き手として、とても羨ましい話なんですがね。

⑤オチ…というよりも「どこどこのこういう場面が見たい!!」と思って書き出すので…。ソレがオチだったり、起承転結でいう転だったり起だったりばらばらですが。
私はストーリーテラーではないとは思われます。その場限りの使い捨ておもちゃに近い感覚。


オチ云々より、基本的に発想力や描写が面白かったりする、ショートショートなんかに近い考え方なんですかね。
願望や欲求が直に作品になってくるので、「ここがやりたい!」という展開が素直に伝わってくるところは、良いところなのではないでしょうか。
ただ、使い捨てのおもちゃの中にも、言い方一つ、工夫一つ次第で面白くなるものがあったりしますぜ、ってこれはスカイプかメッセで贈っときます。

最近はポリシーも何もへったくれもなく、自分が書きたい場面を書いてるようなきがします。

長い長い自分語りすみません、皆さんの意見参考になりました。
ここのブログをみると、いつでもどこでも気持ちが背水の陣です。油断したらバッサリ切り落とされる!


ポリシー云々は、自分の戒めみたいなもんですしね。
前に言いましたけど、基本的に書きたいものを書き、書けないものは書かないが、精神衛生上一番良い事だと思います。
まあ、あんまり考えすぎて、作品がかけなくなったら、元も子もないって奴です。
kirekoも、そういう意味では、かなり背水の陣ですがね。


■灯宮義流さんの蛇足
概ねそんな感じですが、自分を主人公に、ではなくて「イタコみたいにそれぞれ書くときには自分の中にキャラを取り込む」ことをしています。
メイン、サブ、脇、男、女、狂人、善人、野生動物、怪物と。何であるかは関係ない……かな?
二人いる時は少し偏りますが、二重人格が中で共鳴したり反発したり、みたいな感じになってるのかなと。
自分自身を開発している最中なので、迂闊に「こうだ」と決め付けるのも問題なのですが。


設問④の話ですね。
前記事にもありましたが、登場人物を自分に憑依させて書くなんていうのは、書き手の自分が考えるのではなく、なりきりを通り越して「その人自身に成る」という、普通より程度が強く出ていると解釈すればよろしいでしょうか。
例題に出た登場人物の幅を見るに、二人以上の対話となると、かなり殺伐としたロールプレイというか、心を費やす作業が必要になってきそうで、大変そうですね。

あとポリシーについて、改めて
「俺は、小説を書く時、誰に何を言われても、ぜってえ、これだけは、ゆずらねえぜコンチクショー!」
と明確に言われると、なんとなく見えてきました。
必ずメインにヒト以外の「動物」要素を仕込むことです。うーん、なんか違うでしょうか?
短編はともかく、長編には必ず動物が絡んだ要素を作ります。
というか、気付いたら作っています。


必ず動物要素を入れる……。
おそらく趣味的なアレだと思うんですが
うーん、動物って、人間より動かし辛くないですか?
個人差はあると思いますが、そういう風に感じてしまいました。

なんか補足じゃなくて蛇足になってたらごめんなさい。

聞きたい解答とは別方向でしたが、それでもこの蛇足が入る事によって、前記事よりは理解しやすい内容だと思いました。
解答ありがとうございます。


>総括

疑問を抱かせたご本人の参加もあり、
他の人の書き方と、自分の書き方の違いについても、
かなりの部分納得できる興味深い話が出来たと思います。
皆さん解答ありがとうございました。


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