気まぐれ高ちゃん ー アクティブに日々を過ごし、徒然のままに書いていこうと思います。

旅、読書、ゴルフ、絵(描くこと、観ること)、映画鑑賞、料理、美味しいもの 月並みな趣味の記録です。

「針の眼」ケン-フォレット著 ➰ 読みました

2018-06-07 21:50:00 | 本と雑誌
冒険小説の名作だ。
今から40年ほど前の作品だが、時代設定は第二次世界大戦末期のヨーロッパだから、記述に陳腐な感じはしない。
ここ10~15年のインターネットでハッキングして〰、と言う仮想空間の物語より、全然、ハラハラドキドキする。
20世紀の末期に選定された冒険小説のベスト10には、
鷲は舞い降りた、興奮、利腕 等と共に本作が入ってたらしい。
最近は、名作の読み残しを探しながら読んでいるのだから、ランクインは当然か。
ここ半年、映画もダンケルク、チャーチルを観て、第二次大戦ずいている。
最近読んだ「鷲は飛び立った」、気骨のあるドイツ将校達の物語。今度は、冷徹なドイツスパイと彼を追うイギリス情報部とのお話だ。

最初の50ページで、主人公は未亡人を殺害し、助演女優となる新妻は介護者となる。波乱の物語は最初から騒がしく始まる。ハリウッド映画仕立てだな。
主人公の人物像がハッキリするのは150ページ辺り。人物がしっかり造り上げられているから、完成度も高い。
本作をオマージュして書いたという「エトロフ発緊急電」も面白かったが、本家も良かった。
 いやー満喫しました。
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