気まぐれ高ちゃん ー アクティブに日々を過ごし、徒然のままに書いていこうと思います。

旅、読書、ゴルフ、絵(描くこと、観ること)、映画鑑賞、料理、美味しいもの 月並みな趣味の記録です。

「サトリ」 読みました

2018-02-12 21:13:00 | 本と雑誌




ブックオフで上下で896円
シブミで語られた、暗殺者ヘル誕生の第一章だ、戦後GHQ時代-巣鴨の刑務所から出獄したところから物語は始まった。中華人民共和国誕生の頃の混迷のアジア。
シブミを読んでからでも、最初にこれを読んでも、どちらでも楽しめる。シブミとは別の作家が、そこを意識して書いたからこその仕上がりだ。
 シブミで駆け足で語られた時間と出来事と、関係者がパズルのピースのようにつながり〰、30年後に書かれた作品だが良くできた物語だ。
 テンポ良く一気読みだ。翻訳者は学生時代にシブミのファンだったようだ、若い時の感動は仕事以上の情熱を与えただろう、かなり意識したな〰て言うレベルではない。
 京劇の観賞の歳に暗殺をする〰、ミッションインポッシブルのウイーンオペラ座のシーンを思い出した。
 下巻は、サイゴンが舞台だ。2年前の1月にマジェスティクホテルに泊まった。あのほのぼのとした気候を思い出しながら、ニッコと街を散歩する〰、僕もカフェでタイガービールをずいぶん飲んだな。いい気持ちで読めました。
 しかし、最後の30ページは、テンポが変わり、ドタバタこれってどうなんだろ、と感じた。
 今度は、デックフランシュスの大穴の主人公が再び続活躍する、「利腕」を読もうかな。
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