気まぐれ高ちゃん ー アクティブに日々を過ごし、徒然のままに書いていこうと思います。

旅、読書、ゴルフ、絵(描くこと、観ること)、映画鑑賞、料理、美味しいもの 月並みな趣味の記録です。

「シブミ」読みました

2018-01-04 21:11:00 | 本と雑誌
以前、ブックオフで上下各105円で買ったものだ。まあ、ミステリーの名作と言われている作品だ。赤軍派のテロ、コンピューターはあっても、アナログの時代、パレスチナ➰イスラエル〰CIAが絡む冒険小説だ。
主人公はゴルゴ13を思い出させる生い立ちだ〰。東洋人とロシア人の違いは有るが、優れた血統と数奇で雑多な文化を有益に吸収した少年の生きざまだ。
日本人の心〰みたいな。
戦後の騒乱時期に日比谷の三信ビルで勤務したなんて書かれると、お隣さん感覚になったりして〰。また、瀬島龍三スリーパー説(帝国陸軍エリート参謀がロシアのスパイ)なんかも思いだし〰。
上巻でしっかりと主人公の骨格を描き、下巻の死闘に感情移入する準備ができる仕立てだ。
敵役の行動様式がアナログなのが、物語を熱くしてくれる。そうそう、性能力が超人的なのも、ゴルゴのようで〰。自分を完璧にコントロールできるんだね。
あり得ないケービングは、北壁の死闘を思い出した。
ネタバレだが、後半、僕は最後にニコは情婦を我が手で殺すと、悲しい二人の世界の終わりを想像していたのだが。小説〰光國が家臣に死を与えたように〰。
いずれにしろ、
210円でこれだけ楽しんだらバチが当たる?
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 初売り | トップ | キネマ旬報の2017年 ベスト10 »
最新の画像もっと見る