日々徒然なるままに

日々感じたことを書いていきます、よろしくお願いします

お祓いに参りました

2019-01-10 21:20:38 | お祓い
こんばんは。
予報では今日は気温が上がり暖かくなるとのことでしたが、殆ど一日曇っており寒いというより空気が冷たい感じがしておりました。
それでも例年に比べるとそこまで冷え込んでいるようにも思えません。
雪も、またまとまった雨もこのところ降る気配がなく、家のすぐ傍の細い流れはもとより、川自体に水が少ないようです。
雪が多いところは、もうこれ以上いらないというほど降っておるようですが全体にうまく降ってくれないのは困ったものではありますね。

                                 



                                    




写真を撮りましたが曇っておるので余計に暗く、殆ど何も写っておりません;。
もう少し後でしたら、まだ何とかなったのかもしれませんがこのような感じでした。

今朝は会社のお祓いへ出向かせて頂きましたので、いつもより早く写したこともあろうかと思います。
7時20分頃に家を出ましたが当然朝のラッシュは始まっており、それでも今日は国道へ出るまでに割りと早く出られたのではと感じられました。
皆様もそうでしょうけれど、朝の10分、いえ5分、ともすれば1分違えばかなりの差ですしね;。
かなり以前はこの位の時間に家を出て高速へ乗り100キロ程は離れた信者さんのお宅に、それでも9時には着くように走って(いえ、ぶっ飛ば
して;;)行っておりました。
何をそんなに焦っていたんだろう、と今にして思ったりもするのですけども。
それはともあれ、今朝参らせて頂いた会社、8時をほんの少し回った程度の時間でしたが社長さん以下、営業の男性諸氏は既に机について今日の
仕事の段取りをしておられたようでした。
始業は8時半であられたかと思いますので、そんなものかもしれませんけれど、いつ参らせて頂いてもよくこの時間に出社されておられるよねぇ;
と感心してしまいます。
また週に二日ほど掃除の日を設けておられ、今日の木曜日はその日に当たっていたようで始業前に社長さん自らがダイソン(笑;)のコードレス掃
除機を手に取られ、社内を掃除しておられました。
他の方もそれぞれに、その都度綺麗に洗われておると思しき白い雑巾で机の上を拭いたり、会社の周りを掃いたりしておられるようです。
そのような皆さんの机の上は常に殆ど物が出ていない状態で、出したとしても整頓されていらっしゃいます。
綺麗好きな社長さん以下、いつ伺っても風通しの良い職場と感じておるところです。
喫煙も時代を経て、時間を決めて吸う人は吸っておられたようですが、それもだんだん隅に追いやられ、とうとう最近は社内ではどなたも吸わなく
なられたようでした。
昨今はそのような職場が大半でしょうけれど、それだけでもやはり清々しく感じられるものですよね。
そんな掃除の後は社員さんが順番に、その日には一人と決められてご自分の話をされたりして始まる朝礼があります。
その後に簡単な体操等も取り入れられ、少ない人数ながらも如何にして皆さんで連帯感を持って取り組んでいかれるかに心を配っておられるようです。
最初は見ておる此方は戸惑いましたが、なかなかに仲間意識が出来て、良いものだなと感じておるところです。
それら一連の事柄が終わられてその日の連絡事項の申し送り等もあり、そこでやっと自分の出番となります。
このような朝の様子を存じたのは、それほど古い訳でもなくここ2、3年位でしょうか。
それまでは朝も営業の方が出払った後で、奥様や事務員さん方がおられる程度のこじんまりとした人数、雰囲気の中でお祓いをさせて頂いておりました。
ですので会社のお祓いといってもいわば平静、平常心で祝詞もそこまで気持ちが上ずることもなく上げさせて頂いておりましたが、朝の早くから
皆様と共にこのような時間を共有(とまではいきませんが;)するようになってからは、自分自身も身が引き締まる思いで祝詞奏上させて頂いて
おるところです。
こちらの会社も既に自分がこの仕事を始めてずっと参らせて頂いておりますので、そう考えるとまさに平成の初めからとなります。
主人の頃からで言えば、もっとその前からですので30数年でしょうか。
最初の頃は、声を出すだけでも心臓バクバクしておりましたが(今も結構そうですけどね;)年を経るにつれ、厚かましさが先に立つようになって
おるかもしれません;。
考えてみれば社長さんは自分よりも多少年齢が上の方ですけれど、社員さんは自分よりもお若い訳ですし、そのような事もあるのかもしれないとも
思います。
そうは言ってもやはり大勢の前でただ一人、神様の御前とはいえ祝詞奏上させて頂くのは、いつになっても緊張するものです。
声は出ても途中で咳き込まないか、淀みなく奏上致せるか、そう心の中で感じながらのドキドキは常にあります。
しかし、そうであるからこそ神様の御前にて真剣にさせて頂けておるのかもしれません。
新年のお祭りを無事滞りなく勤めさせて頂き、我ながら何よりであったと胸を撫で下ろす思いでした。





                                     
                                     


その後ももう一軒、市内ではありますが少し離れた場所、都市高速を利用していく辺りの方の所へ参らせて頂きました。
下道を通ると1時間ちょっとでしょうか。
そうしようかなと考えましたが、お待たせするよりも早い方が良かろうと思いそのようにしたのですけれど、信者さん方へ着きますと、もっと
後だと聞いていたとむしろ迷惑がられました、すみませんです;。
主人から仕事の時間に関しては口うるさく言われて来たこともあり、遅れる事無く時間を大事にしろ、まさに時は金なりという教え?を受け継いで
いることもあり(ほんまかいな;)とにかく時間だけはいつの間にか敏感になっておるようです。
けれどお相手にしてみれば準備のことなどもあり、むしろ後ろへずれた方が良いこともあるようですね。
今回はそのようだったようで、なかなかに難しいものだなと思った次第でした。
そんなお宅へいつものように上がらせて頂きますと、玄関から神棚のある居間までは廊下を通るのですがその横に二間続きで仏間と座敷があるの
が目に入ります。
いつもなら特に気にもせずそのまま過ぎるのですが、あれ?と思うと奥の仏間にどなたかの新しい遺影と共にどうも骨壷も置かれているようでした。
このお宅のおじいちゃんおばあちゃんは既に他界して何年も経っておられ、他にどなたか亡くなられたのならばそのように先に知らせて来られる
だろうに、と思っておりました。
少し遅れて土間の方から入ってこられた奥様に伺うと、わかりました?とのお返事。
一体どばなですかとお聞きすると、ご主人の弟さんとの事でした。
先に仏間を過ぎる際にそれとなく遺影を拝見し、もしかしてと思っておりましたが、どうやらそうだったようでした。
その方は自分のこの仕事、神事の上でも少しお付き合いがあった方でもあり、知らない仲ではありませんでした。
とはいえそれも主人が存命の頃の話、ともすれば20年近く前の話ですので、お顔を拝見しても今ひとつ確信が持てなかったのもありわからな
かったのでした。
この方ご自身、色々とおありだったようで最後はお一人で暮らしておられた中で脳卒中で倒れたらしく、しかし発見はその2、3日後であった
ようでした。
仕事に出てこないのを不信に思った同僚の方が尋ねていっても応答もなく、結局更に2、3日が経っていたとのことでした。
どなたにも見取られることなく逝かれたその方でしたが、最後はこうしてお兄さんに当たるこの家のご主人が葬儀等も手配し、全て整えて今に
至っておられるようでした。
まだ四十九日も経っておられないとのことで、この状況で神様の新年のお祭りをさせて頂くのはどうだろうかとかなり感じたのですけれど、あく
まで彼は此方が立場上引き受けたに過ぎないのでと仰いますので、それならばと思い、させて頂きました。
当然、お祭り後はその方の祭壇にて手を合わさせて頂き、分かっておればそのように準備もして来ておりましたがそれも判らなかった故、今回は
亡くなられた方へ申し上げる祭文(さいもん、まつりふみとも)も奏上させて頂くことも無く、静かに手を合わさせて頂くのみに留まりました。
手を合わせながら、この方ご自身がかなり寂しいと感じておられたこと、隣にご両親が入っておられる仏壇の隣に帰って来られたのが何よりも
嬉しいと感じておられること、そのような事を隣でおられた奥様にお話しました。
やっぱりねぇ、そうだと思った、と奥様も頷いておられました。
色々とおありだった方ですが、もしあの時にあのようにしていなければ、今はもっと違う人生になっていたのではないのか、そんな話を二人して
話すともなく話しておりましたが、そのように話が出ることだけでも故人にしてみれば失礼ながら嬉しかったのではないのか、そんな風にも感じて
おりました。




                                     




参る先々で出て来る話題も当然違います。
楽しい話ばかりではなく、重苦しい話も少なからずあります。
それらをおうかがいさせて頂くことで、その方々が背負っておられる重い荷物を多少なりとも軽くさせて頂ければ、またその代わりにお大國様が
打ち出の小槌を振って幸せを振りまかれるように、そのようなお手伝いが些少なりとも出来ておればと思う自分です。




                                       

                                        




今日はお祓いに参らせて頂きました先での事を書かせて頂きました。
概ねこのようなことがお祓い、またそれに加えての自分なりの勤め(というのもおこがましいですけれど)と思っております。
まぁ、読んでみればまるで小学生の作文ですけれどね;。(笑)

尚、今日の写真はグーグルが何年前かの今日の写真といって出してくるものを、そういえばこんなの撮ってたよねと思いながら上げさせて頂いた
ものです。
ズルをしてすみません;。




                                       





本日もこのブログへのお付き合い、真に有難うございました。
感謝申し上げます。
コメント
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