小物のことをもっと知りたい!と思い
シリーズ化してみました
第一弾は半衿!
「塩瀬の半衿ください!」
とよく来られるのですが
同じ塩瀬でも実はいろんな種類があります
当店のような小さなお店でも
6種類用意しています
今回は人気の4種類を比べてみました!
判断基準は
・見た目(前の衿合わせや後ろの抜いた衿のシワの程度)
・コスト
・縫い付けやすさ(アイロンのかけやすさ、針の通り具合)
この3点
5つ★満点です
台衿は綿100%の一般的なもの
衿芯はメグミ衿芯といって
真ん中に少しカーブのある
これも一般的なものを使っています
針は和裁用の針
糸は絹糸を使用
ちなみに補足として…
私のお裁縫の技術は下の中ぐらいです
なんせ着物の着付けを習うまで裁縫をほとんどした事がなく
半衿は母がずっとつけてくれていました
自分で着られるようになってから
縫い付けるようになったのですが
どうも不器用で半衿つけるだけで1時間ぐらいかかるほど苦手です
そんな素人同然の私が縫い付けた出来栄えで判断していますので
プロの方やお裁縫の得意な方が縫い付ければ
もっとシワも伸びてキレイに縫い付けられるのかもしれません
あくまでお裁縫に慣れていない人の目線で書いていますので
ご了承ください
【正絹セラミックウォッシャブル半衿】
価格:2,200円
素材:絹100%
見た目 ★★★★
コスト ★★
縫い付けやすさ ★★★★★
正絹ですが家で洗える優れもの!
直接肌にふれるのでやはり絹は心地いいですよね~
そして何といっても縫いやすい!
ストレスなく針がとおります。
裁縫の苦手な人なら尚更です!
億劫になりがちな衿付けも絹ならまだやる気がでます
実際つけた感じはこんな感じ
若干シワが…
裁縫のうまい下手が如実に現れます。
恐らく母が縫うともっとシワがキレイに伸びるのですが…
キレイに縫い付けらるようになるには
まだまだのようです
【正絹セラミックウォッシャブル半衿】
価格:1,500円
素材:絹100%
見た目 ★★★★
コスト ★★★
縫い付けやすさ ★★★★★
同じ正絹の半衿ですが、2,200円のより少し生地が薄いものです。
見た目2,200円のものとそう変わりませんが
生地が薄いため何度か使っていると衿山の部分がひけてきて
だんだん薄くなってきます
少し消耗が早いので
よく着物を着るという方は2,200円のほうを買っておいたほうが
お得かもしれません。
【東レシルックバイアス半衿】
価格:1,300円
素材:ポリエステル100%
見た目 ★★★★★
コスト ★★★
縫い付けやすさ ★★
ポリエステルなのでもちろん家で洗えます。
厚みもありバイアスなのでシワになりません。
ちなみにバイアスとは英語で「斜め」の事。
生地を45度傾けて裁つことで伸縮自在となりカーブに沿うことができます。
ネクタイなんかもよく見ると織り目が斜めですよね。
同じバイアス布が使われています。
さすが伸縮性にとんだバイアス!
私でもシワなくキレイに縫い付けることができました!
ポリエステルなのに高いなぁなんて思っていましたが
これなら納得できますね!
ただ少し織り目が粗いので
近くで見ると正絹じゃないことが分かってしまうかなぁと思います。
別に構わないと言えば構わないのですが…
そしてポリエステルなので針が通りにくい
シワにならない分アイロンもかからないし。
衿付けが億劫になるかも…
ただ目が粗い分、普通のポリエステルの衿に比べたらまだ針が通りやすいです!
【絹交織半衿】
価格:500円
素材:アセテート45%、レーヨン45%、絹10%
見た目 ★★
コスト ★★★★★
縫い付けやすさ ★
こちらは絹が10%だけはいったほぼ化学繊維の半衿。
もちろん家で洗えます。
東レシルックに比べたら生地が薄いです。
生地が薄いこともあって後ろがシワシワ
内側を縫うとき左右少しひっぱり気味に縫うとシワが寄りにくいのですが
化学繊維なので針がなかなか通らず
ひと針ひと針縫うのに必死!
ひっぱりながら。。。なんて余裕がなかったのでこんなシワシワになってしまいました。
ただお値段が安いので、普段着用にはいいかもしませんね。
総体的に
見た目、縫い付けやすさでいくとやはり正絹がオススメです。
ただ何度か洗うと生地がひけてきたり色が変わってきたり。
消耗品にどれだけコストをかけるか。。。という事になってきます。
その点東レシルックのバイアス衿は
丈夫ですし何度洗ってもひけてくることはありません。
ポリエステルでもこのお値段なのは納得できます。
ただ針のとおりは絹には及びませんので
そこのストレスを感じるか感じないかだと思います。
ただいずれにせよ半衿は消耗品です。
着物をよく着る方はコスパを考えて絹交織の半衿が無難でしょう。
結論
普段着用は絹交織の半衿
ちょいフォーマル用はバイアス衿
結婚式やお祝いの席などは正絹の半衿
と
用途で使い分けるのもいいかもしれませんね
以上!
シリーズくらべてみました!半衿編でした。
さて、第二弾はあるのか?
気長にお待ちください
※あくまで個人の感想です
喜むら呉服店
シリーズ化してみました
第一弾は半衿!
「塩瀬の半衿ください!」
とよく来られるのですが
同じ塩瀬でも実はいろんな種類があります
当店のような小さなお店でも
6種類用意しています
今回は人気の4種類を比べてみました!
判断基準は
・見た目(前の衿合わせや後ろの抜いた衿のシワの程度)
・コスト
・縫い付けやすさ(アイロンのかけやすさ、針の通り具合)
この3点
5つ★満点です
台衿は綿100%の一般的なもの
衿芯はメグミ衿芯といって
真ん中に少しカーブのある
これも一般的なものを使っています
針は和裁用の針
糸は絹糸を使用
ちなみに補足として…
私のお裁縫の技術は下の中ぐらいです
なんせ着物の着付けを習うまで裁縫をほとんどした事がなく
半衿は母がずっとつけてくれていました
自分で着られるようになってから
縫い付けるようになったのですが
どうも不器用で半衿つけるだけで1時間ぐらいかかるほど苦手です
そんな素人同然の私が縫い付けた出来栄えで判断していますので
プロの方やお裁縫の得意な方が縫い付ければ
もっとシワも伸びてキレイに縫い付けられるのかもしれません
あくまでお裁縫に慣れていない人の目線で書いていますので
ご了承ください
【正絹セラミックウォッシャブル半衿】
価格:2,200円
素材:絹100%
見た目 ★★★★
コスト ★★
縫い付けやすさ ★★★★★
正絹ですが家で洗える優れもの!
直接肌にふれるのでやはり絹は心地いいですよね~
そして何といっても縫いやすい!
ストレスなく針がとおります。
裁縫の苦手な人なら尚更です!
億劫になりがちな衿付けも絹ならまだやる気がでます
実際つけた感じはこんな感じ
若干シワが…
裁縫のうまい下手が如実に現れます。
恐らく母が縫うともっとシワがキレイに伸びるのですが…
キレイに縫い付けらるようになるには
まだまだのようです
【正絹セラミックウォッシャブル半衿】
価格:1,500円
素材:絹100%
見た目 ★★★★
コスト ★★★
縫い付けやすさ ★★★★★
同じ正絹の半衿ですが、2,200円のより少し生地が薄いものです。
見た目2,200円のものとそう変わりませんが
生地が薄いため何度か使っていると衿山の部分がひけてきて
だんだん薄くなってきます
少し消耗が早いので
よく着物を着るという方は2,200円のほうを買っておいたほうが
お得かもしれません。
【東レシルックバイアス半衿】
価格:1,300円
素材:ポリエステル100%
見た目 ★★★★★
コスト ★★★
縫い付けやすさ ★★
ポリエステルなのでもちろん家で洗えます。
厚みもありバイアスなのでシワになりません。
ちなみにバイアスとは英語で「斜め」の事。
生地を45度傾けて裁つことで伸縮自在となりカーブに沿うことができます。
ネクタイなんかもよく見ると織り目が斜めですよね。
同じバイアス布が使われています。
さすが伸縮性にとんだバイアス!
私でもシワなくキレイに縫い付けることができました!
ポリエステルなのに高いなぁなんて思っていましたが
これなら納得できますね!
ただ少し織り目が粗いので
近くで見ると正絹じゃないことが分かってしまうかなぁと思います。
別に構わないと言えば構わないのですが…
そしてポリエステルなので針が通りにくい
シワにならない分アイロンもかからないし。
衿付けが億劫になるかも…
ただ目が粗い分、普通のポリエステルの衿に比べたらまだ針が通りやすいです!
【絹交織半衿】
価格:500円
素材:アセテート45%、レーヨン45%、絹10%
見た目 ★★
コスト ★★★★★
縫い付けやすさ ★
こちらは絹が10%だけはいったほぼ化学繊維の半衿。
もちろん家で洗えます。
東レシルックに比べたら生地が薄いです。
生地が薄いこともあって後ろがシワシワ
内側を縫うとき左右少しひっぱり気味に縫うとシワが寄りにくいのですが
化学繊維なので針がなかなか通らず
ひと針ひと針縫うのに必死!
ひっぱりながら。。。なんて余裕がなかったのでこんなシワシワになってしまいました。
ただお値段が安いので、普段着用にはいいかもしませんね。
総体的に
見た目、縫い付けやすさでいくとやはり正絹がオススメです。
ただ何度か洗うと生地がひけてきたり色が変わってきたり。
消耗品にどれだけコストをかけるか。。。という事になってきます。
その点東レシルックのバイアス衿は
丈夫ですし何度洗ってもひけてくることはありません。
ポリエステルでもこのお値段なのは納得できます。
ただ針のとおりは絹には及びませんので
そこのストレスを感じるか感じないかだと思います。
ただいずれにせよ半衿は消耗品です。
着物をよく着る方はコスパを考えて絹交織の半衿が無難でしょう。
結論
普段着用は絹交織の半衿
ちょいフォーマル用はバイアス衿
結婚式やお祝いの席などは正絹の半衿
と
用途で使い分けるのもいいかもしれませんね
以上!
シリーズくらべてみました!半衿編でした。
さて、第二弾はあるのか?
気長にお待ちください
※あくまで個人の感想です
喜むら呉服店