一歩前へ

秋草誠のブログ
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小さな大学版「種の起源」2

2013-12-13 13:36:24 | 広報

今年の9月30日にFMICSに書いたものに赤で加筆しています。

今、小さな大学が置かれている状況は、まさに未曾有の状況です。(経営者(理事者)はどっちを向いたらいいのかわからない方が多いです)

過酷な生存競争に誰もがこの先、生き残れるのかがわからないのが本音だと思います。(勉強していないから不安がいっぱいです)

我々が置かれている状況は、弱ってしまった大学(定員充足できない)は、この場から立ち去れと言われているようなものです。(ひじょうに厳しいぃぃ!)

それを明確に指摘しているのが、元文部科学省で現在は梅光学院理事長の本間政雄氏です。

本間氏は『大学マネジメント』2013.8月号で今まさに、高等教育界ではっきりと言えないことを明確に書かれています。

「昨年6月に文部科学省が発表した『大学実行プラン』読むと、定員割れが続き改革が見られない私学には『早期の退場』を促すとあるが、これは定員割れイコール経営力がなく、教育力が低い大学であり、淘汰されてしかるべきだと宣言しているように読める。」まさに、この淘汰されそうな大きな流れの中に飲み込まれ、適者生存から遠くあるのが小さな大学だと言えるのではないでしょうか。

今、小さな大学にとっては、真っ暗闇の海の中を予告なく放り出されたようなものです。(何度もいいます)

誰も助けてくれない状況で、いかに生き残るかを本音で考える勉強会を作らなければいけないと強く感じています。(これがなかなかできないのが多くの大学さんです)


小さな大学版「種の起源」1

2013-12-13 13:29:39 | FMICS

今年の9月30日にFMICSに書いたものに赤で加筆しています。

数日前に神奈川にある短期大学が平成27年度募集停止となることを聞きました。

創設者の気持ちを考えると、悲しくて寂しい話です。

私学は何処でも、創設者の創った建学の理念があり、その地域の皆様に愛され支えられてきた大学が多いはずです。

その大学が、地域から消えてしまうという重大な瞬間に我々は立っているのです。

これから、もっともっと厳しい時代になることは誰もがわかっている業界です。(ということを信じたい。)


先日、東京でのオリンピックが決定しました。

開催される7年後には、いったいいくつの大学(短大)が消えているのかを思うとゾッとしました。(おそらく20校前後になるのではないでしょうか)

小さな大学が生き残れる術を考えなければ、あっという間に吹き飛ばされてしまう予感がします。(短大は最も厳しいと言われていますが案外違うかもしれませんよ)

そんな危機感の中、9月30日に「小さな大学のミッション・パッション・アクション元気元気元気な短期大学の入試広報」(以下、小さな大学の入試広報)というテーマで、スピーカーは短期大学の入試広報担当者6名、参加者は大学関係者以外に大学に関連する業者さんを集めて実施しました。

参加者はなんと63名という通常の例会ではありえない参加者数でした。(こんなに集まるとは思っていませんでした)

なぜ、テーマを「小さな大学の入試広報」としたのかは、私が今まで多くの広報関係の勉強会やセミナーに参加しましたが、小さな大学に特化した勉強会やセミナーがなかったからです。(おおくの業者さんは小さな大学のセミナーはできないと言っても過言ではないでしょう)

ここで小さな大学ってどういう定義なのか疑問が起きるはずですが、私見で申し訳ありませんが、簡単に言うと受験生=入学生という厳しい現状におかれている大学が、小さな大学という意味とさせていただきます。