一歩前へ

秋草誠のブログ
困ることは考えない!
いいことばっかり考えよう!!
だから一歩前へ

うるせぇ!!! いこう!!!!」 by ルフィー

2015-07-31 12:49:15 | FMICS

平成24年6月21日にFMICSに書きました。

気付いた点を赤で加筆してあります。

私立大学の約4割が定員割れをしているという話がありますが、実際に定員割れを経験した大学でないと、その恐ろしさはわからないと思います。本学は数年前に高校・短大と定員割れを経験しました。その状態から脱却するために、定員割れから抜け出した高校に出向き、成功の秘訣を聞いてきました。数校の校長先生や進路指導の先生方と会い、定員割れが生じた当時の高校にはある一定の目に見えない空気の存在があると感じました。高校の事例から、大学が学ぶものがあるのではないかと思い、目には見えない空気の一部を紹介します。

定員割れが生じると、2種類の人間が表れます。一つは、「うちはもうダメだ」とあきらめるタイプ(以下、A型)と「いい学校なのにどうしてダメなんだ」と考えるタイプ(以下、B型)です。A型の人たちは声が大きく、学内でも多くの人を巻き込もうとする言動が多い人達です。B型は、なかなか言動には反映することができませんが、じっくりと戦況を読もうとします。最初の頃は、学内ではA型に流されがちになる傾向が強いと聞きます。

A型の人は何処にでもいるんですよね~

しかし、管理職とB型から、どうにかして定員を満たしたいと強く願う人たちが表れ、そして改革しようという熱い想いがヒートアップしてきた学校のみ、定員割れから脱却できるという仕組みになっているようです。と書くとなんだかA型が反対勢力のような気がして、その人たちがいなくなればいいのではないか、そうすれば改革が進み上手くゆくのではないかと思いがちですが、(以前はそう思っていました)どうやらそれは違うという気がしてます。

 

A型の人は、学校改革が嫌なのではなく、日本人特有の性格が反映しているだけなのです。

 

それは、齋藤孝さん著の「日本人は、なぜ世界一押しが弱いのか?」(詳伝社新書)を読んで、日本人の特性を理解できたから言えることです。「日本人は押しが弱く怖がりなので、どうしても異質なものを排除したり、時には数の力に頼っていじめてしまうのですが、それは裏を返せば「ビビッている」からなのです。大陸のものを持ち込まれるのが怖い、自分たちの作り上げたこのぬるま湯のような穏やかな社会に波風を立てないでほしい。そんな「大陸恐怖症」のような感覚を日本人はみな持っているのです。」

この「大陸恐怖症」を学校に当てはめてみると、わかるはずです。多くの教職員は、学校に外からの成功事例を持ち込まれるのが怖い。自分たちが作ってきた学校の風土(ぬるま湯のようなおだやかな学校)に波風を立てないでほしい。と考えてしまうのです。この学校の教職員を反対勢力と決めつけるのではなく、日本人的な志向が強い仲間だと理解することが、学校改革を進めるうえで必要になります。

これから、多くの大学が直面するであろう、定員割れから逃れるための心構えとしてこの本をお勧めします。

齋藤さんの本は本当に勉強になりました。お蔭でA型の人の言動を理解することが出来ました。

どこにでもいるA型さんの力をかりましょうよ!!

みんなで頑張ろう!!

 

 

 

 

 


気を制し、自身を制する

2015-07-30 08:45:27 | FMICS

平成23年6月30日にFMICSに書きました。

昨日のブログを読んでいただくとよりわかりやすいと思います。

気付いた点を赤で加筆しています。

元気、勇気、自信、思いやり、優しさ、頑張り、これは目に見えないし、手に掴めないモノです。では、私たちがこれを感じるのは何でしょうか。古来からの五感の分類による五種類は、視覚聴覚触覚味覚嗅覚をさします。しかし、実際には私たちの周りには五感以外のモノが大半を占めている事に気づくはずです。こういう五感以外のモノを、一般的には第六感というようですが、私はこれを大きな意味の「気」と呼んでいます。

人によって違うと思いますが、元気は、いつもニコニコ大きな声で話す人の気です。思いやりは、相手を考えて行動する人の気のことです。様々な気の中で、多くの人が悩んでいることのひとつに「自信」があります。

「自信」は、一体どこにあるのでしょうか?

ここからは、論理的根拠などまったくない私の考えとして話をさせていただきます。

自信がある人とない人の差は何でしょうか?

人から見て自信を持っている人が、その自信がなくなることがありますか?

そのすべての自信は一体どこにあるのでしょうか?

私が言える事は、自信とは人の心の奥底にある“自信袋”(見た事ありません)という袋に「あったかさ」、「ありがとう」、「感謝」、「スゴイね」、などの言葉を沢山貯めた時に「自信という種」に変換され、自然に「自信の芽」が育ち“自信袋”が満たされると思っています。

勝手に思い込んでいるだけです。「自信袋」なんて私が初めて言ったと思っていましたが、違うカモでした。(笑)

とはいえ、自信のあるすべての人に、そんなステキな言葉を人から沢山言われたのか?というと、そんなことはあり得ません!とキッパリ言えます。では「自信」はどうして、そんな人にもあるのでしょう?

私、かなり自信あります!!

答えは、簡単です。自分を好きになることしかありません。自己肯定感が高まる事で「自信」が生まれるのです。でも「そんなことはわかっていてもなかなか出来ないから困っているのです」と言われそうです。

ですから、前回書いた「褒める門には福来る」を読み直して下さい。「朝、起きたお前はスゴイ!朝ごはんを食べたお前はスゴイ!ペットに餌をあげたお前はスゴイ!花に水をあげたお前はスゴイ!」と日頃の、自分の行動の一つひとつを褒めて下さい。これを実行出来れば、自分の“自信袋”にいつの間にか、自信が貯まってくることに気づくはずです。“自信袋”が満たされると「自信」は自然と身体の隅々に行きわたります。

これがなかなか出来ないのが当たり前。だから自信がもてないのですよ。

そうです。結局は、「自信」とは人から与えられるものではなく、自ら絞り出すものなのです。それでは「靴をはいたお前はスゴイ!歯を磨いたお前はスゴイ!」と自分に言葉かけをしましょう。これだけで、自信溢れる自分に気づくはずです。すべては、ダメだ、出来ないと悲観している自分との戦いなのです。 

それでは

このくだらないブログを最後まで読めたお前はスゴイといってあげてください!!(笑)


褒める門には福来る

2015-07-29 08:42:35 | FMICS

昨日、ずいぶんとご無沙汰していた二人の方からメールがありました。

一人は滋賀県の友人から、彼は福島出身なので先日の福島のブログが面白かったと書かれていました。

もう一人は、熊本からでした。その方は、10年くらい前にFMICSで知り合った方でいつも私の文章をほめてくれる方です。

そんな方々に支えられ励まされたお蔭で、今までFMICSの原稿を書くことが出来ています。

と思いだし調べてみると、最初に書いたのは19年8月でした。

ということは、今回で9年目に突入です。

それにしても・・・

しかしよくもまあ、恥ずかしくもなく96本も書いたなぁ~実感です。

それにお付き合いいただいた方々に感謝しなければと思いました。

というわけで今回は平成23年5月24日にFMICSに書いたモノです。

読み返して赤を入れています。

 

「3日以内に人をほめたことがある人、手を上げて」と学校説明会の時に必ず高校生に聞いています。凡そ7~8人に1人の割合で手が上がります。先生も一緒に交えて聞きますが、今まで先生の手が上げられたことはありません。

今でも続けていますが、先生が手を上げたのは一人です。その先生は、よく知っている先生なので手を上げてくれたと思っています。

本学は幼児保育者の養成をしている学科があるため、高校生たちに“子どもたちから憧れられる先生”になりたいのなら、「子供たちを褒められる先生になってくださいね」と伝えています。

これ重要なことですよね。

高校3年生の場合は、残り10ヶ月、資格を取るために短大を2年で卒業すると、そのとたんに先生と呼ばれる“場”に立つことになります。子供たちから見れば、新卒の先生も古株の先生も同じ先生です。子供たちは、人に認められたくて、先生にほめられたくて仕方がありません。褒められるとうれしくって、笑顔が溢れ先生が大好きになります。そして、認めてもらえた自分に自信をもって成長できるのです。ですから、残り2年10ヶ月の間に、その“場”に立つためのトレーニングとして、人を褒められるようにしておいてくださいと伝えます。

ちなみに私は毎日5人の人を褒めています。難しくはありません。男性の場合、ネクタイを褒めればいいのです。いい色ですね、いい柄ですねと、ほとんどの方が、ニコっとしてくれます。女性の場合は、ネックレス、イヤリング、シュシュ、最近は爪のおしゃれをしている人も多いので爪、どこもほめる場所がない場合、健康そうな顔色ですね、と褒めます。それとメガネをかけている方は、男女共通に褒めます。メガネは、自分で選んでいるのでかなり効き目ありです。とはいえ、人を褒めることを意識してもいきなりほめることができないこともわかっています。

ここで笑いを取るのが結構難しいのですよ。

難しいと感じる人は段階を踏んで練習してみましょう。まずは、自分を褒めてあげましょう。朝、起きたお前はスゴイよ、朝ごはんを食べたお前はスゴイよ、ペットに餌をあげたお前はスゴイよ、花に水をあげたお前はスゴイよとかね。日頃、自分が行っている当たり前の行動を、何でも褒める癖をつければいいだけです。そのうち3日もすると習慣化してきて、当たり前に自分を褒められるようになります。そうなったらしめたものです。次のステップは、家族を褒めましょう、友人を褒めるのはその次のステップ。ひとりに3~5回も褒めたら、1回くらい褒め戻しがあるから、そうなったら自分の周りの空間があったかくなるのを感じるはずです。

 

まあ、ここまで来ると多くの生徒はニコニコしてくれますね。

 

さあ、声に出さなくてもいいから、頭の中で自分を1回褒めてみましょう。いかがですか、自分を褒めることができましたか。褒めるのは簡単なことでいいんです。今朝ちゃんと歯を磨いた自分はスゴイよ、とかね。では、もう一度褒めてみましょう。

 

自分を褒められたら、手を挙げてくださいと伝えます。多くの生徒が誰かが手を挙げてくれるのを待っています。一人が手を上げると次々に上がります。ここまでできればOKでしょ。

コミュニケーションは大事だと理解していますが、まずは笑顔で挨拶ができて、人を褒められれば十分ですよ。コミュニケーションを難しく考えないようにしましょうよ。

 


一通のメール

2015-07-28 14:17:20 | 嬉しい話

今朝、メールを開くと九州の知人から届いていました。

内容はある会社の方に学内で講演をしていただくという企画が進んでいるらしい。

企画したのは学内でも違う部署なので、どういう方なのか知りたいというメールでした。

 

私はその会社も講演する方も、ご存じないので、早速、各方面にお伺いしてみました。

午前中には回答があり、その会社の方向性が見えてきましたので九州の方に報告しました。

 

ありがたい話で、最近はこういうことがいたるところで起きています。

大学を顧客としようとする企業さんは多くあるので、ネットワークを駆使して調査するのは大切なことです。

そのためのネットワークを今まで作ってきました。

 

今では、困った問題や初めての書式などわからないことがあれば、すぐに聞くことが出来る友人たちが多くいます。

 

日本私立短期大学の広報研修会に参加したみなさんに伝えていることは、せっかくお会いした縁を切らないでつなぐことを考えましょう。

 

困ったときは、人に助けてもらえばいいのです。

その代り、困った人がいたら助けることを厭わないことです。

全ては自分の行動が反映されます。

 

調子よく困ったときに助けてもらっても、後で必ず誰かを助けなければいけない時が来ます。

ここからがポイントですが

助けを求めている人は、助けてくれた人ではないのです。

ここで無視するのか、助けるのか、を試されます。

 

 

こんなビックチャンスが誰にでも必ずやってきます。

そんな時、面倒臭がらず手間のかかることをコツコツやった人にだけ、いずれ困ったことに出会わなくなる仕組みがもらえます。

 

誰から?

 

野暮なこたぁ聞かないの!!


ICT教育?

2015-07-27 12:34:37 | 学校

わかっていたけど・・・

先日、都内にある高校の一年生対象の分野ごとの説明をひとクラス30分で移動しました。

移動の合間の休み時間に何人の人がスマホを使っているか数えてみました。


ナントォ


36人中30人でしたよ。

私の予想は半分か、もしくは6割くらいだと思っていましたが、はるかに予想を超えていました。

もちろん全員がスマホでした。

よく様子を観察すると三人くらいでゲームをしていたり二人で画面を見ていたり、一人で黙々とメールを打っているような感じでした。

明らかなのは、会話が少ないということです。

 

残った六人はおしゃべりをして笑ったりしていました。

 

この場面を見て、怖いな~と感じました。

現状の高校生がこんな感じです。

この子たちが大学を卒業して就職する頃には、今以上にコミュニケーション能力が低下しているはずです。

という話を(株)内〇洋〇の営業さんに話しました。

 

スマホでこんな状態になってしまっているということは、ICT教育が進み一人1台タブレットになると、コミュニケーション能力はどうなるのか心配ですよね。

 

まあ、タブレットで調べ学習にはいいけど、その先の教育を考えなければならない。

答えをすぐに導き出せない問題を作れる教員がいるのか?

まして、ICT教育を教える先生が使いこなせるのか疑問が残るのですが・・・

と話していたら、まさにそれが心配のタネだといっていました。

 

最近よく耳にする話があります。

 

就職情報サービスをしているR社、マイ社、D社の営業からこんな話を聞いています。

 

新入社員が5月頃にメールで退職の意思表示をしてきたと驚きの話です。

 

 

うちもありました。だって。。


 

私はこの件は、今どこの会社にも起こっていて、そろそろ問題化するはずだと思っていますと伝えました。

 

まだまだ、騒ぎ出しはしていないけど、これってかなり危険な状況ですよ。

 

でも・・・

 

よくよく考えたら

 

エントリーもメール!

 

面接日もメール!

 

なのでぇ~


入社してきた人が辞める時もメールはアリカモです

 

みんなで作った悲しい空間です。

 


ワールドカップから学ぶ

2015-07-24 10:47:48 | FMICS

平成22年6月30日、FMICSに書いたモノです。

こんな視点もありなんですね~ 

以下、加筆部分は赤字で入れます。

 

今年の6月は例年になく寝不足が続きました。理由は4年に一度のワールドカップが始まり、月末にはシンポがあったからです。決勝トーナメントの6月29日の日本×パラグアイ戦は120分の死闘のあと、PKで負けてしまいました。結果は負けでしたが、とにかく岡田ジャパンのすべての選手とスタッフに「ありがとう」と伝えたい。戦った4試合から「感動と絆」の熱いキーワードをいただきました。

本当に熱い感動と絆でした。

それにしても、ワールドカップが始まる前の、岡田ジャパンに対しての批判はひどいもので、一時は多くのメディアが岡田監督の進退問題まで騒ぎ出す始末でした。岡田監督の心中は大変なプレッシャーだったと思います。

まあ、仕方ないことですがひどいもんでしたね~

ワールドカップが始まる前に岡田監督の口から出た言葉は、“ベスト4を目指す”という当時の空気からは信じられない強気の発言でした。その上に本田選手からは、個人的には“優勝”も考えているという途方もない目標が語られ、メディアからビックマウスとまでいわれました。このとき多くのメディアは、本田選手の本当の実力を知らなかったと思います。カメルーン戦に1対0で勝利しても、岡田ジャパンを認めずにカメルーンのチームの内情がどうのこうのと理由を探して、本田選手の実力や自国のチームを過小評価して納得していたメディアは多かったと記憶しています。その後のオランダ戦に0対1で敗れたあたりから、少しずつ全体の空気が変わりつつあることに気づいたのは、私だけではないはずです。そして、デンマークと戦った時には、選手たちの絆(チームワーク)が目に見えるようになり、結果は3対1という見事な成果を残すものでした。もうこの時点で、本田選手をビックマウスという者は誰一人なく、岡田ジャパンを引っ張る救世主のような扱いに変わっていました。このままだといいところまでいくのでは、という期待に包まれているとき、本田選手は冷静にチームの目指す方向を見定めていたと思います。このとき、相変わらず本田選手は“優勝”の2文字を発し、数人の選手がやっとベスト4といえた状態でした。このとき、私が感じていたことは、他にも誰か“優勝”をいわないとベスト4はおろかベスト8にも残れないだろうということです。まずは“言葉ありき”ですから、言葉を発信しないと想いは届かないことを改めて感じさせてくれたワールドカップでした。

本田選手は本当にすごいと思います。彼がいたから頑張ったし勝つという意識が強くなってきたと思っています。

世の中で起きることの多くは、人が創造したことが形になっていることを思い出してください。鉄が空を飛ぶことも、海に浮かぶことも、誰もが無理だと思っていたときに、自らを信じて創った者が結果を残したのです。

まさにこれですよね~強く想うことです。

今年度の就職は、過去最低水準とされる今春の大卒就職率を下回りかねないといわれています。学生さんには回りの空気に流されることなく、自分を信じて就職活動をしてもらいたいものです。

そして、岡田監督や本田選手のように、強い精神力で冷静に自分を信じて壁を乗り越えてもらいたい。

就職活動の流れが当時より悪くなってきているような気がします。

頑張ろうとしてもなかなか上手くいかない学生が増えてきているのは確かです。

明らかにコミュニケーション能力が低下してきています。

 

 


五感で引き出す母校愛

2015-07-23 09:05:16 | FMICS

平成21年6月1日、FMICSに書いたモノです。

こんな視点もありなんですね~ 

以下、加筆部分は赤字で入れます。

「あいずっぽのラーメンは安くて美味しいよね。」車で幸楽苑(ラーメン290円)の看板の前を通過したとき、福島県出身の友人がつぶやいた。あいずっぽ?ってなに?初めて聞く名称に私はすかさず反応した。

こういうくだらないことによく反応するんです。

幸楽苑は以前、福島県であいずっぽの名称で親しまれていたという。彼は高校時代のデートで、この店のラーメンを食べたという思い出話を楽しそうに話してくれました。一軒のラーメン屋さんが、ここまで人に親しまれていることに興味が湧きました。彼曰く今でも、福島県の人は幸楽苑と書いてある看板を見てもあいずっぽと呼んでいるといいます。お店の名前と味が人の記憶に深く刻まれ愛されているのです。

他の福島の人に聞いていないことに、今気づきました。本当の話だったのか不安になりました。(笑)

さて、今年のFMICSシンポのテーマは「私たちは協創びとFMICS2009輝く“母校”を創る今パワーは全開」でした。キーワードは母校でしたから多くの参加者の方から、様々な母校への想いを聞けただけでも参加した意味がありました。特に印象に残ったのは1番バッターの解題担当の武井さんから、「母校は幼稚園から大学まで全てです」といわれたときに、私の母校へのイメージと違っていました。

この時は、アッと気づかされました。わざわざ高校や大学といわなくていいんだと感じた瞬間でした。

それまで私には、母校のイメージは高校から大学くらいまでしかなかったので、この一言で母校への想いがグングン広がった感がします。そして、参加者からの(株)リクルートやFMICSも母校だという考え方はFMICSならではのあったかさが伝わってくるものでした。

夜プロも終わりかけの頃、もしかして母校を感じるときは何かが、同時に脳を刺激するのではないかと思いました。むしろ、五感で感じた記憶が、母校の思い出を引き出すのではないかと思うのです。参加した数人の人に母校への想いを聞くと、友人と校歌を歌ったことやよく行った古びた食堂やしょっぱいラーメン屋さんの話を母校と一緒に思い出すようでした。

母校への想いを脳から一瞬で引き出す時に、当時の様々な体感が媒体となって記憶が蘇ってくるものではないかと思います。ということは、母校を意識するためには様々な“体感の場”が必要だということになりそれが思い出とともに母校への想いに重なってくるのではないでしょうか。

改めて母校の話をしている人の顔を観察すると、みなさん楽しそうな笑顔で話してくれます。この様子を見て感じたことは、母校への想いは人が生きるための力の“糧”になっているということです。

みなさん楽しそうにしますよね~これがたまらない瞬間です。

学生時代の友人とともに苦い恋愛経験や学生だからできたくだらない遊びなどを語ったり、他人に当時の思い出や母校自慢をできる人は幸せだと思います。

きっと母校への想いが沢山あるほど人は自信がつくのではないでしょうか。そんな母校を創れる立場の我々の責任は重く、そして楽しい職場だと再認識しました。

母校愛を大切にしたいと共にいかにその「場」を作れるかが職員の仕事のような気がします。

学生たちが戻ってきたくなるような空間つくりです。

 


習慣による成功の発芽

2015-07-21 15:24:51 | FMICS

平成20年5月27日にFMICSに書いたモノです。

今読んでもおかしくないですね。

まさにこの習慣を大切にすることをお勧めしたいですな~

 「肩とお腹が圧迫されて違和感があり窮屈だ。運転しづらいし、面倒くさい。」昭和60年代、車の運転者のシートベルトが義務付けられて、こんな思いをしたのは私だけではないはずです。しかし、いつの間にか習慣付けることにより、助手席のシートベルトまで気にするようになり、今では習慣の重要性をしみじみと体感しています。

6月1日から、車の後部座席のシートベルト着用を義務付ける改正道交法が施行されました。一般道の違反に処分はないが高速道路では1点減点処分が科せられます。これも習慣付きさえすれば、すぐに対応できるのでしょう。

最近、私の周りではこの習慣について考えさせられる話が続いています。

5月23日(金)に埼玉県下の私立中学校が集まり「中学校の入試を考える会」がありました。参加校の中で改革に成功した学校の発表があり、気になっていた習慣についての話がありました。

「自立心を養うためには中学の1年~2年の時期が最も重要です。そのために学校から、保護者にお願いしている点を3点挙げます。①朝は同じ時間に自分で起きられるようにしてください②必ず朝ごはんを食べさせてください③門限を決めてしっかりと守らせてください(学校は6時で終わりです)という当たり前の習慣についてです。子供が自立するためには、勉強ばかりしているだけではダメです、習慣を身につけさせなければ“自立心は養えない”」と強く語ってくれました。このとき、私も考えていたことなので「習慣がすべての始まり」だと感じました。

この「習慣」について、改めて考えると不思議な力があることに気づくはずです。 我々は朝の歯磨きから寝る前までに何個の習慣付けがあるのでしょうか。

私は朝起きると、まず始めにベット脇のテレビを点けて、洗顔、神棚の礼拝、花の水遣り、犬の朝食等々から寝るまでの間に多くの習慣をこなします。改めてこの一連の作業を振り返ると、全てが成功の連続なのです。習慣に失敗する人は少ないはずです。習慣が多くなればなるほど、成功体験を毎日数多くしていることになり、これに気づくことによりポジティブになれると確信しています。これは子ども達も同じだと思います。しかし、朝、同じ時間に起きて顔を洗って食事をして、成功の連続をしても誰も褒めてくれないのが現状です。保護者は当たり前だと思っているからでしょうが、当たり前のことを褒めてあげることに成功のタネが眠っているのではないでしょうか。

子どもは、毎日多くの成功を収めているのですから、「あなたは何でも出来る」と声を掛けてあげたいものですね。そこにポジティブシンキングが芽生え、自立心を養えると思います。我々職員も学生さんを子どもと同じ視点で見守って、当たり前のことを認めて「あなたは出来る」と声をかけたいです。

小さなお子さんがいる家庭では、お子さんを褒めまくるくらいでちょうどいいですよ。

お前はだらしない!

ダメだ!ダメだ!と親が暗示をかけるから自信のない子供たちが増えるのです。

大好きな自分の子供をしっかりと褒めましょうよ。