一歩前へ

秋草誠のブログ
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だから一歩前へ

とんびは鷹を育てられない?

2020-05-12 12:15:09 | FMICS

平成21年7月30日に書いたものです。

赤で加筆します。

「貧乏とは何か」経済学者の河合肇さんは大正時代の前期に『貧乏物語』の中で「体や知能など、生まれ持った天分を伸ばしていくのに必要な環境を得ていない者は、すべて貧乏人と称すべきだ」と書いた。最近の天声人語ではそれを「戦後の「教育機会の平等」を見通したような、明快な定義だろう」と紹介している。

 続く不況によって聖域と呼ばれる家庭内の教育費にも陰りが見え始めたことがニュースになっているが、私は未曾有の不況といわれる以前から、この「教育機会の平等」に疑問を感じている。

現在、私は高校勤務なので塾訪問する機会が多い。塾業界は不況や少子化問題など何の其の、増え続けている不思議な業界だといえる。よく観察すると駅前再開発している地域などの塾の増殖状況は凄まじいばかり、なぜこんなに増え続けることが出来るのか。教育の仕組みに、私達が気づかない変化があるのではないかと感じる。

 

今年から高校勤務に復帰

というわけでずいぶん時間が経過しているな~

10年以上経過しているのに

あまり変化がないな

という気持ち

塾業界はこのコロナの影響で

大きく変化するのだろうな~

とか

感じています。

 

早い話

なくなってしまう塾が多数出るはず

 

文部科学省の調査では、小学校から大学までに必要な教育費はすべて公立・国立なら約800万円だが、中学から私立だと2倍にはね上がる。私立の中高一貫校は6年間で約700万円は必要だ。公立中学に通っていても学習塾の負担は重く、夏季講習など含めると年間30万円以上かかるケースも珍しくないという。それでも首都圏では中高一貫校に進む小学生が3割ほどに上り、東京では6割にも達する小学校がある。公立中学校で塾に通っているのは約7割、小学生も中学受験を目指す場合は大半の子どもが通塾する。

塾関係者の話だと、中学受験する子どもは小学校4年生頃から塾に通い、夏季・冬季講習に加え模試まで入れると年間の費用は50~60万円はかかる筈だという。これほどお金をかけたスタート時点の最高のゴールは、東京大学となっているのは否めない。

友人の息子が中学時代に

1時間かけて有名な塾に通い

今年、開成に合格した

その先は

やはり

東大なのだろうか・・・

東京大学が平成19年に行った学生生活実態調査によれば、東大生の出身校は私立一貫校が51%を占め、公立校は34%、家庭の年収は950万円以上が52%に上り、昭和59(1984)年の30%と比べて大幅に増え所得との関連が顕になった。まさに現在は小・中・高からお金をかけて教育された子どもが増え、親が裕福でないと東大にいけないという風潮になりつつある。貧乏人は東大に入りづらい社会が形成されているとういことだ。

 

友人の家は間違いはなく950万円以上

裕福なのは間違いない

 

とはいえ

 

東大がいいのか

という疑問は消えない

 

野村総合研究所の推計によると、純金融資産が5千万円以上の世帯は平成19年で約361万世帯。国内全世帯の7%に当り、10年前の1,2倍に拡大している。

体や知能など、生まれ持った天分を伸ばしていくのに必要な環境を親の経済状態によって得ていない者が増え、教育の価値に変化が生じていることに気づくべきである。

子供たちが、教育とお金の関連など気にせずに学べる環境を創生できる社会を築くことが喫緊の課題である。

 

最近、大学受験するのなら

どこがいいと思いますか

と聞かれると

一番に挙げるのは

永守理事長の

京都先端技術大学をススメル


変わらない考えもある

2020-05-12 11:19:25 | FMICS

平成20年11月25日に書いていたことが

今になっても

変わらずに

思います。

 

「新たな金脈」

 

まさにですよね。

 

補助金の額を考えると

明らかに大学を大きくするより

 

傘下の併設高校を増やしたほうがいいですよ

当時、以上に補助額もよくなっています。

埼玉県も知事が変わったことで

私学助成も変化してきました。


CHANGE流

2020-05-11 13:40:45 | FMICS

平成20年9月24日に書いたものです。

加筆を赤で入れます。

 

“麻生太郎内閣誕生”2008年9月24日に第92代、59人目の首相に指名され、同日、新内閣を発足させた 。これまでに様々な憶測が飛び交い「禅譲密約」などと揶揄されながらも終わってみれば国会議員の約6割の支持を得て麻生氏に落ち着いた。

 

そうですよね麻生さん首相だったんですよね。

 

禅譲とは政治の中であまり芳しくない様相を示すときに使われている言葉だが、本来、悪いことではなく「中国で帝王がその位を世襲せずに有徳者に譲ること」である。

その禅譲を行い、道徳政治が行きわたった尭帝の時代、民は腹鼓(ハラツヅミ)をうち「撃壌(ゲキジョウ)の歌」をうたった。「日が出りゃ働き、沈めば休む。井戸掘りゃ水湧き、畑耕しゃ飯食える。帝王なんか居ても無くてもこまりゃせん」。お忍びで巷に出、この歌を聴き尭は喜んだ。自分たちの力でやっていると思っている。おれの事なんか気に置かない。民が良ければそれでいい。

子曰わく、尭の政は偉大なものだ。天のごとき堂々のびやかなさまは、人民に言い表しようがない。立派な業績、輝かしい文化も打ち立てた。その後、尭帝はわが子に帝位を譲らず、不遇な道を頑張りぬいてきた舜に渡した。舜もわが子にではなく、治水に長けた禹に禅譲した。これは中国の歴史の中で、真のリーダーを創るシステムだったと言えるのではないだろうか。

 

素敵な仕組みですよね。

 

話を日本に戻してみると、国家の品格の著者藤原正彦氏は日本では強いリーダーが誕生しにくいことを次のように語った。「和を尊び、皆で話し合って決める国だから、強力なリーダーが生まれにくい土壌にある。政治家も泥沼の人間関係の中、根回しや妥協ばかりの調整役になっている。そして、真のリーダーの条件とは、第一に圧倒的な教養と、それに根ざした大局感があること。第二にいざとなったら国家のために命を投げ出す気概」の2点を挙げた。

 

最近は真のリーダーは日本に必要なのか。

と思うくらい

あまりにもばかげている世の中に見えてきています。

 

大局的なリーダー論は藤原氏の指摘どおりだと思うが、なぜかフジテレビ「CHANGE」のキムタク総理の一場面を思い出した。

「ボクは、子どもたちにこう教えてきました。意見が違ったら、とことん話し合い、共に考える、そうすれば・・・」「分かり合える。」「違います。そうではなく、相手と自分とは違う、という事に気づきます。」「意見が合わないから切り捨てる。」「そうではなく、考え方も事情も違うので、それを理解し、相手にわかってもらうにはどうしたらいいのかお互いに必死になって考える、共に生きていくのだから。“人は、みな違う。人は、成長する”。」という一人ひとりの個性を大切にし、相手を理解して、ともに成長しようという名言でした。

一人ひとりの個性を大切にし

 

相手を理解して

 

ともに成長しよう

 

みなさん

これがわからないんですよね~

教育のシステムの中にこの考えが浸透すれば

あっという間に

日本はかわれるでしょう

 

がぁぁぁ

 

無理

 

ダメ

 

できません

 

でしょ

 

今、組織のリーダー待望論を語るより、互いを理解して認め合い「自ら学び・考え・発信する」というまさにFMICSの原理原則が必要な時だと改めて感じました。 「まずははじめよう」頭で理解したつもりにならずに、汗をかく。“学生は、みな違う。学生とともに成長する。”

 

まあ

 

書いていたときは

 

どうにかなるかなぁ

 

と思っていましたが

 

大変申し訳ありませんが

 

高等教育では

こんなこと無理ですね!!


どんなおじいさんになりたいか?

2019-12-17 12:11:57 | FMICS

「どんな大人になるかは、どんな子どもだったかで決まる!」

 

約7年前にFMICSに書いていた

遊びのルール

を読み返して

 

結構いいこと書いたな~・・・っと

 

今でも思いは変わらないです。

 

がぁ

 

どうやら

 

私は遊びの中でも

 

学びを意識していると

 

最近になって気づきました。

 

ゴルフを一緒に回る人にも

 

すべてを教えず

 

後から

 

あそこでは

 

どういう感じで打ちたかったのか

 

と聞きます。

 

そして

 

自分が思っている方向や

 

スタンスにずれがあることを

 

後から伝えます。

 

早く言ってよ!!

 

という声も聴きますが

 

そんなことをすると

 

自分で考えなくなるから

 

面白くないでしょ。

 

だから

 

教えないのです。

 

遊びは

 

ずっと楽しく続けるものだと思っていますから

 

 

いくつになっても

 

遊びを真剣に

 

取り組んで楽しもうと思っています。

 

 

いってみれば

 

子供の時と

 

ほぼ

 

変わらない気がしています。

 

あと1年で60歳になるというのに

 

 

遊びの姿勢は変わらないんですね!

 

この年になると仕事と遊びを

 

上手くしないと

 

面白くないオヤジになることに気づきました。

 

楽しくて色気のある

 

おじいさんになりたいもんですね!


イキイキ爺さんのおススメ

2019-01-10 08:39:48 | FMICS

平成30年12月19日にFMICSに書いたモノです。

昨日も書きましたが

FMICSの裏巻頭は

これが最後の原稿です。

長い間

駄文にお付き合いいただき

本当にありがとうございました。

 

というわけで

これがFMICSの

卒論になります。

最近、私が書いている基になっています。

赤で加筆します。

最近、友人や知人から中学、高校、大学の受験の相談を受けたり、高校生向けの進学のためのパネルディスカッションに呼ばれたりします。ここで私が保護者や生徒たちに伝えるのは、子供の未来をどう考えるか?自分はどんな大人になりたいのか?を、イメージしましょうということです。

親も先生方もこの話を

子供達に伝えて

いただきたいです。

まずは、現状の話です。「2017年の日本人の平均寿命は女性が87.26歳、男性が81.09歳で、いずれも過去最高を更新した。」と2018年7月20日に厚生労働省が発表しました。一方、企業の定年退職は60歳~65歳になっています。ザックリいうと、定年後約20年は生きるということになります。今までは超進学校に入学して、塾や予備校に通ってブランド大学に入学して、一流企業に勤めれば幸せなことだと思わされていたはずです。しかし、現実はメガバンクや保険会社に入社しても、50歳で出向に出されて定年を迎え、家族からぬれ落ち葉と言われるのが本当に幸せなのかと思うのです。先日、近所にステーキ屋さんが開店しました。ランチで1,500円~3,000円と割高な感じのお店にいたお客さんは、明らかに建設業に携わっているような作業着の方々が多かったのです。彼らはサラリーマンより元気がいいなと感じました。思えば、その方々は大学に行かなかったかもしれないし、中卒の方もいたかもしれません。でも、イキイキとして楽しそうに食事をしていたのは事実です。ですから、私は保護者や生徒に「あなたの周りのお年寄りの中で、元気でイキイキしている人と話をしてください、そしてその方々から何の仕事をしているのか、していたのか、を聞いてください」と要求するのです。

とにかく


イキイキしている


お年寄りと仲良くなりましょうよ。


58歳になると

見えていた空間が

いつの間にか

変化していることに

気づくのです。

先人たちの

生活を見て

どんなお年寄りになりたいのか

を考えて

働いた方が

いいと思っています。


人生80年時代には、今までの常識は破られています。楽しい人生を先人から学び取りましょう。勉強して、ブランド大学に入学して、人気の職業に就職したとしても、早ければ50歳、長くとも65歳までで素敵な時間が止まります。定年後、約20年の間に必要なことはなんだろうとイメージしてみてください。それが現在の進学選びの答えに繋がると思います。

人生100年ともいわれていますが

 

まあ

今は80歳でいいでしょう。


定年後を考えて

就職するの?

といわれそうですが


すでに

働き方改革が進み

制度がドンドン変化している

時代だからこそ

実際

充実した生活をしている

先人から学ぶということです。

イキイキしている


お年寄りを見つけるということも

楽しんでいただきたいですね~


最近は学歴よりも資格重視の社会に変わろうとしています。仕事をするのではなく、仕事を持つことの意味を分かっていただきたい。70歳を過ぎても、人から必要とされる人を目指した方が、確実に「生きている」と実感があるはずです。まずは身近で「元気でイキイキしているお年寄り」を探して、一緒に食事でもいかがですか。それが出来たら、この話の半分は終わりです。

もし

元気でイキイキしているお年寄り

一緒に食事が出来たとしたら

 

すでに


幸せな未来の入り口を


開いたといっても過言ではないはずです。


FMICS裏巻頭卒業

2019-01-09 10:53:22 | FMICS

平成19年8月から

FMICSの裏巻頭を書かせていただいていました。

最初は軽い気持ちで始まりましたが

 

まさか

 

それが

 

毎月になるとは思いもせずに・・・

 

 

振り返ってみると

 

ナントォ


合計12年間で

 

134本


になっていました。

1本1180字程度としていましたから

 

約158,120字書いたということですね~

 

代表にそろそろ

 

卒業させていただきたい

 

と相談し

 

今年1月の原稿を最後に

 

卒業させていただくこととなりました。

 

最後の原稿は

 

明日アップします。

 

毎年、平成20年度からは毎年12本

書いていたと思っていましたが

データを確認すると

残っていないので

 

(消えた可能性が大です)

 

まあ

こんな感じで書いていたんですね

 

平成19年度  8本

平成20年度 12本

平成21年度 12本

平成22年度 12本

平成23年度 11本

平成24年度 12本

平成25年度 12本

平成26年度 12本

平成27年度 10本

平成28年度 11本

平成29年度 12本

平成30年度 10本

合計134本

 

最初の3年間は本当に

 

書くために

 

フーフー

 

していましたが

 

慣れは怖いもので

4年目になると

1180字を約1時間で

書けるようになっていました。

 

これも

ひとつの修行でした。

 

代表と駄文にお付き合いいただいた

会員のみなさまに

 

感謝!

感謝!

です。

 

みなさま

本当にありがとうございました。


学歴フィルター対策

2018-12-27 09:42:10 | FMICS

平成30年4月13日にFMICSに書いた原稿です。

赤で加筆します。 

3/12(月)  毎日新聞のネットに「<就活>ネットで暴露された「学歴フィルター」」というタイトルでニュースが流れました。『学生から、「企業の採用ページを見て、何月何日の何時から説明会の申し込みを受け付けますとあったので、その時間にサイトにアクセスしたところ全部満席でした。どうなっているのでしょうか」その質問に続けて、「うちの大学はフィルターではねられているのではないですか」と。キャリアセンターの職員が企業の採用担当者に尋ねると「フィルターなどかけていません」という答えが返ってくる。その言葉を信じて学生に伝えるしかない。ところが最近、ある私大の女子学生が企業の説明会に申し込んだところ「満席」の表示が出たのに、「早稲田大学の学生」としてエントリーしたら、「空席」の表示が出たというのだ。かつては「指定校」制度というものがあったとも言われる。真偽は不明だが、旧帝大や早慶、上智、理科大、GMARCH(学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政)までは受け付けるが、それより偏差値の低い大学からの応募は受け付けない、というものである』

 このニュースで気になったのは、果たしてフィルターが存在しているのかという議論より、大学のキャリアセンター担当者の対応です。企業に尋ねても、フィルターが「ある」とはいうはずがありません。それを鵜呑みにして、学生に伝えてしまうことに問題があると感じています。「ある」のか「ないのか」よりも、卒業生の当該企業への実績をしっかりと伝えれば、学生は「ある」ことに気づくはずです。

ここに問題がありますよね。

そろそろ本当の話を伝えないと

学生達がかわいそうです。

学歴フィルターは

あります!!

とね。

 

たとえば、上記の指定校は少し幅が狭いですがもう少し拡大していたとしても、業種にもよると思いますが7~8割の私大はフィルターをかけられていると考えてもいいのではないでしょうか。だとしたら、フィルターをかけられている大学の立ち位置はどうなりますか。ほとんどの大学は学生募集時には、就職率を謳っているはずです。もちろんフィルターの話など一切なしです。これを「おかしいと」という話をするつもりはありません。上位の大学に有利な基準や評価で比較されている現状から抜け出す策を考えればいいと思います。その7~8割のいくつかの大学と連携して、連携した大学に有利な基準や評価を見つけて発信することも現状を打破する策としては、有効だと思います。なによりも、就職率が高いという撒餌を使って募集した学生たちを、社会で通用する基準や評価をつけて、社会に送り出す大学という立ち位置が見つけられたら、7~8割大学から抜け出せるのではないでしょうか。学生は一生○○大学卒業という看板を背負うことになります。職員はこの看板のブランドをいかにあげるか、考えたいものですね。

 

とはいえ

フィルターをかけている企業に勤めることが出来ても

50歳で出向か

残れても

60歳で役職定年が

待ち構えています。

 

70歳になって

幸せを感じることが出来る

人生でありたいですね。

そこに指定校にはいる意味があるのか?

 

自分の周りのおじいさんやおばあさんを

観察してください。

イキイキしているのは

おばあさんか

 

まだまだ

現役でいられる

威勢のいいおじいさんたちですよ。

サラリーマンだった

おじいさんで

元気な方は

地主の方々です。

 

どうやって


80年を生きるか


考えましょうよ。


もしかしたら・・・


・・


・・





100年かもでしょ!

 


いない いない・・・

2018-12-21 10:05:55 | FMICS

平成21年5月13日にFMICSに書いた原稿です。

赤で加筆しました。 

今春、ミツバチの減少が農業にとって重大な問題だという報道がありました。日本では、「いないない病」ともいうハチ群崩壊症候群(CCD)が世界中でおこり、大量のミツバチが行方不明になっているそうです。名古屋大学の門脇辰彦准教授は、みつばち減少の原因を「寄生ダニや農薬、ハウス栽培のストレスに、ウイルスなどへの感染が重なって大量死につながるのではないか」と生きるための環境が変化したことを挙げています。このニュースではじめて知ったのですが、ミツバチは受粉作業を人間よりも効率よくしてくれるため、農家にとっては重要な存在だったということです。

ミツバチで思い出したたとえ話ですが、ヨーロッパで一年中多くの花が咲く国があり、その国で養蜂を営むと多くの蜂蜜が取れると考えた人がいました。1年目は思惑通りに沢山の蜂蜜が取れ大喜びでした。しかし、ミツバチは蜜を蓄えるために働いているので、2年目になると花がいつでも咲いていることに気づき蜜を集めなくなってしまったという落ちです。

蜜蜂でさえ状況を判断して

一年で変化できるのだから

と考えると

人間は

現状を鑑みると今の子ども達は、欲しいものは手に入れる機会が多く年中花が咲いているミツバチのような状況だといえるのではないでしょうか。私が子どもの頃は、冷房もカラーテレビもありませんでした。当然、テレビゲームもありません。夏はどこの家でも網戸か蚊帳を吊り、部屋の隅には蚊取り線香がありました。それでも不自由だと感じた子どもは、少なかったと思います。

 

後に考えると

不自由だと感じるのは

比較するものがあるからで

ない時には感じないモノなんですね~

当たり前か。

 

「百ます計算」の蔭山英男さんは、「子どもたちに期待を寄せすぎた結果、受験学力がものをいう社会になり、テストの点数を気にする保護者が増えた。」といっています。

最近の大学はテストのための教育の終着駅と化し、学ぶことの本来の目的を見失い汗をかけなくなった学生がキャンパスに溢れているのではないかと感じています。苦労することなく、何でもそろうような空間の中を飛び回っている2年目のミツバチのような状態です。

よく言われているのが

授業はまじめに出席しているけど

なんだか

覇気がない学生が増えてきた。

この状態を打破するためには、学生の要望に簡単に応えることではなく、1年目のミツバチが蜜を集めるような環境を学生に与えることだと思います。まずは、身体から汗を出し、その後に頭から汗を搾り出させられる環境づくりが理想の大学です。

こんなこと現状の大学では

出来ないから

面白いんですがね~

 

いまどきの学生がどうのこうのというよりも、働いている環境を学生のために変えられる職員が力を発揮しないと、学生の“いないいない”キャンパスだけが残りかねません。

定員の厳格化の恩恵を受けている大学は

現在はバブルまっただ中だといっています。


関東のそこそこ大学は

集まっているのだから

 

改革なんてしなくていいよ。

という空気が蔓延しています。


虎穴を探り、千尋の谷を越えよ

2018-12-20 12:15:51 | FMICS

平成20年5月7日にFMICS用に書いた原稿です。

まあ、10年前とほぼ変わらない現状に

少し違和感を感じ赤で加筆しました。

 

最近の子供たちは、「マッチで火を点けられない、ナイフで鉛筆を削れない」等、数え上げたらきりがないくらい当たり前のことができないと言われています。挙句の果てに「外で遊ぶことが出来ない」なんて凡そ私の子供時代には考えられないことが現実のようです。大人が子供たちの安全と安心を考慮しすぎて、子供たちから「危険なことや面白いこと」を遠ざけてしまったツケが回ってきたのだと感じます。私が子供のときは、毎日外で色々な工夫をして遊びを創造していたと自負があります。現状は、そんな体験もせずに塾に通って小中学校時代を過ごして、高校生活をおくり大学に入学する。大人たちが用意した「危なくない、面白くない」トンネルを永い間かけて潜り抜けてきた学生ばかりだということです。

 

「大学という“場”の力で学生に“気づき”を与えてほしい」というカレッジマネジメント149号の千葉望氏のタイトルに魅かれました。文中、『今の親たちは大学を「学問の場」だと長い目で見ている親は本当に少なくなった。大学を就職予備校みたいに考え「就職率の高い大学」にこだわる。こういう状況の中で、子供は小さいときから「明日のために今日を売り渡す生活」を続けていく。いい高校へいくために、いい大学へ行くために、いい会社に行くために。現状に子供が希望を失わないほうがおかしい』という。この状況を打破するような言葉が冒頭のタイトルとなっていた。

これが無理なことを実感している私がいます。

最終目標がいい会社にいくためと親から言われても、彼らはその会社に入ったところで、将来が担保されないことを知っている。

子供のときから塾に通い、いい会社にいくための道を走らされた子供たちは、まるで富士山を最終目的として、親の車で高速道路に乗って5合目まで連れて行かれてしまったようなものです。車を降りた瞬間に初めて空気の違いを肌で感じ、温度の違いに驚くのと同じです。まさに大学を卒業して社会の空気に触れる瞬間もきっとこんな感じだと思います。それで違和感を感じ、せっかく入った会社も3年以内に辞めてしまう人が増えたと話題になっています。

 

まあ

我慢して働いて

50歳で出向に出されるか

60歳で役職定年を迎えるか

 

65歳で無事に定年して


卒婚されるのか

 

退職金はあっという間になくなっちゃう


これを意識して


就職しますか?

 

いま、私は車で旅行に行くときに高速道路を時速100㌔で走っても普通に感じ、車内の温度を快適に調整し音楽も聴けることに違和感を感じません。何一つ不自由のない空間に勘違いしている自分に気づいていません。実は自分の足で歩く意味は、土の感触を踏みしめ山や谷を越えるときに感じる空気や温度の違いを肌で感じながら進める点にあります。時には難所があったり見知らぬ人と出会ったり、その時々に多くのことを学べることにワクワク感が生まれます。これが“楽しみの原点”だと感じます。

 

ワクワク感と出会いを大切にして

人とふれあって学ぶことも重要ですね。

 

 

 

学生に“気づき”を与えられる“場”とは、便利な高速道路を作ることではなく、煩わしくて大変なでこぼこ山を乗り越えられるような環境を創ることだといえるのではないでしょうか。

振り返ると

面白いおじいさんたちから

教わることの方が

大切な事が多かったなぁ

 


原点回帰

2018-09-14 12:11:45 | FMICS

今月のFMICSの原稿です。

赤で加筆しました。

7年前から、日本私立短期大学協会の入試広報担当者研修会の運営に委員として携わっています。今年は、事前研修を含めて9月5日~7日の二泊三日でした。研修会場は、実践女子大学の渋谷キャンパスで、オープニングの基調講演は井原理事長にお願いいたしました。実は井原理事長とは、数年前から年に2~3回情報交換を兼ねてお会いさせていただいています。そのご縁もあって、今回の会場と基調講演までお願いしてしまいました。井原理事長曰く、「秋草さんに頼まれたら仕方ないからな」というわけで、AO入試前日にもかかわらず、会場をお借りした次第です。

ある人にいわせると

どうやら私は人たらしが上手いらしいです。

内容は基調講演、事例報告Ⅰ・Ⅱ、分科会から懇親会、二日目はガイダンス業者の入試広報セミナー・分科会と盛りだくさんです。なんといっても運営委員を含めた参加者114名中、懇親会後の2次会参加者が91名という他には見られない参加率の高い懇親会があります。これは、参加者のリピート率と満足度が高い証だと思っています。

ここに書き忘れていましたが

1日目の分科会前に

アイスブレイクでワールドカフェを

入れていました。

これがなかなか好評でした。

参加者の顔は、最初は緊張しながらも、私が初めてFMICSに参加した時のような、興奮と期待感が溢れた笑顔にみるみると変わっていきます。この笑顔に出会うたびに思うことがあります。

これは、多くの職員の方も体験していると思うのですが、FMICSのような勉強会やセミナー、研修会などに参加して、学生募集や業務改善に役立てるような話を聞くと、早速そのまま職場に持ち帰り提案・、実行しようとしても、周囲との温度差にげっそりとすることが多々あります。聞いてきた話をダウンサイズすることなく、職場に持ち帰ると何が起きるか。まったりとした空気で、ネガティブ要素一杯の職場では、受け入れられないのです。「ムリダメうちでは出来るわけがない」といわれるのが落ちです。

多くの方は職場に持ち帰って

ゲッソリとして

諦めてしまうパターンが続いてきたと思います。

そして

その方たちは

外に出て

自大学のネガティブを吐き出してしまうという

負のスパイラルにはまってしまうのです。

ですから、熱くなった参加者にぜひ伝えておきたいのは、まず今日の気づきや出来事をA4一枚にまとめておくことです。そして職場に帰って、まず全部話すのではなく、周囲に同調してくれる仲間を作るのです。そして、その仲間を味方に、A4の紙に書いてあるうちの簡単なことから、ダウンサイズして取り組んでみることです。それが、ネガティブ要素一杯の職場に飲み込まれないで、ポジティブに実行できるコツです。

これが重要なんです。

これをしないと

自分では気づかず

自大学の悪い点をガンガン

外で吐き出す。

 

そんな人たちを見ていると

学内の人たちと

変わっていないね。

と思いたくなる言動をいままで

散々見てきました。

ですから

それを見越してアドバイスしました。


みなさんの仕事は、外に出て情報を集めてダウンサイズして、職場で再現することです。その上に、多くの職員と出会いネットワークを作って、困ったときには相談できる関係を築くことです。私も多くの人と出会って人の話をよく聞いて、困ったときはお互い様、相手の喜ぶことをしようと思っていました。そうすると今回のように、井原理事長にも快諾していただけました。感謝ですね~

みなさん

学生や職場の仲間と

気持ちよく仕事がしたいですよね~

とにかく

相手の立場に立って

喜ぶことしましょうよ。

そうすれば

ポカポカした

空間が出来て

人が集まる大学が作れますよ!

学生募集の究極は

大学に入って


あったかさ

を感じられるかにかかってますね。

あったかさが

一番!!