心の旅紀行

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横浜市が実行する2027年国際園芸博覧会"GREEN×EXPO 2027"は時代遅れのイベント事業

2024年07月13日 | 世界

現代日本の園芸会社・技術は、水準が非常に低く、時代遅れの代表のような業界になっています。

大手不動産会社が、都市部に高層ビルを建設するかたわら、まわりの空間を緑で覆って都市部の有機化をはかったようにみせかけていますが、都市部のヒートアイランド化を防ぐ効果はありません。反対に無機化を進めており、地球温暖化を加速しています。エネルギー消費型であり、原発推進の原因になっています。防災の観点から評価すれば都市部は一段と複雑な構造になっており、いざ大地震で地獄になると予測します。

横浜市の国際園芸博覧会会場は、瀬谷区と旭区にまたがる、もと日本の軍の通信施設、戦後のアメリカ軍の通信施設などの跡地で、100ヘクタールの面積が取れます。

時は流れて、住宅街にする必要性はなく、農地にしても産業として中途半端ということで、緑アップを重視し、広大な公園にし、一部を横浜の広域防災拠点として利用する方針です。

このまま素直に森林公園にすれば、それほどお金をかけないで、緑アップ実行になれたのですが、横浜市は欲をだし、お金儲けの巨大イベント事業、国際園芸博覧会の開催を決めてしまいました。

戦争の時代の今、世界から出展者はあるでしょうか。日本に出展して経済効果があると考える外国政府、外国企業・資本はあるでしょうか。日本政府は出展して日本庭園の園芸技術を世界に宣伝したいとしているが、日本庭園は、すでに世界で有名で、いまさらという感じがします。

地球温暖化防止、あるいは都市部のヒートアイランド化防止技術としての緑アップ技術になにも誇るべき技術がないまま、形だけの園芸博を開いても開催効果は小さく、たった半年のイベント事業のために、交通施設建設に投資しなければならないことになります。博覧会のために森林をつくれないでしょう。炎天下の園芸博でしょう。お客さんは喜ぶでしょうか。

開催期間は雑草生い茂る夏です。会場を美しく保つ仕事は非常に多いでしょう。労働者確保は至難でしょう。

貧相なただひろいだけの園芸博になりそうです。お金儲けにはならないしょう。

現に会場の近くに瀬谷駅を持つ相模鉄道は、会場の上瀬谷まで鉄道を引きません。永続的収益が期待できないからです。横浜市自身、地下鉄など建設するつもりはありません。将来住宅地にならないからです。

そこで相鉄瀬谷駅から上瀬谷までバス専用道路を建設し、自動運転の連接バス最大3台、隊列走行させる新交通技術を実験するそうです。投資を低く抑えることができると思うが、永続的収益は望めないでしょう。

既存の高速道路は、東名高速道路と保土ヶ谷バイパスがありますが、東名は、新たなICを設け、そこから幅のある道路を新設する必要があります。これは将来防災拠点のために必要とされています。保土ヶ谷バイパスは上川井ICが最寄りですが、博覧会中は、短い距離ですが、一般道に渋滞が生じるので道路整備の必要性があるでしょう。

総合的に見てこの博覧会は大損になると予測します。

世界にアピールする新技術はないと思います。古くさい時代遅れのイベント事業と思います。


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