心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

世界的法規は必要だが、制定はむずかしい

2019年06月30日 | 世界
現代は人々が国をこえて世界中を動き回っています。
北極だって南極だって、昔は人が行かなかった所でも今は人が活動しています。
世界的法規をつくることは必然性があります。

捕鯨問題ですが、乱獲で鯨が激減したことがあるので世界が国際捕鯨委員会 (IWC)を設け、捕鯨に関する法規をつくったことは人類の知恵です。
しかし鯨の絶滅を防ぐという目的で運営していれば問題はなかったのですが、捕鯨は絶対いけないという価値観の国が活躍するようになって委員会が混乱しています。
日本の場合は長く捕鯨業が盛んだったので絶対禁止に耐えることができません。

委員会が捕鯨業を重視している国からなっていればいいのですが、捕鯨業反対国が主流となっているため日本の計画的捕鯨案は委員会では通りません。
そこで長く調査捕鯨という欺瞞的方法で捕鯨をやってきました。
しかし調査捕鯨も妨害に会い、ついに日本は委員会からの脱会を決め、今日脱会します。

明日から委員会の法規から自由ということで捕鯨に出漁します。
絶滅を防ぐため従来の主張どおり計画的捕獲を行うと言っています。
捕鯨反対国の妨害に会うことを避けるため日本の排他的経済水域内で行うそうです。

それでは本当に日本は自由かというとそうではなく、反対国は一段と声高に日本を批判します。
捕鯨批判にとどまらず、国が一国主義だと批判します。

捕鯨に限らず、世界的法規賛成反対で国々の争いが大きくなりそうです。
国内民主主義は何とか機能している国が多いのですが、世界民主主義は仕組みがありません。
国々の間で多数決という考えがありますが、国に大小があるので真の民主主義ではありません。
国々はそれぞれの権益を主張して争います。

人が国をこえて世界のこと、世界の人々のことを考える時代にはなっていません。

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