心の旅紀行

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正当と威張るイスラエルをフランスが不当と批判

2023年11月12日 | 世界

ネタニヤフイスラエル首相が、イスラエルがガザを管理すると主張し続けるのでとうとう国連安保理常任理事国のフランスが、我慢の限界を越えたようで、民間人を空爆などで殺しているのに何が正当か、不当であると批判しました。

ガザについてはイスラム過激派組織ハマスが管理することについてアラブ連盟も反対しているようで連盟の国際部隊がガザを管理するという案が出ていますが、イスラエルは信用せず、中途半端はハマスの活動持続の原因になると見て、ハマス壊滅を徹底するため、ガザはイスラエルが完全管理すると主張し続けています。

しかしイスラエルの本音は、今回のハマスのテロを口実にしてガザを占領することです。イスラエルが直接エジプトと国境を接することになれば、エジプト経由のガザ軍事支援ルートはなくなります。

残るパレスチナはヨルダン川西岸地区だけになり、パレスチナ全域をイスラエルが支配する体制実現が近づきます。イスラエルは、国境を直接レバノン、シリア、ヨルダン、エジプトに接することなり、いざとなれば戦争するとこれらの国を脅し、パレスチナ人軍事支援ルートを完全に絶ち、パレスチナ人をイスラエル内保護区に封じ込めることが可能になります。

このイスラエルをアラブ連盟が認める可能性はゼロです。イスラム協力機構も認めません。そのほかの国々も認めないでしょう。

今回、早々にイスラエル支持を表明したアメリカ、イギリス、ドイツも、国内ではイスラエルに反対する人が増え、イスラエル支持派と反対派の対立が暴力化する傾向が出ています。

国連総会は、これ以上のイスラエルの国土拡大は認めない、パレスチナ国建国でパレスチア人安住の地を確保し、中東和平を実現したいと言っています。国連は今でもはっきりとイスラエルを批判しています。

今後の帰趨はアメリカ、イギリス、ドイツにかかっています。アメリカが大混乱に陥ることを嫌い、イスラエルを切ることになると、イスラエル滅亡の確率が上がります。アメリカにおけるユダヤ民族の立場も弱くなり、再びユダヤ民族は忍従の生活に戻ることになります。ほかの国々でも同様のことが起こります。

イスラエルは自滅の確率を上げつつあります。

イスラエル支持を表明したウクライナに、ウクライナを軍事支援していた国々が驚きました。ウクライナに正義があるのかとの疑惑を持ちました。ウクライナに対する軍事支援は先細りでしょう。

アメリカとその同盟国に対立する中国・ロシアなどはチャンス到来と、アラブ、イスラム、そのたの新興国、開発途上国と関係を深めることに注力しています。

中国・ロシアは、アメリカと同盟する日本に対する制裁の度合を深めつつあります。アメリカの世界指導力は低下中です。日本は中国・ロシアにつけとは言いませんが、アメリカについていて日本の未来は明るいとは思いません。

自由自主の外交ができるように工夫努力すべきです。まずはアメリカと同盟すると言いすぎないことです。戦争放棄の憲法を捨てると日本はアメリカの戦争に協力することになります。非常に危険です。自衛隊員は戦場に行くことになります。日本の若者が戦死することになります。


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