心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

アフガニスタンの政治が安定すると予測できない

2021年08月20日 | 世界
教祖の言動は教祖の時代、住む場所の影響を受けます。したがって教祖の言動がよく示されている資料も時代、場所の影響を受けます。真理に迫る言葉が資料にあることはありますが、資料の言葉すべてが信じるに値するかは疑問です。

諸資料を研究し、できるだけ古い教典に迫る教典学は重要です。しかしそれをやって教祖の言動がわかる情報知識を引き出すことに成功したとしても、その情報知識を真理とする価値観は疑問です。

真理は過去の情報知識も参考にしながらも過去の情報知識から自由になって考察すべきものと思います。その意味でタリバンのイスラム原理主義は多くの問題をはらんでいると思います。イスラム原理主義がいいかどうかは今後のタリバンの事績でわかります。

タリバンによるアフガニスタン統一が意外に早かったと言われていますが、反タリバン運動開始も意外に早いと思います。タリバンの報復を恐れてしばらくは反タリバン派は静かにしていると思ったが、もう反タリバンデモがおこっています。今まではタリバンが地下組織でテロ活動で政府や部族を圧倒してきましたが、タリバンが政府を主導して表で活動するようになると、今度は反タリバン派が地下組織をつくって政府を攻撃するかもしれません。

今は恩赦と言っているタリバンも怒るとテロ活動を行うこわいタリバンに戻るでしょう。軍・警察を使って反タリバン地下組織を弾圧するかもしれません。すると世界はタリバンを批判非難するでしょう。アフガニスタンは世界とうまく経済交流できません。

タリバン主導政府が安定するためにはイスラム原理主義ではない、世界に通用する法をつくる必要があります。これはタリバンにとって難問中の難問です。

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