国立新美術館に「フェルメール」を見にいってきました。
フェルメールの牛乳を注ぐ女は、日本初公開。数少ないフェルメールの作品のなかでもとりわけ高く評価をされてきました。
フェルメールブルー、この青は ラピスラズリを粉にして亜麻仁油で溶いたものを
使っているそうです。この青が、本当に本当に綺麗なのです。
光を表現するために・ガラス窓が少し欠けていたり、後ろの背景の白壁には 違うものが書かれた形跡がある。
ピンの跡が残っていたり、テーブルが低かったり 足温器の後ろのタイルがデルフト独特のものだったりと新しく知ったことが沢山ありました。
パンプティングを作っている様子なのかなあとか、あの青いジョッキには
ビールが入っているのかなあとか 楽しい想像ができますよね!
今回のオランダ風俗画は、使用人の献身的に働く誠実さ 勤勉さの美徳を表している様子が描かれているものが多くあり 主婦としては親しみの涌く作品が多かったと思います。台所愛という言葉が、浮かんできました(笑)
そうそう、猫が登場する絵を2つ見つけました!
「猫の朝食」ハブリエル・メツー
アメショーっぽい猫ちゃん♪女性からえさをもらっています。猫を優しく甘やかすとは「恋のよろこび」を表現しているんだとか
「鸚鵡の鳥かご」ヤン・ハーフィクスゾーン・ステーン
風刺画だそうですが、猫にスプーンで餌をやる少年というのは
愚か者にしつけることを表現するんだとか(ちょっと~)
猫が出てくる絵を探すのも愉しい美術の秋でした。
休憩室のポールケアホルムの椅子も忘れずに座るといいではないかしらん。
座りながら「オランダ吸い玉放血法」って どうなんだろうと考えるのも
よいですよ