染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

越後の真綿っ子

2019年09月20日 | 店主の一日
きはだやも仕事を始めて50年近くになりますが、創業当初からのものは少なくなりつつあります。
大抵は作る人がいなくなったりするのも一つの原因。
この「真綿っ子」もその一つ。
昔、この辺りで真綿をザルに掛けて整形し、糊をつけたものをきものの上から背負うようにして防寒に使っていたものが原型です。
真綿を一枚、一枚を手で延ばしてから絹で包みました。仕上げには綿が動かないように丁寧にキルティングを施します。

きものは重ね着をして調節をしますが、これは背中部分だけ暖かいというスグレモノ。
使い捨てカイロだと貼ったとこだけ熱いのですが、これは背中全体が暖かです。薄手で保温もよいのでこれからの季節に絶好です。

大阪梅田阪急百貨店9階「日本の職人展」にきはだやは出店中です。
お近くにお出かけの際はぜひお立ち寄りください。

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