3,4回で、「淡路島とは」ということを書こうと思っていたのですが、書けば書くほど。その内容について、説明しなくてはと思う所が、次から次へと湧き出て来ます。「奈何」を言うと、どうしても「前善<シカヨケム>」という言葉を書かなくてはなりません。そんなことで、なかなか次の段階へが進まれません。
イザナギが「奈何<イカニ>」と尋ねます。すると、イザナミは「前善<シカヨケム>」と、
「為生成国土<クニウミナサムトオモウ>」に賛同します。そして、また、次に言います。
“然者<シカラバ>、吾<ア>と汝<ナ>と、この天之御柱を行廻(ユキメグリ>、逢いて”
それに次いで、
“為美斗能摩具波比<ミトノマグハヒセント>”
とあります。
ここまで書くと、どうしても
「どうして、夫婦の交合(まぐあい)の前に、柱の周りを廻らなければならないのか」
と、いう疑問点が起こります。
それに付いても色々と論争があるのだそうですが定説はありません。それに付いて宣長は
「男は上に在って天の如く、家(舎)にては屋の履うが如し、女は下に在りて地の載るが如く、舎にては床の如くなるを、柱はその中間に立て、上下を固の持つ物なれば、夫婦の間を固め持つ理にやあらむ。」
と言っております。
要するに、古代では、現在の三三九度の固めの杯と同じような結婚式の儀式として柱の周りを廻って居たのではないかというのです。
なお、「美斗<ミト>」とは、御所の意味です。「そこで一緒に寝ましょう」くらいの意味です。
イザナギが「奈何<イカニ>」と尋ねます。すると、イザナミは「前善<シカヨケム>」と、
「為生成国土<クニウミナサムトオモウ>」に賛同します。そして、また、次に言います。
“然者<シカラバ>、吾<ア>と汝<ナ>と、この天之御柱を行廻(ユキメグリ>、逢いて”
それに次いで、
“為美斗能摩具波比<ミトノマグハヒセント>”
とあります。
ここまで書くと、どうしても
「どうして、夫婦の交合(まぐあい)の前に、柱の周りを廻らなければならないのか」
と、いう疑問点が起こります。
それに付いても色々と論争があるのだそうですが定説はありません。それに付いて宣長は
「男は上に在って天の如く、家(舎)にては屋の履うが如し、女は下に在りて地の載るが如く、舎にては床の如くなるを、柱はその中間に立て、上下を固の持つ物なれば、夫婦の間を固め持つ理にやあらむ。」
と言っております。
要するに、古代では、現在の三三九度の固めの杯と同じような結婚式の儀式として柱の周りを廻って居たのではないかというのです。
なお、「美斗<ミト>」とは、御所の意味です。「そこで一緒に寝ましょう」くらいの意味です。