昨日、現在発掘調査中の岡山市操山にある金蔵山古墳などを、高松公民館主催の「ふらっと探訪」で歩いてきました。この古墳は、県下で第4位の全長165mの大きさの前方後円墳です。
「4世紀の後半に作られたのだ」
と、講師奥田さんの名解説話しを聞きながら。雨後の山坂を登ったり下ったりしながら見学してまいりました。
「これだけの規模を持つ古墳の築造のためには、当時から、相当、大量の鉄器がこの辺りでは使われていたのでしょうね」
と、熱気の帯びた説明に参加者全員がうなずきながら聞き入っておりました。此処で使われた大量の鉄器の原料となる鉄は、当時、我が国ではまだ開発されてはおらず、総て朝鮮半島などから輸入されていたと言う話もありました。
それに付いても思うのですが、今、世界中の話題の人「トランプ」の「アメリカへの難民移民は一切認めない」という言葉に世界中がてんてこ舞いをしておりますが、
「そんなことはありませんよ」
と教えてあげたいのです。
それは、昨日、見学したこの4世紀末頃作られたこの金蔵山古墳の話です、解説者の奥田さんの話によりますと、この古墳は外国から来た移民の人達の力がなかったなら、決して、作る事が出来なかったし、その人達のおかげで、その後のこの地方(吉備の国です)の発展もあったのだそうです。その移民政策を吉備の国王が積極的に取り入れたために成し遂げることができたのです。岡山の3大河川の干潟の開発のために中国や朝鮮半島からの難民を受け入れることによって、今までになかった新しい文明が生まれ、それが元になって日本の一大勢力を保持することができたです。
その証拠となるのが、この金蔵山古墳をはじめとする造山古墳・作山古墳等の4世紀の吉備の隆盛を誇る遺物なのです。移民が多たらこそできたのです。当時のこの地方を支配者の先進的な考えから生まれた文明の発展なのです。此の事を知り、トランプさんも、ご自分の国「合衆国」を、更に、NO1の確固たる地位を示すようにしていただきたいものです。