カーマの 日々☆コレどっこいしょっと

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信濃の小さな美術館へ

2014年05月01日 | 真珠クラブ♪部活動

昨今の日帰りバスツアーって、とっても人気があるのだそうですね。

新聞のチラシやテレビニュースのコーナーなどで盛んに流れているのを見ると、ターゲット層の中にいる私もちょっと興味をそそられます♪
といっても重い腰をなかなか上げるまでには行かないのですが。

この手のちょっと気になるプチ旅行の話題を、先日友人が一緒に行った美術展の帰りに振ってきました♪

 今度○△バスツアーでも利用してみない?( *゜▽゜)o (°∀°)うん、私もちょっと気になっていたの~♪

そう話していた当日に、タイミング良くツアーの案内が届くなんて、あらまあ(°▽°;) 

一見旅とは無関係の、もうかれこれ15年前も前に娘の部屋をリフォームをお願いした建設会社からの封筒だったのですが、今だに定期的に印刷物が送られてきていて、いつもなら開封もせずごみ箱へ直行でした。(多分チラシよね、と思って

でもこの日はたまたま、何気なく封を切ってみる気になって開けてみたのです。

中から出てきたのは「ミニ学習会のご案内」と題したA4サイズのコピー用紙(ご案内)がパラリと1枚のみ。(あら?チラシじゃなかった・・・)

 『無言館』ー若き命の画布ー

その見学先に興味を覚え、上の友人に声をかけて一緒に参加してみることに。

 

訪れた場所は長野県上田市。半月ほど前の桜の頃でした。

 

 

第二次世界大戦の末期、「学徒出陣」として戦地に送られた若者多くは帰還しませんでした。「無言館」には、現東京芸術大学を卒業、あるいは在学中に出征、戦没した画学生たちの絵画や遺品を展示しており、「戦没画学生」の絵画、は、若さにあふれ将来開花する才能の芽を含んでおり、見るものに感動を与えます。それだけに彼らに未来がなかったことを思い、胸が痛みます。ここに収めてある作品は、館長である窪島誠一郎さんが、遺族を一人ひとり訪ね歩き、集められたもので、貴重な「命の画布」です。(見学会の資料より抜粋)

作品のキャプションをみると、名前の脇に各々の没した年齢が記されているのですが、その殆どが20代です。
この若すぎる年齢が「作品」そのものの魅力を伝える一方で、観者(私)に、若者たちのこれらが「遺品」となってしまった事実をも同時に突きつけます。
彼らの生き生きとした筆致の中に、私は生命力を感じたのですが、作品に何を見るかは観者の心のあり方次第で、受ける印象もまたさまざまかと思います。
作者の肉親であればその作品の中に感じる想いは如何ばかりでしょうか。
未来を閉ざされた多くの才能たち・・・戦争の愚かさを再確認する場でもありました。

 

『無言館第二展示館』

 

『傷ついた画布のドーム』『オリーブの読書館』と見た後、すぐ近くにある『信濃デッサン館』も見学しまして、その後、併設されている喫茶室『独鈷(とっこ)』で一息つくことに。

 

 

 

遠く塩田平が一望できるこちらのお庭で、青空の下で飲むコーヒーは美味しいですね。
こんな開放感あふれる場所でのティータイムは本当に久しぶりのことでした。 

最初は作品の感想を語り合っていた私たちでしたが、館長(窪島誠一郎)の父である水上勉の作品の話へ。そして画学生の彼らと同世代のお互いの娘たちの現在(いま)の話から、また作品の話へと、話題が行きつ戻りつしながらゆったりと時間が流れました。^^

 

こちらはお庭に楽しいオブジェたちが配されている『槐多庵』。 

ここにも立ち寄りましたが、趣の違う作品がずらりと並んでおりました。

 

このミニ学習会はゆっくり見学する時間がとられていたお陰で、じっくり見て回ることができた点がよかったですし、また自社のCMもせず、ひたすら学習会に徹していた姿勢が好ましく、とても感心しました。

たとえば会社側の女性スタッフさんの車内でのお話が素晴らしくて、何気なく聞き始めたのがどんどんと惹き込まれてしまっていました。
バスガイドさんの話とは別にされたのですが、事前にしっかり勉強されたのでしょうね。
現地にたどり着くまでの時間を利用して、マイク片手に館長の窪島誠一郎さんの生い立ちから無言館を建てるに至るまでを自らの言葉でわかり易く、時にユーモア交じえた解説は参加者を確実に惹き付けました。

学習会と銘打っている通り、恐らく参加者全員が耳を傾けて聴き入っていたと思うのですが、もう友人とともに脱帽~

話し終えたところで車内に大きな拍手が沸き起りました。
とても御歳70才とは思えぬ、その頭(脳)の若さは現役でいることの証でしょうか。
私もガンバろ~っと(≧▽≦)<ゝ(∇ ̄〃)何を?

 

話は前後しますが、無言館を見学する前に、昼食は龍光院にて精進料理をいただきました。

独活、薬用にんじん、蕗、たらの芽、こごみ、うるい、のびる・・・
山菜嫌いの父のお陰(所為で)で子供の頃、我が家の食卓には一度も上らなかった食材たち

私も苦手意識が働いて手を出せずに今まできてしまいましたが、せっかくの機会、チャレンジしてみました。

あ。美味しい~ヽ( ̄▽ ̄ )ノ  と思えるものと、ちょ、これはちょっと、、、(T▽T) と両方のお味を堪能しました。^^;

 

十二支のお地蔵さんが配置されている龍光院の庭には雪が残っている場所もありまして、そうそう、

この戌年のお地蔵さんが一番可愛いかったな~

 

帰りは「道の駅」へ回ってくれましたので、お土産もしっかり(私はきのこ類をたくさん)買いました♪ 

今回のバス旅行は、最近頭の中が煮詰まった状態で、普段しないことで気分転換したいなあと思っていた私には息抜きと啓発の時間になりました。
参加者ほ約40名ほどだったと思いますが、ちなみに参加費は全て込みで一人千円のみ。(S建設工業さん、ありがとう♪)

要らないわ~と思った封筒でも、たまには開けてみるものですね~

 


日付は前後して3つほどアップしましたが、覚書のようなものですので^^;


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
千円? ()
2014-05-06 20:51:00
これだけ中身の濃い日帰りツアーが千円なんて!!!(@_@)ビックリ
私も時々おひとりさまでもOKの日帰りバスツアーを利用してみたいなぁと思ってます。
でも帰りの時間が遅いのでやっぱり・・と考えてしまうのですが元気な内にあちこち行かなくっちゃ(*^▽^*)
お地蔵さんが可愛いですね
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そうなんです(^.^* (◆灯さんへ(<カーマ))
2014-05-07 02:55:11
「無言館」て私知らなくて、これは是非行ってみないと!と思ったの。^^
それにしてもこの参加費の安さにはビックリでした。^^;
男性スタッフさんが、往きのバス車内で「今日の見学後日レポートを提出していただきますのでどうかしっかり見学してくださいますように・・・」というような冗談を言っていたのですけど、実際お勉強した気分でしたしポートもアリかな?なんて(ウソウソ)}

日帰りバスツアーは確かに解散時間は遅いですね。交通渋滞などに巻き込まれることもありますし。でも気分転換になるので、時間が許せば一度体験されてみても良いですよね。

ランダムに配された十二支のどれも全部かわいかったけれど、このお地蔵さんの仕草が特に可愛くてね。愛嬌があるでしょう?^^

灯さんお宅の方では今がちょうど桜のお花見シーズンですよね♪
1日の中で短い時間でも良いですから気分転換してみてくださいな☆(⌒ー⌒ )
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