カーマの 日々☆コレどっこいしょっと

おばちゃまカーマは何をするにも時間がかかります。
気が付けばアっ!という間に夜なんですよ?もぉーどうしましょ☆

『フランク・ブラングィン展』

2010年05月30日 | お出かけ♪
午前中にちょっとした用事と重なってジャズダンスをお休みした日の午後、ぽっかりと時間が
空いたものですから、この時に頂いたチケットの「フランク・ブラングィン展」を一人、
ふらりと観てまいりました。
・・・もう2週間も前の事なのでした・・・
  
実はブラングィンという画家の絵は観ているのですが、名前が記憶に残っておりませんで、
じっくり観たのはこの日が初めてでした。^^;
 
一枚の絵もその背景や歴史、更にサブストーリーなどを知っていて観るのと知らずに観るのとでは
感じ方がまるで違ってきまが、私にとってブラングィンは言うまでもなく後者でして(; ̄▽ ̄A
何時だったか『美の巨人たち』というTV番組で、このブラングィンにスポットを当て紹介して
いたのを見て、ざっくりと大まかな知識だけ仕入れて行きました。

実際に見てみるとポスターやパンフレットで直感的に受けた印象とは違う印象を受けました。

素晴しい大作もありましたが、ヘンな言い方かも知れませんが私が面白いなと感じた絵は、
タッチも色使いも異なる描き方で一つの絵を仕上げてあるものがあって(数点)、これがまるで
複数の画家に依って描かれた合作のような、そんな印象を受けたのです。

また赤の使い方は非常に個性的で大胆で強く印象に残ります。
かと思えばたったB6ほどのサイズの中にスケールの大きさと静寂とを感じさせる作品など、
こちらも惹きつけられた作品がいくつもありました。

今回の作品を観てブラングィンの作品が好きになりましたよ。^^

ブラングィンて方はとても多才な方だったようですね。詳しい説明が公式ページにありますが、
「画家、壁面装飾家、工芸デザイナー、建築・空間デザイナー、版画家、コレクター。
多彩な顔持つ、ベルギー生まれ・英国を代表する作家フランク・ブラングィン。」と紹介
されています。

で、今回は作品以外でも強く印象に残ったものがありましたんですね。
それは実現していれば東京は港区南麻布(現韓国大使館あたり)に建つはずだった
まぼろしの美術館。
設計図から起こしたヴァーチャル美術館の映像で、その名も「共楽美術館」を再現した
ものです。

もしも実現していたら・・と思うと実に残念でなりません。
膨大なコレクションがこのスケールの大きな美術館に納まったところを見てみたかったな。
これが完成していたら日本を代表する素晴しい美術館になっていたことでしょうね。


思いがけず出合った作品群に魅せられてとても満足した一日でした。

上野の国立西洋美術館にて30日までです。
って今日までですか。( ^ ∀ ^ A;


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土曜日のところにお弁当日記も更新してますデス。「( ^ ∀ ^ )