カーマの 日々☆コレどっこいしょっと

おばちゃまカーマは何をするにも時間がかかります。
気が付けばアっ!という間に夜なんですよ?もぉーどうしましょ☆

一人旅&二人旅を満喫♪3日目(松山~宇和島~宿毛)(前)

2012年06月01日 | 一人旅

娘のお友達。知り合いの知り合い。友人の友人

思えばこの十日あまりをそんな方たちが投じた「波紋」(これが意外にビッグ)に翻弄されながら過ごしていたような気がします。サビ付いた私の脳に刺激を与えてくださってアリガト☆
でも、もう十分ですよ、アハハハハ(⌒▽⌒) (ダレに言ってるんだか)

普段あまり使わない頭を使ったせいでとーっても疲れてしまいました。 ゜・(≧Д⊂)・゜・ビエ~ン

いやいや、そんな事よりも思いっきり間が空いてしまった旅日記でございますよ


旅も後半です。

3日目の早朝は目覚ましも頼らずに目覚めも爽やか♪お天気もグッド
朝食のバイキングでは朝からモリモリと食べてしまいました。

ホテルをチェックアウトし、まだ殆どの商店が開店前の静かな大街道商店街を抜け大街道駅へ。(あと一泊したかったなぁ。。。)

路面電車の車窓から向こうに見えてきた松山城の天守閣。
次に来た時はそちらへも行きますよ~と心の中で呟いて、名残惜しみつつも松山から次の目的地の伊予は南予、宇和島を目指します。

 

JR松山駅では、1番線ホームで珍しい光景を目にしましたんですよ。
構内アナウンスを聞いて最初は私の聞き間違えたかしら?と自分の耳を疑ってまきさんに確認してみると、ここはそうなんよね。面白いでしょ~とまきさん。

南(宇和島行き)と北(岡山・高松方面行き)の逆方向へ向かう列車が同じ1番乗り場に縦列に向かい合って止まっていたのですよ。

ほらっ☆ (・∀・)b  ↓ 


長距離列車が途中駅で列車を切り離して行くというのはよく見かけますが、こんな駅もあったのですね~^^

こういうちょっとした発見も旅の醍醐味と言えそうです。(まだまだ私の知らない場所ではどんな楽しい発見があるのかな?)

まきさんが案内して下さる場所に期待を膨らませながら、本日のルート説明を受けていた予讃線特急は「宇和海」号の中。


ってこの景色、手が届きそうなくらい近っ!!

 

おしゃべりに興じていると凡そ1時間20分がとても短く感じられます。もう着いちゃったの宇和島駅?って感じですかね。 

旅行の初日に自宅からこの宇和島駅まで運転していらしたまきさんは、車を駅の駐車場に預けてありました。
そしてここからは、まきさんの運転&ガイドで宇和島城⇒鹿島・海中公園⇒『高茂岬』⇒宇和海西浦漁港/外泊・石垣の里をまわります。3日目も盛りだくさんですよ。ワーイ

先ず目に付いたのがこの道幅の広さです。
宇和島駅前から西へと延びるこの大通りは、ご覧の通り中央分離帯とその両側に植えられたノッポの椰子の並木がどこか沖縄を想わせます。^^
ちょっとググッてみましたら、ここは「ワシントンヤシ通り」と呼ばれているのだそうですね。

 

そんな通りを抜けて少し走らせたところに本日最初の見学地『宇和島城』(別名・鶴島城)があります。

藤堂高虎によって築かれた平山城で、登城口は山西側にある『上り(のぼり)立ち門』と東側にある『氏武家長屋門』の二箇所。

車を少し離れた個人のお宅の駐車場に車を置かせてもらい、私たちは後者の『桑折(こおり)氏武家長屋門』から入りました。(この門の手前右側は市営駐車場になってますので、ここに止めると便利ですよ)

(↑)まきさんが立っている右奥の赤で四角く囲った案内板がこちらなんですが⇒ (←クリックすると大きな画像になります)

この門から天守までの行き方は二通りあって、私たちは「天守まで 急な石段で460メートル(井戸丸経由)」の方をチョイスしたのですが、この道がなかなか手ごわくてですね、

門をくぐって直ぐ左に置かれている傘立てならぬ杖立てをみつけたまきさんは、迷わず中から1本をチョイス☆私めは見栄を張って一応手ブラで

 

人間、素直が肝心ですね、(u"u;A

 

少し上ると最初に見えてくる井戸丸跡です。これは数少ない城山の遺構の一つだそうですよ。

ちょっと覗いてみます。


直径2.4m、周囲8.5m、深さ約11m。貞子がまとめて隠れてそう!d( ̄▽ ̄;)(by映画『リング』)  

なんて訳では勿論無く、有事の際に必要になる武器などを保管していたのですね。

この井戸は、現在の城山に残る三つの井戸のうち、最も重要視せられたもので、ここを井戸丸といい、井戸丸御門、井戸丸矢倉などがあって、有事の時のため
厳重に管理せられていたと推量せられる。(案内板より)

井戸丸の脇から更に奥へと上っていく石段が結構きつくて、油断すると足を取られそうになります。
急な、というよりも上げた方の足をどこに着けば良いの?という感じですかね。
石段を下りてくるグループとすれ違って「こんにちは~♪」と挨拶を交わしながら道を譲り合い石段を上って行くと、前をやはり杖をつきながらゆっくりと登って行く70代ぐらいのご夫婦ですか、カップルを私が追い越しました。

いいなあ、若い人は。あんな風にすいすいと上れるんだなあ」と背中から旦那さんが奥さんに語りかけている声が私の耳にも届いたのですが、いやはやトンデモナイ。

杖も持たずにスタコラサッサと上っ行く姿が一見軽やに見えての呟きでしょうね。けれど、実際のところはゼイハアゼイハア
見栄を張らずに杖を持つべきでした、

 

下の石段の画像からもお分かりいただけると思いますが、一段の高さも、奥行きの幅もまちまちなので、踏み込んだ足が着地しやすい石を選んで上がろうとすると、自然ジグザグ歩きになってしまうんですね。
当時の武士の装束を考えると、登城するのも一苦労だったことでしょう。(ヤレヤレ)

天守から下ってきた男女7、8名グループの中の一人の男性が、俺は武士でなくて良かったよ~、の言葉に実感がこもってました。^^;

上っている途中で何度か前方を見上げたのですが、睥睨するかのように張り巡らされた石垣の威圧感は十分です。
攻め入る側からすれば、直線では上り難い石段に阻まれるわ上からはほぼ丸見えになるわで、不利な戦いとなるのは必定。有事の際には篭城側は有利に事を運べそうですね。

城の良し悪しは「縄張り」で決まると言っても過言では無いそうですが、さすが築城の名手、藤堂高虎の縄張りは冴えてます。
五角形平面の縄張りは、錯覚を利用した騙しのテクニックとも云えるでしょうか。からくりがいっぱいの宇和島城です。

そう言えば、にわか仕込みの知識でナンですが^^;江戸城改修の際の縄張り担当もこの藤堂高虎なんですね。日光東照宮や徳川家の菩提寺となる寛永寺の建立にも手を貸したそうな。
築城技術に長けていた高虎サンは、この宇和島城以外にも数多くの城の築城に係わっていますが、その特徴はというと、高く積む石垣に表れていて、伊賀上野城などの石垣は高さ30mもあるそうですよ。

ま: 私はゆっくり行くから先に行ってていいよ~ 

私: OK~

最初はまきさんの後をエッサホイサと付いて上って行った私でしが、以前、膝を痛めた事があるまきさんは、この手の石段での無理は禁物ですので、お言葉に甘えて途中から私だけひと足先に本丸へと向かいました。

ところで、去年の今頃の季節に見学した皇居で石垣の修復を目にしてから、石垣に少しばかり興味を持った私め。石の積み方に目が行きましてね、いや、ただ目が行っただけともいいますか。

たかが石。されど石。(参考までにこちらのサイトに石垣の種類と画像が解り易い解説とともに、多数アップされてます)

 

一之門跡の石垣は両角の部分は切り込みはぎ。そして打ち込みはぎとの組み合わせのようです。この最後の石段は低くなってます。
ここを上りきると本丸、そしてようやっと天守に着きましたですよ。(ゼイハアゼイハア

宇和島城の天守閣は独立式の三重三階建。ご興味がありましたら宇和島城の沿革などはこちらをご覧くださいませ。 

土台の石垣が整っていて美しいです。^^

私が大の字に立ったところをまきさんに写してもらったのですが、でもこの天守閣、想像していたよりもずっと小さく感じました。 (画像の上でクリックすると出ますデス)
この石の階段の一段の高さが普通の階段の1、5倍ぐらはありそうで、まきさんはやはり膝の事があるので、天守の内部は私一人で見学することに。
先に見学を終えた2グループが玄関の靴脱ぎで私と入れ違いに引き上げて行ってしまったので、天守閣の中は私一人ぽっちに。

静かです・・・

天守閣から(↓)

 

伊達家の九曜紋は夫の実家の紋でもあるので夫へのお土産は紋章の画像にしました。超手抜き~ヽ(´ー`)ノ

現在は宇和島港が埋めたてられて海岸線から離れて見えてますが、築城当初はお城の敷地の半分ほどは海に迫り出していたようで、いわゆる難攻不落の城だったのでしょうね。
あの赤い屋根は闘牛場でね、とか。このあたりから眺められる場所を要領よく説明してくれるまきさんは本物の頼もしいガイドさんのよう。^^

ちなみに昨年、「上り立ち門」からのルートで見学されたブログ友のtocoさんの旅行記を読んで下さると、その歴史もより身近に感じられるかと思います。^^
小学生の頃から筋金入りの「歴史オタク」だったと仰る本格派暦女のtocoさんのブログはこちらから。語り口も素晴らしいですよ。

 

一通り見学を終えて最初の氏武家長屋門に戻ったところで時刻は12時20分のお昼時でした。ランチは門を出て直ぐのところにある割烹のお店で。
ここでまきさんから、ようこそ宇和島へのサプライズが!
生簀から一番大きな伊勢えびを注文するまきさんてば、腹が太いっ!

モトイ太っ腹です

流石に一度はご辞退したのですが、まきさんたらとっても頑固~(つ∇≦*) 遠慮なくありがたくご馳走になってしまいました☆

 

 

まきさんが頼んだ宇和島定食には「ふくめん」と言う郷土料理が付いてくるのですね。薄く切ったこんにゃくの上にいろいろなでんぶ(?)が乗っているようです。

どれも少しずつ味見をさせていただきましたが、私は麦味噌がちいとばかり苦手なものですから鯛めし定食(美味しかった!)にして正解だったかな。^^;

馳走様でした。ホント美味しかったです~

 

思いがけず贅沢なランチにお腹も満たされて、さて次は四万十は宿毛方面へと向かいます。
途中、車を止めてこっちへ来てみて~と手招きするまきさんの後ろからついて行くと、突然視界がパーッと開けて海が☆
思わずわぁ~♪っと声をあげてしまいました。^^

 

 

自然の景色を眺めるならやはり晴天が一番ですね♪

 

ここでは少しの時間だけ海の景色に癒されてから車に戻り、宇和海に面した宇和海・海中公園へと向かいました。

この時期の最終遊覧は午後3時と早くて、ぎりぎりで到着した私たち。
ガイドのお兄さんに先導されて展望船に乗り込むと、直ぐ後から1組のカップルと親子連れも乗船してきて、計3グループを乗せ海中展望船『ユメカイナ』は海へ。
海中の珊瑚礁や熱帯魚が見られるポイントへと波しぶきを上げて進みます。

凪いで静かな宇和海の海です。^^

 

 

ちなみに海岸縁はごらんのような透明度です。綺麗♪


船体の中央展望室が水面下1.1メートルまで下がり 座席に腰掛けたままで、色鮮やかなサンゴや泳ぎまわる熱帯魚の様子が楽しめます」(観光船HPより抜粋)

ポイントでは珊瑚礁も魚もバッチリ見えました。^^

 

さらにドライブの後半は四国最南端の『高茂岬』へと続きます。

日本のリアス式海岸の眺望をたっぷりと楽しませていただきました。絶景に絶句!

 

(続きます)