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虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

OVCを通じて衣服を寄付

2011-06-11 18:39:24 | 南ア-その他-

突然ですが、みなさん、OVCをご存知ですか。

恐縮ながら私は、つい最近まで
このOVCの存在を知りませんでした。

OVCとは、
Orphans and Vulnerable children Commiteeの略で、
孤児または経済的に恵まれない家庭に対して
さまざまな援助を行う学校内の組織です。
(日本的にいえば、校務分掌の中に存在するものです。)

日本にも似たような組織があるのかもしれませんが。

南アには、学校内はもちろんとして、学校の外部にも組織があるそうです。

具体的な活動としては、
制服を含む服全般や文房具などの学習に必要なものを、
ボランティアとして集めて、それらを無償で提供するもの。

学校の管理職や先生、卒業生や地域の教会、お店など
いろいろな方、団体から提供されたものを恵まれない子供たちに与えています。

昨年も学校の教頭先生が、
OVCを通じて制服を4着、生徒にあげたそうです。

そこで、私も何かできないかと考えていると、
先日帰国された先輩隊員の方が残していった衣服があることに気付きました。

その衣服に私の所有する、不要になった服をたして、
今週火曜日にOVC(学校)を通じて、子どもたちに衣服を寄付しました。

写真はそのときのようす。

今回は、大人用の服が中心だったため、
Gr.7の男の子を中心に、服を提供しました。

彼らにとってなかなか買えないスポーツウェアが多かったため、
さっそくそれを着てサッカーを楽しんでいました。

また別の女の子にも、同じくOVCを通じて、
Tシャツを2枚プレゼントしました。

彼女は、いつも私の授業に積極的に参加してくる生徒で、
私自身、彼女がいつも同じ制服を着ていることが
ずっと前から気になっていた子です。
(この学校は2種類の制服がある学校です。詳しくはこちら)

先日、彼女の母親におうちに招待していただいた際に
いろいろとお話は伺ったのですが、
彼女は、家庭の事情で一着しかない制服を何年も着続けているようです。
かなり経済的に苦しいようでした。

今回、使用しない衣服があったため、このように寄付することができました。

使わない服が目に見える形で、誰かの役に立つのは、うれしいことですね。


テンランドカットforBoys

2011-06-11 09:31:11 | 南ア-生活-

今日は髪形について。

昔の日本だと
男の子は丸坊主もしくはスポーツ刈りが定番、
女の子は、さまざまな髪形があったように思います。

では、南アの子どもたちはどうでしょうか。

南アも日本と似ていて、
男の子は、基本的に一種類。
女の子は、さまざまな髪形があります。

男の子の髪形は、とてもシンプル。

いわゆる日本で言うところの、五分刈り。

こちらでは、ブラッシュカット(Brush-cut)と呼ばれています。

床屋で頼むとR10(約百円)なので、
別名テンランドカットとも呼ばれているようですが。

しかし、この髪形を侮ることなかれ。

彼らは、日本の野球小僧たちと同じように、
一ミリの長さでおしゃれをしています。

「やべぇー。俺今日切り過ぎた。」とか、
「今日の俺の髪形いけてない?」とか、
はた(私)から見れば全く分からないところでおしゃれをしています。
(特に、中高生の男の子たち)

でも子どもが髪を切るとテンションがあがるのは、
日本でも南アでも同じようで、
髪を切るとわざわざ見せに来る子は南アでも結構多いです。