言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

「患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩」(その8)

2012-07-26 10:00:39 | 繁盛店物語(創作)
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。

このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、今日のように、基本的にランダム配信です)


「患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩」(その8)


「お客様、患者さんがこの医院にやってきたときに最初に対応するのは受付ですね。まずその様子を見ていると、受付の方は座って対応していますよね。
お客様は立っているのに。これっておかしいと思いませんか。やはり立って応対すべきでしょうし、本当なら受付とお客様との間には、壁なんかあるというのがおかしいんです。
でも医院はそれが昔からそうなっているから、今でもぜんぜんおかしなことと思わないで、ずっと同じようにしているんだとでも思っているのか、受付はどこも小さな窓しかないですよね。おまけに座っている。
お客様はその小さな窓口に、身体を曲げて話をすることになっています。
これだってやはり立って応対するのが普通で、さらには受付もカウンターはあっても、壁はなくしてしまう方がいいでしょうね。
そして最初病状をうかがうときにもお客様にも座ってもらって、ゆっくりと聞くべきだとは思いませんか。
まず最初はその改革からしてほしいなと思いました」

「そうか、なるほど。そんなこと今まで考えたこともなかった。前からずっとそれが当たり前だと思っていたし」

「医者の常識は一般の商売では非常識、ですね。この非常識って、どの業界にも存在している厄介なものなんです。
それに早く気がついて、改革していく企業が繁盛していくんです。
医院だって同じではないでしょうか。相手を患者さんと考えないで、お客様だという認識に改めれば、結構意識も変わってくるんじゃないでしょうか。それから始めましょうよ」

「そうだな。それに気がついてもらってよかった。早速改装の手配をしよう。本田さん、そのときにもちょっと立ち会ってもらいませんか。本田さんがお客様になってもらって、ここはこうというように言ってもらった方が早いと思いますから」

「はいいいですよ。でも好きなこといいますよ」

「え、あまり無茶いわないでくださいよ」

田代と本田はにっこりと微笑んだ。奥さんも少しだが、微笑みを浮かべた。

何とかこれで話は進められそうな気配に変わってきたようだ。

本田は思った。そしてこれから本題に入っていこうと思ったが、急にここでストップしてみようと思った。

「以上です」

「え?」

「何?」

「…………」

本田以外の出席者は、あぜんとしたまま、口をきくこともできないでいた。

しばらく、その顔を微笑みながら見渡していた本田はおもむろにまた口をきき始めた。

「と言うと、皆さんおどろきますよね」

「そ、そりゃそうですよ!」

「何のために相談したか分からないじゃないですか!」

奥さんも怒り気味に言い募った。

本田は微笑みを崩さないまま、言った。



                          つづく


<9>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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もう一度勉強だ!

2012-07-26 09:34:45 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。

朝から暑いですね。
朝食を食べるだけで汗が出てきます。
昨夜は久々の熱帯夜で、エアコンを止めた後は扇風機を一晩中回していました。

昨日の日中は曇りがちだったので、予報よりは気温は下回りましたが、それでも32℃以上。
今日はもっと上がると思います、昨日よりも晴れていますから。

熱中症のニュースや新聞記事が毎日どこかで報道されています。
自分のことなのに、人はどうして自分の身体のことに気をつけないのか、不思議ですねえ。

でも水だけ飲んでいてもダメらしいですよ。
水だけだと、飲み過ぎると、水中毒(みずちゅうどく)という突発的な病気もありますので。
ナトリウムやちょっと糖分、カリウムなどが入った飲み物を。

しかし果物や野菜はありがたいというか、何というか、キュウリやスイカ、トマトなど夏野菜はその水分と不足がちになる成分をちゃんと補給してくれるようになっています。夏野菜はちゃんと夏に食べるように実ってくれるわけですね。
冬野菜も冬野菜で、身体を温めるのに必要な調理方法をとるように育っています。

水を飲むなら一緒にキュウリをかじるとか、スイカを食べるとかね。
スポーツドリンクも良いけど、飲み過ぎるとけっこう糖分が入っているそうなので、そちらの方が気がかりになってしまいますからね。



さて、今日は木曜日で、太田商工会議所へお伺いする日なんですが、最終週ということで、明日伺うことになっています。
それで、明日と次週には、商工会議所職員の方へのPRについてのレクチャーがあります。

「PRって、実際のところ何なの?」から始まって、「効果的な(報道に取り上げられるためのコツなど)PRの発信の仕方」などを、職員の方に一応基本的なことを分かっていただき、今度はその知識を会員の方へのアドバイスに活かしてもらおうというわけです。
そのためにわたしも、いい機会なので、もう一度勉強をしています。

今まで分かっていたことももちろんありますが、よく調べてみると、今まで中途半端な知識でしかなかったものもあらわになってきまして、あれ? とか、そうだったんだと、もう一度認識を新たにするものなどが明瞭にすることができるようにもなってきています。

商売や会社経営だって、そうだと思うんですね。
自分では分かっているつもりで、何となくその通りやってきたことが、正しかったり、逆にただの思い込みだったり………。

正しいことを再確認することも必要だし、なんといっても、思い込みでやってきたことがちょっと方向性が違っていたり、まあ、あからさまに間違っているということはないでしょうが、ちょっとした間違いがあったりすることも、再度勉強することで発見できたりしますので、日々とはいいませんが、時に応じて検証し直すことが必要ですね。

検証し直すことによって、もしかしたらそのまま気づかずにいるととんでもない方向に会社が向かっているということも見出すこともできます。
傾き始めてから検証し直すよりも、日々検証することの方がよほど軽い力でできます。

集中力は長い時間続きません。傾き始めてからの検証にはその集中力がより長時間必要になってくるんです。


さあ今日も、暑いけど、がんばろう!

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あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
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