言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

自分で自分の首を絞めるセール

2012-07-02 09:58:11 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。

けさは朝から曇っていますが、時おり陽が射してきます。
しかしその湿気たるや、もうなかなかのものですね。
掃除で動くともう汗が、じわじわと出てきます。
汗が出るということはまだ身体の機能が衰えていないということでもあるので、それはいいのですが………。

ひと休みしないと、すぐには机には向かえないです。


さて、先月の末に公務員の夏のボーナスが出ましたので、昨日ですが、消費の感じを見ようと、近くのショッピングセンターに出かけてみました。

しかし、思いのほか空いていまして、ボーナス直後という感じが全然しません。
そのショッピングセンターではすでに館内一斉バーゲンも始まっていましたし、けっこう活気があるんじゃないかなとも思っていたのですが、ちょっと腰砕けになりました。

各ショップも、それほどお客様で溢れているという感じではありません。
中には、お客様ゼロというショップもあります。

そしてちょっと食料品の買物を済ませた後、併設している大型電機店にも足を向けました。
前々日にはB2の大きなチラシが入っていたので、さぞや、と思いきや、ここもそれほどではありません。
ゆっくりと売場を見学させていただきました。

考えてみればボーナスシーズンといっても、まだ民間ではほとんど出ていないのでしょう。
そういうことだと思います。

そういえば、先週の新聞広告でLUMINEが、こんなキャッチで全15段の広告を出していましたね。

 『夏本番が来る前に
  夏を終わらせていたのは
      ルミネでした。


というものです。

本当にルミネが夏のバーゲンを一番最初に6月末から行ったのかどうかは知りませんが、この10年ぐらい前から、遅くとも7月1日頃からほぼすべてのデパートやショッピングセンターで、夏のショップバーゲンが始まっていましたね。
どこが一番早くやるのかというのが競争になっているような。
ばかな競争にやっと気づいたのでしょうか。

結局のところ、そういった早期のバーゲンが、自分の首を絞めることになるとやっと気がついたのでしょうね。
これはいい傾向です。

新聞の記事としても、半月ほど前に、都内のデパートなどがバーゲンを遅らせるということが載っていました。

これでやっと正常(?)に戻るのでしょうか?

これでちょっと思うことは、最近恒例になっている、デパートのギフト商品解体セールです。

これもわたしは始まった時から、いずれは自分の首を絞めることになるということをメールマガジンやブログなどで再三言ってきました。

結局のところ、あのギフト商品解体セールは、目論見とは違って売れなくて余った商品を解体し、値引きをして販売したところが人気を呼んだということで、どこのデパートでも始めたことですね。

目論見が外れたということは、バイヤーのバイイングのはずれですよね。
時代を読めなかったバイヤーの責任なんですよ、それは。

その責めを、もちろんバイヤー個人にかぶせるつもりはないですけど、その責任を帳消しにする行為だとは思いませんか?
そうして在庫がうまくはけてしまえば、それはそれでいいでしょうが。

今度は味を占めてそれを目的に、計画もなしに在庫を増やしたり、商社にたくさん抱え込ませたり(本当のところはどういうシステムでそれを調達しているのか分かりませんが)して、結局「時代を読む力」が必要なバイヤーの教育、時代への鋭い感覚を研ぎ澄まさせることを放棄させているのではないかと危惧もしています。

「まあいいか。これぐらい仕入ておけば、残っても解体セールで何とかなるよ」ということを、ちょっとでも思わせるようなことになってはいないかと心配です。
そう思うことは、感覚を鈍くさせることと同じですからね。

バイヤーがそうなると、それは全従業員もそのように考え始める、ということです。
そうならないように祈っていますが。

またそれは納入業者の営業感覚も、ある意味麻痺させることでもあります。
少し多めに仕入れておいても、解体セールをしてくれればいいや。なんてね。

苦肉の策の場合はいいとしても、それが恒例になるとまた違った感覚になってきます。
恐いですねえ。



さあ今日もがんばろう!

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