言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

『不便になろう。(停電のススメ)』

2011-09-30 08:16:21 | キャッチコピー
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

昨日は少し暑かったですね。
動くとそれなりに汗が出ました。
今日も日中は結構暑いようですが、夜から急に気温が下がり、この辺りでは最低気温が10℃以下にもなるという予報です。
外に出しているモンステラは中に入れなくちゃ、弱ってしまいそう。
真夏に外に出していると、観葉植物は葉が焼けてしまって、ダメージを受けますが、これからは冷気でもっとダメージを受けます。
強くするために、ある程度冷たくなるまで外に出しておいた方がいいのですが、どこまで我慢するかというのは微妙なことで植物それぞれで適用する温度が違うのが厄介です。
その中でもコーヒーの木は弱いので早々と中に入れます。カポックやとっくりヤシなどは結構強いですね。
全部中に入れると部屋の中が狭くなります。これもまあわが家の冬の風物詩と言ってしまえばいいんですね。

さて、今日は9月最後の一日です。
昨日も言ったように変則スケジュールで今日金曜日に太田商工会議所に行きます。
初めての変則スケジュールなので、まだ認知されていないので、いきなり訪問すると、あれっという顔をされるかもしれません。

今課題を抱えている案件は5件ほどあり、それを一件ずつものにしていくというわけにはいかないので、なかなかしんどい状態です。
優先順位をつけるわけにも行かず、少しずつものにしていこうとがんばっています。

昨日かつての優秀な広告のコピー集を何気なく見ていたら、いろいろな、今でも通用指導なコピーにたまに行き当たります。
下はその中のひとつです。

『不便になろう。(停電のススメ)』

これは、92年の日本経済新聞社連合広告のキャッチです。
何だか現在にぴったりのキャッチだと思いませんか。

ちょっとばかり不便になることで、家族のコミュニケーションが増える、というのがこの広告の趣旨ですが、その趣旨とは少し違いますが、現在にも当てはまることでもあります。

確かに今年春の計画停電時、テレビはもちろんライトも全部消えた中で、数時間でしたが、家族はひっそりと寄り添い、わたしたちも懐中電灯の明かりの前に集まり、何かを会話して過ごしました。

その時間があったればこそ、家族同士の会話も増えたという家族もいるでしょうし、電気のありがたさ、家族のぬくもりを実感できたということもあります。

そんな時でも携帯のワンセグでテレビを見ていたという人もたくさんいるでしょうが、それはそれで科学のありがたさを実感できたのではないでしょうか。


これからもこうしたコピーを見つけたらご紹介したいと思います。


それでは今日はこれで。


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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名刺作成のちょっとしたアイデア

2011-09-29 09:44:11 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

冷気の伴った微風が北の窓を開けると流れてきます。頬を過ると、もう冷たく、思わず身震いしてしまいます。
長袖シャツ1枚だと、夕方からは寒く、思わずもう一枚重ねたくなります。
29日ですが、まだ9月ですけどね。

さて本来なら、今日木曜日は太田商工会議所へ店舗支援で伺う曜日なんですが、今月から毎月最終週は、木曜日以外のウイークデーに伺うということになりました。

というのは、毎週木曜日と限定すると、毎週木曜日が定休日の商店は支援を受けられないということです。
実際にある商店では定休日なので受けられないということがありましたので、今月からそのようにすることにしました。
ですから最終週は、月火水金のいずれかということになります。それは毎月フレキシブルに曜日を決めることになっています。
ちなみに今月は明日の金曜日です。

こちらの都合だけで考えるというのは、どちらかというとわたしの「消費者目線のマーケティング」に反する考え方ですからね。
ということで、もしこれをお読みなっている太田市内の商業関係の店舗に皆さん、また店舗ではなくても、消費者を相手に仕事をされている企業の方で、困ったことがあったらすぐに太田商工会議所まで電話してください。

楽しいとき、お店、会社がうまく行ってる時は必要ありません。
お店、会社が苦しいとき、明日が分らなくなったとき、悔しいとき、誰かに相談したくなったとき、私に連絡をください。
いつでもご相談お引き受けします。
メールなら365日・24時間いつでもどうぞ。
電話なら365日・夜中・早朝(だいたい夜11時から朝8時頃)以外いつでもどうぞ。』


上記は次に作るわたしの名刺やホームページの冒頭に入れるコピーです。

ところで名刺を作る時のアイデアですが、裏にビジネス関係の言葉を入れていってはどうでしょうか。
松下幸之助(わが郷土の偉人です!)氏にもいろいろな言葉がありますが、そのような言葉を入れていくのです。

でもそれだけじゃつまらないんですね。
それにもうひとつアイデアをプラスします。ちょっと予算が多めにかかりますが。
一枚一枚違った言葉を入れていくのです。

どのように印刷を発注すればいいのかというと、印刷を依頼するときは、名刺として依頼するのではなく、カードのような形で発注してください。
例えばA2サイズを印刷できる機械で印刷するならば、名刺ならその1枚に40枚の名刺が面付できます。ということは40枚種類の違う名刺が作れるということです。
その40枚とも裏面だけは違う言葉を入れることができるわけです。

もちろん表だって変えることができます。
まあその分制作費がちょっとばかり余分にかかりますが、文章だけだからそんなにもかかりません。せいぜいかかっても2、3千円でしょう。

その名刺をやり取りしていくと、あの人の名刺の裏の言葉はみんな違うという評判にもなり、それを集める人だって出てこないとも限りません。

最初に名刺交換する場合に、私の名刺の裏はビジネス関係の言葉を印刷しているんですが、40種も違う言葉があるんですよ、というところから話のきっかけをつかむこともできます。
いかがでしょうか。ちょっとしたアイデアですけどね。


それでは今日はこれで。


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「報われなかった社員」(下)

2011-09-28 10:23:27 | 繁盛店物語(創作)
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。

このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)


「報われなかった社員」(下)



次の夏がやってきた。

そしてその夏、邪魔者のレッドウッドの樹皮が甦ることになった。

この頃からアウトドア専門店でバーベキュー用品が一般客にも売れ始めていた。

このホームセンターでもいち早くそのブームの一端をとらえ、売り場でも素人向けのアウトドア用品を扱うことになった。

そしてある店の売り場担当者が、隅でねむっているレッドウッドの樹皮を見つけ、そのディスプレイの下敷きに使った。

売れなくても、アウトドア用商品のディスプレイには最適だった。

実際、リュックサックやコッフェル、バーベキューコンロなどによく似合った。

そんな中ある客のひとりが燃料に、その頃もてはやされていたチャコールブリックスの代わりにレッドウッドの樹皮に目をつけて、安く売ってくれるように店員に交渉した。

その店員は、まだこの春入社したばかりの新人だった。

このレッドウッドにまつわる長いいきさつをまるで知らなかった。

彼はこれは単なるディスプレイ用で、商品ではないので販売できないと断ってしまった。

客は仕方なくちゃコールブリックスを買っていった。

「バークってあるでしょ。ほら、ほらバーベキューコーナーの下に敷いてあるやつ。あれをね、今日売ってくれっていう人があったんですよ。でもあれディスプレイ用でしょ。売れないって断ったんですけど。売ってもいいんですかね」

休憩時間、先輩社員にこの話を何気なくしたことから、レッドウッドの樹皮の第2の人生(?)が始まった。

次の日。

「キャンプファイヤーやバーベキューの燃料代わりになります」
というPOPがレッドウッドの樹皮のそばに立てられていた。

鉢植えのカバーや玉砂利の代わりといってもたかが知れているし、リピートも期待できない。

しかし、燃料となると、1回使ったら燃えてなくなってしまう。

次のバーベキューにはまた買わなければない。

完全な消耗品になる。

ここにマーケットとしての需要があると、担当者は読んだのだ。

それが当たったかどうか、その日から少しずつ売れ始めた。

ちょうどバーベキューが一般にも受け入れられ始めた時と、タイミングが重なったのだろう。

商品が商品だから爆発的には売れなかったが、在庫減らしには良かったようだ。

ある店で売れ始めたと聞くと、バイヤーは各店の担当者に燃料としてもアピールするよう指示を出し、全店舗で燃料として販売し、その年のうちに在庫を売り切ってしまった。

しかし最初にバーベキューの燃料にと、売り方の発想を変えてPOPを書いた社員には、それについての何の報償もなく、その年の秋、配置転換で配送センターの主任にされ、それ以上どこにも配置転換されないうちに、ひっそりと辞めていったらしい。

なんでもレッドウッドの樹皮の在庫がなくなったと聞いた社長は、その売れた内容を聞かされたとたん、こころなしか顔を曇らせたように見えたということだったが、そのとき社長が実際にどう思ったのかは、今では判らない。


                                 おわり


(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)

それでは今日はこれで。
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わたしの読書自慢(?)

2011-09-28 09:06:51 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今朝は涼しいというよりも冷気が感じられる空気でした。
もうこのまま秋を一直線なんでしょうか。
まだ9月なのに。
とはいうものの、夕方の日の暮れるのが早くなったこと。
秋の夕は釣瓶落とし、と昔から言いますが、うまく表現したものです。



わたしは常に3冊の本を同時に読んでいます。

1冊は、寝る前や夜中に目が覚めて眠れないときに読む、小説や評論の軟硬合わせた文学もの。
そして同じく目が冴えたときとトイレで読むビジネスもの。
もう1冊は、車にいつも置いているエンタテインメント系の文庫です。

その傍には必ず小さめの付箋も置いてあります。
気に入った言葉や文章をチェックするためです。

今読んでいるのは、小説は光瀬龍氏の「秀吉と信長―私説 信長公記」ビジネス書は昨日も言ったようにドラッカー氏の「マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則」。そして文庫は半村良氏の「飛雲城伝説」です。

「マネジメント」以外は皆さんにはあまり見慣れない本だと思います。
両方ともすでに亡くなっている作家の作品です。
SF小説が大好きな方なら絶対にご存知だとは思うんですが、不思議と今読んでいるこの両方とも時代小説ですね。
わたしもSF小説が大好きで、そんなことからこの両作家の本はたくさん読んでいるのです。

別に選んで読んでいるわけではなく、たまたま順番がやってきたから手にとって読んでいるというだけのことです。
というのはわたしは昔から好きな作家の本は片っ端から買う傾向があります。
今はまたブックオフなどという古本屋さんも近所にありますので、105円のものが中心ですが、どんどん買ってくるわけですね。

ブックオフなどがないうちからその傾向があり、それで今現在は約3500冊以上も蔵書しているわけです。
それでも2年前の引っ越しのときには4000冊以上もあり、千冊ぐらい処分しています。
購入のスピードと読書のスピードが伴わずに今現在未読が2000冊以上人っている有様。

死ぬまでに読み切ることは多分不可能だと思います。今でもブックオフに寄ると、数冊買ってきますから。
でも読みたいと思って買った本ですから、やはり読みたいわけで、買った順を忘れないようにメモをしています。
それでも早く読みたい本は順番を飛ばして読んでしまうので、10年以上も前に買った本でもなかなか順が回ってこないんです。

ところで、わたしは今のコンサル関係の仕事に就くまでは、ビジネス書というものはほとんど読んだことはありませんでした。

それまでに読んだことのあるビジネス書と言えば、数えることができます。
たった3冊です。
アルビン・トフラー氏「第3の波」、アイアコッカ氏「アイアコッカ わが闘魂の経営」、それに本田宗一郎氏の「わたしの手が語る」の3冊のみです。
3冊しか読んでいないので、それぞれ印象に残っています。

しかし、自分がこういう仕事に就いたとたんに、ビジネス書も目についたものを買いあさるようになり、さらにはアマゾンで直接購入したりしています。
またビジネス書はビジネス書の買った順番をつけて読んでいます。
小説ではないので、読み飛ばすところも多く、トイレと寝起きのちょっとした時間しか読みませんが、週に2冊以上は読みます。

でも今読んでいる「マネジメント」はそれほど早く読めません。
難しくはないのですが、優しくは書かれていません。
またこの本は自分でもじっくり読んでその内容を身につけていこうと思って読んでいるので、何度も読み返しながらですので、遅々として進みません。
読み終えたらまた報告し、そのエッセンスをあなたにも紹介したいと思います。


それでは今日はこれで。


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今改めて「マネジメント」

2011-09-27 09:24:05 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今朝は少し晴れていますが、昨日は一日中曇っていました。
雨が降ってきそうで降らない、晴れそうで晴れない、何ともはっきりしない一日でした。
自分の頭の中も何だかもやにかかったように一日中すっきりしない一日でした。
あなたはまさかそんなことは毛頭なくて、元気にがんばったのではないでしょうか。
その元気、わたしにもちょっとください。なんて。


今改めてドラッカーの「マネジメント」(エッセンシャル版)を読んでいます。(遅っ!)
漠然と自分の中でも想っていたことが、こうしてきちんと文章にされていると、気持ちがいいと言うか、なるほどそういうことだったんだと、改めて自身のものとできるような気がします。

最初から「顧客は創造するものである」という言葉が出てきます。
たいていの販売に携わっている人はこのように感じていませんでしたか。
「ここに商品がある。この商品をいかにすればたくさん売れるだろうか。そのためのマーケティングはどのようにすればいいだろうか」

そうじゃないですね。
人々の欲求がまずあるわけです。その欲求を満足させてあげ、欲求以上の感動を与えることができるのが本来の企業、店のあり方です。
その欲求にうまく合致した商品なりサービスなりが評価され、初めて売れ、利用されるわけです。

マーケティングもそのための手法としてあるわけで、商品ありきでマーケティングするというのは本末転倒なんですね。
コンピュータだって、人間が手で計算しているところを、もっと早く計算できないものかというところから生まれたものであり、計算だけでなく、他にもいろいろ利用できるように=という欲求があったから、現在のように多方面に利用できるように改良されてきたわけです。

「こんなものがあったら」という欲求を具体化する手段こそマーケティングです。
この商品はどこどこでどれくらい売れたか、というような過去のデータを探るのはマーケティングではありません。
こんな商品を作ったからマーケティングで販売どころを探ろうというのも、本末転倒のマーケティングですね。

人々の欲求を素早くキャッチすることが繁盛の決め手になる。
そう思います。


それでは今日はこれで。


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コピーライターになりたいか<27>

2011-09-26 11:46:38 | コピーライターになりたいか
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。

この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)

それでは第27回目です。

27.人の言うことは気にするな


人の言うことは気にするなーーこの場合の「人」とは“他人”のことです。
ちょっとはじめから余談ですが、「他人事」と書かれていたら、“ひとごと”と読みます。

案外みんな“たにんごと”と読んでいる人が多いようです。間違いとは言い切れませんが、正しくはありません。
テレビドラマでも、平気でそのように喋っている役者がいるようですが、せっかくいい役者であっても、それを聞くとがっかりしてしまいます。
役者としての品格が下がってしまいます。
ディレクターでさえ、それを注意しないということは、彼も知らないのでしょうね。いやはや。
言葉の職人としては、そんなところにもっと注意してほしいなあと思うこともしばしばです。
そういった読み方の違いをテーマにコピーを作ってみても面白いでしょうね。

さて、すみません、話を元に戻しましょう。
人の意見は、参考にするにしても、自分の発言、作品は自分のものであり、最終的には、自分で責任を負わなければならないんです。
上記の例でいうと、その科白を喋った役者とそれを注意しないディレクターは、失笑を浴びるということです。それは彼等の無知という責任です。

無知は教養を学ぶことによって克服できます。自分でできることです。
それを怠っているという、仕事に対する姿勢の問題でもあります。
 人の意見は貴重だ。
 人の意見には、よく耳を傾けるべきだ。
 自分だけの考えだと、偏ってしまう。
 人の意見に耳を傾けないやつは、失敗する。
                       等々。

よく世間では言われていることです。ビジネス書等を読んでも、当然のことのように載っています。

しかし、広告のコピーを読む人、または見る人は、自分の考え方を基本において、書かれていることを自分の頭の中に入れます。
その頭の中に入れるときには、自分の考えの範疇から類推して、自分なりの考えに加工して、入れこみます。

手っ取り早くいえば、どんなことを広告で言っても、自分勝手なものにとってしまうということです。
それはもうその時点で、客観的ではありません。
だから、人の意見を取り入れてそれなりにコピーを作ってみても、どのように採るかは、見る方、読む方の勝手なんです。

自分の作ったコピーを、後から誰かに批判されて、いやあのコピーは誰々の意見も取り入れて作ったんだと言い訳をしても、出されてしまったコピーは、それを作ったコピーライターの責任です。そしてそれを選んだクライアントの責任です。
そのコピーの中に、これには誰々の貴重な意見も含まれています、なんて入れないですよね。

コピーは、その企業、その商品の主張でもあるわけです。だからその商品なり、企業なりに成り代わって自分のことを知ってもらわなければならないのです。
ですから、そこに人の意見を取り入れても、逆に考えると、おかしなものではないでしょうか。

コピーはある意味、主張です。
だから、主張すればいいんですよ。その主張の仕方に、いろいろなパターンや独創的なアイデアをこめればいいのであって、人の意見を鵜呑みにして、それを安易に取り入れるな、ということを言いたいのです。

人の意見は貴重です。
人の意見には、よく耳を傾けるべきです。自分だけの考えだと、偏ってしまいます。人の意見に耳を傾けないやつは、失敗します。
まさにその通りです。

それには、常識という正統性がありますから、反論はできません。わたしにはまだそれに反論するためのバックボーンというか、よりどころがないので、(勉強不足でご免なさい)反論できる論理は揃っていません。

でも、クリエイティブに人の意見を取り入れたら、おしまいだ、とわたしは思っています。

せっかくの主張に、微妙な相違点が必ず出てきます。主張が弱くなることさえあります。
人の意見は、無責任ですよ。何を言っても、それに責任を取らされることはありませんから。
人は言いたいことを言います。無責任なことも言います。
だから、責任を取らなければならない立場にある人間は、人の意見は聞いても、それを自分の主張の中には取り入れない方がいいのです。

少し例としては違うような気がしますが、よく聞く例として、下記のようなことをよく耳にしたり、読んだりします。
企業のトップの独断によって下した新しいプロジェクトが成功した、という話です。

そのときトップはいろいろ部下の言うことに耳を傾けます。そして、その意見のほとんどが反対です。
そりゃそうでしょう。冒険ですから。他に例のないことですから、必ず部下の方は後込みします。
しかし、百人に聞いた意見で百人が反対したが、トップは決断して、そのプロジェクトをやらせたところ大成功した、という話です。
(以前もこの話書きましたっけ?)百人に聞いて、百人が反対したプロジェクトは必ず成功するという話もあります。

なぜ成功するか。
それは、みんなが反対したのにも係わらず強行したということは、すべての責任が自分にかぶってくるから、それこそ死に物狂いに一生懸命になるからです。
さらには、彼のやることは、まだ誰も試みたことのない、他に例のないことだからです。
新しいことはしんどいけれど、逼塞している状況に、風穴を時にはあけることがあるからではないでしょうか。

コピーを作るにあたって、人の意見を聞くなというところとはちょっとニュアンスが違いますが、わたしが言いたいのは、そういうことです。
(あまりまとまらない論旨になりました。いつもですけど、すみません。)


<28>へつづく。

それでは今日はこれで。
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実際に行ってみると………。

2011-09-26 09:10:12 | 接客
こんにちは。
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今日もよろしくお願いします。

今日は朝から曇っています。
予報では、午後あたりから雨が来そうです。
気温も涼しいというよりも、ちょっと冷たい感じですね。

最近は秋のアレルギーで毎日時折くしゃみが何回も続く時があります。
点鼻薬も欠かせない毎日です。
いやですねえ、鼻が詰まると何だかたまの回転も悪くなるような気がします。
あなたはいかがですか。


さて、昨日急用ができ、車で東京へ行ってきました。
途中、関越はところどころで渋滞しましたが、思っていたよりも早く着きました。
サービスエリアやパーキングエリアもそれほど混んではいませんでした。

▼途中の三芳SAでこんな粋な車を見ました。



ドライバーさんには悪いと思いましたが、持っていたデジカメで撮ってしまいました。
ごめんなさい。


用を済ませてからついでにと、近くにあった富岡八幡宮へお参りしました。
もう時間も遅かったのでおみくじも買えませんでしたが、お参りだけはできました。
ニュースで見た、東日本大震災の際に倒れたという灯籠も、また新しく建てられていました。

ところでその近くで夕食として寿司を食べたのですが、その店はカウンター席が10人、4人がけのテーブル席が4つという小さな店でしたが、東京でたくさんの回転寿司店を持つ有名な店の支店で、でも回転式ではなく、普通の寿司店の様相です。

注文はテーブルにおいてある注文票にわざわざお客様が記入するのです。
おまけに私が座った席には書き込むためのペンがなく、隣りのテーブルから拝借する始末。
しかもメニューに書いてある数字と注文票の数字の品名が違うんです。

おまけにメニューの数字は1から順番になっていましたが、注文伝票は種類別になっていて、数字もバラバラ。探すのにひと苦労です。
やっと探し当てると、注文票の数字と品名が合わない。どういうこっちゃ、とまずちょっと気分を害しました。

さらに気分が悪くなったのは、寿司のやってくるのが遅いこと遅いこと。おまけに注文したのが同時なのに、持ってくるものがバラバラ。
握りの後に椀ものが届いたり。

カウンター内にいる店長らしき人の様子が、座っているところからよく見えました。
なにぶんにも注文した少しの寿司がこないんですから、そこを見ないとしょうがないんです。

するとわたしよりも後から入ってきてカウンターに座った客の注文を、その店長らしき人が、受けるとすぐに握り始めるんです。
いったいどうなってるんでしょうか。

この店、結構有名で、社長も一時はよくテレビに登場して、お客様の目の前でマグロをさばいていたりしていましたが、小さな支店ではこの有様です。がっかりでした。

やっぱりテレビではいいところしか映していないんですね。

フロアに出ていた割合年配の人の客さばきも、いまいち遅いというか気が利かないというか、イライラして自分が手伝いたいくらいでした。
追加注文をする気分も失せて、すぐに出てきました。

もちろんアンケートにはその旨を書いてきました。
その様子を見ていたフロア係が最後にわざわざ表まで出てきて、遅くなって申し訳ありませんでした、と頭を下げて詫びていました。

詫びるぐらいならもう少しオペレーションをしっかりした方がいいのに。
特に店長がこの店の場合は一番よくないように見えました。
フロア係があっちこっちと動き回り、上がった寿司をなかなか運べなかったら、自分が外に出て、すぐにお客様のテーブルに運ぶぐらいのフレキシブルさを持たないと、だめですね。

自分は寿司を握るのが職分で、運ぶのはフロア係だ、というような感じでいるように見えました。
なんといってもわたしのところに運ばれてきたイカは、表面がすでに乾いていました。

こんな店でも東京では、繁華街に店があると、満員になるんですねえ。
いやはやまいりました。
期待していたんですが、がっかりです。

しょうがないので、帰りに、三芳SAでマイセンのカツサンドのミニを買って食べました。これはうまかったですね。いつもの味でした。


それでは今日はこれで。


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気になる小売店の機械システム

2011-09-25 09:47:59 | 繁盛店・繁盛会社をめざそう
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

秋に安定、といった気配の、このところの天候です。
朝晩は涼しいというよりも、寒い感じもするこの頃。

最近はお風呂には夕飯前に入るのですが、昨夜は寝る前に入りました。
30分ほどMacの前でクールダウンしてから布団に入ったのですが、そうすると、いつもなら必ず夜中の1時前後に目が覚めてトイレに行くのですが、昨夜は朝の4時頃まで、膀胱が破裂寸前まで目が覚めずに眠ることができました。
これからはこのサイクルでいこうと思います。


さて、毎週木曜日に太田商工会議所のコーディネーターで出かけているのですが、お昼はほとんど隣の市役所の12階の食堂で食べます。
見晴らしがいいのと、ほとんどランチは500円均一なので、ワンコインの気楽さで、そこで食べるようにしています。

食堂は2つあって片方は中華料理、もう片方は洋食とか和食などの店です。
中料理の店の方は店員がメニューを聞いてオーダーするスタイルですが、片方の店は食券制です。

今日はその券売機のことです。
その券売機、よく故障しているようです。
この間もこんなことがありました。

行ってみると、日替わり定食の欄が「売切」の表示になっているのです。
へえ~もう売切かと思いながらも、食べたかったのでものは試しと中に入っていって帳場の人に聞いてみると、まだありますという返事。
券売機は売切になってるよと言うと、帳場の人はまたかという顔で、じゃあどれでも結構ですから500円の券のところを押してくださいというんです。
仕方なく違うメニューのボタンを押して、その食券で日替わり定食を食べましたが、この券売機、わたしが太田に来始めてからここでは7、8回食べているんですが、その間に2回も故障がありました。
前回はボタンをいくら押しても出てこなかったのです。
役に立たないですねえ、これ。

この券売機、メニュー欄が20個ほどあるのに、お昼のメニューは7つ前後ぐらいしかありません。その他は空欄。
たった7つぐらいなのにどうして券売機をおいているのか不思議ですが、さらにしょっちゅう故障じゃ、始めから使わない方がスムーズに行くんじゃないかと人ごとですが思います。

ちなみに私はこの券売機式注文というのが嫌いです。
店側の人減らしのために、お客様に負担を強いているという気がするからです。

こういった、店舗のシステムを機械化するメーカーというのは、お客様のことは考慮せずに店側の効率アップだけのためにシステムを開発し、機械化することが多いと思いませんか。
わたしにはどうしてもそう思わざるを得ません。

お客様の側に立って開発した機械というものに、あまりお目にかかったことがないせいかもしれませんが。

そんな考え方でいつまでも機械を開発していくと、そのうちに行き詰まってくるんじゃないかという気もします。
それよりも、機械やシステムの開発はまずお客様の立場になって行うことで、全く新しい発見があるのではないでしょうか。
そう思います。


それでは今日はこれで。


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

群馬県前橋市天川大島町186-25
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お客様の声を聞く

2011-09-24 09:43:17 | 一流の営業を目指そう
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

先週の30℃を超す真夏日から一転、2、3日前から秋も半ば過ぎのような涼しさになりました。
このまま秋に突入とはいかないでしょうが、あの暑さとは今年はもうさよならでしょう。

台風15号もまた東北の被災地に被害をもたらして去っていきました。
大震災の後半年後には今度は洪水です。いやはや水に祟られる年ですね。
水不足の国に分けてあげたいぐらいです。


さて、あなたの会社は店ではお客様の声を聞いていますか。
真摯に耳を傾けていますか。

そしてその声を次の営業に、接客に活かしていますか。
お客様の声を聞くのには一番手っ取り早いのは皆さんがよくやるアンケートですね。
でもあれってあまり信用できません。
だいたいが好意的な人がやるもので、印象の薄いだけの人はアンケート用紙なんてとりません。

よほど頭に来たことなどがあると、アンケート用紙に書き込みますが、概してアンケートを書くお客様は、もともと店や会社に好意を持っている人が書くものですね。
そこに現れた好結果を鵜呑みにしていると、とんでもないことになるかもしれません。

じゃあどうすればお客様の本音を聞くことができるんだ?と突っ込んできますよね。
そのひとつには、直にお客様一人ひとりに聞くことですね。

それも聞き方があります。
「ご満足いただけましたか?」と聞くよりも、「どこかに悪いところがありましたか?」と聞く方がいいでしょうね。
前者だと、あまり悪かったところは言ってくれません。

でも後者だと、お客様は心の中でいろいろと今までの状況を探り、ちょっとでも悪いところを言ってくれます。
もしそれでも出てこなかったら、バンザイですよね。

さて、そうして聞いた悪いところを直していけば、それだけ顧客満足度が上がるというものです。
たいていほんの些細なことだと思います。
でもその“ほんの些細なこと”が大事なんです。

それを軽視して、見過ごしたりしているうちに少しずつ大きなミスに重なり、後で取り返しのつかないことになってしまうことだってあります。

小さなことをほど慎重に対処して、その小さなうちにつぶしてしまいしょう
特効薬のいまだにない癌だって、初期だったら今の医療技術では、完治させることができるのですから。

お客様の声から小さなミスを発見し、小さなうちにつぶしましょう。


それでは今日はこれで。


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当たり前のことを当たり前に、が一番難しい

2011-09-23 09:43:47 | 一流の営業を目指そう
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


昨日の午後、西の空に、タイヤを燃やした時に出るような黒い雲が発生し、直後に雹のような大粒の雨が車の屋根を叩きました。
風もゴオ~と吹くといったすごい嵐がやってきました。
すぐにやんでほっとしましたが、驚きました。

朝起きた時には白い雲の一片もない青空で、午後にあんな空模様になるとは誰が想像できたでしょうか。
そのまま夕方、夜まで曇りがちな空模様で、たまに雨も降るといったはっきりしない空模様が続きました。

今朝もその続きのようなはっきりしない雲行です。雨は降りそうにない模様ですが、油断できないですね。


シルバーウイーク後半の3連休の初日です。
ニュースでは、高速道での車の渋滞が始まっていると言っています。

わたしは仕事をします。
基本的に365日、24時間いつでもクライアントの要望に応えていきたいと考えています。
今の世の中、深夜であれ、早朝であれ、メールという便利なツールがあるので、思い立った時に相談事の内容を送ることができます。

もちろんわたしも人の子、ちゃんと夜は眠ります。
それでもその時間、仕事をしている人もいるわけで、その人がそのとき思い立って相談したいことがあれば、メールをいただくわけです。
わたしは朝起きると同時にPCにスイッチを入れ、まずメールをチェックします。

まあ真夜中の相談なんてほとんどないのですが、それでもやはり365日、24時間いつでも相談に乗れる体制にはしているわけです。
もちろん土日祭日なども関係ありません。
クライアントが来てほしい、相談に乗ってほしいという時は空いている限りは、すぐに伺うようにしています。

365日・24時間OK」というのはそういうわけです。
ですからあなたもいつでもご相談があればメールなり、電話なりをしてきてください。


昨日は太田商工会議所に出かける日でした。
昨日2件の相談を受けました。その場でできるアドバイスはその場で応え、ジックリと考えなければならないものは持ち帰りです。

両方とも顧客確保のための初歩段階、PRのやり方ですね。

資金が潤沢な会社はそんなことは相談にはこないわけで、相談に来るのはやはり苦しんでいるから来るのです。
こちらもそのつもりで、お金のかからないPRの仕方をアドバイスしなければなりません。

今も数軒の要望に応えるために、頭の中はさまざまなアイデアが飛び交っています。
昨日の突然の嵐のように、これだというような良いアイデアが飛び込んでくればいいのですが、面白いアイデアというものは、すぐに効くのですが、すぐにしぼんでしまう傾向があります。
やはりじっくりと正攻法で行うPRが息長く続きます

しかしそれではクライアントは、そんな当たり前のことと思い、なかなか実行しない方も多いですね。
当たり前のことが一番大切だということを分かってもらうことが一番難しいことです。
いつもそれで苦労しています。


それでは今日はこれで。


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「今、会議中です」

2011-09-22 08:13:03 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


今朝はまさに台風一過を絵に描いたような快晴の青空が広がっています。
強風もなくなり、涼しい風が吹いています。
このまま涼しさが続くのでしょうか。
真夏の台風一過だと、また暑くなるんですが………。


さて、あなたは相手先に電話をした時に、こんな言葉を聞かされたことはありませんか。

「今、会議中です」

わたしが会社に勤めていた時にはよくありました。

相手がクライアントなら、それはしょうがないなとは思いましたが、相手先がこちらから印刷の仕事を依頼している取引先の場合は、こちらがクライアントになるわけで、相手にとっては顧客です。

その顧客に向かって「ただいま会議中です」と、取次ぎの事務員に言わせる会社の姿勢をわたしは疑いました。
印刷会社はそのとき3社ほど取引していたのですが、その3社ともが同じことを言うわけです。

彼らはBtoBという取引で、直接消費者との取引関係がないために、対お客様という意識がなく、ちょっとした甘えもあるようでした。
しかし電話をかけた方は仕事を依頼しようとしているわけで、これが消費者と店の関係に置き換えてみてるとよく分かります。

お店にお客様から電話がかかってきます。
そのとき何か会議をしていたとします。
ですからその時電話をとった人が「会議中だから、呼びだすのは悪いな」と気をきかせて、「ただいま会議中です」と断ってしまったとしたら。
「○○は席を外しております。戻り次第ご連絡を差し上げます」とお客様に丁寧に言うといいのだと思いますか。

それじゃだめです。
相手はお客様です。
それがもし店の利益につながる仕事の電話であったとしても、そのチャンスを逃してしまうわけです。

なんでお客様の方が、待たされなくはならないのでしょうか。
取次ぎを断られたのと同じように思いますよね。

またその電話がもしクレームだったら、それこそ、その店の対応にさらに不信感を覚えて、二度とその店を利用しようとはしないでしょう。

会議中であれ、なんであれ、お客様からの電話には絶対出るべきであり、留守を預かる係の人には、お客様からの電話には必ず出るから、会議中であっても内線する、というコンセンサスをとっておくべきだと思います。

そうでないと、もしその会議が社長も出席しているような大事な会議であった場合、きとんとコンセンサスをとっておかないと、つい気を聞かせて電話を断ってしまうでしょう。

電話の応対にしろ何にしろ、社内の体質を、目線を社内におくのではなく、お客様の方を必ず向くというように変えるようにしておきたいものです。
自分がお客様の立場に立ってものを考える習慣を、社内の体質にしておきましょう。


それでは今日はこれで。


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あっち向いてホイ

2011-09-21 11:41:14 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日の2回目の投稿です。よろしくお願いします。


今朝は朝から台風の予兆の雨が強くなったり弱くなったりして降り続いています。
名古屋では100万人以上の市民へ御避難勧告が出たというように、たいへんなことになっているようですが、こちらも午後には本格的な台風の風もふいてくるようです。

下手をするとこの真上をとっていきそうなコースにもなっています。
このままいくと東北地方もひどくなりそうで、心配ですし、リンゴの収穫もこれからが最盛期だというところに、この台風のせいでせっかく実ったのに、落ちてしまうんじゃないでしょうか。

見守る以外ないですけど………。


さて今日は、タイトルからふざけていますが、こんなふざけたことを、もしかしたらあなたの会社もしているかもしれない、という話です、今日は。

それは、あなたの会社の眼がどちらに向いているかということです。
消費者の方を常に向いていればいいんですが、往々にして社内を向いてしまっていることがよくあるんですね。

こんな企画を立てたけれど、果たして上司のオーケーをもらうことができるだろうか、部長はこんなことは嫌いだからこの企画は通らないだろうな、というような弱気な姿勢も、社内の方を向いているということが言えます。

派閥争いなどはその典型ですね。
社員の頭の中には社内でいかに上を目指しているかということばかりが頭にあり、肝心の、なぜこの会社の業績に必要不可欠な得意先やお客様の方を向かないのかということ、ですね。

あなたの会社の利益はいったい誰がもたらしてくれているのでしょうか。
それは言わずもがな、得意先であり、お客様なんです。

そのことが一番に優先されるべきことなのに、企画ひとつとっても、まずは上司の顔色をうかがうことに終始する。
せっかくお客様のための企画を立てても、社内の顔色を伺うことから始まるなんて、ナンセンスだと思いませんか。

ところがそれが普通になっていて、ナンセンスだとも気づかなくなっているような、会社全体の思考の硬化作用が全員に行き渡ってきているところもあります。

あなたの会社は大丈夫ですか。
柔軟な思考を持っていますか。
トップほどそのことを自覚しなければいけないことなんです。


それでは今日はこれで。


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「報われなかった社員」(上)

2011-09-21 08:41:31 | 繁盛店物語(創作)
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日はこちらの「繁盛店物語」の方から始めます。
あしからず。

このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)


「報われなかった社員(上)」



アメリカにはレッドウッドという、日本では考えられないような巨木がある。

根元をくりぬいたその中を大型のグレイハウンドのバスが通っている写真がある。

まるでレッドウッドのトンネルだ。

その樹皮は松のように鱗状になっている。

それをはがし、20リットルのポリ袋に入れたものが日本でもわずかだが、ホームセンターで売っている。

園芸用としてそのコーナーにおかれている。

説明書を読むと、それは庭の敷石のまわりーー日本では玉砂利を敷くところだーーに撒いたり、鉢植えの培養土の上に敷き、土を露出させないようにし、なおかつ鉢土の乾燥を防ぐなどのように使ってほしいと書いている。


さてこんな話が、かつてあった。(20年以上も前の話です)

あるホームセンターの社長がこれをアメリカ視察旅行の折りに見て、これはいけると思ったのか、大量に仕入れた。

彼のおメガネに叶ったのか、日本でも売れると感じたのか、しかし誰が見てもそれほど需要もなそうなしろものだった。

彼の商売での着眼点は優れていたが、一点一点の商品の見方については、これはどうもと首をひねらざるを得ないものが多く、この商品はその典型的なものだった。

販売をまかされたバイヤー、売り場の担当者、それに販促関係者は頭をひねった。

まず販促担当者は、送られてきたパンフレットのイラストを見て、まずその通りの販促方法を試みた。

チラシにも気の効いたヘッドコピーをつけ、イラストも日本の素人園芸家にも判りやすいような説明を加えて掲載した。

さらに売り場では、鉢植えの土の上に実際に敷き詰め、温室の歩道にもいっぱい敷き詰めた。

しかしお客さんの反応は今ひとつだった。

次には、鉢売りの観葉植物の土に敷き、その原価を上乗せして販売したところ、ここの観葉植物は少し高いという評判が立ち始め、あわてて元に戻した。

損失にはならなかったが、2、3ヶ月はそのために苦戦し、一度逃げたお客はなかなかもどっては来なかった。

そうして今のところ使い物にならないレッドウッドの樹皮の価値は、さらに下がっていった。

売り場ではだんだんと厄介者扱いされ始め、隅の方に隅の方へと押しやられていった。

しかし社長直々の仕入れであったため問屋に返品するわけにもいかず、売り場から撤去するわけにもいかなかった。

チラシにも載らなくなった。

レッドウッドの樹皮は急速に色あせていった。

そして益々取り残されていった。

仕入れた社長さえ、そんな商品があったかどうかさえ忘れていく始末だった。


                                つづく


<下>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)

それでは今日はこれで。
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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買物を楽しんでいただくということ

2011-09-20 09:47:46 | アイデア・事例
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

昨夜少し雨が降りました。
その後急に温度が下がり、半袖では寒いほどに。
妻が「急にねえ、何この涼しさ!」
それに応えて、わたしの一言。「さっきの雨が、季節の変わりを知らせにきてくれたんだよ」
なんとまあコピーライターらしい一言、と自画自賛。

というところで本題に。
▼これはあるスーパーで見かけた面白いコーナーです。



『宝物探し』
ここには賞味期限間近の商品や、セットもののバラになったものなど、定番ゴンドラでは販売できない商品を集めて、販売していました。
どのスーパーでもこのコーナーはあります。

特に生鮮品の傍には必ずあります。
カートを使っているのがほとんどですね。中にはゴンドラの中にそのコナーを設けている場合もあります。
でもだいたいそのコーナーの名前が「お買い得コーナー」であったり、まだ名前があるのはいい方で、全然なく、ただ値下げシールを貼った商品を並べているだけのところも少なくありません。

でもこの店はそういった商品を『宝物』と名付けて、おまけに「コーナー」等という当たり前すぎる名前にしないで、“探し”というように、お客様にお得な商品を探すというエンタテインメントを提供しているんですね。

やっていることは同じだよと言ってしまえばにべもないことですが、こうしたちょっとした遊び心を与えてくれるお店にはゆとりが感じられますね。
少しでもお客様にお買い物を楽しんでいただくということを常に考えているから、こうしたネーミングも出てくるのです。

お買い物をエンタテインメントとしてお客様に楽しんでいただく、そういったことを忘れているお店も最近は何だか多くなってきたように思うのはわたしだけでしょうか。

商店街の個店だって、そういったエンタテインメント性を忘れていなければ、今のようなていたらくにはなっていなかったのではないかなと、個人的には思います。
まあ本当は、その他にも様々な要因があって今に至っているわけなので、一概には言えませんが、商いにはエンタテインメントもちょっぴり必要だと思いませんか。

難しいことを考えるのではなくて、本当に上記のような簡単なことでもいいんです。
今すぐにでもできるなんことです。
今すぐにでも。


それでは今日はこれで。


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コピーライターになりたいか<26>

2011-09-19 10:10:32 | コピーライターになりたいか
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。

この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)

それでは第26回目です。

26.違和感を大事にしよう

違和感。

いつもJRの電車に乗る時に思うのですが、あのアナウンス。
「まもなく電車がまいります。危ないですから、黄色い線の内側まで下がってお待ちください。」というお決まりの文句。
『危ないですから』という言い方は、日本語にあるのだろうか。あるとしても、いつも聞くたびに違和感を覚えるのは僕だけでしょうか。
『危ないので』が一般的な、耳なれた言い方ではないでしょうか。

しかしそういうと丁寧な言葉にならないので、単純に『です』をつけたのでしょうが、そのまま変に日本語の使い方として通ってしまうところが、いかにも曖昧な国の言葉遣いですね。

もし『ですから』を接続語として使うのなら、その前の『危ない』は、『危険』という名詞にするべきではないでしょうか。『危険ですから』と言われると、すんなりと耳に入ってきそうです。それとも、わざと変な言い方で注意を引きつけているのかな、とも勘ぐってしまいますが、そこまではまあ考えてはいないでしょう。

ホームでのアナウンスのマニュアルに、きっとそのように書かれているので、単純にそれに従っているのだと思いますが、それにしても、聞くたびに引っ掛かります。
耳障りなんです、正直。

この例のように、何となく普段の生活の中で聞き流していることでも、あれ、ちょっと待てよ、となにか引っ掛かってくるような言葉使いはありませんか。

コピーライターなら、そういう何気ない違和感をうんと大切にしてほしいのです。
その違和感をはっきりと認識すると、新しいコピーがまたひとつ生まれてくることもあります。

それが、言葉遣いでなくてもいいんです。
誰かのちょっとした、変なしぐさ。本人は別に何とも思っていないけれど、他人から見るとちょっとおかしい。
日常の生活の中でも、どこにでもありそうです。
ちょっと誇張すると、芸人さんのギャグになってしまうようなしぐさ。
そんな発見も違和感があるから生まれてきます。

ちょっとおかしいな、と感じた言葉や、他人のしぐさ、メモしておきましょう。
いつか役に立ちます。


<27>へつづく。

それでは今日はこれで。
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