言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

コピーライターになりたいか<31>

2011-10-31 10:29:28 | コピーライターになりたいか
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。

この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)

それでは第31回目です。

31.世の中そんなに甘くない 


一生懸命やれば、人は見ていてくれる。きっと見ていてくれる。なんて、ね。
よく言われますし、そんな面映いコピーもあったような気がします。でも、実際はそんなに甘くはないんです。

ずいぶん以前の月9ドラマに「サプリ」というのがあったのですが、コピーライターが主人公で、ドラマの中でも、よくコピーが出てきていました。しかし、いかにもといった面映いコピーばっかりです。
脚本家が考えるコピーですね。
その中に「一生懸命やれば、人はきっと見ていてくれる」というようなコピーがありました。

ほんとかなあ。
実際そんな甘いこともあるにはありますが、ほとんどありません。期待しないでください。
この業界は、まあどの業界もそうでしょうが、シビアです。
どんなに一生懸命努力して作り上げても、一笑に付されてしまうものもあれば、見向きもされないコピーがザラにあります。
せっかく一生懸命やったのに、って落ち込むばかりです。

でも、コピーライティングは、仕事です。
クライアントにOKをもらって世に出なければ、仕事ではないわけです。
一生懸命やる、やらないは、クライアントにとっては、あんたの勝手でしょ、ということ。

別に頭抱えて、ない頭を絞りに絞ってひねり出したところで、そんなことはクライアントには一切関係ありません。
提示された一行、二行のコピーがすべてなんです。
たった数分でできたものであれ、1週間かかって、徹夜までしてできたものであれ、まったく同じ価値のものです。

かといって、わたしはコピーなんてパッパッてやったものがいいといっているのではありません。
そこは誤解のないようにしてもらいたいのですが、どんなコピーであれ、クライアントに提示され、採用されたものがどのような制作過程を経たものであれ、ひとつの仕事であるということなんです。

海に浮かぶ氷山は、見えているところは少しでも、海の中には巨大な氷の塊がある、という意味の「氷山の一角」。
逆に、ひとつの仕事で払う努力はでかい氷山であっても、人に見られるのは、その一角だけであるということです。

クライアントから言わせれば、せっかく大金をかけて作った広告でも、消費者に届くのは、それこそ氷山の一角でしかありません。 
それとおんなじですね。


でも、でもです。
やはり人に見えないところで苦労する、努力するのが仕事ではないでしょうか。

甘く考えるなということは、見えているのは氷山の一角であっても、その下には巨大な力が必要なんだということ。
甘く考えるということは、見えている部分だけしかない、基礎のない、吹けば飛んでいってしまうようなつまらないものでしかないということなんです。


見えない部分が大切です。

前々回のテーマで述べた、どんなコピーであれ、必ずストーリーを作ることといったこととまあ同じことのようなんですが。
しかしこの仕事のつらいところは、いくら一生懸命作ったところで、それがいいコピーでなければ、何の価値もないというところ。

そして、忙しさのあまり、いいやこれでといった、いわゆる“やっつけ仕事”で作ったものでも、採用されて、さらにはクライアントから褒められる場合もよくあります。

要するに、いいものが、生まれさえすればそれでいいんですね、最終的には。

でもだからといって、やっつけ仕事でいつもうまく行くとは限りません。やっつけ仕事でうまく行くということは、それまでにいろいろな経験や修練が積み重なってきているから、苦しいときにひょっと、どこかの記憶の引き出しから出てくる、そういうものなんです。

決していつもやっつけ仕事ばかりうまくこなしている人の頭の中からは、そんな記憶の引き出しはないですから。
結局努力した者、経験の多い者が最後的には勝つんです。

1勝や2勝ぐらいは、フロックでできることもあるけど、1シーズン15勝以上するには、それなりの、試合のないときのトレーニングが重要なんですよね、プロのピッチャーでいえば。

コピーだって同じこと。
氷山の残り9角を常に形作るためには、今の仕事を甘く考えるなと、いうことともいえますか。


<32>へつづく。


それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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ヒット商品を元に考えるということ

2011-10-31 09:28:36 | 一流の営業を目指そう
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

夜中の雨も朝目が覚める頃には上がり、今は快晴に近い青空が上空にあります。
雨上がりとともに北風も吹いてくるかと思いきや、何だか外は温かい。
コットンのカーディガンを羽織って動いていると、汗までうっすらと出てきました。
明日からもう11月というのに。




▲この写真、釜飯?
じゃなくて、釜アイス。
高崎駅で売っていたと言って娘が買ってきたものです。

もちろんこの形から想像は容易にできるでしょうが、「峠の釜飯」で全国的に有名なおぎのやが作っているものです。

考えたものですねえ。釜飯と同じ材質でそのミニサイズの釜を作り、その中にアイスクリームを詰めるというアイデアは秀逸です。
存分に自社のイメージを活かしきった商品です。

ひとつ欲を言えば、釜飯の具にそっくりなトッピングにしていたら、もっと面白いなあということですが、そこまでは酷か。
でも、やってやれないことはないと思うんですが。

昨日のTV番組「矛盾 ホコタテ」の中で、商品サンプルと本物を見極めることができるかという対決がありましたが、上記の釜アイスのトッピングも、職人さんが様々に工夫すれば、食品でそっくりなものが作れるんじゃないかなと思います。

そうすることでまたひとつ店のクオリティも上がるというものです。
チャレンジしてもらいたいですね。

さて、上記のようにおぎのやのように、「峠の釜飯」という絶対的な商品がひとつでもあれば、それをコンセプトに派生商品が作れるということ。

そこにちょっとしたユーモアもあれば、お客様の購入の手を伸ばしてもらえるということです。
全く新しい商品を作り出すということは容易なことではありませんが、自社の強い商品から派生させて新しい商品を作っていくということは容易いことではないでしょうか。

花畑牧場を経営していたタレントの田中さんが作った生キャラメルだって、今や生キャラメルアイスやプリンなど様々な派生商品を開発しています。
それらはヒットしなくても、セットものとして組み合わせてもらうと、面白みも出てそれに手を伸ばしてもらえるということです。

いかがですか。

わたしなんかも、よく思うんですが、お菓子等を食べていると、これでもうひとつ面白い商品が作れそうだなあというものがあります。
当事者のあなたならさらにそういった面白いものに思い当たることがあるのではないでしょうか。

売れる、売れないと考えるよりも、まず自分が作って楽しくなるものを試作してみませんか。
そこから思いがけない商品が生まれる可能性だってあるんですから。
売れなければ、違うものを作る、もしくは少し形や素材を変えるとか、いろいろ工夫できると思います。




それでは今日はこれで。


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うまく行っているときにこそ検証を

2011-10-30 09:45:46 | 売上アップ
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今朝は曇っています。
雨は降りそうじゃないですけど、これからどうなるやら。
気温も低めです。
昨日の宵には、南南西の空に下弦のきれいな三日月が出ていました。
絵に描いたような三日月でした。


明日31日を過ぎると、もう11月です。
まあごくごく一般的な感想になりますが、早いですね、毎日の過ぎるのが。
自分自身で考えていたことの10分の1もできていないという感じが強く残っています。
たくさんのことを計画していたわけではないのに、自分でできたという感覚がほとんどない、というのはどうしてでしょうか。
自分だけがこういう感覚ではなく、上辺だけのポーズなのか分かりませんが、ほとんどの人が、同じようなことを言います。
その方が無用な軋轢を避けるという日本人的な思考が働いてのことでしょうか。



さて、前橋駅前に数年前までイトーヨーカドーが入っていたテナントビルがあります。
今はどこにも利用されずに、閉じたままもう何年になるでしょうか。

イトーヨーカドーが撤退するということになったとき、運良くその後に入るテナントがすぐに決まりましたが、何を思ったのか、多分すぐに決まったので、そのビルの所有者側が、これはいけるとでも思ったのか、まだ本決まりになっていないうちにテナント料金を最初よりも高く言い始めたんですね。

それに怒ったテナントは、すぐに入らないことに決めました。
調子に乗るとだめですねえ。
いいところで手を打っておけばテナントも入り、営業を続けていられたのに。

欲をかいてしまったのでしょうか。
そしてあれから数年、そのビルは今も空き家のまま。
税金だけが出て行くという惨めな状況が続いています。


これって、商売上でも反面教師になります。

たまたま最初に出した店がうまく行ったので、なぜうまく行ったのかという検証もしないまま、勢いで次々と店を出していくと、ある時点で頭打ちになり、あっという間に下り坂になってしまうという例、結構その辺に転がっていませんか。

調子に乗っただけで、なぜ受けるのかということの答えを出さないまま突っ走ったからです。

うまく行っていない時はなぜうまくいかないのだろうと真剣に考えますが、うまく行っている時はとかく何も考えないものです。
しかしうまく行っているときにどうしてうまく行っているのか、そしてこれからさらに業績を伸ばしていくには、このままでいいのか、それとも違った手を打たなければならないのか、という検証を常に怠らないということが大切ではないでしょうか。


それでは今日はこれで。


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当たり前のことを、当たり前にやる

2011-10-29 09:15:30 | 販売促進コンサルタントの日記
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前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

快晴の朝です。
これで明日は雨だなんて、信じられないような空の青さです。

川辺の桜が紅葉していますが、まだ緑の葉も相当残っているので、あまりきれいな感じじゃないですね。

最近、というか今年はそれまで必ずやってきていた鴨の姿がぜんぜん見当たりません。
こんなことはここに引っ越してきてから初めてのような気がします。

同じ川を上っていったり、下っていったりしますと、彼らかどうかは分かりませんが、数羽群れています。
どうして今までいたところにいなくなってしまったのか分かりません。
ガキどもが何か悪さでもしたのでしょうか。
それとも単純につついてもえさがない、ということでしょうか。
戻ってきてもらいたいですね。


昨日は10月の最終週だったので、金曜日でしたが、太田へ行ってきました。
その帰り、久しぶりに桐生の方へ足を向けました。

数ヶ月ぶりに、知り合いの釜飯の店にいきました。
以前にもこのブログで書いたと思いますが、「銀花」という釜飯と牛タン焼き肉の店です。
隠れ家的な場所にありますので、夜は行きにくい感じでした。

以前に一度、新商品の釜飯の披露兼試食会に出された桑茶入り釜飯ですが、本格的に導入しようとしたら例の東日本大震災があり、その後のセシウムなどの放射能問題が出てきて、結局お蔵入りになっていました。残念ですね。

あの大震災は本当にいろいろなところに影を落として、いまだにその影響を、皆さん受けています。

それに加えて、5月のユッケ事件。その店でもユッケはありましたが、今回の規制強化で出せなくなっています。
事件そのものはその店には影を落とさなかったそうで、良かったようですが、消費そのものが落ちてきている現在、なかなか売上を保つのは難しいようです。

でも本人は焦らないと言って達観していました。いい時もあれば悪い時もある。そういうことですね。
きちんと商売していたら、お客様は見ていてくれる、そんな感じです。
あなたはいかがですか。

今やるべきことは、当たり前のことを、当たり前のようにやる、ということではないでしょうか。

それでは今日はこれで。


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危機管理

2011-10-28 08:34:18 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

昨日ほどの冷たさはありませんでしたが、秋ももう半ばの、それなりの冷たさの中、今朝も目を覚ましました。
よく晴れていますが、終末じゃなくて週末は3週連続で、また雨になるようです。

昨日は10月の最終週だったので、太田での支援は今日になります。

それで、かねてから申し込みをしていた「群馬情報化フォーラム」の講演を聴きに行ってきました。

陸上自衛隊第12旅団副旅団長相馬原駐屯地司令1等陸佐(長い!)の武藤正美さんが、「東日本大震災において情報が果たした役割」というタイトルで、実際に福島原発などの災害派遣で行った際の体験談を中心に、情報管理の、というよりも、どこでトップが(決断者)決断するのか、その決断のための情報をどのように収集しするのかというお話でした。

また震災当日、地震が起きた直後に旅団は緊急体制に入り、あらかじめ東北に災害が起きた場合に集まることになっている仙台に、ヘリコで飛んだそうです。(ちなみにプチ情報として、このヘリコプターという言葉、ヘリコ・プターだそうです。ギリシャ語の螺旋(Herico-)と翼(pteron)というところに語源があります)
そのうち福島が危ないということになり、急遽郡山に向かったそうです。

仙台には中央の出先機関が集まっていましたが、仙台市役所は使えなかったので、その隣のビルに各省庁の連絡部署などが作られたそうですが、そこでは決断できる人がいなくて、ただ情報を収集するだけで、あまり役には立たなかったらしいです。
しかしその後有名になった南相馬市長は、もともと自身でジョギングを趣味にしていたこともあり、震災後も毎日市内を走り回り、決断しなければならない情報を自身で確認しながら、決断し、さらにはメディアにも登場して、逐一状況を伝えたということに、武藤さんも感銘を受けたということでした。

決断するためには、決断者はぶれることのない一貫した姿勢を持っていないと、間違った決断やその場限りの決断、さらにはどの情報を持って決断するのかの判断が下せなくなる、という話が一番しみこんできました。

また情報化が進めば進むほど、指揮者は決心しなくなる、遅くなるという傾向が出てくる=もっといい情報がくるかもしれないという、待ちの姿勢になるという危惧があるので、待つのではなく、自身でも積極的に情報を収集することも大事だと言っていました。

決心が必要な情報量のことを「しきい値」と言うそうです。
「しきい」とは家のいわゆる敷居、もしくは閾(いき)ですね。
ここを超えなければ前に進まない最低限の値ということですね。

その点に達するには、時間が早ければ早いほど、結果が早く出てくるというわけなんですが、そのために必要な情報量を要求することもトップに必要な資質だと思います。

自衛隊のような集団には特にそういった情報と決断、そして命令が迅速にされなければ取り返しのつかないことになりますね。
またこれはどの企業でもいえることです。

何を最も優先して決定するのか、いつまでにその結論を出さなければならないのか、何が判れば決心できるのか、そういったことを日頃自身でもシミュレーションし、会社内での危機管理に活かしたいところです。

素晴らしいお話でした。

その後にもうお一人の講演もあったのですが、これはわたしの理解範囲を超えるような理論的な危機管理のことで、申し訳ないですけど、眠くなってしまいました。
具体例を挙げてお話ししてくれれば、分かりやすかったようです。


それでは今日はこれで。


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いつまで経っても下請け

2011-10-27 09:34:07 | 販売促進コンサルタントの日記
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前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

いやあ今朝は冷たかったですね。
この秋一番の冷え込みだったそうです。
妻は昨夜、堪らずに電気アンカを入れてしまいました。
わたし? わたしはまだまだやせ我慢!?

でも夏はとても重く感じられる掛け布団が、今はとても軽く感じられ、その分温かくないので、その対策として、足下に座布団を掛け布団の上に置きます。そうすると、その重みで足下が少しは温かいんですね。
しばらくはこのスタイルですが、いつまで持つか。


さて、以前このブログの中で、道路工事で自宅のオリーブの木が枯れさせられた、ということを書いたことがありましたが、結局損害賠償も請求せずにーーまだ茎そのものは枯れてなさそうだったし、せいぜい2、3千円のことで目くじら立てたくないという気があったのでーーそのままになっていました。

さて、昨日からその業者がまたメジャーを持ってきて近所を図りだしました。

その業者が以前やった工事ーー側溝工事で側溝のU字管を埋める工事ーーの後、彼らが掘った後を埋めるためだけに、違う業者がまた請け負ってやっていました。これが役所仕事なんだなあとあきれて見ていました。

先の業者が荒らした道を、違う業者が整地しながら、アスファルトを敷く工事をしたわけです。
先の業者の会社名は○○道路株式会社。名前に「道路」という文字があるぐらいですから、まさかアスファルトは敷けないということはないはずですが、違う業者がその後を受けて工事をやっていました。
いやになるようなお役所仕事だけ言わざるを得ないところです。

さて、そんな批判はさておき、これからがあなたのビジネスに生かせることです。

さて、そのわが家のオリーブを枯らした(まだ完全に枯れたわけではないんですが)○○道路株式会社ですが、昨日から近所の工事で、計測を始めました。

自宅のすぐそばで計測しています。
今朝も早くから来てやっています。

今日は近所のゴミ出しの日で、ゴミ出し担当のわたしはゴミ袋を持ってゴミ集積所に行き、帰ってくるときに、目の前に彼らはいましたが、彼らはわたしの存在に気づいても、ぜんぜん挨拶をしないんですね。

もうあのことは全く済んだことと思っているんでしょうか。

別に今さら弁償しろと言う気はありませんが、なぜ彼らはこちらを向いて、「お早うございます」ぐらい言えないのでしょうか。
ぜんぜん見知らない間柄でもないんです。ちゃんと以前は口をきいている間柄なんです。
それなのに、知らぬ顔して自分たちだけで話し込んでいるだけ。

これは会社そのものが悪いからです。
そういったごく基本的な教育もしていないからです。

土木関係だから、そんな仕事をやる職人だから、社員教育なんて必要ないとでも考えているんでしょうか。
そこのところが、この会社が下請けでしか仕事をとれないところなんですね。
以前オリーブのことで話をしたときに、自分たちは下請けで云々と言ってましたから。

ここで自発的に挨拶できるようになれば、下請けからも脱することが出来るかもしれないのに。
こんな会社だから、いつまでも下請けのままなんです。

基本的な挨拶ぐらいできる人を育てるところから企業づくりは始まる、と言っても過言ではありません。
特にこんな時代、人=人材=人財づくりがとても大切なんです。
お客様と接するのは、なんといっても人、社員ですから。

何でも並べたら売れた20年前とは違うんです。
今は人と人のコミュニケーションが円滑に行って、初めてものが売れる時代なんです。
そのための人財づくりが急務だと思いませんか。
わたしは今朝の経験でそう確信しました。

工事現場で近所の人に挨拶も出来ない社員がいる企業は、いつまで経っても自分たちの仕事ができずに、命じられてやるだけの下請けの嘆きをかこつだけしかないんだな


それでは今日はこれで。


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「ある地方金融機関の新商品開発」<その4>

2011-10-26 11:15:53 | 繁盛店物語(創作)
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。

このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)


「ある地方金融機関の新商品開発」<その4>


8日目。

テレビを見ていたら、ある特集をやっていた。

それは定年を迎えた団塊世代が、その経験を生かして様々な起業をしているというものだった。

よくあるのがフランチャイズに加盟して、退職金で始めたコンビニや、ラーメン店などだ。

特にフランチャイズが多いようだが、自分の腕ひとつで、昔からやりたかったそば打ちを勉強してそば屋の開業を夢見ている人、
趣味を生かした店など、様々だが、店舗形式が多い中、今までの技術を生かして、小さな研究所を作ったり、技術のコンサルタントとしてその持てるノウハウを生かしたりと、さまざまな形での起業が紹介されていた。

とにかく彼等は一様に元気だった。

まだまだやれる彼等を、企業はただ定年に達したからといって企業から閉め出し、彼等が持つ熟練の技術を惜しげもなく放棄していた。

その技術を継承させていくためには、彼は自分でもう一度立たなくてはならなかったのだ。

しかし苦しみながらもその顔はみな生き生きとしていた。

本田はその顔を見てひらめいた。

これだ!

早速企画書を作り始めた。

                       
10日目。

本田は、信用金庫の応接室で斉藤部長と担当の山口の前に座っていた。

「本田さん、何かいいものができましたか」

斉藤部長が問いかけた。

「はい。私なりに考えました」

「じゃあ自信がおありですね」

「自信と言うよりも、こういうものがあったら、もっと日本が元気になるんじゃないのかなあというものを企画しました。自分の消費者から見たマーケティングからの発想です」

「じゃあ早速見せてもらってもいいですね、部長」

山口が早く聞きたいとばかりに、部長に問いかけた。

「ああ、見せてもらおう」
       

                                 <5>へつづく。

(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)

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ターゲットが間違っていませんか

2011-10-26 09:25:13 | 売上アップ
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

久しぶりに晴れた空が朝から見えています。
でも寒くなりました。

昨日午後3時頃から急に強い北風が吹き出し、びっくりしました。

案の定、日が暮れるにつれて、空気が冷たくなり、夜にはもう初冬とはいかないまでも、結構な寒さになりました。

そろそろ外に出している観葉植物も中に入れなければならない時期になったようですね。
冷気に弱いモンステラやコーヒーの木、パキラなどはもうとっくに中に入れていますが、まだとっくりヤシや幸福の木=ドラセナ、カポックはまだ外でがんばっています。毎年11月下旬まで外でがんばってもらってから中に入れます。


昨日、テレビ東京の「ガイアの夜明け」では、福島産の米問題を取り上げていました。

それで意外だったのが、福島産のお米が値下がりしているかと思いきや、結構高いんですね。もともと味も良く、人気があったお米ですが、放射能の問題で需要が落ちていると思ったのですが。
決着がついていないので、価格の決定も持ち越し、というところらしいですね。

でも需要はやはり落ちていました。
今年の福島産の米は買わないというところも3社あり、その他でも条件次第ーー放射能の測定値が基準値以下であれば、というところがほとんどです。

番組で取材されたところでは、何とか、問屋さんやおにぎり屋さんに買い上げが決まり、ほっとしたところで終わりましたが、現実はもっと厳しいんでしょう。

あなたは福島産のお米を食べますか? 
わたしなら、規制値以下なら食べます。
しかし一番気にしているのはやっぱり小さな子どもをもつお母さんです。

わたしから見れば神経質になり過ぎているという気がしますが、当人にしてみれば、子どもの健康のことですから、気にしますよね。
今年だけでなく、数年は福島産のお米に限らず、その他の野菜なども敬遠したいというのが本音としてあります。
わたしの家内の中国産嫌いと同じですね。

従って、わたしはこういった問題にぶち当たっている企業や店に対してコンサルするとなると、神経質になっている人以外にターゲットを変えて、販促策を練るようにアドバイスし、一緒になってその販促策を考えます。

だって、買わないという人にはどんなに力を入れて買ってもらおうとしても、それは骨折りばかりが多くて、実りの少ない商いと言わざるを得ないところです。

同じテレビ番組の中で、インタビューに答えていた人の中には、わたしは別に気にしないで、おいしいものを食べるという人もいましたので、神経質な人がいる一方では、そういった人たちもいるんですから、ターゲットを変え、もちろん安全ということをきちんと提示して、買っていただくような販促策を考えます。

放射能問題に限らず、今売れないと嘆いている方、もしかしたら、いらないという人に無理矢理買ってもらおうと、無駄なあがきを続けてはいないでしょうか。

そこのところから考え直してみてもいいんじゃないでしょうか。
もしかしたら、ターゲティングそのものが間違っているのかもしれない、と。


それでは今日はこれで。


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ちょっと昔に戻ってみる

2011-10-25 10:16:18 | 繁盛店・繁盛会社をめざそう
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今朝もまた曇っています。
ここ数日は、秋の半ばというのに、からっと晴れることもなく、かといって曇り冷え(こんな言葉はありませんが)ということもなく、今日も10月下旬頃の平年気温よりもずいぶん高くなるという予報が出ています。
まあ冷たいよりはいいですけど。



▲これは、ある日大きめのスーパーに妻と買物に行った折、見つけたものです。
薄い板地に踊るような書体で、伝えたいことを書いてあります。

これって、どこかで見たような…………。

そうです。昔の魚屋さんでよく見かけたPOPの一種ですね。
懐かしさのあまり、周りに店員さんがいないのを見計らって携帯で撮ってしまいました。
本当は断らなくちゃいけないのですが、ごめんなさい。悪い例ではないので、赦してください。

このPOP、いいですね。
なんといっても手書きの良さが発揮されていまして、書いた人のお勧め度満点の意気込みが伝わってきます。
これこそPOPの原点ではないでしょうか。
伝えたいことを、的確、かつ面白い素材を使って伝えています。

よく路上にまではみ出して販売している八百屋さんの店先で今でも、段ボールをカッターで切り取り、それに品名と値段を掲げているのと、同じ感覚ですね。それをきれいな近代的なスーパーでも行っているということ。
このギャップが、見る人から買う人に変身させるのではないでしょうか。

ほんのちょっとしたことで、人は買う気を起こしてくれるものです。

でもそのほんのちょっとしたことだからこそ、なかなか思い浮かばない。
そんな時はちょっと昔、もっと昔に思いを巡らせてみると、ヒントが出てくるかもしれませんね。

最初の板地ですが、考えるところ、販促専門会社が独自に製造して販売しているようなものでした。
これって、もしかしたら、かまぼこ板の切れ端とか、間伐材とかからだったらそれほど費用もかからないで作れそうな気がします。
これに目を付けた人はアイデアマンですね。

どんなものにでも利用法はあるということですね。
ものは使い様、頭も使い様、考え様、そして人も使い様、ですね。



それでは今日はこれで。


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あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

群馬県前橋市天川大島町186-25
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コピーライターになりたいか<30>

2011-10-24 14:21:27 | コピーライターになりたいか
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。

この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)

それでは第30回目です。

30.カッコ良さを追求するな

  
かっこいいコピーを書こうと思っていませんか。

僕は、俺は、私は、『コピーライター』なんだ。という自負は、絶対に持つべきです。

しかし。しかしです。
ここで間違うのが、自負が自覚にならないで、自慢になってしまうこと。
並みの、バカコピーライターでございってやつは、ひとつのコピーが成功すると、舞い上がってしまって、自分の作るコピーはいいコピーだ。俺には才能がある。なんて浮かれてしまうんですね。

そうすると、次から作るコピーが、クライアントや消費者のものではなくなり、バカコピーライターのためのコピーになってしまうんですね。いわゆるひとりよがり。

こういった輩が多くいることは、どの世界でも一緒です。
正しいコピーライターは、コピーをひとつ作るたびに振り返ります。
 「果たして、あのコピーで本当に良かったのだろうか」
 「あのコピーは、はたして消費者のためになっただろうか」

 さらに、「クライアントのためになったのだろうか」


コピーの役割はいったい何でしょうか。

そう、一番に、広告の文章だということ。そういうことも、ちょっと誉められたことで浮かれてしまって、自分のための文章になってしまうのです。
消費者やクライアントのことなんかどこかに飛んでしまって、自分のためだけに作ってしまうんです。

みんなが認めたおれが作ったコピーなんだから、いいんだ。完璧なんだ、ってね。

コピーライターが表面に出てくるのは、以前にも言いましたが、基本的にはいけないことだと思います。
縁の下の力持ちに徹しなければいけないのです。
たまに、糸井重里さんのように、タレントとして出てきますが、あなたは、そしてほとんど大多数のコピーライターは、糸井重里さんほどの才能は持っていません。

たった一度や二度ぐらいいいコピーができて評判になったり、褒められたりして有頂天にならないようにしてください、ということです。

このブログの最初の頃に言ったと思いますが、誰だって、たとえ才能がなくても、一生に一度ぐらいはびっくりするほどのいいコピーは書けるんです。
本当の、プロのコピーライターというのは、びっくりするほどのコピーがたとえ作れなくても、コンスタントに、きっちりとしたコピーが書けることがコピーライターの条件なんですよ。

もっと地に足をつけて、地力をつけてがんばってください。
もちろん褒められたら、それはそれとして素直に喜んでいいんです。
でもそれを自慢するな、ってことなんです。
プロとしては、当たり前のことなんだと戒めて、さらにいいコピーが書けるように、自分を磨いてください

いつまでも、自分を磨くことを忘れないでください。

<31>へつづく。

それでは今日はこれで。
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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そろそろ来年の手帳、だけど

2011-10-24 09:51:08 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

朝から雨模様です。
秋の中頃の雨の日にしては結構温かく、シャツ一枚でもまだ大丈夫ですね。
昨日は暑くて、出かけたところで、羽織っていたトレーナーを脱いでしまいました。
おまけにシャツの袖をまくるほど。

その温かさがまだ残っているということなんでしょう。
そしてこの雨が上がる頃から急に寒くなりだしたりして………。
典型的な中秋期の天候の成り行きです。


さて、最近出かけると、目につくところで探すのが、来年の手帳です。

しかしどれもわたしには帯に短し、というのは皆無で、たすきに長しというものばかり。

わたしが欲しい手帳はその日の予定と、気がついたことを書けるメモの部分、それにちょっとした単文を書くスペースさえあればいい、ごくごくシンプルなものでいいんですが、なかなかそういったものがないんですね。

最近はいろいろ考える人がいて、あれもこれも詰めこんだものが多く、そんなものを購入すると、1年後、ほとんど何も活用しないまま終わらせてしまっていた、というようなものばかりが目につきます。

それほどたくさん書きこむほど忙しい日々を送るということもないし、仕事だって欄が黒くなるほどたくさんあるわけではないのに、自分の幻想で、いい手帳を買うようなバカな真似はもうしたくないですしね。

よく紹介される手帳術というのは、実際にはそれほどいないのに、本当に忙しい人の例です。
そんな人のことをサンプルに手帳を作ると、だいたい、上記のように、1年後ほとんど活用しないまま終わらせて捨ててしまうたぐいのものになってしまいます。

最初手にする時は、来年こそ忙しく、この手帳を真っ黒にするぐらい仕事があるようにという願いをこめて、いっぱい書きこめるものを買いたがるんですが、10月頃になっても、きれいなままのスペースの多さにがっくりくることで何年も過ごしてきました。

だから2、3年前からはごくごく薄い、本当に予定とメモが出来る程度の薄いものを購入するようにしています。

それでも探してみると、いらないものがひとつかふたつはついているんですね。

じゃあシステム手帳にして、必要なものだけつければいいじゃないかと言われそうですが、あれは手帳そのものがかさばってしまうので、あまり好きじゃないんですね。実際勤めている時は持っていまして(無印良品のステンレスカバーのもの)、クライアントの前で、それを出して書きこむと、何だかかっこいいところもあったのですが、もうそんな歳じゃないですしね。

で、とにかく薄いものを探しているんですが、なかなかありません。

それに出版社だって、そんな薄っぺらな手帳を作ってみても、売上高は低いは、粗利は少ないはで、作るメリットがないわけで、結局存在しないものを毎年探しながら、ある程度のもので我慢して購入するわけですね。

今年も多分そうなるでしょう。

さてそんなことをずっと考えながら今朝もトイレ掃除をしていたら、アイデアが浮かびました。
そのアイデアを手帳の高橋社にでも売りこんでみたらどうかなって。
断られたら他の出版社にでも企画をおくってみようかなって。

これからちょっと企画書を作ってみようと思います。



それでは今日はこれで。


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柔らか頭と好奇心

2011-10-23 10:04:35 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

朝から曇っています。
昨日はほとんど一日中雨でした。
夕方、秋の雨の日の夕方は、特に夕暮れが早く、5時過ぎにはもう真っ暗になりました。
暗くなってから初めて、昨日は外に出ました。
夕食にうどんでも食べにいこうということで、チェーン店の丸亀製麺に行きました。
丸亀製麺って、讃岐=香川県に本社があるのかと思っていたら神戸だったんですね。
これはテレビのバラエティで知りました。

一度やってみたかった食べ方をしました。
ご飯をもらって、それにトッピング用の天ぷらを乗せ、小さな天丼を作ること。
カウンターで丼用の汁の入った容器も渡されるので、好きなだけ汁がかけられます。
やってみました。
120円のご飯に、130円のエビのかき揚げを乗せると、いっぱしの天丼になりました。
それに自由に入れられる天かすもたっぷり。
後で家内にいわれましたが、天かすは多すぎたと。
これは評判通りうまかったですね。


さて、昨日大好きなテレビ番組である日テレの「ぶらり途中下車の旅」を見ていたら、究極のエコ雑巾というものが紹介されていました。
▼これです。「ほこりトリ」という名前です。



シリコン素材のものですが、ゴム製品を作る会社で、印鑑を押すときに下に敷く捺印用のパッドがありますが、それにほこりがすぐにつくというクレームがあったのですが、ある女子社員が逆転の発想で、それでほこりやゴミをとればいいんだという考えがひらめきました。
そして生まれたのがそれです。
鳥の形をしています。ごみ取り、ほこりとりからの単純なシャレだそうですが、くちばしでは細いところの隙間のほこりがとれるということで、その形もいろいろな場所のゴミやほこりがとれるように工夫されたものでした。

いつも柔らかな頭にしていると、そういった逆転の発想が生まれます
いや、ただ柔らかな頭では無理ですね。
いつも好奇心いっぱいで、すぐに何かを試してみるという柔軟さが必要です。

今じゃあたりまえにオフィスで活躍しているポストイットだって、最初は失敗の産物です。
新しい接着剤を作っていたのに、出来たのは接着力が弱く、すぐにはがれてしまう使い物にならないもの。
でもそれを貼ってはがせるメモにするという発想は、やはり何でも面白がる好奇心がないと生まれてこないで、そのまま単なる失敗作として葬られてしまっていたことでしょう。

世の中にはそんな失敗作がゴマンとあり、そのほとんどは失敗作として捨てられてしまっているはずです。
そんな中から全く新しい商品を生み出すことが出来るのは、柔らか頭と好奇心と、それを容認できる寛容さではないでしょうか。

あなたも、自分の身の回りからそんなものを探してみませんか。


それでは今日はこれで。


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お客様の前では、誰でも会社の代表

2011-10-22 08:48:40 | 接客
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

昨夜から雨が降り始め、夜中には一時すごい雨音がしていました。
今朝起きても外は雨です。
でも思っていたほど冷たくはなく、予報でも昨日よりも数℃温度が上がるということです。


さて、新聞を整理しながら、ぱらぱらとめくっていたらある記事に目がいきました。
記事というよりも、読者投稿欄のあるタイトルです。
記名入りのレシートは疑問だ」というものです。(朝日新聞)

わたしもここ最近気になっていたので、読んでみました。
ですが、読んでみるとわたしの持論とは逆でした。

それを書いた人は、これも個人情報保護の観点から必要あるのかという疑問を呈しているのです。
「レジ係がどんな気持ちでいるのか、考えてあげてほしい」と締めくくっています。

しかし“どんな気持ちでいるのか”と思って仕事をしている人は、自分の仕事に誇りを持っていない、自分の仕事に責任を持てないでいる、だめな店員であり、パートさんです。

自分の仕事に誇りを持っている人は、お客様にも、今対応したのは○○というわたしです、ときちんと自分を見せることで、お客様に誠実に対応している人だと思うんです。

またレジを打っている人は、そのスーパーのひとりの店員さんではありますが、その場では自分がそのスーパーを代表している人間です。それは社員であれ、パートさんであれ、アルバイトさんであれ、変わりません。

自分はただのパートだ、アルバイトだと考えながら仕事をされたりすると、たまたまその人の接客に当たったお客様の立場に、あなたがなった場合どう思うでしょうか。

なんとこのスーパーはだめなんだと思わないでしょうか。その人個人よりも、多分スーパーの教育の悪さを批判すると思います。

一人ひとりが、その場にいる人がその店を代表してお客様に接しているのだ、という意識を常に持ってもらうために、胸には大きく名前を書いたネームプレートを表示し、レジでは自分がこの仕事をしましたという責任を持ってもらうために、名前を記入するのです。

もちろんレジで後にトラブルが起きた場合の当事者が、すぐに分かるということもありますが、それ以上に上記のような、一人一人の、接客に対する自覚を促すためにも、名前の表示というのは、わたしは必要であると考えています。
まさかその投稿された方がこれを読んではいないでしょうが、いかがでしょうか。


何でも隠したがるというのは、この時代、もう遅れているんです。
お店でも、店員の一人一人が自分の仕事としてきちんと対応するためには、個人をきちんとお客様に見せなければならないのです。それがあってこそのその店のアイデンティティだと思います。

昔から西洋の言葉に、「ひとりは万人のために、万人はひとりのために」というのがありますが、この言葉は、博愛という精神を表すとともに、個人の責任も表していると思います。

お客様に対して隠しごとをして、いいことは何もありません。

ここ数年、偽装表示などで会社がつぶれているところも実際にあります。つぶれなくても、相当な打撃を受けています。
これだって、悪いことを隠しながら、お客様を欺いていたから、そんなことになってしまったんです。
名前の表示とはちょっと違いますが、「隠す」という点においては、同じことだと思います。



それでは今日はこれで。


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ビジネスホテルのサービス

2011-10-21 10:34:20 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今日も朝から曇っています。
気温も低く、空気全体がひんやりしています。
そろそろセーターが必要な季節になりました。


昨夜は太田市内で懇親会があり、参加しました。
車だったので、ビジネスホテルに泊まりました。
無料チケットをいただいたので、それを利用させていただきました。
重ね重ねありがとうございました。

楽しいひとときの後、酔い過ぎて胃からこみ上げてきそうになってきたので、挨拶もそこそこに中座させていただき、部屋に入りました。

このビジネスホテルは、ありがたいことに駅前立地なのに温泉があり、少し酔いを醒ましてから入りました。
風呂から上がると、昔ながらのコーヒー牛乳が自動販売機にあり、懐かしくてつい手を伸ばしてしまいました。
そういえば瓶入りのコーヒー牛乳なんてここしばらくは見たことがなかったですね。

この施設を作った人は、昔ながらの銭湯が分かっていたらしく、ちゃんとこうした販売機も導入したのでしょうか。憎いところです。
ぐいっとひと飲み、おいしかったですし、昔ながらの味でした。
でもちょっと水分補給には足りなかったので、ペットボトルも買って部屋に戻りました。

さて、最近のビジネスホテルは進化して、サービスも向上しています。
そして人手がかかるところは人手をかけ、かけなくてもいいところには、人手に変わるシステムを導入して徹底してコストを抑え、サービスが低下しないどころか、今まで以上に良くしていこうという気配が見えています。

いろいろな気配りが見えて、良かったのですが、ひとつだけ、これも改善すればもっと快適に過ごせるのになあということがあります。

これはこのホテルに限らず、たいていの旅館やホテルで改善されていないものです。
でも改善しようと思えば簡単に改善できることなので、ぜひとも、今すぐにでもやってほしいことです。
それはスリッパのことです。

なぜかどこでも似たようなビニールのスリッパです。
特に温泉施設などの大浴場があるところでは、そのスリッパは素足で履くことが多くあります。
お風呂上がりに靴下を穿くなんてことは皆さんもあまりしないですからね。

素足にあのビニールスリッパの感触、いやなんです
これは女性ならもっとそのように感じているはずです。

宿泊客が交代するたびにすべてのスリッパをアルコールなどで消毒しているということもないでしょうし、お風呂場では特に自分が部屋から履いてきたものとは違うスリッパを履くということもあります。

気持ち悪いんだけど、素足で廊下を歩くわけにもいかないので、仕方なくそれを履いていきますが、何となく気分がよくないですね。
これは誰しもが感じていることなので、早くこのスリッパというものを、どのようにしたら、気分よく履けるのか考えてほしいところです。

ひとつは、必ず毎回アルコールなどで消毒してから新しいお客様に備えるというところから始めてもいいと思いますし、消毒した後は消毒済みという紙でくるむとかするだけでも、気分が違います。
一番いいのは使い捨てにできるようにするとか、そのお客様が使ったものは、そのままお持ち帰りできるようにするとか、お風呂などでは部屋番号をつけられるようにして、履いてきた人が分かるようにするとか、いろいろと考えることができると思います。
いかがでしょうか。

このスリッパを作っているメーカーが率先して考えだせば、それがひとつのビジネスチャンスにもなります。

さて、翌日の朝食は和食もパンも用意されていて、さらにはカレーライスまであったのには驚きました。充実していました。
お腹いっぱいいただき、自由に持っていける新聞を部屋に持ちこみ、少し休んでからホテルを出ました。
新聞も皆さんがそれぞれ持っていけるようにたくさん用意されていました。
これもサービスの一環でしょうが、いいことですね。


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近頃気になるスーツの着こなし

2011-10-20 08:19:44 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

朝から曇っています。
今にも冷たい雨が降ってきそうで、何となく鬱っぽい感じです。


さて、最近町を歩いていてとても気になることがあります。
それは社会人の新人さんたちのこと。
就活中の人や、社会人1、2年生らしき人の男たちなんですが、だいたいが黒系統のスーツを身に着けていまして、ものすごい画一的なところも気になりますが、もっと気になるところが、スーツのボタンの止め方ですね。

着こなし方というか、スーツのような一応きちんとしたものの着方を知らないということですね。

最近はやっと、スーツなのに白いソックスというのはなくなりましたが、スーツのボタンの止め方がなっていないんですね。

まず2つボタンのスーツ。
この場合は上のボタンだけを留めます。

3つボタンスーツの場合は2通りあります。
まず襟が段返りになっている3つボタンの場合=トラッドスタイル、クラシックパターンは、真ん中のボタンひとつだけを留めます。
襟が段返りになっていない場合は、上のふたつのボタンを留めて、下は留めないのです。

要するに下のボタンはどんな時でも留めないのです。
それなのに、ついているボタンはすべて留めなければならないと思いこんでいるのか、まあそこが着こなし方を知らない者の哀れさなんですが、全部留めている人をよく見かけます。

下のボタンを留めてみると分かりますが、その部分が引きつります。かっこ悪いですよね。
あのボタンは今では、まあ飾りと考えていいんです。

なぜこうなったのか。
それははっきり言って、普段からどんなところに出かけるにしても、カジュアルなものを着過ぎているからです。

本当はカジュアルだって着こなし方の基本というのがあるんですが、最近はそれを全く無視したように着ているから、それがスーツの着こなし方にまで反映してくるんです。

シャツをパンツの外に出して着るというのは、最近ではもう当たり前のことになっていますが、そのシャツの上にもう一枚羽織れば、シャツはパンツの中に入れるというのが基本です。それを知っていながらわざと出しているというのならいいんですが、それを知らないで出しているという人も結構いるんですね。それがあたりまえなんだとでも思っている人が。

私たちから見れば、情けないということしか言えません。
ぜんぜんかっこ良くないんですが、本人はそれが当たり前のこととして気取っているんですね。

またネクタイの下端をわざとパンツの中に入れている人をたまに見かけますが、あれで営業先、クライアント先に行くのはやめましょう。
あれは確かダウンタウンの松本さんがやり始めて広がったように思いますが、あれは松本さんがひとつの自分のパフォ-マンスとしてやっているだけです。

またスーツを着用している場合の立ち居振る舞いとして、座るときにはボタンを外し、立ち上がるときにはボタンをかけるという仕草も必要です。
座っているときにボタンをかけていると窮屈でしょう?
それにボタンをかけて座ると、その部分が引きつれてかっこ悪いものです。

その他にも知っておかなければならない基本がありますので、基本ぐらいは熟知していてほしいものです。
それを知っていてわざと基本を破るというのは赦せるんですが、基本も何も知らないで、基本を破ったスタイルをするというのは、自分のバカさ加減を世間に披露しているようなものです。

あれ、今日は説教になってしまいました。

商いのベテランのあなたは、そんなことは百も承知ですよね。

それでは今日はこれで。


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