言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

売るものがある幸せ

2011-05-31 06:34:07 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


私は口舌の徒でしかありません。
売るものといえば、私の頭の中のアイデアだけ。
見せられません。だからリアルな店舗も作れません。
おいしいかどうか、それも見本で実際に味わっていただくこともできません。

しかしそれに反して、どんなに小さな商店でも、お客様が実際に手に取ってみることができる商品、商品によっては見本として味わうことができるリアルな商品が、お客様の目の前にあります。
その商品たちは誰かのために何かしら役に立つから、売られ、買われていくのです。

それなのに、どうして「売れない、売れない」という声が多いのでしょうか。
それはとりもなおさず、お客様が欲しいという商品ではないのではないでしょうか。
もしくはお客様が欲しくても手が出ないとか、その店では買いたくないということではないでしょうか。

問題がはっきり現れましたね。

なぜ売れないのか、ということで悩む前に、どうしてお客様はこの店で購入してくれないのか、どうしてこの商品はお客様に支持されないのか、ということを考えた方いいのではないでしょうか。

あなたの店では売れていないけれど、他の店では売れている、ということであれば、とりもなおさず、あなたの売り方が間違っているからです。

どの店でも売れていないという商品なら、その商品が悪いということですね。
そんなお客様に支持されない商品はやめてしまえばいいわけです。簡単です。

でも商品が悪いというわけではないのに、売れないという商品も現実にたくさん存在します。
それは、ほとんどその商品の存在がお客様に知られていないからです。
商品を上手にお客様にお知らせするのも、あなたの役目ではないでしょうか。

いい商品なんだから店頭においておけば売れるなんて、あなたはたかをくくってはいませんか。
どんなにいい商品であっても、その存在やその商品の特徴を知らない人は買うわけがありません。

いかがでしょうか。
店の不振の原因はこれでずいぶんと追求しやすくなりましたね。

それでもわからなければ、一度私にご相談ください。

それでは今日はこれで。


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コピーライターになりたいか <12>

2011-05-30 11:18:56 | コピーライターになりたいか
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。

この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)

それでは第12回目です。

12.よく使われる言葉は、疑ってみよう。

前回は、常套句を使うな、ということでしたが、今回はそれに引き続いて、何気なく使われている言葉を、よく分析してみようというテーマにしました。というのは、僕に限らず、何気なく使い慣らされた言葉を使っていると、ふと疑問に思うことがよくあるからです。

たとえば、天気予報で、「明日はこの雨もやんで、いい天気なるでしょう」ということがよくありますね。でも、晴れているとほんとうにいい天気なんでしょうか。その字義通り<いい天気>の場合もあるでしょうが、反対に、じゃあ、雨の日は悪い天気なんでしょうか。「今日は雨降りで、悪い天気ですねえ」ということもよく聞きます。

『晴れ=いい天気』
『雨または曇り=悪い天気』
という図式は、疑問がなければ、ごく一般的な常識的とも言える言い方です。

でも、でもです。それじゃ、雨が降らなければいいかというと、そんなことはありません。雨が降らないと、畑の作物を育てる水が不足します。夏前になると、よく首都圏の水がめがどうのこうのと、マスコミで取り上げられます。水がめを心配なく一杯にしてくれるのは、よく思われていない『雨』です。それでも、雨はよくない天気でしょうか。

そうじゃないですよね。なくてはならないときもあります。そういう点に、コピーライターなら注目してもらいたいんです。

 <晴耕雨読>
という言葉をご存じですよね。
 ~~晴れていたら畑を耕し、雨が降っていたら部屋の中で本を読む、というような、自然に逆らわない生活スタイル~~のことですね。

でも、雨が降っているときにこそ、畑を耕した方がいいときもありますし、逆に、晴れているときに、窓から青空をときどき眺めながら読書をしているというのも、いい気分の時があります。

<<要するに、考え方の違いなんです。>>
この<<考え方の違い>>がコピーライティングにおいては、とても重要なことなんですね。

考え方を変える=発想の転換>です。

このブログの一番最初に僕は、みなさんにテストを出しました。「道ばたに転がっている石ころを売ってください」と。
そのためのキャッチを考えるようにと言いました。道ばたに転がっているような石ころなんて、売れるわけない、というのが一般的な常識です。でも、発想を転換させれば、売ることもできるといいました。

しかし、発想の転換とは、逆のことを考えることではないのですね。違う考え方をしてみようということなんです。一般的な常識にちょっと疑問を持てば、発想の転換も簡単なことなんです。

でも、これにも、やはり訓練が必要です。一朝一夕に、なんでもすぐに発想の転換ができるわけがありません。毎日の訓練が大切なんです。ですから、テレビを見ながらでも、新聞を読みながらでも、また人の話を聞きながらでもいいんです。

言葉に対して、いつも鋭いアンテナを張っていましょう。そうすると、きっと疑問に思うフレーズがいくつも出てきますから。

たとえば、「お仕事が忙しくて、たいへんですね」という言葉。これは、働く人に対してのことで、企業にとってはとてもありがたいこと、嬉しいことで、何もたいへんなわけではありません。

また逆に、「お仕事が忙しくて、いいですねえ」
これは、企業にとってはいいでしょうが、働いている人が体調を崩しているときなどに言われたら、休みたいのだから、よくないことになります。言葉って、使い方、使うところ、使うときでさまざまに変化します。その変化の妙をうまく捕まえるのが、いいコピーライター、うまいコピーライターなのではないでしょうか。

コピーライティングにおいては、ありきたりの言葉を使わないのは当たり前ですが、上記のような、一般に流布されているフレーズにも、ちょっと疑問を持てば、逆にそれを逆手にとって、新鮮なコピー=フレーズが作れるということなんです。

何も新しい言葉を生み出そうと、ない頭の中を探り、知恵を絞らなくても、普通の言葉にちょっと疑問を持てば、素晴らしいコピーの着想を得ることができる、かも知れないということです。

<13>へつづく。

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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不親切なアンケートはがき

2011-05-30 09:21:05 | 販売促進コンサルタントの日記

▲昨日雨の中、車で走っていたら、遠くの県庁の建物の上が雲に隠れていました。
こんな光景は初めて見たと思ってケイタイで撮影しました。
デジカメならもっとズームインできたのですが。


こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

昨日紹介した「ローカル線ガールズ」という本ですが、本の内容は良かったのですが、ひとつだけ、本には直接関係のないことですが、気になったことがあったので、それを今日は書きたいと思います。

それはこの本を出版した会社の読者に対する姿勢ですね。

この本にも読者はがきがついていました。

本の内容についてや、今後の出版について、読者に気づいたことを記入してもらい、送ってもらうという読者はがきです。

しかしたくさんの方に送ってほしいという、その会社の姿勢がどうも感じられないのですね。
本音ではあまり送ってほしくないのでしょうか。
切手を読者に貼ってくれということなんです。

これじゃ何の意味もないものだと感じる以上に、何とまあ不親切なことだなあと思いました。
誰がわざわざ自分の方から切手を買って送るでしょうか。
そのわざわざ送っていただく読者を大切にしたいということでしょうか。
でもたいていは、そこまで読者は会社に奉仕しないですよ。

別に、送ってもそれに対するプレゼントもないものに、誰が切手を貼ってまで送るでしょうか。
まあ仮にいくらかの数のはがきが送られてきたとしても、これからをつなぐツールとしての仕掛けとしては、最低だと思いました。

最低限のサービスとして、どうして料金後納はがきにしておかないのでしょうか。
それがとても不思議なんですね。

そのはがきのアンケートを“今後に生かしたい”と思っているのなら、どうして料金後納はがきにする手続きの、そのひと手間を惜しんだのでしょうか。


以前にも同じようなアンケートはがきがありました。

それはある整備工場というか、ディーラー兼整備工場のはがきで、車の車検が終わって戻ってきた車と一緒に、係の人から、車検証と共に渡されました。
まあ当然必要なことですよね。アンケートをこういう機会にとるということは。

しかしそのはがきを見て私は驚きました。
私に切手を貼って投函してくださいと書いてあるのです。
「アホか!」と私は思わず口に出してしまいました。
誰がわざわざ切手を貼ってまで出すか、ぼけ!とまあ心の中ではそう思いました。

お客様の声が欲しかったらどうして、欲しい側が身銭を切らないのでしょうか。それが当然のことなのに。
この会社はきっと――多分親会社か親ディーラーにでも言われて、いやいやアンケートはがきを作成しているんだなあということが見え見えでした。

上の2つの例は、案外どこでもやっていることではないでしょうか。
何もお客様のことを考えていない証拠です。
自分たちのことばかり考えているから、そういう結果として販促のツールにも現れてしまうんですね。
気をつけたいものです。

でもちょっと考えればわかることなですけどね。
そのはがきを自分が出すということを考えさせすれば、ああ料金後納にしなくちゃなあ、って。

それでは今日はこれで。


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自分がされるとうれしいサービス

2011-05-29 06:17:36 | 読んだ本から
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

5月中の梅雨入りなんて、あまり経験がないんですが。
とにかく昨日も、今日も雨模様ですね。
五月晴れもほとんどないまま梅雨に入っちゃいましたが、それならそれで、雨を楽しみましょう。



「ローカル線ガールズ」という本を読みました。
福井県にある「えちぜん鉄道」で第1期のアテンダントになった女性が書いた、第三セクター運営のローカル線が、どのように復活したかという物語になっていますが、そのほとんどがいかに接客するかという、接客の心構えの基本が、やさしい言葉で書かれています。
物語の形をした接客マニュアルと考えてもいいでしょう。

本そのものは191ページしかなく、そのうちの半分が写真なので、すぐに読んでしまえるので、忙しい方でも、1時間ぐらいなら時間があるでしょうから、ぜひ読んでみることをお勧めします。

「えちぜん鉄道」の前身は京福電鉄という私鉄の支線です。
重大事故を続けて2度起こし、一時は廃線にされるところを、沿線住民の強い要望で、第三セクター運営ということで復活した鉄道です。

読み終えて一番頭に残っているのは、そのネーミングを考えるところのエピソードです。
あまり本文とは関係ないものが印象に残っています。

それは、当初、北陸の有名な川である九頭竜川に沿って走っているので、くずりゅう鉄道がいいということになりそうだったのですが、誰かが「略すと“くず鉄”になってしまう」という冗談ともつかない意見で、それなら越前地方を走っているのだから「えちぜん鉄道」にしようということになったそうです。

そりゃそうだなって思いました。新しく出発する鉄道が“くず鉄”じゃ、笑い者にされてしまいますからね。でもくずりゅう鉄道という名前もいいですね。“くず鉄”と呼ばれても、それがいつか愛称になれば、愛嬌があって、それはそれでまた評判にもなりますが………。

さて、私はその箇所を読んだときにふっと頭に浮かんだのが、「近鉄」のロゴのことです。
「近鉄」とは、近畿日本鉄道の略です。阪急、阪神、南海と並んで関西ローカル鉄道の一員ですね。

もし時間があるときにでもその近鉄のロゴをよく見てください。
「鉄」という漢字は“金”を“失う”と書くので、それじゃ良くないということで“失う”という字をわざと間違って「矢」という漢字にしています。上に突き抜けている先っぽをなくしたわけですね。
それが良かったのかどうか、近鉄はいまだにちゃんと運営されています。
まあこれはちょっとした余談ですが…………。

さて、「ローカル線ガールズ」ですね。

接客についての基本が書かれていると最初に言いました。

「切符や貴重品だけでなく、ハンカチ一枚でもストラップ一本でも、駅舎内に忘れ物をしたとお客様からお申し出があった場合は、柄や形などの特徴をお聞きして無線で連絡確認できた場合は後続の電車に乗せ、お客様の降車駅まで届けてもらいます。(中略)かゆいところまで手が届くサービス、自分がされるとうれしいと感じるサービス。私たちはそれを常に念頭においています。」(120ページ)

まさにこれが接客の基本中の基本であり、すべてなんですね。
『自分がされるとうれしいサービス』

接客とはそれなんです。
自分がされるとうれしいと感じるサービスをといつも心がけていれば、マニュアルなんか必要ないんです。
マニュアルを作っているお店や会社もあるでしょう。作ることは決して間違いではありませんが、その前に「接客」とは何かということを全員が肌で感じるには、まず最初に『自分がされるとうれしいサービス』を心がけるのが接客なんだというコンセンサスを共有することから始めましょう。


それでは今日はこれで。


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自分都合の価格表示

2011-05-28 09:29:52 | 繁盛店・繁盛会社をめざそう
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


タレントのDAIGOさんはみなさんもよくご存知のように、故竹下元首相のお孫さんです。
彼がテレビでよく言っているように、消費税はその竹下首相のときに初めて導入されました。
そのときに一般の価格表示は内税、外税どちらの表示でもいいということで、各自にまかされた感がありました。

そのために混乱したのが、消費税を支払わなければならない当の消費者でした。
「安い、安いと言われて、精算したら、消費税が別に取られた。これならそれほど安くないし、これって詐欺じゃないか」という苦情が消費生活センターにたくさん寄せられたようで、後には内税表示ということに統一されました。
表示された価格ですべての商品は購入できるということですね。

さて、今度は内税表示に決められたために、今度は販売する側の価格表示がたいへんになりました。
律儀な店では、商品価格にそのまま0.05%を上乗せしました。
すると、たとえば今まで980円(税別)になっていたのが、内税表示になると980円プラス消費税分49円になり、合計では1,029円という半端な価格になりました。

末尾がゼロで見やすかった価格に末尾が1円とか、3円とか、6円とか、今まで末尾ではお目にかかったことのない数字が並ぶことになりました。
その商品単品で単独の表示なら、それほどではないのですが、それが同じように数点並んだ場合、末尾が揃っていないと、見た目がどうも落ち着きません。

なにかちょっと居心地が悪いような、どこかかゆいところがあるのに、ぴたっとそのかゆいところがかけないとか、そんなちょっとしたいやな感じが、目から脳に入ってきます。何となく目が落ち着かないんですね。

ですからそれに気づいたお店などでは、末尾を0にして商品価格を少しずつ調整しました。安さを強調したい場合は7とか8とか9とかにしました。

しかしそんなことはおかまいなしに、そのまま消費税分をプラスしたままでメニュー表示などをしている店がまだ多くあります。

これは考えてみれば、店の都合、販売者側の都合でしか考えていないんですね。

この商品はもとの価格がこれこれだから、消費税分をプラスしているんだ、何か文句あるのか、という声も聞こえてきそうですが、その考えそのものが自分都合なんです。
お客様にとっては、ちょっとした隔靴掻痒のような、大したことはないけど、何となく心のほんの片隅で感じるいやな気分がある、ということを全然考慮していないんです。

その点大手のファミレスなどでは、ちゃんと、末尾をある程度統一したものにしていますね。

見た目の大事さも、小売店では大事な要素ではないでしょうか。
そして末尾の統一をぜひとも計ってもらいたいものです。一番いいのはやはり「0」でしょうね。
ちょっとした人間の心理ですが、販売は心理学を応用することで、売り上げを増すこともできます。

お客様の購買心理を洞察するのも、オーナーの大事な仕事のひとつです。
そう思いませんか。


それでは今日はこれで。


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2.「あるスーパーの再生物語」<3>

2011-05-27 11:04:51 | 繁盛店物語(創作)
こんにちは。
販促コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。

このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)

それでは第6回目です。

2.「あるスーパーの再生物語」<3>


社長は軽い気持ちで本田に電話した。

そして、数日後。
店の事務所で本田と会った。
思っていたよりも、歳をとっていたが、言うことはきつかった。
何よりも自分が常に感じていたことを、本田がズバズバ言うものだから、正直腹が立った。
しかしどうせ駄目だろう、ダメもとだからという気持ちが強かったので、最後まで聞いた。

「今回私が提案するものは、競合店がどうのとかそういうものではないんです。
この店が生き残るということより、この店があったらこの地域のみんながどれだけうれしいのか、ここで働いている人がどんなに楽しいのか、そういったことです。
だからここのような小さな店こそいいんです。
それに地域一番店でなくてもいいんです。
ここにこの店があってよかったなあとお客様に喜ばれる、そんな店にしたいんですよ」


そういうことなら自分ももちろん異存はない、と社長は思った。

「ですから私が提案することは、全然面白くないことばかりです。
まあ言ってみれば商売の基本ばかりだと思いますよ。
奇抜なことをやって、それでお客様がどっときたとしても、そんなことで集まったお客さんは、すぐにいなくなってしまいます。
それよりもまず基本的なことから変えていきましょう」


話を聞くだけだと思っていたはずの社長は、本田の考え方に、心の隅で同意し始めていた。
とにかくやってみようか。
それが失敗したって、今と同じで潰れることには変わりはないんだから。


こうして、この小さなたった1店舗しかないスーパーの改革が始まった。

一番初めにしたことは、とにかくお弁当がまずかったので、お弁当から改善していこうということになった。
まずお弁当の食材を地元の食材を中心に使うことにした。
そしてそのメニューを多くし、逆にそれぞれ作る個数を少なくした。
多品種少ロットということで、バラエティ感のあるお弁当コーナーにというテーマで、お弁当コーナーの充実がまず図られることになった。

さらにその中に入れる具材の数を多くし、お弁当そのものは小さくした。
それはお客様の層を考えてのことで、お年寄りに楽しいお弁当を食べてもらいたいという考えからだった。

おかずの数が多く、さらにヘルシーに、を基本にメニューをスタッフ全員で考えることにした。

そこで社長は思いついたことを言った。
「どうだい、みんなでアイデアを出し合って作るんだからさあ、一番人気の弁当を考えた人に賞金を出すよ。
どう? うまくいったら、毎週は痛いから1ヶ月ごとに賞金を出すことにするよ」
この社長のひと言で、みんなのやる気がいちだんと出るようになった。
パートも正社員もなかった。

そしてコーナーに並べるときには必ず、それを考えだした人のメッセージを書いたPOPをつけた。
単価そのものは安くしないで、とにかくおいしいお弁当を出そうということで始めた。

改善後1週間はそれほど以前とは変わらない売れ行きだった。
それぞれの数を少なくしたが、最初のうちは残るものもたくさんあった。

告知は店内だけのPOPでやっただけだから、お弁当コーナーが変わったことは来店客にしか判らないことだった。
だからすぐには売れ行きがアップするとは誰も思っていなかった。
しかし、それを告知するためのチラシを出すようなこともしなかった。
本田と社長の意見もそれは一致していた。
そこに予算をかけないでも(またかける予算も、正直なかった)、お客様は徐々に増えて行くはずだと見積もっていた。

翌週は少し上向いた感じがした。
それでも目立った動きはなかった。

次の週のことだった。

近くにあった会社のOL数人がどこから聞いたのか、初めてその店にやって来て、お弁当を買っていった。
そのヘルシーさと小振りな容器の中にも、たくさんのおかずがあるということが気に入ったようだった。

それから徐々にお弁当目当ての客が増えていった。

ある日、肉体労働者風の若者がやって来て、呟いた。
「これじゃ少ないなあ。ねえ大盛りってないの」
このひと言が売場にいたパートさんの耳に入り、次の日から「ガツン系御用達ランチ」として大盛り弁当も販売されるようになった。

こうして、この今にも潰れそうなスーパーが再生への一歩を踏み出した。
これと並行して、やバックヤードでの改善も行われたがそれはまた別の話だ。


                             おわり

(このストーリーはフィクションです)

それでは今日はこれで。
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利用の仕方を誤ると………

2011-05-27 09:44:26 | アイデア・事例
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


私の住んでいる群馬県にも「半額群馬」という今流行の、グループクーポン(共同購入クーポン)システムのサイトができました。中心になっているのは例の堀江氏で、自身が株主になっている「半額東京」と提携して生まれたものらしいです。

消費者から見れば、ほしいものが半額で手に入れられる、食べられるというメリットがあり、いろいろなところの食べ歩きもできそうですが、これを提供する企業サイドから見たらどうでしょうか。

あなたは、このサイトを利用してグループクーポンを発行して、新しいお客様を集めたいと思っていますか。
そんな気分に水を差すようですが、このシステムはよほど自分たちの接客システムがきちんとしていないと、命取りになりますよ。

何も頭からグループクーポンを否定しているのではありません。
このクーポンを利用する価値は大いにあります。
しかしそれも利用の仕方次第です。

たとえば、最近オープンしたばかりで、まだお客様の認知度が低いというような場合、このクーポンの威力は絶大でしょう。ぜひ利用するようにお勧めします。

しかし、今まで営業してきて、一定のお客様が固定客としてついているようなお店で、もっと新規のお客様を取り入れたいと目論み、グループクーポンに手を出したりしたとします。
しかし、そうなると、新しいお客様には半額で提供するのに、今まで正価で飲食(もしくは購入)していただいていたお客様にはそのまま正価で料理を一時的ではありますが、提供することになります。

たとえその提供するものが、そのクーポン用の特別料理(または商品)であったとしても、自分がその店の固定客でよく利用していたものとすれば、ちょっと気分的にも嫌になります。
もういくのよそうかなっていう気にも………。
そこでしか食べられないもの、販売していないものならいざ知らず(またそういったお店ではそんな半額クーポンをわざわざ利用する必要はないでしょうが)、たいがい同じような店がどこかにあるはずで、じゃあそちらに行ってしまおうなんて、たった一人のお客様にでもそんな気持ちを起こさせたとしたら、半額クーポンで見えたお客様以上に、大きな損失になります。


半額クーポンのシステムは、店側がまず半額で提供しますから、売上も半分ですね。さらにその半分の売上の中から、その半額分をそのシステム会社の取り分として渡さなければならないです。利益分の半分ではないんです。売上の半分ではないんです。もちろん赤字でしょう。
結局その分の売上は4分の1ですから。それもそれは売上額です。その中に利益分はあるでしょうか。あるはずないですよね。粗利が75%もあって、それでプラスマイナスゼロですから。

考え方としては、その分は宣伝広告費として見なさなければ、決してやって行けるものではありません。

さて、あなたはそのクーポンシステムを利用しますか?

利用するときは、社員すべてのコンセンサスと、そのお客様が見えたときの対処の仕方、そして一番大事な、今まであなたの店をよく利用してくれていたお客様へのフォローに一番力を入れるべきです。
それを怠って、ただむやみに新規のお客様を集めようとしたら、失敗は目に見えています。
そしてその失敗は、もしかしたら取り返しのつかないことになってしまう、大きな痛手になるおそれもあります。

「火気注意」
火は人間の生活になくてはならないものですが、使い方を誤ると、何もかもその役に立っていたものでなくしてしまうということもありますからね。

使い方をくれぐれも間違わないようにしましょう。

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通路で雑談する社員

2011-05-26 08:19:03 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


ある大手のスーパーで見かけた光景です。

白い服を着た、生鮮のバックヤード担当者とおぼしき人が、売場に出てきて、他の担当者(もしくは取引先?)の人と、通路の真ん中で話していたのです。
真ん中の方が、陳列ケースの前よりもお客様の邪魔にならないとでも思っているのでしょうか。

それはまあお客様は通路の真ん中よりも、ケースにそって移動しますから、お客様の邪魔にはならないということで、それはそれで正解なのかも知れないでしょうが、そもそもそんな場所で話をするというのが基本的になっていないのではないでしょうか。

それもニコニコとなんだか雑談めいていました。
もちろん商談をそんなところでするわけではないでしょうから、業界の情報とかいった雑談なんでしょう。

でもそこは売場です。
お客様の場所なんです。
お客様のお買場なんですね。

そんな場所で大の男ふたりが、あるスペースを占領して、お客様の邪魔をしていていいのでしょうか。
この光景をもし社長なりトップに近い人が目に留めたら、いったいどう思うでしょうか。
というよりも、それは本人の自覚以外の何ものではないでしょうか。
そんなところで雑談にうつつを抜かしていることそのことが、仕事から逸脱しているということを。

客の私の立場から見ると、なんだかみっともないように見えました。

以前のことですが、もっとみっともなかったというよりも、言語道断な光景を見たこともあります。

それはある地方のスーパーマーケットのオープン時の光景でした。
お客様で賑わっている中、オープンの手伝いに来ていたらしい取引先の社員とその店のバイヤーらしい人が、特価品の米を山積みしたところで、なんだかおかしそうに雑談しているのです。業界の話とか、仕入の話とかではなく、何となく世間話をしているように見受けました。

それさえやってはいけないことですが、さらに私が驚いたのは、そのバイヤーらしい人が、何と山積みされたお米の山に両腕の肘をおき、手首に頭を乗せて喋り出したのです。商品の上に肘をついていたのですよ。
あきれました。

はっきり言ってそんなところで――狭い通路でした――お客様が通り辛そうにしているのにも関わらず、そんなことはてんで気にしていないふうに、雑談に耽っていました。
程度の低いバイヤーで、商いの基本がまるっきりわかっていない人だったのでしょうね。
そんな人でもバイヤーにしなければならないほど、そのスーパーは人手不足だったのでしょうか。
昔ながらの悪い体質を抱えたままの、前時代的な商売をしているのでしょうね、そこは。

売場、いえお買場はお客様のスペースです。
お客様が快適に買物できる雰囲気にしなければなりません。
そんなところで雑談に耽っているというは、どういうことなんでしょうね。
きっと“つい”だったのだと思いますが、その“つい”は、後には“つい”では済まなくなってきますよ。


それでは今日はこれで。


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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“ふれあい何とか”というネーミング

2011-05-25 07:54:14 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

街中のイベント、公共施設、官製のキャンペーン………、すべてに何らかの名前が付けられます。
いわく『◯◯ふれあい広場』『ふれあいの湯』『みんなでふれあう△△キャンペーン』など。
この安易なネーミング、何とかしませんか。
どこの街でやっても同じ名前では、同じ発想しか出てきません。

よその人から見れば、どこでやっているのかわからないんです。
どこでやっているのか分らない、ということは、どこでやっても同じ、ということですね。オリジナリティがないということです。

さすがに、企業関係の販促やキャンペーンでこの「ふれあい」という言葉を使うところは少なくなりましたが、“公”がからんだ催し物や施設などでは、相変わらずこの名前が多用されています。

もうひとつよく使われているのが「夢」ではないでしょうか。

もうずいぶん前になります。
現在東京に大江戸線という名称の地下鉄がありますが、この名前は最初、公募によってつけられることになっていて、その選考課程の中から選考委員が選んだのが、今から思うと、まさに陳腐という言葉がぴったりの、“夢もぐら”でした。サブが東京環状線。

そこに石原知事が異議を唱えました。
「環状にもなっていないのに環状線はおかしい、それに何だその“夢もぐら”と言うのは。」ということでした。
結局すったもんだの末に石原知事が言った、「昔からの江戸の地内を走っているのだから『大江戸線』でいいじゃないか」ということで、『大江戸線』に決定しました。今ではこの名前が本当にぴったり、しっくり馴染んだ路線として親しまれています。

私は、最初選ばれたのが“夢もぐら”だと知ったときは、悪いとは思いますが、思わず失笑してしまいました。
「何で?」という「?」が頭の上でくるくる回っていました。

別に東京で住んでもいないので、直接は関係ないことでしたが、コピーライターという自分の職業がら、何という名前にしたんだろう、とちょっとばかり嘆きました。

私は、公募という形でネーミングを決めるはあまり賛成できません。
みんなに親しまれるものをという考えで、とても平凡な、それこそ“ふれあい”何とかとか、“夢”何とかという言葉に、その地域に関係した言葉がつけられるのが多いからです。

いい加減に、誰でもつけられるような平凡なネーミングや、わけの分からない名前から一歩すすんで、もう少し見識のある名前にしてもらいたいものだと感じています。

ネーミングの公募をイベントとして、新しく出現するものを何とかみんなに知ってもらいたい、という意図からネーミングは公募されますが、それで選ばれたネーミングがいつまでも残るということのリスク(数年もたつと笑いものにさえなるおそれ)を考えると、違った方法での認知方法をもっと練った方が得策ではないでしょうか。

もしそれでも公募を、とお考えの方は、選考するときには、その名前がいつまでも残るのだという見識を持って臨んでもらいたいと思います。
ちょっと強いことをいいましたが、これも少しでも長く残るいい名前にしてもらいたいという思いからです。

それでは今日はこれで。


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取材を受けました

2011-05-24 09:09:19 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

昨日、群馬県の地方紙「上毛新聞」から取材を受けました。

私が最近始めた『お店検診』というコンサルティングのパッケージ商品について、そのユニークさで、ちょっと注目されたようなんです。

1週間後に経済欄に掲載されるということで、楽しみです。

この『お店検診』というコンサルティングパックは、もっと注目されてもいいはずだとは思うんです。
『お店検診』は、小さな個人商店ではなかなか経営コンサルティングを受けるということはできない状況にあります。

これは私がコンサルティングを始めてからわかったことですが、経営コンサルティングというと、高い料金がかかり、コンサルタントからはすごいことを言われそうなので、最初からハードルが高いと自分の方から拒んでいるところが多々見られました。自分から尻ごみしているお店や中小企業が多いんです。

ですから困ったら、まず地元の商工会や商工会議所に相談を持ちかけ、そして経営相談員の方のアドバイスを受け、何とか立て直そうとします。

それでうまくいけばいいんですが、経営相談員の方も忙しく、なかなか最後の最後までフォローすることができないので、もどかしいながらも、その後じり貧になって、やめていく商店なども多いようなんです。

私が現在伺っている太田商工会議所内でも、相談員の方からではなく、私のような相談員のアドバイスを受けながらも、閉店しているお店があります。

実際、先日伺ったら、もう店がなくなっていたというのがありました。
「以前に一度相談員のアドバイスを受けていたところがありますので、藤田さんに変わったので、また行ってみましょう」ということで連れて行ってもらったんですが、すでに店がなかったんですね。
もう少し自分が早く伺っていれば…………という後悔も少しありました。

そういったようないきさつもあったのですが、その前からずっと、どのようにしたら小さな商店でもコンサルを受けることができるのかと考えた結果上記の『お店検診』といういわば簡易的なコンサルティングパックを開発したわけです。

もしこれをお読みの方でこの『お店検診』にご興味がありましたら、下記メールまでお知らせください。
折り返し、説明書(PDFデータ)をお送りします。

とにかく、商店の方、またBtoC企業の方は、一度ご相談ください。

それでは今日はこれで。


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コピーライターになりたいか <11>

2011-05-23 11:47:23 | コピーライターになりたいか
こんにちは。
販促コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。

この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)

それでは第11回目です。

11.常套句は使うな


新聞を読んでいると、そこには必ず、新聞記者が大昔から使ってきた常套句というものが、何ケ所かあります。また、テレビのニュース等を聞いていても、必ず常套句で締めくくられることが多く、それで締めくくられると、今までのニュースが急に色あせてしまい、がっかりすることも多くあります。天気予報や、交通案内等には、とくに多いようです。

しかし、コピーライターなら、そんな常套句は絶対に使ってはいけません。使っていいのは、それをパロディにするときだけです。

ある日の新聞を開いて、ちょっと探してみました。
ある、ある。
いわく、
 「・・・・とニンマリした」
 「市場によく出回っている」
 「事態はようやく沈静化した」
 「何らかのトラブルがあった」
 「・・・の一環」
 「季節の移ろいを楽しんだ」
 「ケースが増えている」
 ・・・・・・・・・・・・・
もっともっとありそうです。

上記のように、特に結びの言葉でよく常套句というものが、新聞界では当たり前のように使われています。
先輩から記事の書き方を習うからでしょうか。それとも、最初、自分らしさの伺える言葉を使って書いたところ、先輩や編集長から赤を入れられたからでしょうか。

いずれにしても、だんだん慣れてくるに従って、慣用句や常套句を使うと、記事が簡単に書けるということに、自分でも気づかないうちに、疑問を抱かず、そのまま使うようになっていくんでしょうね。

しかし、コピーライターは、そんなことでは一流のコピーライターにはなれません。
という前に、
<<コピーライターとしては・・・・失格>>です。

コピーライターは、逆に、一字一句、誰でも使っている言葉を、誰も使っていない、あ、そんな使い方もあったのか、と人から思われるような文句、文章を作るべきなんです。

また、常套句と同じように、流行語もあまり使わないようにしましょう。
使うときは、カッコつきにするとか、パロディにするときのように使うだけにとどめておいた方がいいでしょう。むしろ自分で、新しい流行語を作ってやるんだ、というほどの意気込みで、新しい言葉を作り出す努力をしましょう。


<12>へつづく。

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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太田市の「呑龍市」に行ってきました。

2011-05-23 08:52:45 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

昨日は、太田市内の大門通りで行われた第1回「呑龍市」に行ってきました。

今朝の新聞を見ると、2万人の人出だったということですが、それが大げさではないほど、一時は前に進めないほど混雑したところもありました。

B級グルメ祭りは、割合バラバラにテントを出していたようなので、これは1カ所にまとめて、本部があった駐車場あたりで固まるともっと盛り上がったように思えました。

しかしどのテントの前も人が並んでいて、相当人気があったようです。

先日伺った和菓子屋さんも出店していて、午前中で用意しあったものが売り切れて、先ほど急遽、店から商品を持ってきた、という嬉しいことを言っていました。

まあ上々の滑り出しだったわけですが、途中から雨が降ってきたりして、なんだか水を差された感じですが、第2回、第3回と回を増すごとに尻すぼみにならないように、新しいもの、新しいことをどんどん取り入れながら発展することを祈ります。


しかし気になることがひとつ。

それは、そのイベントに出店していた店は、ほとんど普段は大門通りにないということです。
どこか違うところからの出店です。

みなさん果たして自分の店の本拠地がどこにあるのか、お客様に認知していただけたでしょうか。
それがなければ、今回大門通りという場所に出した意味がないということです。

今日はイベントでここに出ていますが、店はどこどこにありますという告知は、面倒でもやはりやるべきではないかと思います。
お客様に聞かれて答えることはあったでしょうが、果たしてこちらから積極的にお客様に話しかけて、店の存在をアピールできたでしょうか。

他地域でのイベントに出店する場合は、必ず自店を認知してもらえるツール(と言っては大げさですが)として、自分で作ったものでもかまいませんが、店の地図や、できたら扱い商品一覧表やその説明、お客様の声などを掲載したリーフレットを用意したいものです。
それでこそイベントへの出店の意味が出てきます。

イベントだからとお祭りのように考え、そのときだけの浮かれ気分では、出した意味が半減します。いいえ、出す意味がないでしょう。

まあとにかく大勢のお客様が各地から来ていただいて、第1回目としては成功といえるでしょう。
さて次回は?


それでは今日はこれで。


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ミスはとるに足りないときに徹底的に刈り取る

2011-05-22 08:55:18 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


今朝は私たちの班が、近所の公園の清掃日に当たっていました。
朝7時から開始。
いつになく多くの人が出て、それぞれ思い思いに鎌や草かきなどを持ち、小さく芽を出してきている公園内の草を刈りました。

上に伸びようとしている草、横に広がろうとしている草、それぞれ生え始めた時からその姿勢でわかります。
それを根こそぎ刈っていくんですが、よく考えてみると、草だって炭酸同化作用で私たちに酸素を供給してくれているんですね。

だから少しぐらいの高さになるまでは、生やしておいてもいいんじゃないかなあって思いました。
あまりにも高くになり、みっともなくなったらある程度の高さまで刈るとか、そのようにした方が、草だって見た目はほとんどグリーンが多いし、目のためにもいいはずですよね。


節電の時代です。

地に生えた草も、草が何もないただの空き地よりも地表温度を下げてくれます
だからむやみに、まるで一生涯の敵のように刈り取るよりも、芝生ぐらいの高さには保って、生やしておいた方がいいと思うのは、私だけでしょうか。


さてもうひとつ、草を刈りながら思ったことがあります。

会社の経営やお店の運営で、ちょっとしたミスならしょっちゅうありますが、そのミスをそのまま小さな、とるに足りないことだと見過ごしていると、そのときは小さなことであっても、いつかどんどんそれが成長して、気がついたら取りかえせない大きなミスを生んでしまうということがあります。

インリッヒの法則をご存知ですか?
それは、一件の大きな事故・災害の裏には、29件の軽い事故や災害、さらに300件のヒヤリ・ハット(事故には至らなかったもののヒヤリとした、ハッとした事例)があるということを、アメリカの損害保険会社の調査部にいたハーバート・ウイリアム・ハインリッヒが、1929年に発表した論文にあったものです。

従って重大災害の防止のためには、事故や災害の発生が予測されたヒヤリ・ハットの段階で対処していくことが必要だと、後にその論文が災害防止のバイブルと言われるようになったものです。
これは事故や災害防止だけではなく、車内、店内のみんなが起こすちょっとした、見過ごしてもいいような些細なミスでも、放っておくとたいへん重大な取りかえしもできないミスになるということでもあります。
ミスも小さいうちにすぐに気がついて修正しておけば何でもないことです。
充分注意しましょう。

それでは今日はこれで。


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太田呑龍市にいらっしゃい

2011-05-21 08:10:19 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


ええ、福の神、藤田です。なんてね。
(なぜ“福の神”なの?という方は、昨日のブログをお読みください)

いい気分が続いています。

明日(5月22日)は、私が週に1回、商業店舗支援コーディネーターで伺っている太田商工会議所主催の、第1回呑龍市が大門通りで開催される日です。太田市の方や近辺の方はぜひとも参加してください。

太田が推進している太田焼きそばや桐生カレーうどん、前橋のうTON飯高崎パスタ、藤岡キムトマうどんなどのご当地B級グルメも出店します。また東日本大震災後の風評被害に悩む、福島県や茨城県産の野菜も直売されます。さらには私の相談先も数店出店していますので、ぜひとも足を運んでください。



それはそれとして、私はこうした一過性の特別イベントは基本的には反対です。

特設店舗ではなく、この市が行われる地域にある店が、そのときにがんばり、イベントのない時でも普段からお客様に来ていただけるように手助けするのが、イベントの役割だと思っています。

しかしほとんどの店では、自店の特長を出すでもなく、ただイベントだからといって、特別な商品ばかりを出品するきらいがあります。
それではそのイベントの時だけのにぎわいで終わってしまうのです。

それよりも、そのイベントは、自分の店を今まで知らなかった人=未来顧客に、認知してもらう場として、いかにしたら自分の店を理解してもらえるか、どのような商品を投入すればこれから顧客になってもらえるのかという試験場と考え、自店をアピールする方法を考えてほしいんです。
イベントだから、お祭りだからと一過性のにぎやかしに負けない、しっかりしたコンセプトで臨んでほしいんです。

イベントは言ってみれば真剣勝負ですよ。
浮かれていたら駄目です。

冷静でいながら、明日からそのイベントに来たお客様を何人、自分の店に来てもらえるようにするのか、それを考えて、臨みたいものです。


それでは今日はこれで。


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「福の神」かなっ、て言われました

2011-05-20 08:21:11 | 販売促進コンサルタントの日記

▲これは以前、娘がケイタイで撮影した東京タワーです。
今ならスカイツリーが人気ですが、こちらも捨てがたい、昭和を感じさせてくれるモニュメントですね。
そしれにしても、うまいなあ、この写真。(手前味噌?)


こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

昨日は1週間ぶりの、太田商工会議所での店舗支援デーでした。

以前訪問して、少しばかりヒントを話し、セールスレターの書き方などを指導したお店に、昨日は様子を見に行きました。

その店は高級婦人服を扱うブティックで、やはり顧客離れなどもあったので、セールスレターに力を入れ、かつてのお客様にもう一度来店していただけるような店にしませんかと、ちょっとヒントをお渡ししたお店です。

3週間ぶりに伺うと、店主から笑顔で迎えられました。
そして言われました。
「藤田さんに指導されて、お手紙を何通か書こうとしていたら、何ともう5、6年もご無沙汰していたお客様が現れて、やっぱりここがいいわねえなどと言いながら、数十万円もするスーツを買っていただいた」ということなんです。
その後言葉を継いで、「その後も少しずつ売り上げが上がるようになったの。藤田さんが来てからなので、何だか藤田さんが福の神かなあなんて思っていたところなんです」って言われました。

「その他もおかげさまで冬、春の在庫もはけてご覧の通り、すっかり服も入れ替わりました」と言われました。
もしかしたらその「服」という言葉は「」かもわかりませんが、何か店内のファッションが夏に向けてカラフルになっていました。
最初外から眺めた時は、店内も普通に夏向け商品にしなければならない時期なので、そのように変わったのだろうと単純に思ったのですが、そのわけを聞いて、私もとても嬉しくなりました。

『福の神』。いい言葉ですねえ。

私はどの店にとっても『福の神』になりたいと、このときさらに心に強く思い、がんばろうという勇気が、そのお店のオーナーからいただいたように感じました。
私の方からこそお礼が言いたいですね。


それでは今日はこれで。


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