新装!中島賢介研究室

勤務大学における授業内容や雑談に関する説明などを中心に綴ります。よかったらお立ち寄りください。

配慮を示す言葉

2013-04-28 09:33:17 | 授業
 次回の授業では、「配慮を示す言葉」を扱います。
 
 小さな子どもを見ると、思わず「かわいい!」、
 美味しい料理が出されたら、思わず「やばい、これうまい!」
 こうした意外な出来事に遭遇すると、知らない間に言葉が出てきます。
 
 また、「明日までに提出してください」と言われると、
 思わず、「ええーっ、聞いてないよ!」、「なんで?」、「やりたくない!」
 思ったことをなんでもすぐ口にしてしまう人もいます。

 円滑な人間関係を構築する際に、思わず声に出してしまうことで、
 相手によい印象を与えたり、逆の印象を持たれてしまうことがあります。
 逆の印象を持たれてしまった場合には、とても厄介なことになります。
 思わず声に出す前に、一呼吸おいて、ほんの少しだけ考えてみましょう。
 コミュニケーションを円滑にするコツは、こうしたほんの少し考えるところにあります。

 ほんの少しとはどういう意味でしょう。
 それが「配慮」です。自分は誰と話をしているのだろうか。
 こんなことを言って周囲の雰囲気を悪くしないだろうか。
 こんな状況の時、何て言えばいいんだろうか。
 そう考えるだけで、自分の発する言葉が変わってくるからです。

 では、なぜ「ほんの少し」なのでしょうか。
 あまり深く考えてしまうと、言葉が出てこなくなることがあるからです。
 何か言わなきゃ、でもいい言葉が見つからない……。
 焦っているうちに何も話せなくなってしまう。こんな体験ありませんか。
 私は何度もこの焦りを経験したことがあります。

 このほんの少しの「配慮」ができるよう配慮を示す言葉を学びましょう。