3週間目の滞在地は、オーストリアのザルツブルク州にあるザンクト・ミヒャエルです。世界のあちこちに同じ名前の町があるので、わざわざ〈ルンガウの〉と付けます。ここは多くの谷が合流するところで、それぞれの谷に遊べる所がたくさんあります。
ザンクト・ミヒャエル
行程の途中の村で昼食を食べました。
チーズ・ヌードルというのはこの地方の名物。生チーズにペパーミントなど、いろいろなハーブを混ぜ込んで、餃子よりかなり厚めの皮で包んで茹でている料理です。それが溶かしたバターに浮かんでいます。癖のないチーズ味と薬味が混ざって結構旨いのですが、溶かしたバターがいかにも不健康なのでバターを切って食べたのです。
七面鳥入りカレーライスは、辛くはないけれどもしっかりとカレーの味がして美味しい。
このほか、野菜のミックスサラダを食しました。
村の中心部
チーズ・ヌードル ・ 七面鳥入りカレーライス
登山やトレッキングの途中、休憩で立ち寄る山小屋で食べる物の中では、パラチンケとアップル・ストゥルーデルがオーストリアでは人気です。
パラチンケは、つまりオーストリアのクレープです。昔のパラチンケはシンプルで、ジャムか砂糖をくるんで食べたのに、今回食べたのはヴァニラ・アイスクリームを巻いていて、チョコレートソースをかけて生クリームを添え、アーモンドを散らしていました。付加価値をつけて値段を上げているようです。
アップル・ストゥルーデルはアップルパイです。ヴァニラソースに囲まれています。本当は生クリームが付くのですが、それは遠慮しました。
パラチンケ ・ アップル・ストゥルーデル
過去に何度かオーストリアに来た時には気が付きませんでしたが、アップルの代わりにタッフェンが入ったタッフェン・ストゥルーデルという食べ物もあります。タッフェンとは、ドイツのドイツ語ではクヴァルク、日本ではカテージ・チーズ(非熟成チーズ)といいます。これはこれで結構いけますね。
タッフェン・ストゥルーデル
このルンガウ地方は有名ではありませんが、スキー客のためのインフラが整っているし、歩きやすいトレッキングコースが無数にあります。そのわりには観光客が少なくて気分的にのんびり出来るし、何といってもドイツ語が通じるのがいいですね。
ある山頂から ・ U字谷
人造湖とその周辺 ・ 岩山
道しるべ ・ 偽マッターホルン
牛があちこちにいるのは楽しいけれども、その糞もあるので注意しなければなりません。特に弁当を食べるときは、それが視界に入らない、匂いも来ないところを探します。
草原でくつろぐ牛たち
〔2016年8月〕〔2023年4月 加筆・修正〕