加勢牧場の『ガンジー牛乳』が長岡市わしま地区の特産品として扱われるようになったのは、わしま道の駅で6年前から販売している『ガンジーソフト』というソフトクリームのおかげです
『新潟県内で一番売れているソフトクリーム』といわれています
このソフトクリームは業者さんに注文してガンジー牛乳を混ぜて作ったものなんですが、どうしても業者任せの部分があり、使っている材料などにどうしても歯がゆい部分がありました
なので、ジェラートに引き続きソフトクリームも作ることに決めました
ちなみに、ソフトクリームとジェラートの違いなんですが、
ソフトクリーム
① お客様の目の前で作り(機械の中で液体から冷却して固体化させる)、できたてのフワフワな状態でお客様の口の中に入ります。
② 温度帯が -5~-7℃
③ 空気の含有量が50~70%
ジェラート
① すでに作られていおり、お客様の目の前で盛り付けをします。口当たりはなめらかです。
② 温度帯が -9~-13℃
③ 空気の含有量が約30%
このような違いがあるので、ジェラートと材料は同じでも分量を変化させないと、甘過ぎたり口の中にざらつきが残ってしまったりするのでこの微妙な調整が大変なんです
まあ、ジェラートの原液でソフトクリームを作ってもすごく美味しいんですけどね
でも、ソフトクリームはジェラートと違い結構製造工程が大変なんです
どうしても液体の状態で機械の中に入っているんで、『脂肪』と『水』が次第に分離を始めるんですよ。通常であれば『乳化剤』という添加物を大量に入れてこの分離を防ぐのですが、僕はこの『乳化剤』をどうしても使いたくなかったので、こんな機械を使います・・・
ホモゲナイザー
これ1台で高級車が買えます
これは液体に圧力をかける機械で、牛乳に圧力をかけると乳化剤を使わなくても『脂肪』と『水』が分離しなくなります。一般に販売されている牛乳は、すべてこの『ホモゲナイザー』という機械に通され、『脂肪』と『水』が分離しないようになっています。
ただ、部品が多い・・・
準備するので30分
使い終わったあとの分解に30分
洗浄に30分
組み立てに30分
トータル2時間、今日は朝から戦ってました
そして圧力をかけた牛乳を・・・
パステライザーという牛乳を殺菌したり、牛乳とその他の材料(お砂糖など)と混ぜたりする機械にいれて
出来あがりました
まだ試作品ですが、今週の金曜日に『みちる』で売ってみようかと思います
搾りたてのガンジー牛乳を『これ以上は無理』というくらい使って作ったソフトクリーム・・・
もちろん、その他の材料にもすべてこだわり、砂糖は北海道産の『てん採糖』を使用。溶けにくくするためほんの少しだけ添加物(安定剤)を使用してますが、すべて天然由来(豆・海藻類)のものを使っています。
機会があれば、ぜひ食べに来て下さい