加勢牧場の牧場ブログ

新潟県長岡市でガンジー種という牛を飼育し、日々日本一美味しい牛乳を生産しようと頑張っている酪農家のブログです。

6月30日 『我が家の冷蔵庫事情とキャットフード』

2011-06-30 18:27:18 | 個人的なことですが…
僕はお腹が減っていたのです・・・


加勢牧場の・・・


と、いうよりも・・・


加勢家の冷蔵庫には小腹が空いたとき用のお菓子とか、そんな類のものが入っていないのです・・・


(まあ、入っていたとしてもすぐに無くなるのだけれどもね・・・)


そこに、加勢牧場の元ネズミハンターであるこよしちゃんが


「にゃ~


と、僕にご飯をせがんできました・・・





ふと思う・・・・


キャットフードって美味しいのかな?


と・・・


・・・


「おまえはムツゴロウさんか!?」と自分でツッコんでみましたけど、一体どんな味なんだろう?


・・・


・・・


こよしちゃんにエサをあげるのと同時に、一粒つまんで食べてみました


・・・


・・・

銀のスプーンってやつです。


匂いは若干強いですが、味は特にないですね・・・


ただ・・・


お陰で食欲が無くなりました


皆さんも、空腹のときはキャットフードを一粒食べると、空腹がぶっ飛びますよ

6月29日 『「しまった」と思う瞬間』

2011-06-30 17:47:06 | 個人的なことですが…

皆さんは「しまった」と思う瞬間ってありますか??


寝坊をしてしまったときとか、大きなミスをしてしまったときとか・・・


まあ、日常にはそんな「しまった」と思う瞬間は、けっこう多くあると思うのです


PCのデーターを保存しないで消してしまっただの、カップ焼きそばのお湯を切ろうとして中身が全部でてしまっただの・・・


そんな「しまった」と思うことは牧場の生活においても多くあります・・・。


昨日・・・


一頭立てなくなった牛さんがいました。


白黒の牛(ホルスタイン)だったのですが、


父が一言・・・


父 「無理やり立たせっけ、顔を引っ張れっや」


   (無理やり立たせるので、この牛さんの顔につないだロープを引っ張って下さい)


僕 「了解」


ということで、無理やり(力ずくで)立たせることになりました。


・・・


・・・


父 「立て! ほら! ほーら!」 ←掛け声に合わせて牛さんのお尻に「かかと落とし」をくらわせています・・・


僕 「ほら! ほら!」 ←掛け声に合わせて牛さんの顔に縛られたロープを引っ張っています・・・


さすがに観念したのか、牛さんはしぶしぶ立ちあがろうとしました・・・・・・・・・


牛という生き物は、立ちあがろうとするとき前のめりにりなって立とうとします・・・


そこに僕・・・


掛け声とともにロープを引っ張っていたのに、急に牛さんが前にでたので、見事な尻もちをついてしまい・・・


さらに勢い余って牛さんが水を飲む水道管を破壊・・・


それこそ素晴らしい勢いで水が噴き出してきました・・・


いや~ かなり「しまった」と思いましたよ


「水のトラブルクラーシアン♪ 安くて速くて安心ね~♪」


でおなじみのCMの5倍くらいの勢いで噴水していましたからね


まあ、暑かったのでちょうどよい水浴びが出来ました♪







6月28日 『口癖・・・「ひどい」』

2011-06-28 21:22:55 | これからの農業を考えて・・・

だいぶ前の話になるんですが・・・


「専務の口癖は『ひどい』だよね


と、ジェラートショップみちるのtama店長からご指摘を受けたことがあります・・・


そして今日も・・・


「ひどい


を連呼してしまいました


その原因は「湿気」・・・


まず牛舎内・・・


足元が湿気のせいでつるつるして滑る


何回転びそうになったことか


次に工房・・・


冷蔵庫&冷凍庫の扉や側面に結露がビッシリ・・・


工房内はどんなに湿度が高くても80%前後なのに、今日に限って湿度計の針が90%を差していました


・・・


・・・


「ひどい」


・・・


・・・





それはさておき、加勢牧場のヤング牛・・・


「あかり」ちゃんと「ごう」ちゃん


自由に飛び跳ねることができた独房から、ロープに繋がれた牛床に移されました





移動したばかりの時はパニックに陥っていて「べ~」「べ~」鳴いていましたが、


エサの時間になるとおとなしくなります


おっきい牛さんの中に、小さい牛さんがいるとなんだか違和感です

6月27日 『6次産業を初めてもうすぐ1年・・・その感想』

2011-06-27 22:04:05 | これからの農業を考えて・・・

加勢牧場が6次産業をスタートさせて、もうすぐ1年が経とうとしてます


6次産業とは、生産の1次産業、加工の2次産業、販売の3次産業を農家や、一つの企業が行うことを意味し、


1次産業、2次産業、3次産業の1と2と3の数字をかけた「6」から6次産業と呼ぶそうです


ちなみに、僕は毎日「牛の世話(1次産業)」「ジェラートやソフトクリームの加工(2次産業)」、そしてこれは毎日ではないですが「販売(3次産業)」もさせて頂いております。


その他にも様々な職種の方との打ち合わせや、事務作業なんて細かい作業なんかもこなしていて、


自分でも


「こんなに仕事をしていてスゲーな


と自我自賛してしまう反面、あまりに多くの仕事を抱えてしまって、にっちもさっちも行かなくなっている自分がいるのも間違いないのです・・・


むしろ、仕事で首が回らなくなっている自分自身に腹を立てることの方が最近多いですね


「僕がしたかったことはこんなことなの?」


「こんなに余裕のない生活していて、自分は今幸せ?」


なんて自問自答を、一人で工房に閉じこもって作業をしていると、ついつい考えてしまうのです


まあ、最近また「中島みゆき」さんのミュージックを聞き始めたので、そのせいかもしれないですが・・・


・・・


でも「中島みゆき」さんのベストアルバム「大吟醸」というアルバムを聞いているのですけど、


最後は「ファイト!」という曲で締めくくるので、なんとなくテンションがあがるのです・・・


・・・


話がそれてしまいましたが、でもなんだかんだ言いながらこんな無茶苦茶な仕事をやって良かったなと思っています。


仕事の辛さやお金を稼ぐことの大変さ、


いっぱいいっぱいでパニックになっている自分に優しく接してくれる人のありがたさ・・・


精一杯作った、ソフトクリームやジェラートが「美味しい」とお客さんに言われたときの喜びや、


逆に「あんまり美味しくないな」と言われたときの悔しさ・・・


まあ、27歳にもなって人の優しさや厳しさについて気づくなんて、ちょっと遅いというか、正直恥ずかしいというか・・・


「親父とお袋はこんな思いで会社を経営して、僕を育ててくれたんだな・・・」


としみじみ実感してしまうのは、この仕事をさせて頂いたお陰かもしれません。


ただ・・・


さすがに体力自慢の僕ですら、こんな生活してたらさすがに体が壊れる・・・


というより、精神崩壊が先になるかもしれない


この夏が過ぎたら、もう少し自分のペースでゆったりと等身大の仕事をしていこうと思いますね・・・





6月26日 『やっぱり理解できない「女心」 (猫編)」

2011-06-26 23:21:43 | 加勢牧場物語

人間の「女心」というものは、男の僕からするとまったく理解できません


馬の「女心」もまったく理解できませんでした・・・(「6月3日 馬にも女心」)


そして今日は猫・・・





加勢牧場の元ネズミハンターの「こよし」ちゃん♀


御年14歳(くらいかな?)


「にゃ~~(家の中に入れて~)」


と鳴くので、家の中に入れてあげました


その15秒後・・・





「にゃ~~(外に出して~)」


と鳴き始めました


「・・・・なにがしたいんだこの猫は


と思いながら、精一杯の優しさで扉を開けてやりましたよ


・・・


・・・





「伏せ」をして、まったくもって出る気なし・・・


・・・


・・・


この天の邪鬼なババネコめ・・・・


・・・


・・・


人間も馬も猫も「女」という生き物の「心」というものはまったくもって理解が出来ません