おとといから体調の優れなかったお肉ちゃんのお母さん・・・
熱があるようで、食欲がありません
父いわく、「乳房炎だと思うから検査してみて」
とのことだったので、検査です
写真の検査キットは牛乳の中に含まれる細菌の有無を検査をするもので、牛の4本ある乳首からそれぞれ混ざらないように牛乳を搾り、牛乳と薬品を混ぜてブツブツが出ると、その乳首から出た牛乳は細菌に汚染されており、乳房炎になっているということが分かるのです。(分かりにくい説明でもすいません)
検査の結果・・・
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右側の後ろの乳首から出た牛乳が細菌に汚染されていました
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・・・治療をします
乳房炎になったおっぱいから牛乳を搾ろうとすると、牛も痛いので蹴ってくるんですよ・・・
蹴り上げてくる足をうまくかわしたり、思いっきり蹴られたりしながら、乳房炎の乳首から出る牛乳だけ別にの容器に入るよう機械をセットして、乳搾り開始
牛乳が出なくなったら抗生物質を、乳首の穴に入れます
写真がブレブレですいません
この、薬を差し込むのが一苦労なんですよ
猛烈に痛がるんで、何度も何度も何度も蹴られ、約10分くらい蹴られ続けて、ようやく薬を打ち込んでやりましたよ・・・
これでしばらくはこのお肉ちゃんのお母さんが出した牛乳は出荷できなくなりましたが、約10日後にはまた元気になってきます
牛たちは毎日牛乳を出しているため、この乳房炎という病気はいつも隣り合わせの病気で、一度なってしまうと慢性的に発病してしまうので厄介なんですよね・・・
ただ、みなさんに分かって頂きたいのは、僕が何度も何度も何度も蹴られながら搾った牛乳です。
加勢牧場のホルスタイン種から搾った牛乳は『良寛牛乳』として販売されています。新潟県の中越エリアのスーパーさんを中心に販売されていますので、ぜひ機会がありましたら飲んでみてください
お肉ちゃんのお母さん
『熱があるため食欲がありません・・・他の牛たちは一心不乱に食べてるのに・・・』