阿弖流為と母禮の碑を偶然見つけた。 驚きとともに嬉しさがこみ上げてきた。 そうだ、ここには朝廷があったんだ。 阿弖流為は、東北の民「蝦夷(えみし)」の将の名、母禮はその副将の名だ。 阿弖流為は、征夷大将軍坂上田村麻呂の率いる朝廷軍と戦い、同族約500人を伴って降伏した。 田村麻呂は、阿弖流為と母禮を連れて上京し、朝廷に助命を嘆願するが、聞き入れられず、2人は河内国で処刑された。 田村麻呂って実は好いやつかも。 さっきの大日如来といい岩手とつながりがある清水寺だった。