岩殿山
2010.9.18
岩佐さん、名子夫妻、淡路夫妻、待野さん、均
高尾駅で乗り換えた際に 淡路夫妻、待野さんと一緒になった。本日は快晴。車窓を流れる山並みがくっきりと望める。絶好の山歩き日より、といえる。
しかし車中において 山支度の人は、あまり見かけなかった。大月駅に着いたのは 集合時間30分前の08:00ごろだったろうか。駅の様子がいつもと違うなと感じた。なぜか活気があるのだ。そのわけは、長い間閉鎖されていた構内の立ち食いそば屋の復活によるものだった。しっかり朝食はすませてきたが
吸い寄せられてしまった。店員は一人きりだ。一方 客の方はひっきりなしにやってくる。忙しそうなので いつ改装オープンしたのか 尋ね損ねた。
構内から外に出てみると 大月駅前の一角が更地になっていた。さみしい感のある駅前である。とはいえ車は別だ。狭い駅前にバス タクシー 自家用車と
途切れることなく やってきた。

本日は精鋭7名で08:35大月駅を出発。さつき通り商店街の中を行く。狭い道であるが 後ろから次々と車がやってくる。都会では車が、我が物顔の感が強いが ここでは車の方が遠慮がちのようである。その中でも とびぬけて謙虚な車が一台。徳島ナンバーの車であった。遮断機の下りた踏切で 中央本線の
列車の通過を待って これを横断。目指す岩殿山が前方に大きい。高月橋で桂川を跨ぐ。下を覗き見ると 吸い込まれてしまいそうな高さだ。橋の右側に
背たけの高い柵が新たに設けられていた。橋を渡りきって振り返ると 大きな富士が目にとびこみ歓声をあげた08:48。富士に雲がかかっているが うまいぐあいに 頭の部分は遠慮してくれている。登山口には08:53着。

これより整備された石段を登っていく。木造りの門の前で 富士の雄姿を愛でながら
小休止。以前来た時には この門はピカピカだったように記憶しているが 今はかなりくたびれてしまっている。ハチに注意の掲示板を見ながら さらに石段を登り 岩殿山ふれあいの館に着いた09:05。今夏は記録的な猛暑が続いたが ここ数日 急に秋めいてきたように感じる。しかし直射日光のもとでは
まだ盛夏のようだ。ふれあいの館の前にできた日蔭に入り汗をふく。本日は
資料館の見学希望者がいなかったので 入館は省略。この先石段は勾配を増して みるみる高度を稼ぐ。眼下を走る中央線の列車は おもちゃのように見える。上り電車 下り電車がひっきりなしにやってきて 見飽きることのない
ジオラマの世界だ。稚児落し方面の分岐には09:38着。まずは右手に岩殿山
の頂を目指す。分岐から少し進んだ石段の上に 特大のなめくじ発見。これにはびっくり。岩殿山の頂には09:47着。
強い日差しを避けて 頂の一角にある東屋で腰をおろす。ここに一陣の風。
夏の日差しではあるが 実に心地の良い 涼風である。気分爽快。
しかし残念なこともあった。不心得者の落書きが東屋の天井に びっしりと
書かれていたのだった。「静 愛している」 「5年間ずっと好きだった 静へ」
静さんが 天井のあちこちに 登場していた。
岩殿山は634Mである。この高さが スカイツリーと同じである旨の 掲示板が頂におかれていた。岩殿山とスカイツリーに 共通点があるとは思いもしなかった。10:10山頂から出発。行きにお目にかかった 大なめくじを踏まないようにと 目を凝らして進んだが その姿なし。どうやら移動したようだ。

稚児落し方面への分岐に 戻ってきたのは10:16。ここまでは 手入れの行き届いた公園の中の散策といった感じであったが、これより先は 一転して 荒れた感じの山中を進むこととなる。まずは登山道が急降下。道が崩壊して部分的に消失した個所を用心して横断10:23。籔っぽい道が続く。クモの巣も多い。
あまり歩かれないようだ。道はどんどん下りだして石段の急登で稼いだ高度を
一気にはきだす。下りきったところが 筑坂峠10:32。熊に注意の看板がここにあり。背丈ほどもあろうかという 雑草が生い茂り 見通しがあまりきかない。熊さんがいつ現れてもおかしくないような 居心地の悪い峠である。
こういう所は足早に通過するに限る。ここから再び登り道となる。秋の虫の囀りを聞きながら進んで

ロープのある岩場に来た10:38。ここはなんなく通過。
そして 第一カブト岩にかかるクサリ場に着いた10:45。一段目のクサリは
さほど難しくない。二段目のクサリは 手と足の置き場に少々頭を悩まされた
ものの10:55無事通過。岩殿山山頂と稚児落とし方面との分岐から、ここまで
誰とも出会わなかったが 一人やってきた。本日のクサリ場は これにて終了
と思ったが そうではなかった。第二カブト岩の手前にある 細い道までやってきた11:00。左側がスパッと切れ落ちており 思わず逡巡してしまう感のある区間である。設けられた手摺につかまりながら ここを通過する。この先のクサリ場の存在をすっかり忘れていた。なかなか手強いクサリ場であったが 慎重に手足を使って クリアー 11:08。クサリ場を通過して ほっとしながら進むと 道はどんどん下りだした。そして11:25再び登り返す。山中は緑一色であったが 一本の木だけ紅葉していた。ナナカマドだそうだ。青空にこの紅葉が映えた。
天神山の祠前に着いた11:45。ここでランチタイムの予定だったが、最後尾で油断している間に 皆がさっさと進んでいってしまった。
祠前は日蔭がなかったので 皆を呼び戻すことをせず 成行きに任せることにした。進んでいくと向こうに鉄塔が見えてきた。風が通るようで 鉄塔の周囲の草木が揺れている。よしここだと ランチタイムは鉄塔下に決定。平坦な所がなく仕方なく斜面に腰を下ろす。居心地はあまりよくなかったがしかたない。こんな中途半端な所で ランチタイムなんて はじめてだ などと話したが、
時間は中途半端では なかった。ちょうど正午だ。どこからかミュージックも
聞こえてきた。ちょっと時間がおしているので ランチタイムは 短めに切り上げて 12:35鉄塔下を出発。軽めのアップダウンを 何回か繰り返して進んだ先の林の間から大岸壁が見えてきた。ここで本日 やっと二人目と遭遇。 どうやらこのコースは人気薄のようである。大岸壁を左手に見送りながら ここから一旦 右手に下った後

回り込むようにして 登り返して稚児落しに立った。何度来ても ここからの眺めは 肝を抜かされる。でも大丈夫。渓芯会のメンバーは ジジとババ だから稚児落しは無関係である。ここで時間をチェック。浅利14:07発のバスに 余裕で間に合いそうだと 一安心。
13:00下山開始。後はだらだらと下るだけだと 記憶していたが そうではなかった。ロープのある急降下が 何個所か待っており なかなか楽をさせてもらえなかった。やがて せせらぎの音が聞こえてきて 最奥の民家前に出た13:32。人の気配がないな 留守かなと民家を覗きこんだら 椅子に腰かけていた 民家の主と目線があって 少々気まずい思いをした。民家前に 実の大きな栗が育っていたが まだ青かった。

浅利のバス停を目指して 舗装路を進むと 向こうからお目当てのバスがやってきた。バスはここより奥地まで行き
(その名も 西奥山) 折り返してくる。浅利のバス停には13:50着。
バス停前で 各自腰をおろして バスを待つ。定刻の14:07になったが バスはやってこない。不安になり バス停の時刻表を見ると 土、日は 14:07の
バスはないという とんでもないことが判明。いや それは早とちりでした。
ないのは その下段の時間帯のものでした。バスは無事14:10にやってきて
大月駅へと向かう。大月駅で乗った電車から 藤野駅で下車。次は温泉だ。
今回の計画を練る時点では これから向かう やまなみ温泉ではなく 五感の
里 薬師の湯 の利用を考えていた。以前 藤野駅からやまなみ温泉へ向かおうとしたものの バス便の連絡が悪く 困っていたところに 大宮さんが薬師の湯の送迎バスを 偶然発見。これが五感の里 薬師の湯 を利用する端緒となった。それから何回か利用したように思うが 最近は縁がなかった。併設の
美術館も一度は見学してみたかった。五感の里 薬師の湯 送迎バスの時間を調べるべくネットで検索してみたところ この施設は既に閉鎖されてしまっていることが判明。残念。やまなみ温泉に向かう。藤野駅からの連絡時間が短くて少々あわただしかったものの 帰りのバスの時間の関係もあり やまなみ温泉では約2時間 ゆったりと過ごした。17:33のバスでやまなみ温泉をあとにした。次は反省会だ。八王子の日本海庄やには18:45入店。毎回参加の 大宮夫妻が今回は不在とあって 反省会は少々しまらない感じもしたが 楽しく時を過ごして 20:50散会。
次回 渓芯会 山行案内
2010.10.23
二子山
JR逗子駅 改札口 09:00集合
JR逗子駅 09:12
京急バス 逗6
長柄橋 09:22
川久保 09:40
堰堤 10:45
二子山 12:00
ランチ
13:00
京急新逗子駅 15:00
京急
弘明寺駅 15:22
みうら湯 16:00
入浴
17:00
寿司居酒屋太郎丸 17:30
(上大岡駅近く) 反省会
2010.9.18
岩佐さん、名子夫妻、淡路夫妻、待野さん、均
高尾駅で乗り換えた際に 淡路夫妻、待野さんと一緒になった。本日は快晴。車窓を流れる山並みがくっきりと望める。絶好の山歩き日より、といえる。
しかし車中において 山支度の人は、あまり見かけなかった。大月駅に着いたのは 集合時間30分前の08:00ごろだったろうか。駅の様子がいつもと違うなと感じた。なぜか活気があるのだ。そのわけは、長い間閉鎖されていた構内の立ち食いそば屋の復活によるものだった。しっかり朝食はすませてきたが
吸い寄せられてしまった。店員は一人きりだ。一方 客の方はひっきりなしにやってくる。忙しそうなので いつ改装オープンしたのか 尋ね損ねた。
構内から外に出てみると 大月駅前の一角が更地になっていた。さみしい感のある駅前である。とはいえ車は別だ。狭い駅前にバス タクシー 自家用車と
途切れることなく やってきた。

本日は精鋭7名で08:35大月駅を出発。さつき通り商店街の中を行く。狭い道であるが 後ろから次々と車がやってくる。都会では車が、我が物顔の感が強いが ここでは車の方が遠慮がちのようである。その中でも とびぬけて謙虚な車が一台。徳島ナンバーの車であった。遮断機の下りた踏切で 中央本線の
列車の通過を待って これを横断。目指す岩殿山が前方に大きい。高月橋で桂川を跨ぐ。下を覗き見ると 吸い込まれてしまいそうな高さだ。橋の右側に
背たけの高い柵が新たに設けられていた。橋を渡りきって振り返ると 大きな富士が目にとびこみ歓声をあげた08:48。富士に雲がかかっているが うまいぐあいに 頭の部分は遠慮してくれている。登山口には08:53着。


これより整備された石段を登っていく。木造りの門の前で 富士の雄姿を愛でながら
小休止。以前来た時には この門はピカピカだったように記憶しているが 今はかなりくたびれてしまっている。ハチに注意の掲示板を見ながら さらに石段を登り 岩殿山ふれあいの館に着いた09:05。今夏は記録的な猛暑が続いたが ここ数日 急に秋めいてきたように感じる。しかし直射日光のもとでは
まだ盛夏のようだ。ふれあいの館の前にできた日蔭に入り汗をふく。本日は
資料館の見学希望者がいなかったので 入館は省略。この先石段は勾配を増して みるみる高度を稼ぐ。眼下を走る中央線の列車は おもちゃのように見える。上り電車 下り電車がひっきりなしにやってきて 見飽きることのない
ジオラマの世界だ。稚児落し方面の分岐には09:38着。まずは右手に岩殿山
の頂を目指す。分岐から少し進んだ石段の上に 特大のなめくじ発見。これにはびっくり。岩殿山の頂には09:47着。
強い日差しを避けて 頂の一角にある東屋で腰をおろす。ここに一陣の風。
夏の日差しではあるが 実に心地の良い 涼風である。気分爽快。
しかし残念なこともあった。不心得者の落書きが東屋の天井に びっしりと
書かれていたのだった。「静 愛している」 「5年間ずっと好きだった 静へ」
静さんが 天井のあちこちに 登場していた。
岩殿山は634Mである。この高さが スカイツリーと同じである旨の 掲示板が頂におかれていた。岩殿山とスカイツリーに 共通点があるとは思いもしなかった。10:10山頂から出発。行きにお目にかかった 大なめくじを踏まないようにと 目を凝らして進んだが その姿なし。どうやら移動したようだ。


稚児落し方面への分岐に 戻ってきたのは10:16。ここまでは 手入れの行き届いた公園の中の散策といった感じであったが、これより先は 一転して 荒れた感じの山中を進むこととなる。まずは登山道が急降下。道が崩壊して部分的に消失した個所を用心して横断10:23。籔っぽい道が続く。クモの巣も多い。
あまり歩かれないようだ。道はどんどん下りだして石段の急登で稼いだ高度を
一気にはきだす。下りきったところが 筑坂峠10:32。熊に注意の看板がここにあり。背丈ほどもあろうかという 雑草が生い茂り 見通しがあまりきかない。熊さんがいつ現れてもおかしくないような 居心地の悪い峠である。
こういう所は足早に通過するに限る。ここから再び登り道となる。秋の虫の囀りを聞きながら進んで


ロープのある岩場に来た10:38。ここはなんなく通過。
そして 第一カブト岩にかかるクサリ場に着いた10:45。一段目のクサリは
さほど難しくない。二段目のクサリは 手と足の置き場に少々頭を悩まされた
ものの10:55無事通過。岩殿山山頂と稚児落とし方面との分岐から、ここまで
誰とも出会わなかったが 一人やってきた。本日のクサリ場は これにて終了
と思ったが そうではなかった。第二カブト岩の手前にある 細い道までやってきた11:00。左側がスパッと切れ落ちており 思わず逡巡してしまう感のある区間である。設けられた手摺につかまりながら ここを通過する。この先のクサリ場の存在をすっかり忘れていた。なかなか手強いクサリ場であったが 慎重に手足を使って クリアー 11:08。クサリ場を通過して ほっとしながら進むと 道はどんどん下りだした。そして11:25再び登り返す。山中は緑一色であったが 一本の木だけ紅葉していた。ナナカマドだそうだ。青空にこの紅葉が映えた。


天神山の祠前に着いた11:45。ここでランチタイムの予定だったが、最後尾で油断している間に 皆がさっさと進んでいってしまった。
祠前は日蔭がなかったので 皆を呼び戻すことをせず 成行きに任せることにした。進んでいくと向こうに鉄塔が見えてきた。風が通るようで 鉄塔の周囲の草木が揺れている。よしここだと ランチタイムは鉄塔下に決定。平坦な所がなく仕方なく斜面に腰を下ろす。居心地はあまりよくなかったがしかたない。こんな中途半端な所で ランチタイムなんて はじめてだ などと話したが、
時間は中途半端では なかった。ちょうど正午だ。どこからかミュージックも
聞こえてきた。ちょっと時間がおしているので ランチタイムは 短めに切り上げて 12:35鉄塔下を出発。軽めのアップダウンを 何回か繰り返して進んだ先の林の間から大岸壁が見えてきた。ここで本日 やっと二人目と遭遇。 どうやらこのコースは人気薄のようである。大岸壁を左手に見送りながら ここから一旦 右手に下った後


回り込むようにして 登り返して稚児落しに立った。何度来ても ここからの眺めは 肝を抜かされる。でも大丈夫。渓芯会のメンバーは ジジとババ だから稚児落しは無関係である。ここで時間をチェック。浅利14:07発のバスに 余裕で間に合いそうだと 一安心。
13:00下山開始。後はだらだらと下るだけだと 記憶していたが そうではなかった。ロープのある急降下が 何個所か待っており なかなか楽をさせてもらえなかった。やがて せせらぎの音が聞こえてきて 最奥の民家前に出た13:32。人の気配がないな 留守かなと民家を覗きこんだら 椅子に腰かけていた 民家の主と目線があって 少々気まずい思いをした。民家前に 実の大きな栗が育っていたが まだ青かった。

浅利のバス停を目指して 舗装路を進むと 向こうからお目当てのバスがやってきた。バスはここより奥地まで行き
(その名も 西奥山) 折り返してくる。浅利のバス停には13:50着。
バス停前で 各自腰をおろして バスを待つ。定刻の14:07になったが バスはやってこない。不安になり バス停の時刻表を見ると 土、日は 14:07の
バスはないという とんでもないことが判明。いや それは早とちりでした。
ないのは その下段の時間帯のものでした。バスは無事14:10にやってきて
大月駅へと向かう。大月駅で乗った電車から 藤野駅で下車。次は温泉だ。
今回の計画を練る時点では これから向かう やまなみ温泉ではなく 五感の
里 薬師の湯 の利用を考えていた。以前 藤野駅からやまなみ温泉へ向かおうとしたものの バス便の連絡が悪く 困っていたところに 大宮さんが薬師の湯の送迎バスを 偶然発見。これが五感の里 薬師の湯 を利用する端緒となった。それから何回か利用したように思うが 最近は縁がなかった。併設の
美術館も一度は見学してみたかった。五感の里 薬師の湯 送迎バスの時間を調べるべくネットで検索してみたところ この施設は既に閉鎖されてしまっていることが判明。残念。やまなみ温泉に向かう。藤野駅からの連絡時間が短くて少々あわただしかったものの 帰りのバスの時間の関係もあり やまなみ温泉では約2時間 ゆったりと過ごした。17:33のバスでやまなみ温泉をあとにした。次は反省会だ。八王子の日本海庄やには18:45入店。毎回参加の 大宮夫妻が今回は不在とあって 反省会は少々しまらない感じもしたが 楽しく時を過ごして 20:50散会。
次回 渓芯会 山行案内
2010.10.23
二子山
JR逗子駅 改札口 09:00集合
JR逗子駅 09:12
京急バス 逗6
長柄橋 09:22
川久保 09:40
堰堤 10:45
二子山 12:00
ランチ
13:00
京急新逗子駅 15:00
京急
弘明寺駅 15:22
みうら湯 16:00
入浴
17:00
寿司居酒屋太郎丸 17:30
(上大岡駅近く) 反省会