渓芯会山行きハイキング

老若男女の愉しい仲間、山歩きの後の温泉探訪と反省会が楽しい

箱根の山 駒ヶ岳 神山

2012-09-17 | Weblog

箱根 駒ケ岳 神山

2012.9.8.

大宮さん、淡路夫妻、野田さん、石田さん、均

 

集合場所の小田原駅から バスで箱根園に向かう。小田原を出発する時点では余裕のあるバスの車内であったが 箱根湯本駅で登山グループが どっと乗って来て満員となった。箱根園には08:55着。降り立つと 涼しい。空気が違う。

 

これより駒ケ岳ロープウエイで駒ケ岳頂上駅まで行く。前回利用した時は団体割引が適用となり 喜んだが 今回はメンバーがそろわず残念。片道切符を求めるべく 売場へ向かう。「どこまで行きますか」と 切符売り場の女性が詰問調でいきなり訊ねてきた。

 

質問の主旨が分からず 聞き返した。「早雲山駅まで行く」と答える。「道が悪いので 無理はしないでください」とのアドバイスをいただいた。往復切符を求めなさいという 押し売りともいえる。

09:10始発のロープウエイに乗車。所要7分で引き上げてくれた駒ケ岳頂上駅は 気温16度という アナウンスのとおり 寒いとまでは言わないが 涼しかった。バスで一緒だった 20人くらいの登山グループが頂上駅下の広場で 準備体操を始めた。

 

09:30彼らより 一足先に我々は出発。どこかで このグループに追い越されるだろうと 思ったが 彼らとはこの後 再開することは無かった。下から続々とわいてくるガスに 後押しされながら進む。まずは駒ケ岳山頂の 一角に鎮座する箱根神社元宮に挨拶。

その後 ササ原の溝状の道を下っていく。背たけの高いササが たっぷりと水分を含んでいるので すぐにズボンがずぶ濡れとなった。所によっては ササに覆われて 道が全く見えないので おそるおそる足を落とす。

 

 

ササ原が終わると今度は 泥濘の急降下となった。チケット売り場の お姉さんが「道が悪い」と言っていたが うそではなかった。非常に道が悪い。悪路の中にあって 救いはシモツケソウの花だった。

 

花期は終わりに近い感じであったが 登山道わきに咲く 可憐なピンクの花は 心を和ませてくれた。急坂を下りきると 十字路に出た10:05。左は芦ノ湖側へ下る道。右は神山を巻く お中道だ。我々は直進。神山へ向かっての急登が始まった。

 

道は悪いし 樹木はせり出しているので 目線は 下にも上にも注意が必要。登山道わきの アザミにも要注意。駒ケ岳とこれから行く 箱根の最高峰 神山との標高差は約100M。とはいえ 駒ケ岳から延々と下って来たので登り返しがたいへんである。

 

10:33トリカブトを発見。一つ見つかると 次々に目に入って来た。「神 14」の標が置かれた地点で 休憩しているところへ向こうから婦人のグループがやって来た10:45。頂までどのくらいか尋ねる。残念ながら すぐそこだとは 答えてくれなかった。頂は「神 24」と言ったように記憶して歩を進めたのだが 実際はそうではなかった。

あるいは聞き違えたのだろうか。「神 15」「神 16」と順調に 歩を進め次はと見ると 「神 1 」にはびっくり。本来は「神 17」なのだが 「7」が消えていて 「神 1 」に見えたのだった。計画では神山へは11:30ごろの到着を予定していた。しかし この様子では もう少し余分にかかるかなと 思いながら 急登を踏ん張って進むと 急に前方が明るくなった。

 

あっけなく神山の頂に着いた11:08。頂は「神 20」だった。若者4人組が先着。集合写真を彼らに撮ってもらおうか などと話していると むこうから 撮りましょうといってくれたので お願いした。男4人じゃさみしいね と言ったら山ガールに振られた などと言って我々を 笑わせてくれた。

神山の頂は狭いので ここではランチタイムとしなかった。「神 23」の標の置かれた小広い広場まで下って来てランチタイムとした11:30。ここで 石田さんより広島の賀茂鶴酒造の銘酒をいただいた。重い荷物をここまで 運搬してくださり お疲れ様。

ここに吹く風が とても心地よかった。ときおり 硫黄臭が風と共にやってきた。パンをパクついているところへ 美しい山ガール3人がやって来た。彼女たちから冠ヶ岳について聞かれた。もう少し直進した後 左だよと教えてあげた。我々は はなから踏むつもりのない ピークである。

 

しばらくして上の方から「ヤッホー」の声が聞こえてきた。子供の声かと思ったが 今、通り過ぎていった山ガールの声ではないか というのは富美子さんの意見。冠ヶ岳のピークから発したものなのだろうか。

15時過ぎから雨との予報がきになっていた。ランチ後の休憩もそこそこに 12:03 「神 23」地点を出発。樹林の中の急坂を下っていく。大涌谷分岐には12:32着。ここで美人山ガールと再会。「ヤッホー」の主は 富美子さんの意見のとおり彼女たちだったと判明。

我々は 彼女たちよりも一足先に出発。駒ケ岳からの お中道が合わさる地点で小休止。ここで大宮さんより 北海道の銘菓 北の国から をいただいた。追いついてきた 山ガールにも お裾分け。本日が丁度 賞味期限とは なかなかタイムリーで笑ってしまった。

これより先は 雑木林の中のジグザグの下りとなる。延延と続く 同じような風景の中 ひたすら進む下り道歩きは精神的にも 肉体的にもつらいものがあった。木々の間から強羅の街並みが見え隠れすれども なかなか近づかなかった。

 

登山道わきで山仕事をしている人にもう少しだと励まされて 下界を目指す。なんとか下りきって 山中から舗装路に出たのは14:26。箱根登山ケーブルの早雲山駅は近いとは思っていたが 正面だった。

 

まずは駅前に設置された 洗い場で ホースとたわしを利用して 靴とストックの泥を洗い流す。ズボンの裾も泥まみれだが これは致し方なし。早雲山駅14:53発のケーブルカーに乗車。満員の乗客の中で 日本人は我々だけだったのかもしれない。中国人のグループに占拠されているという感じだった。

 

15:03強羅駅に着いた。次は温泉だ。850円払って強羅温泉 吉浜に入る。強羅駅前のにぎわいが うそのように この施設は閑散としていた。ほぼ我々の貸し切り状態だった。湯あがりは 缶ビール。自販機のロング缶は売り切れ。客が少なく 投げやりの感のある 施設だった。エアコンのない施設だったが涼しい自然の風が通り抜けてくれて これは合格。

次は反省会だ。強羅駅16:23発の登山電車に乗る。過去のパターンはこうだった。登山電車は満員で立ちっぱなし。エアコンも無いので窓は開けてあるがスイッチバックで進行方向が変わると とたんに風が入って来なくなり 蒸しぶろ状態となる。温泉で汗を流してさっぱりとしたのも つかの間 再び汗にまみれることとなる。しかし 本日はそうではなかった。

第一は 座れたこと。第二は エアコン付きであったこと。天国だ。動き始めてほっとしているところへ 車掌のアナウンスが始まった。車窓を流れる名所の ガイドだ。始めはうるさいなー、いらないよー、と思った。他にすることも無いので おとなしく話を聞いていたが これが面白い。

宮ノ下駅では停車時間を利用して 登山電車を背景にして 写真を撮ってくれる サービスもあった。車掌の帽子をかぶった大宮さんを 中心に 集合写真を一枚撮ってもらった。大平台駅手前に来てのアナウンスも 面白かった。「邪魔な木や葉っぱが 途切れるところが もう少しするとあります。 あの箱根駅伝の柏原選手が 走った道が見えますのでご覧ください。ここです。邪魔な木や葉っぱがないので よくご覧になれます。」次の話も面白かった。

「スイッチバックで電車は 只今一生懸命に下っております。高低差がたいへんあります。車両の前と後ろでは 3m60cmもの差があります。本日の車内はすいておりますので 車両の前後がよく見通せます。私は後ろの車両から 手を振っているのでご覧下さい。」覗いてみると 手を振っている車掌の姿が 上方に見てとれた。手を振り返す乗客が数人。その数を車掌が勘定して「6人のお客様 ありがとうございます」とのアナウンスに笑いが巻き起こった。

アナウンスが途切れたなと 思っていると 今度はストラップの車内販売が始まった。登山電車の車掌は忙しい。駈けっこもしなければいけない。何箇所かスイッチバックで 車両の進行方向が逆になるので 運転手と車掌がポジションを変える。3両編成とはいえ その都度移動するのはたいへんである。

箱根湯本駅には17:07着。ここで おちあい車掌とは お別れである。登山電車を背景にして 名物車掌を囲んでの 写真撮影に興じる グループもあった。湯本駅から乗り換えた電車は エアコンが効きすぎていてT-シャツに短パン姿の身には堪えた。

小田原駅で下車。反省会場のふじ丸に向かう道すがら 天金の前を通った。渓芯会の黎明期に 何回か利用した店だがどうやら閉店したようだ。ふじ丸に入店したのは17:45。幸い本日は門前払いをくらわなくて済んだ。旨い酒と肴で話が弾んだ。20:30反省会終了。

 

箱根の山 駒ヶ岳 神山登山 その1

 

箱根の山 駒ヶ岳 神山 登山 その2

 

次回  渓芯会 山行案内 

天狗岩 

2012.10.20

JR青梅線 青梅駅 改札口 09:30集合 

青梅駅    09:30

登山口    10:05

馬引沢峠   11:30

赤ぼっこ   12:00

   ランチ       13:00

天狗岩    13:15

馬引沢峠   13:45

釜ノ淵公園  14:40

青梅駅    15:00 

立川駅    15:40 

高砂湯  16:00~17:00

   入浴 042-522-3484 柴崎町2-11-17  

北の家族 立川南口店 17:30~

   反省会 042-521-7850

 

コメント
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