確かに働き者のアリからみれば、キリギリスは信用できない者たちだ。
「国の借入金を増やさなくても、節約すればお金は出てくる。
当選させてくれたら、君たちにたくさんお金をあげよう。」
キリギリスは、3年ほど前に、こう約束して国の議員に当選した。
今は、そのキリギリスが消費税率をあげたいというのだから、
アリが賛成できないのも、もっともだと思う。
しかし、それでも消費税値上げが必要だとするならば、
キリギリスには、はっきりと責任をとってもらったうえで、
なるべく早いうちに実施しなければならないだろう。
当面は実施時期はきめないで、その方法の詳細を固めておいて、
責任のとれる政権ができたときに、タイミングをみて実行するのがよいと思う。
負担が重すぎて悪循環が続き、国全体が破綻する前に。(T・K)